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幸福論3冊目。 幸福を訪ねて3千r……3冊目。 これまでの中では最も分かりやすい一冊でした。 まずはじめに言い得て妙だなと思ったのが次の言葉。「ほしいものをいくつか持っていないことこそ幸福の不可欠な要素である」30ページ 満足を追い求めるくせに、満足に浸りきっていると退屈に囚われてしまうのが、人間の難しいところです。 人生の緩急、静かな生活を楽しむことが大切なのだと説くところでは、趣味・読書な人間として思わずニヤけてしまうたとえが。「最もすぐれた小説は、おしなべて退屈なくだりを含んでいる」69ページ 退屈なくだりがあればすぐれた小説だという逆を言えないところが面白いところなんですがね。 不幸への対処法として、とても共感できたのが次の言葉。「あなたが何かをくよくよ考えこみがちになっているならば、それが何であろうと、つねに最善の策は、それについていつもよりも一段と多く考えてみることだ」86ページ 一度考えると、案外たいした事ないように思えたりするものです。 そして、本書の一番のメッセージ。「幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ」172ページ 世界は素晴らしい上、自分の力でいくらでも素晴らしくできるということですね! ググってみて初めて知ったのですが、ラッセルさんて数理学者で「ラッセルのパラドックス」の人だったんですね! ちょうど「ゲーデル」をテーマに少し読書していたので、思わぬ繋がりが出て驚きモモノキです。 >> 続きを読む
2016/12/11 by あさ・くら
【安藤貞雄】(アンドウサダオ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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