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青木久恵

著者情報
著者名:青木久恵
あおきひさえ
アオキヒサエ

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      そして誰もいなくなった
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
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      • 【忘れていたトリックなのだけれど】
         久々に再読です。
         クリスティの名作で、お読みになられた方も多いかと思います。
         絶海の孤島、兵隊島に招待された8人の男女と、その世話をするために雇われた執事夫婦の合計10人。
         招待したオーエンなる者の姿は見えず、遅れてやって来るというのですが……。

         到着した日のもてなしは申し分のないものでした。
         十分な料理と酒、豪華な邸宅、この招待は悪くないなどと考えていたところ、突然、男の声が響きます。
         それは、この島にいる10人がそれぞれ人を殺したのだと告発する内容でした。
         色めき立つ10人。

         その声は、部屋に仕掛けられていたレコードから流されたものでした。
         レコードをかけたのは執事。
         それは、オーエンからそうするようにとの指示があり、音楽だと思いかけたのだと。
         その告発を聞き、執事の妻は気を失ってしまいます。
         招待された客の中にいた医師がその介抱をしますが、一同は不安でありまた、自らに対する告発に対して根も葉もない言いがかりだと憤ります。
         とは言え、(良心の呵責を感じているかどうかは別にしても)それぞれ思い当たる節はあるのでした。

         さて、この後、一人、一人と殺されていくのです。
         それは、10人のインディアンの童謡とおりに、その歌詞のままに死んでいくのです。
         そして、最初10個置かれていたインディアン人形も、一人殺されるたびに減っていくのでした。
         一体誰が?
         もう、こんな島は出て行こうと皆思うのですが、折り悪しく天候が荒れてしまい、船がやってこなくなりました。
         島に閉じこめられる招待客達。

         オーエンがこの島のどこかに隠れているに違いない。
         島中、屋敷中捜索されるのですが、どこにもオーエンの姿は見えません。
         招待客の一人の元判事は、「こうなると、理論的にはこの10人の中にオーエンがいるということになるな。」と断じます。
         確かに、理論的にはその可能性しかあり得ません。

         結果的に、タイトル通り、10人の招待客は全員死んでしまうのですね。
         後日、その死体が発見されたわけですが、警察の捜索にもかかわらず、島には10人の死体の他には誰もいませんでした。
         また、招待客が島に渡った以後、島への出入りは一切無かったということです。
         一体誰がどうやって?

         大変エキセントリックな謎をしかけた古典の名作です。
         久々に読みましたが、今でも十分楽しめる作品だと思います。
        >> 続きを読む

        2019/04/18 by ef177

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