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林容吉

著者情報
著者名:林容吉
はやしようきち
ハヤシヨウキチ
生年~没年:1912~1969

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このランキングは1日1回更新されます。
      風にのってきたメアリー・ポピンズ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • イギリスの有名な児童文学、おしゃまで不思議なツンデレ(ツン成分90%)家庭教師、メアリー・ポピンズ姐さんシリーズの一作目。

        風の強い日にインコの頭の形の持ち手の傘にぶら下がってバンクス家にメアリー・ポピンズがやってくる所から始まり、バンクス家の子供たちを魅了し、日々起こる些細なイベントを想像力で魅力的かつ愉快なものとし、最後は風向きが変わったからと言ってやはり傘にぶら下がって去って行きます。

        外出日の街角の絵描きの絵に引き込まれてく話や笑いガスの悲しい事を考えるまで空中に浮かび続けて、床に下りてこれない話が結構好きですね。子供心の好奇心や想像する力、何でも知ろうとする習性や思いやりといったものを上手く表現していて、これは子供の頃に読んだら引き込まれただろうなぁと思います。特にメアリー・ポピンズの想像力の表現と利用の仕方と子供の制御の仕方が秀逸です。

        想像力と言えば、今劇場で公開している「風立ちぬ」でもやはり設計者の並々ならぬ想像力を表現していますね。設計には、やはり、想像力が必要なのではないでしょうか。多少子供っぽい?むしろそのぐらいが物を考えるのにちょうどいい。最近、そう思います。

        さて、この作品、実はディズニーで実写映画化されていまして、こちらもその昔観た思えがあります。

        ところで、この本の表現で今でも時々使う表現が一つありまして・・・。人間生きていると朝からなんかうまくいかない、機嫌が悪い日なんてのが時々はありますよね。そういう時は、「今朝はベッドの悪い方の側から起きたんですよ。」と言い訳することがあります。職場の複合機の調子が悪い時にも同じ事言いますけど・・・。

        本作は挿絵も含めてイギリスの正統派児童文学です。とても秀逸な出来だと思います。

        小学校低学年ぐらいのお子さんをお持ちの方にお勧めです。
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        2013/07/21 by Shimada

      • コメント 6件
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      公園のメアリー・ポピンズ
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • メアリーポピンズをはじめとするバンクス家とその仲間たちの不思議なお話。

        私はこの本がお気に入りで、とても魅力的に思う。
        この本を読んでいると、心の奥まで沁みる何かを感じる…
        ―人間の本質なのか―世界の本質なのか―具体的に言葉にすることがなかなかできない…そういった目に見えない大切な何かがこのおとぎ話の中に入っていると感じる。

        もともと冒険ものやファンタジーものが好きだが、この本は単なる冒険ものやファンタジーに収まっていない。もっと深くて目に見えない根本的なものを―ぼんやりしていながらも確かにそういうのがあるのを感じる。
        それは何回も読んでいけばわかるだろうか。

        メアリーポピンズは私の大好きな本だから、きっとまた何度も読み返すだろう。
        >> 続きを読む

        2015/03/02 by Nanna

      • コメント 1件
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      床下の小人たち
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 映画「借り暮らしのアリエッティ」を観て、原作『The Borrowers』を原書で読んでみました。
        映画で感じた疑問点を確認したかったのですが、納得。
        当ログでは原書が選べなかったので日本語版のところにレビューしてしまいましたが、
        原書と和書のイメージに違いがある可能性があります。
        ご容赦ください。<(_ _)>


        小説の中で「the Boy」は幼く純粋で、乱暴です。
        人間の少年と小人の少女の交流はほのかな恋愛を含んだものではありません。

        少年はインド生まれの「バイリンガルなので」本を読むのは苦手。
        「バイリンガルってそういうもんだ」などと開き直り、
        アリエッティが本を読めると知ると、読み聞かせをおねだりする始末。
        年齢は近いものの小人の少女のほうがお姉さん的役割です。

        また、アリエッティに対し、仲間はもう死んでいるよ。君は最も若いBorrowersだよ。
        なんて言っちゃったりして、彼女の怒りをかっています。

        少年が唐突に口にしたように思えた、思いやりの無いセリフはなるほど、
        原作を踏襲したものでした。


        1953年の出版ですが、物語の時代はさらに古く、
        第2次世界大戦が色濃く反映されており、決して牧歌的なお話ではありません。
        いかにも「イギリス的」な皮肉な表現もみられます。

        印象に残ったのは、Borrowers(小人たち)が「immigrate」する時に、
        カラスやさまざまな外敵が危険じゃないか、と心配する少年に
        「少なくともBorrowersには戦争は無いわ」と応える少女。

        動物が食べるために狩をするのは決まった時だけである。
        人間同士、殺しあう理不尽な世界を思ってご覧。ということです。


        深いものを含む話だからこそ、小人の世界のワクワク感は貴重で大切なテイストです。

        アリエッティが初めて"borrowing" をするために外に出る時の高揚感。
        春の光や風を感じて幸せを体いっぱいで受け止めるその姿は愛らしく新鮮です。
        自然の美しさが、素晴らしいリズムをもって描かれています。

        the Boy と会話してしまったのも、勇気ということではなく、
        床下の暗くぼんやりとした世界で、たった一人きりで育った子供の
        「開放された喜び」を考えると、共感できます。
        ここにも、戦争を経た人々の解放感に重なるものがあります。


        家政婦のMrs.DRIVERの存在は、物語の緊張を高めています。
        子供の童話になぜここまで「悪的」な存在が?と不思議な気がするほどですが、
        とにかく世界を破壊する役目をになう重要人物です。

        映画のハルさんのような愛嬌はどこにもありません。
        小人は人間の大人にとっては、生活の害になる
        ネズミやゴキブリと同等の存在でしか無いのです。

        コロポックルのような小人と共生したがるのはどうやら日本人だけ?


        作品はシリーズ物で、全部で5タイトルあるそうです。

        続きがあるので、まあ、納得ですが。
        1話のみで読むのをやめた場合、話のオチにかなりガッカリします。ご注意ください。
        >> 続きを読む

        2012/04/26 by 月うさぎ

      • コメント 2件
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