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井伏鱒二

著者情報
著者名:井伏鱒二
いぶせますじ
イブセマスジ
生年~没年:1898~1993

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      猫
      3.5
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      • 猫か犬かと言われたら、断然猫派です。
        本書は、日本人11人の、猫にまつわる文章を集めたアンソロジーです。
        もともと1955年に出版されたものの新装版なので、書き手もそれくらいの人たちです。古いところで寺田寅彦が入っていたのがとても嬉しい。彼の文章、好きなので。ちなみに内田百閒は、いません。谷崎はいます。

        どれも味わい深くてよい文章でしたが、大佛次郎の『隅の隠居』と坂西志保の『猫に仕えるの記』『猫族の紳士淑女』、寺田寅彦の『猫』『子猫』が特に好きです。私はずっとマンション育ちで動物を飼った経験はないのですが、ずっと一緒に住んでいると普通にペットを擬人化してみなすようになるそうですね。わかる気はする。

        クラフト・エヴィング商會の装丁になった点が新装版なのですが、表紙の黒猫がまたかわいい。猫では黒猫が一番好きです。
        ちなみにこれ、対になっている犬版もあるので、そっちも読むつもりです。
        >> 続きを読む

        2016/12/25 by ワルツ

      • コメント 2件
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      黒い雨
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 戦争を知らない世代へ、このような小説こそが受け継がれていくべきなのではないでしょうか。

        原爆が投下された当時の状況はまさに地獄絵図で、死人や全身火傷で苦しんでいる人々であふれ返って、家々も傾き、炎が所々であがっていて…
        安全なところに避難しても重症被爆者の見るに堪えない病状や度重なる死。

        突然の原爆投下によって死に直面させられた人々の苦しみや、崩壊した街の状態がリアルに描写されています。
        食糧難や、家族や自身の発病、次の空襲がいつくるかわからない恐怖に怯えながらも強く生きていこうとする人間の心の強さを感じることができました。
        文章は力強く、難しい表現もなかったのでとても読みやすかったです。
        悲惨な状況下でも家族や仲間を思いやったり、とても人間味がある作品でした。

        子供の頃「戦争はいけないことだ」とやみくもに教育されましたが、戦争の中でどのように人が生きたのかという事実を知ることが「なぜ戦争はいけないことなのか」ということを考えるきっかけになると思います。
        この小説はそれを深く考えさせてくれます。

        併せて小説の中に出てくる「白骨の御文章」を調べて読みましたが、小説を読んだ後だと切なさのような悲しみがグッとこみあげてきて鳥肌が立ちました。
        >> 続きを読む

        2015/05/07 by mokoko

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