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一海知義

著者情報
著者名:一海知義
いっかいともよし
イッカイトモヨシ
生年~没年:1929~

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      漢詩入門
      カテゴリー:漢詩文、日本漢文学
      4.0
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      •  絶句をなぜ絶句というのか?律詩は?平仄とか?韻を踏むというが、なぜ偶数句末に押韻するのか?これらの問いは頭の片隅にあるものの、中高の国語教育ではまともに教えてはいないと思う。原因は二つあって、一つは受験に無関係だということ、もう一つは教師がちゃんと説明できないということ。
         私は漢文が好きだが、教えるときにはいつも自分の能力の不足に悩まされる。また、夏目漱石や森鴎外の作品を扱い、その小説世界だけでなく、伝記なども扱いながら、彼らの漢詩や漢文、俳句さえも授業中に紹介したり、小説の解釈に活かせていないことを恥じている。いつの日かそういう授業も展開したいと思っている。
         本書は実際の漢詩を使いながら漢詩発展の歴史、鑑賞の仕方などを初学者にわかりやすく提示している。ジュニア新書だからといって甘く見てはいけない。高校の授業で扱う以上のことが書かれている。
         私が個人的にため息をついた箇所。「私が学生の頃、週に一度『詩文作法』という時間がありました。毎週漢詩や漢文を作ってきて、先生に直してもらうのです。はじめから一首の漢詩を完成させるのは無理なので、まず一句だけ作ってゆきます。」
         筆者の一海知義先生は1929年生まれである。時代のせいにはしたくないが、できれば私も漢詩・漢文を学校で教えてもらいたかった。しかし治安維持法で逮捕された河上肇は獄中で漢詩集の全集を読破し、出獄後、60歳から漢詩を作り、中国でも高く評価されているとか。勇気づけられる話である。
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        2014/11/13 by nekotaka

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