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伊藤典夫

著者情報
著者名:伊藤典夫
いとうのりお
イトウノリオ
生年~没年:1942~

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このランキングは1日1回更新されます。
      愛はさだめ、さだめは死
      2.5
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      •  短編集なのでいくつか気になったものの感想を。

         乙女に映しておぼろげに
         未来から女の子との軽妙な会話を描いた短い作品。未来人の感覚と言葉にちょくちょくついていけなくなくて、振り回される主人公とシンクロしてしまいます。年代の違う人と会話すると、実際こういう感覚と言葉のズレがありますね。笑

         男たちの知らない女
         作品を読むことでフェミニズムの本質を感覚的に理解できる作品。男女で感想が別れそうで興味深いです。
         こういう作品にとっては覆面作家であることが非常に利点なのではないでしょうか。本作では作者の詳細がなぜか冒頭で紹介されていまして、読者にとっては全く覆面ではなくなってしまうのですが……。
         覆面作家といえば、私の中ではグレッグ・イーガンや舞城王太郎が思い浮かびます。なかなか一癖ありますね。

         断層
         特に古い作品ですが、個人的には好きです。
        時代の流れから切り離されることが罰である、というのは面白い発想ながら真実をついているように思います。

         全体的に70年頃の時代背景を理解していることが望まれます。小説というのは少なからずそういう部分がありますし、SFの元々を突き詰めれば、時代背景は大切です。好きな音楽の関係で古い時代のことを調べたことを思い出しました。本から時代に興味を持つのもありかもしれませんね。

         ティプトリーの作品では異星人が一つの重要な位置を占めます。
         異星人は自分と全く違う価値観を持っている可能性がある存在です。それを理解できることも、理解できたと思えて実は全く分かっていないこともありえます。

         未来人や男から見た女、社会から切り離された人も、あるいは異星人と言えるかもしれません。そして、作品の背景にある社会の諸々さえも。

         異星人に出会った時、それを分かりたいと思う気持ちは大切ですが、自分の価値観で理解しようとした時点で、それは理解でなく解釈に過ぎなくなってしまうのではないでしょうか。

         理解できない存在をそのまま受け入れる。それは身近な他人に関しても時に大切だと思います。

         はじめの2編、すべての種類のイエスと楽園の乳がイマイチよくわからなくて挫折しかけてしまい、危ないところでした。でも2編とも異星人の出てくるお話なので、地球人の私には謎な部分もあるさ、と思っています。
         え?それを書いた作者?きっと人類を超越した存在なんですよ。
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        2015/03/11 by あさ・くら

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      2001年宇宙の旅 決定版
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
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      • 何年か前、スタンリー・キューブリック監督の映画(DVD)を見たんですが、話がイマイチよく分からなかったのです。音楽と映像が美しかった、HALが反乱を起こしたくらいは覚えてるんですが。

        なので、原作を読んでみました。

        この全宇宙の時空を超えたとてつもないスケール!!
        物質を超えたまさに”解脱”の世界?

        地球なんてほんのちっぽけな存在で、人類もさらにちっぽけで進化してなくて・・・・

        戦争だ、テロだ、競争だ、経済が、地位が、権力が・・・と汲々と、いがみ合ってて、ほんとバカバカしくなる。

        人類・・・ はだかのおうさま・・・

        モノリスは、実は***だった。
        人類は進化したなんて幻想で、実は見えない宇宙の物質を超えたものによって、ちょちょいとコントロールされていて・・・

        何百万年だろうが、何億年だろうが、物質も時空も超えたものにとっては大したことではない。というか、いい加減進化したらどうなの、人類。

        人工知能を持ち人間に限りなく近くなったコンピュータは、人間のように”存在欲”をもってしまうと、また人間と同じように理性的でいられなくなってしまうわけね。文明というものは結局・・・。

        解脱と輪廻、仏教の宇宙観と合わさるところがあります。
        解脱したってこと?解脱までいってないか。じゃ輪廻したの?

        宇宙船の中や宇宙の様子は映画を観るのがいいかもしれない(想像を超える)。でも原作も読んだ方がいいと思います。HALの反乱だけの話じゃなかった。それでも、やっぱりまだ十分理解しきれてないと思います。
        (ワタシの理解力不足のせいで星4つ^^;)
        >> 続きを読む

        2016/03/29 by バカボン

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      二人がここにいる不思議
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 「人生はマジック・ショウ」おたがいの肩にもたれて眠りこけるのがいやなら…。
        いつも最後に神秘のかけらを残しておいて。

        ブラッドベリのペーソスあふれる短篇集。全23篇。
        彼の短篇集は数々あれど、この作品集ほど多様なラインナップは珍しいかも。
        この本を読んで彼をSF作家だと呼ぶ人はおそらくいないでしょう。
        ブラッドベリ自身、自分は作家であってSF作家ではないと語っていたともいいます。

        いつものブラッドベリがここにいる。
        と思いきや、こんなこと書いちゃうんですか?という作品まで。
        「ジュニア」って要するに男性ならピンとくる下ネタの話ですし。
        「ご領主に乾杯、別れに乾杯!」もちょっとね。( ̄w ̄) ぷっ
        ノスタルジーありホラーありファンタジーあり小話ありアイルランド・シリーズあり。
        シェイクスピア、ウェルズ、オーウェル、ディケンズへのトリビュートあり。
        そしてSFもちょっとだけ。

        原題は「ザ・トインビー・コンベクター」なんですが、邦題でこれでは売れないと思ったのでしょう(売れないでしょう!)
        一番ロマンティックな「二人がここにいる不思議」というタイトルになりました。
        でも恋愛や夢のあるお話しでは全くありません。
        そこで「生涯に一度の夜」(One Night in Your Life)を表紙と帯に採用していますね。
        帯の紹介文もこの作品をテーマにしています。全編で最も上品でファンタジックな一篇です。
        (出版社の苦心が見えますね)

        私は「トインビー・コンベクター」が一番好きです。
        ブラッドベリのメッセージが強烈に感じられ、哀愁とペーソスが漂い、そして堂々としたSFだから。

        (目次)
        1 生涯に一度の夜 "One Night in Your Life"
           春の夜、月明かりの下、二人は一夜を丘の上で過ごすのさ。手を取り合って。
        2 トインビー・コンベクター "The Toynbee Convector"
           タイムマシーンに乗って100年後の世界を見てきたただひとりの男がもたらした「夢のような」現代が実現した。
           そして長い間の沈黙を破る日、100年前彼が過去から出現した「その日」が来た。
        3 トラップドア "Trapdoor"
           屋根裏へのトラップドアに気づいた日から、屋根裏が存在し始める。
           典型的なホラー。こういうのが実は一番怖い。
        4 オリエント急行、北へ "On the Orient, North"
           幻想小説。幽霊や伝説の生き物たちが生き延びる地は、世界中でイギリスにしかない?
        5 十月の西 "West of October"
           セシィとその「ファミリー」の物語。たま~に書かれるシリーズ物です。
           特殊な能力と不可思議な生活と結束をもつこの一族はいったい…?
        6 最後のサーカス "The Last Circus"
           移動サーカスの不思議さは少年の日の最高の思い出。出現も立ち去ったあとも。
        7 ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動 "The Laurel and Hardy Love Affair"
           小粋で哀しい恋愛物語。ショートフィルムを見るような。
        8 二人がここにいる不思議 "I Suppose You Are Wondering Why We Are Here?"
           男がレストランに招いたのは久しぶりに会う両親だったが…。男の真意が見えにくく難解な作品。
        9 さよなら、ラファイエット "Lafayette, Farewell"
           戦争ってのは死ぬことじゃなくて、思い出すことだ。
           晩年になって人殺しの罪による幻に苛まれるかつての英雄の飛行機乗り。
        10 バンシー "Banshee"
           ホラー。アイルランドの荒野に吹き渡る風。家の外では真夜中の泣きすさぶような声。
           高名な映画監督と駆け出しの作家の虚実の交錯する会話と共に緊張感がいっそう強まる。
        11 プロミセズ、プロミセズ "Promises, Promises"
           情婦と愛人の別れを描いたドラマの一幕。切ない映画のような。
           ブラッドベリだと思うと読んでてちょっと怖かったけど。
        12 恋心 "The Love Affair"
           火星を舞台にした一見SF。むしろファンタジー?結末は悲劇?いえホラーかもしれない。
        13 ご領主に乾杯、別れに乾杯!
          "One for His Lordship, and One for the Road!"
           昔話のような小話のような、品が無いけど粋な作品。
           この話はワインですが、実際に某国の某金持ちで、ゴッホの絵画を自分が死んだら一緒に焼いてほしいと言ったバカがいましたねえ。
        14 ときは六月、ある真夜中 "At Midnight, in the Month of June"
           ホラー。ある猟奇殺人者の意外な行動は何を意味するのか。
           かくれんぼをモチーフに描き幻想的に仕上げた恐怖。
        15 ゆるしの夜 "Bless Me Father, for I Have Sinned"
           雪の舞うクリスマスの深夜に、告解のために教会に現れた老人の「罪」の告白を聞くうちに神父は…。
           読後穏やかでしんみりした感動につつまれます。
        16 号令に合わせて "By the Numbers!"
           過去から蘇るプールサイドの痛々しい記憶。気になる父と少年のその後は?
        17 かすかな刺 "A Touch of Petulance" 
           未来の自分が警告に現れた。恐ろしい未来を防ぐために。
           新婚で愛に溢れた彼がやがて妻殺しをするなんてありえない!
        18 気長な分割 "Long Division"
           離婚する夫婦の財産分割はコレクションした書籍の分配をそどうするか。そこで気づいたお互いの個性と二人の関係。
           良質の映画のような、と思わせといて落ちがあるとは。
        19 コンスタンスとご一緒に "Come, and Bring Constance!"
           アガサ・クリスティの「パーカー・パイン」風。
          ですが種明かしは無し。ミステリアス。
        20 ジュニア "Junior"  究極の下ネタが哀愁を感じさせ笑わせてくれる。なんともまあ。ビル・ナイが脳裏に浮かんできて仕方なかった(^^)
        21 墓石 "The Tombstone" 
           小話風のホラー。恐怖の妄想は本物の恐怖を呼び寄せる…かも。
        22 階段をのぼって "The Thing at the Top of the Stairs"
           ホラー。故郷の街を訪れた男は心の奥にわだかまる少年の日の「恐怖」を克服するためにかつての自宅へ向かう。
        23 ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ
         "Colonel Stonesteel’s Genuine Home-Made Truly Egyptian Mummy"
          ブラッドベリの作家としての存在理由です。

        え?え?ラストはこれ?という終わり方が多いです。
        ブラッドベリ・ファンにはいい一冊だと思います。
        初めて読む方にはどうでしょう?もうちょっと色がわかりやすい作品のほうがよろしいかも。
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        2014/10/15 by 月うさぎ

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      シェイヨルという名の星 人類補完機構
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 猫好きな作者が贈る、SFで猫を文字通り擬人化したのに、猫耳がないという斬新な、人類補完機構シリーズの短編集。
        ノーストトリアでも触れられている「人類の再発見」に至るための物語が主で、ノーストトリアで名前だけしかでなかった人物についても描かれていたりする。
        逆に、こちらから読むと、これらの物語がどのように実を結んだのかが、ノーストトリアで読めることに。

        よく読めば、意外と哲学的な問いのようなものもあり、人類補完機構が人類を幸せにした世界での、人類の衰退に対して、現代の私たちの文化を語るときに、気が狂った人種を見るが如く語られるのが面白い。
        車一つとっても年間5万人は死ぬのに、それが戦争ではないなんてっ!

        人類補完機構シリーズは、西暦の1900年から16000年まで、かなり長い歴史を描いている作品のため、歴史を追うという意味での特有の面白みがあるものの、やっぱり初めて読む分には「鼠と竜のゲーム」「ノーストトリア」がおすすめ。
        未完のシリーズのため、ここまで全部読んでしまうと、最後の「落日の補完機構」が読めないことがとても悔やまれます。
        >> 続きを読む

        2015/07/03 by ミコト・T

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      ジョナサンと宇宙クジラ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 『さようなら、ジョナサン。
        あなたの昼が日ざしにあふれ、あなたの夜が愛に満ちたものでありますように』
        優しい吐息。それがヤングの小説の一つのカラーです。
        「たんぽぽ娘」のロバート・F・ヤングの短篇集を「2001年宇宙の旅」「猫のゆりかご」の翻訳者、伊藤典夫が翻訳する。ハズレっこないでしょう!
        大甘SFと言われているヤングですが日本人には受けがいい作家だと思います。ロマンチックで抒情的でわかりやすい。難しい物理用語や天文学や目をそむけたくなるような外見の宇宙人や複雑な異文化という描写はゼロ!むしろ恋愛小説のようによめる作品のほうが多いくらいです。
        しかし、伊藤氏はヤングの本質はSFであると言い、私もそう思います。
        ブラッドベリやF・ブラウンはSF以外の作品も多く、むしろSF作家とくくられるのを嫌っているくらいです。しかしヤングはSF以外の一般小説を描こうとはしません。
        どんな物語もSFやファンタジーに仕立ててみせるという挑戦をしているかのように。

        「九月は三十日あった」 Thirty Days Had September (1957)
          未来世界では教育はテレビ教師による画一的なものになり、大企業が無償で提供するシステムになっていた。
          アンドロイド教師を古道具屋で見かけた男は「彼女」を家に連れ帰るが…。

         なんか虚しい。誰も完全に幸せになれないし、みんな傷ついていて、ちょっとずつ妥協して いる。何も解決していないし、成長も無い。
          それと古典を読まないと人はバカになるってことですね。

        「魔法の窓」 Magic Window (1958)
          画廊に置かれた一枚の絵。描いた少女が声をかけてきた。エイプリルという名の不思議な少女に心を惹かれるが…。

        ファンタジーです。夢を見ることを忘れた現代人の虚しさを戒めるお話。

        「ジョナサンと宇宙クジラ」 Jonathan and the Space Whale (1962)
          宇宙船の砲手であったジョナサンは一発必中の重要任務を与えられた。
          伝説の宇宙クジラを撃破するのだ。

         聖書のヨナとギリシャ神話のアンドロメダをモチーフに、独創的なキャラクターと宇宙観を見事に描いた、美しく叙情的なSFです。
         SFを読む醍醐味はこういう佳作に出会うことです♪

        「サンタ条項」 Santa Clause (1959)
          男が悪魔に願ったのは、自分だけのサンタクロースが実在し、欲しい物を何でもくれる事。

        ギャグかと思えば、心理学的な側面もあるダークなオチ。しかしこういうショートショートを書かせたらやはり星新一の方が上だよなぁとどうしても思ってしまいます。

        「ピネロピへの贈り物」 A Pattern for Penelope (1954)
          雪のふぶくある日。猫のピネロピを飼う貧しい女性の前に現れた不思議な少年。
         
        せっかくの贈り物ならもっと夢のある大胆なものをあげて欲しかったです〜。私は欲張りですか?

        「雪つぶて」 The Other Kids (1956)
          いなか町に着陸した小さな空飛ぶ円盤。軍隊は攻撃を決定するが命令を受けた中尉は心に引っ掛かりを感じる。

        唯一難解。小さなものへの無理解と理不尽な暴力を描いた作品ですが。この結末は意味不明なんです。単なるフラッシュバックなのか、隠れた意味があるのか…。

        「リトル・ドッグ・ゴーン」 Little Dog Gone (1964)
          アル中で落ちぶれた名優ニック。
          自暴自棄の彼の前に現れたのは、彼のファンで女優の端くれの女性モイラと小さな宇宙生物。
          ドッゴーンと呼ばれる小型犬のようなその星の動物は賢く、テレポーテーション能力を持っていた。

        感動です。とにかくドッゴーンが愛らしいのです。動物を使った映画はハズさない。小説も同じですね。  
          1965年のヒューゴー賞短編小説部門ノミネート作品。

        「空飛ぶフライパン」 Flying Pan (1956)
          ハロウィーンの夜。暮らしに疲れたマリアンの部屋の窓にフライパンそっくりな空飛ぶ円盤が…。

         SFと見せかけた現代のおとぎ話。日本人にはすっとわからないかも。ブラウニーはご存知?

        「ジャングル・ドクター」 Jungle Doctor (1955)
          高度文明を持つ宇宙世界から、手違いで地球に迷い込んだ精神科医の女性。瀕死の彼女を助けたリンゼイは心を病んだアル中男だった。

         ヤングお得意のロマンス。女シュバイツァーSF版。 

        「いかなる海の洞(ほこら)に」
        In What Cavern of the Deep (1964)
          デイヴィッドが夏の終わりに恋に落ちた女の名はヘレン。
          クリスマス・イヴに結婚し二人の幸せを阻むものはなにもないかに思えたが、ある日ヘレンが背が伸びて服が合わなくなったと不安を打ち明けた時から異変が明らかに…。

         神話仕立ての極めつけの恋愛小説。でも、こういう恋の物語は悲劇の方が似合うと思う。

          語れ、星よ、光の翼もて
          炎の天路翔ける星よ
          いかなる夜の洞に
          汝今その翼を休めんや
          

        珠玉の短篇作品集と言っていいと思います。
        ただ一つ不平を言わせて貰えるなら、ヤングの作品のヒロインは、ほとんどが「金髪碧眼」なんですよ。生まれた時の髪の色で美醜が決まるなんて…。日本で良かった。

        もしもあなたがブラッドベリのノスタルジックな小説や、ハインラインの「夏への扉」がお好きなら、ヤングは絶対にお勧めです。
        >> 続きを読む

        2016/02/06 by 月うさぎ

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      2010年宇宙の旅
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
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      • SF黄金期の作品で、2001年宇宙の旅の謎が分かります。

         前映画の設定に準じているので映画を見てから読むのがベストです、他の組み合わせはダメ。

         もう30年以上前の作品で、2001年宇宙の旅などは人類が月に立った年の映画、それが全く色あせないで見たり読んだり出来る。どれほど黄金期が素晴らしかったかの証拠だと思います。宇宙と宇宙船というギミックは話が作りやすい縛りなのでしょうが、知識ある我々に全く違和感なく想像させてくれるもっと上の専門知識が楽しいです。御都合主義とかがなくて骨太、緩急あるストーリー、綺麗に収まる最後。満足です、2061年は後で読もうかと思います。 
        >> 続きを読む

        2015/04/11 by pasuta

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      昔には帰れない
      カテゴリー:小説、物語
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      • ダメな人間だからと自分の代わりに物事を行うロボットを作る皮肉が面白い「素顔のユリーマ」、バスを途中下車する男性の話かと思ったら妻絡みのオチが面白かった「月の裏側」、薄暗い飲み屋でみんなから恨まれてる男が最後に気付いた事が私好みのブラックな状況の「パイン・キャッスル」が良かった。最初にこの3作が収録されてたので勘違いしたが、後は私には合わなかった。事が起こる迄が退屈な作品が多かった。
        >> 続きを読む

        2015/04/18 by 紫指導官

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      運命のボタン
      カテゴリー:小説、物語
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      • 「二万フィートの悪夢」は他のアンソロジーで持っていたので読まなかった。一番好きなのは「死の部屋の中で」リチャード・マシスンだけ、なんて凄く贅沢な気分。 >> 続きを読む

        2013/07/25 by 紫指導官

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      たんぽぽ娘
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 長いこと気になっていたのですが、復刊ドットコム版が図書館にあったので、借りました。いい話だった。

        ストーリーについて書くとネタバレになってしまそうなので控えますが、SFです、とだけ言っておこう。訳の伊藤典夫は名前を聞いたことがあるなと思ったら、先日読んだコードウェイナー・スミスの『人類補完機構』を訳した人でした。

        清純な感じで、素朴で好きです。私はサイバーサイバーしたダークなのも好きですが、こういうすっきりまとまって構成がうまいのも良いなぁ。ヤングは短編作品が多いそうですが、短編を上手に書けるのは筆力があるってことですよね。
        そういえばビブリア古書堂のシリーズに出ていましたよね、たんぽぽ娘。

        作中で繰り返される有名なフレーズは以下です。

        「おとといは兎を見たわ。きのうは鹿、今日はあなた」

        一応原文で。

        "Day before yesterday I saw a rabbit, and yesterday a deer, and today, you."

        ヤング、いいですね。
        『ジョナサンと宇宙クジラ』は図書館にないので、いずれ買うことになるでしょう…
        >> 続きを読む

        2016/06/09 by ワルツ

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【伊藤典夫】(イトウノリオ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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