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伊藤整

著者情報
著者名:伊藤整
いとうせい
イトウセイ
生年~没年:1905~1969

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このランキングは1日1回更新されます。
      チャタレイ夫人の恋人 完訳
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 文明の憂鬱の中で、現代人にとって救済はいかなる形でありうるか、をこの小説のなかでロレンスは性に見出している。ラッセルによってロレンスはファシストなのだと糾弾されるに至ったが、戦争で去勢された旦那と、森番のメラーズ(ナチズムを体現しているとも取れる人物)という大胆な対比のなかで、しかしロレンス自体はきわめて繊細である。

        ※裁判で有名になってしまったが、日本において伊藤整はジョイス、ロレンスの天才を逸早く見抜いていた作家であり、晩年に「若い詩人の肖像」を書いた(もちろん、師匠ジョイスに対する「恩返し」の意がそこにはあったのだろう)。端正で豊穣な訳文は、ロレンスの粗っぽい原文を忠実に伝えているかというと微妙なところがあるのだろうが、とても贅沢な翻訳といえる。
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        2015/10/14 by aaa

    • 3人が本棚登録しています
      犬
      3.0
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      • 犬にまつわるエッセイ集。

        阿部知二
        網野菊
        伊藤整
        川端康成
        寺田文
        志賀直哉
        徳川夢聲
        長谷川如是閑
        林芙美子

        猫につづいて犬も読む。

        現代とは犬の飼い方や関わり方が随分異なると感じる。
        全ての飼い主がそうとは言えないが、犬を飼うひとの多くは家族の一員として、我が子のように飼うひとが今は多いと思う。
        我が家が実際そうで、一度飼い犬の逃亡事件が起きたときは夫婦揃って顔が青褪めてしまい、そこらじゅうを探し回った。警察や保健所に連絡して、保護されたと知ると安心してふたりとも涙が出た。もしあのまま見つからなかったらどうなっていただろう。

        昔の飼い犬は番犬としての役割を担っており、その役割を十分果たせなければ命にも関わってくる。
        戦後、人間の食べ物も十分でない中で飼うには、具体的な利益が無ければいけないわけだ。癒しなどというボンヤリした理由で飼うひとなどいない。
        あくまでも番犬なので、暑かろうが寒かろうが基本屋外だし、散歩も無かったりする。
        犬にとっては過酷な環境かもしれない。

        そんな時代のひとびとのエッセイなので、犬可愛がりしているわたしとしては少々物足りなさも感じてしまう。
        死んでしまっても驚くほどアッサリしている。
        逃げた犬が戻ってきて夫婦で泣いているわたしたちは、一体何なのだ。

        川端康成の愛犬家心得という文章は面白く読めた。
        現代の愛犬家心得に通じることも、時代を感じさせることもある。

        この異常に暑い現在の気候が当時にあったら、さすがのひとびとも玄関くらいには入れてやったのだろうか。
        エアコンの効いた室内で寝転んで玩具を噛む我が愛犬には、知る由もないことだけれど。
        >> 続きを読む

        2015/07/21 by jhm

      • コメント 4件
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