こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


北杜夫

著者情報
著者名:北杜夫
きたもりお
キタモリオ
生年~没年:1927~2011

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      大結婚詐欺師
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 強烈な力を持つ結婚詐欺師と、それを追う警察。

        広義ではSF。ナンセンスという方が実態に近い気がする。

        少し前に「イチローを育てた鈴木家の謎」という作品を読んだ。
        あとがきで、著者である斎藤茂太氏の弟が北杜夫氏という情報があり、かつ偶然、本作品を見かけたので運命的なものを感じ、手に取った。
        面白いもので、本作品の中でも、父である斎藤茂吉氏の名前は登場する。

        苦手な分野として認識している安いSFというかナンセンスもので、基本的には好きでは無いのだが、苦手分野の作品の中では面白かったと言える。

        何も得るものは無いけれど、嫌味が無いので拒絶反応も抑制されていると言うことか。

        ナンセンスものの中身について語ること、それ自体ナンセンスな気がする。
        >> 続きを読む

        2012/07/23 by ice

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      船乗りクプクプの冒険
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 一言で表すとナンセンスとユーモアが、文章から溢れている。子供でも大人どちらでも読みやすいと思います。 >> 続きを読む

        2019/05/03 by aki0427k

    • 2人が本棚登録しています
      どくとるマンボウ青春記
      5.0
      いいね!
      • 北杜夫の「どくとるマンボウ青春期」を初めて読んだ時、視界が明るく開けるのを感じたものだが、あらためて本棚の奥から取り出して再読しました。

        この本には、とんでもなく自由な若者が次々に登場する。
        彼らは奔放に行動し、伸び伸びと失敗する。
        どのページにも無数の笑いの風船が浮かぶ。肩を笑いで震わせて読み耽ることができる。

        舞台は、信州の旧制松本高校。アルプスをのぞむ名門校は、昆虫少年の著者「私」の憧れで、夢がかない入学したのは戦争末期。
        空襲で東京の家は焼け、命がけでたどりついた。

        旧制松本高校の名物は、学生の自治による寮生活。
        内気なはずの「私」は寮の委員となり、自治と自由を死守すべく大活躍する。

        まず食糧の買い出し。リュックでカボチャを背負って帰ると、窓からみんなが「バッキャロー」と讃えてくれる。
        「いっそカボチャと討死してもかまわぬ」と感動する。
        古きよき伝統のストームを復活させ、試験の「総サボ」も敢行する。
        夜通し議論する「ダベリ・コンパ」で寝る暇もない。

        軽快な筆で綴られる教授群も傑作だ。数学の先生ヒルさんは、松高を愛しぬく。
        世俗の常識と無関係に生きる。荒縄を着物に巻き、学校の弓道場に住んでいた。

        ある先生は、授業中に「やめまっしょ!」と叫ぶ生徒に白墨を投げ、「野郎ども、束になってかかってこい!」と叫ぶ。
        「私」は酔っぱらい、二人の先生の頭を叩いてしまう。

        一人は怒るが、一人は「なんでなぐられたのかわかりませんでしたよ。エヘヘへ」と柔和に笑う。
        この先生こそ、ドイツ文学研究の至宝・望月教授で、「私」をリルケやトーマス・マンの世界へと導く。

        良い本は良い本を伝える。バンカラ高校生の愛するマンの「魔の山」やシュティフターの山岳小説「水晶」とはどんな作品か、触発されて自分でも読み始めたものだ。

        この本を読んで、何より上質なユーモアの価値を知った。
        暗く厳しい時こそ、ふわっと笑う。それで空気がなごむ。

        昭和を代表する、このユーモア文学を、これからも何度となく読み続けていきたい。

        >> 続きを読む

        2021/04/04 by dreamer

    • 4人が本棚登録しています
      大人のための「星の王子さま」 愛の旅人サン=テグジュペリが本当に伝えたかったこと
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • サン=テグジュペリ生誕100周年を期に出版された関連本の1冊。
        「大人のための」というタイトルは好きではないのですが、
        北杜夫さんが監修をしているというのに釣られて手にしてしまいました。
        彼の序文や発言が収められてはいるものの、
        北さんの感想が知りたいと思って読んだらハズレです。
        (監修者北杜夫の文字の方が著者よりも先に、大きく書いてあるんですよ。ずるいです。
        だから☆マイナス1です。)


        かといって、内容は読んでがっかりするものではなく、
        サン=テグジュペリ本人の人物や考え方を書簡を引用したり
        フランス語の原文をひいて、より忠実な解釈をひきだすという
        検証作業を中心にまじめにディテールを読み解いていました。

        ロシアのプーチン大統領が「星の王子さま」を愛読していて、
        「ほとんど暗記していた」というエピソードとか。
        初めて知った知識もあり、楽しく読むことができました。

        この本が出版されたのは2000年なので、当時はまだ、
        内藤訳しか日本語訳が存在していませんでした。

        内藤訳は文学としては価値があり、評価はそれなりにされていますが、
        児童文学を意識しすぎた「意訳」である点が、昔から指摘されていました。
        それをはずして洗い直すわけです。

        正直、今、あらゆる人が訳しているこの本を、翻訳の問題で検証するのは
        ちょっと時代遅れになってしまいました。
        稲垣訳、河野訳あたりで充分直訳に近いと思われます。

        ただ、書簡を読んで、彼の貴族的な側面、母親への強い憧憬と愛着、
        自由を愛し束縛と停滞を憎んだ性質などが伝わってきて
        彼の他の作品を読んでみたいと思わせます。

        バラの花のモデルについて、諸説ある中を著者は
        「妻コンスエロである」と断言しています。
        サン=テグジュペリとコンスエロの他人にはわからない強い絆を
        手紙や手記をもって証明しています。
        コンスエロが個性的でわがままな女でありすぎて、
        サン=デグジュペリ・ファンから嫌われているということも、
        初めて知りました。
        ちょっとばかりジョンとヨーコを思わせる夫婦です。


        内藤訳しか読んだことがなくて、「星の王子さま」の寓意の意味が分かりにくいと感じている人、
        サン=テグジュペリの伝記や関連の本を初めて読む人には
        お勧めできそうです。
        >> 続きを読む

        2012/11/01 by 月うさぎ

      • コメント 8件
    • 1人が本棚登録しています

【北杜夫】(キタモリオ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本