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河野繁雄

著者情報
著者名:河野繁雄
こうのしげお
コウノシゲオ
生年~没年:1926~
      数学は科学の女王にして奴隷 天才数学者はいかに考えたか
      カテゴリー:数学
      3.0
      いいね!
      • 【数学発展の歴史】
         著者のE.T.ベルには『数学をつくった人びと』という名著があります。
         こちらは、数学史上に燦然と輝く大数学者ごとに項目立てをし、それぞれの業績やエピソードを紹介するという大変面白い作品です。

         それがあまりに面白かったので、その姉妹編とも言うべき本書を手にしてみたのですが……正直言って、100%文系の私には少々荷が重いところもありました。
         文中のところどころに「高校生程度の数学知識があれば……」というのが出てくるのですが、高校でこんなのやったっけ?でした。

         本書は、『数学をつくった人びと』とは異なり、数学そのものの発展の歴史を辿るという構成になっています。
         そもそも「数学とはどういう学問か?」ということから始まり(この問いに対して、著者としての明確な答えは与えていません)、代数から始まって、行列を論じ、デカルトによる座標軸の導入から幾何学と代数の融合、さらにはガロアらの群論へと進みます(1巻目はこの辺りまでです)。

         数学の素養がある方にはなんと言うこともない話なのかもしれませんが、私には少々やっかいで、時々出てくる数式も丹念に追う気力もなく読み飛ばしてしまいました。
         それでも、どうしてこういう形で数学が発展してきたのかというエッセンス程度は何とかくみ取ることはできたのではないかと思います。
         良書じゃないかなぁとは感じるのですが、私には本書を論ずるだけの素養もないので、どなたかHELPです。
        >> 続きを読む

        2021/08/23 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      数学は科学の女王にして奴隷
      カテゴリー:数学
      3.0
      いいね!
      • 【上巻よりはマシだったかも】
         上巻に引き続いてのレビューです。
         前のレビューでも書いたとおり、本作は、数学の発展を俯瞰するという趣向の作品。

         下巻では、数論から始まり、微積分へと進み、波動と振動を経て、確率論に寄り道し、無限を考察していきます。
         上巻に比べて比較的馴染みやすいテーマが続くので、上巻よりは理解しやすかった感じです(上巻の群、環、体辺りはどうにも分かりにくかった)。
         最後の最後は、ゲーデルの不完全性定理まで行ってendとなります。

         本書が書かれたのは、1951年で、大分時間が経っていますので、本書刊行後の数学の歩みもあり、本書の内容は必ずしも最新ではありません。
         例えば、フェルマーの最終定理については、本書上はまだ証明されていないことになっていますが、ご存知のとおり、ワイルズにより証明されましたよね。
         その意味で、もっと最新の知識を盛り込んだ類書はあるのだろうとは思いますが、的確な筆致で数学全体の歩みを概観できるという点において、本書はなお有益な作品ではないかと思います。

         なお、本書のタイトルにもなっている『数学は科学の女王にして奴隷』というのは、数論の大家であるガウスの言葉を基にしているそうですよ。
        >> 続きを読む

        2021/08/26 by ef177

    • 1人が本棚登録しています

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