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恒星の周りを回転するリングの内側を居住地とした構造体の名称として有名なリングワールド。昔から読んでみたいと思っていたので手を出した。おそらく猫のような姿のクジン人や、頭が2つのちょっとわけのわからない形状のパペッティア人とか、珍妙な異星人と一緒に人間の男女がリングワールドへ旅をして探検するという筋。カホな、とか未来の口癖が妙な雰囲気をかもし出すが、訳文がこなれていない感じで、何が起こっているのかわからないことが多いが、まあこんな話なんだなということはわかってよかった。 >> 続きを読む
2019/05/29 by 和田久生
【早いもの勝ち! 土星星系を舞台にした『宝物』争奪戦】 土星の衛星イアペトゥスで、異星人が置いたと思われる遺物が発見されました。 これを発見したのは独立コロニー側でした。 コロニーは、地球との経済関係を改善するため(もしかしたらこの遺物は莫大な富をもたらすかもしれませんので)、この発見を秘匿し、コロニー内の大学の考古学教授であるクリアスにこの遺物表面に掘られている文字だか記号だかの解読を委ねたのです。 クリアスらが解読したところによれば、どうやら土星星系内にあと5つの遺物が隠されていることが分かりました。 とりあえず、次の遺物を探すために、土星の衛星エンケラドスを探索することになり、何故かクリアスにその任が委ねられたのです。 ここはクリアスを主人公に仕立て上げるために、ちょっと無理がある筋立てではありますよね。 だって、クリアスは考古学者であり、宇宙での遺物探索などという仕事に適任とは思えません。 まぁ、ここはそういうストーリーとして了解するしかないでしょう。 クリアスは、エンケラドス探索に当たり、土星周回軌道ステーションの責任者の息子であるディンプの助力を得ることになります。 このディンプというのが、まだ10代だというのに超絶天才なのですね。 おぉ、これは力強い。 ところが、この遺物については情報が漏れており、地球側もその獲得を目指して探査船を出発させていたのです。 以後、異星人の遺物を巡ってのコロニー側と地球側の壮絶デッド・ヒートが繰り広げられるというお話です。 クリアスは、最初の探索を見事成功させた後は大学に戻るのですが、ディンプとの間に固い友情が生まれ、また、大学での教授生活よりも宇宙を探索する方が数倍エキサイティングだと目覚めてしまい、自費で宇宙船の操縦を学び、また、体力増強に励むようになるのです。 そして、以後の遺物探索にも参加していくことになるのですが、宇宙船操縦のライセンス取り立てだというのに、その技量が非常に優れているという設定で、すぐにチーフ・パイロットに抜擢されてしまうなど、ちょっとヒーローを盛り上げ過ぎじゃないの?というところがやや鼻につく点ではあります。 40過ぎの中年男がいきなり宇宙のヒーローになっちゃうんですものねぇ。 さて、この争奪戦においては、重力がやっかいな要素になっていきます。 というのは、コロニーで生まれ育った者たちには、1Gでも大変な負担なのですが、土星本星ともなればとんでもない重力がかかるのです。 これに耐えられるのか? 本作は、非常にストレートな物語展開で、とにかく地球側よりも先に遺物を揃え、最後のお宝にたどり着けるかどうかという一点に絞られた物語になります。 それはちょっとゲームっぽい雰囲気もあり、エンタメ作品として読む分には十分に楽しめる内容ではないでしょうか。 ちょっと都合が良いかなと思うような点もありますが、それはエンタメとして楽しむための薬味とでも考えて作品自体を堪能するのが吉でしょう。 本作には続編も出ているようなので、いずれそちらも読んでみようと思います。読了時間メーター□□□ 普通(1~2日あれば読める) >> 続きを読む
2020/12/26 by ef177
アニメ化もされた古典SF。一番メジャーと思われるこの巻にレビューを書いておきます。最終的には人類の進化と二元論的決戦まで話が広がりますが古き良きスペオペとして楽しむのが良いと思います。 >> 続きを読む
2011/06/03 by RZ350
【小隅黎】(コスミレイ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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