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倉田百三

著者情報
著者名:倉田百三
くらたひゃくぞう
クラタヒャクゾウ
生年~没年:1891~1943

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      出家とその弟子
      カテゴリー:戯曲
      3.5
      いいね!
      •  浄土真宗の宗祖 親鸞聖人と
        その弟子達とのやりとりを題材にした戯曲です。
        戯曲ですから台本形式なのですが、
        特に違和感なくスラスラ読めます。
        時代の古さも気になりません。
         
         親鸞聖人の弟子 唯円が書いたとされる
        歎異抄を下敷きにしているそうですが、
        小難しいことは一切かかれていません。
         
         浄土真宗のことは詳しく知りませんが、
        「人を憎むな、自分を責めるな、すべて許して受け入れろ、
        全部を仏様にゆだねるのだ」
        といったことが ひたすら繰り返し平易に述べられています。
         
         そんな親鸞聖人の教えを上手に受け止められず、
        聖人の実の息子や とてもかわいがっている弟子が
        生きていく悩みに打ちのめされているエピソードが物語の中心であり、
        親鸞聖人自身も往生を迎える最後の場面まで
        葛藤をもっていたことが描かれています。
         
         発表当時(大正のころ)には大ベストセラーになったそうですが、
        今読んでも考えさせられるところのある作品です。
        >> 続きを読む

        2018/08/29 by kengo

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      出家とその弟子
      カテゴリー:戯曲
      4.0
      いいね!
      • 親鸞と周囲の人間との会話から仏教の心を知る。
        心に平安が欲しい時などにヒントをもらえる。

        自分の中で評価が2つに割れた。

        評価が高かった部分は、本作品のコンセプト。

        一般人にはわかり難い概念を平易に解説することで
        世の中に知らしめる作品は存在価値が高いと常々思っているが、
        本作品は仏教という概念を親鸞の口を借りることで説明している。

        更に脚本形式のような形態であるのも、
        平易度を増すのに貢献しているのだと思われる。

        評価が低かった部分は、「それでは解決にならない」解決策に終始している点。
        ・問題が発生した→祈りなさい。
        ・心が乱れる→祈りなさい。
        ・悔い改めたい→祈りなさい。

        宗教というものが「祈りなさい」「許しなさい」というものなのだと思うので
        著者を攻めるのは酷な気もするが、現代社会でこれを履行していては
        能動性に欠けるダメ社員になってしまいそうな気がする。

        とはいえ、うつ病で苦しむ方も多い社会では、
        むしろ、これくらいの概念の方が受け入れられるのかもしれない。

        現代社会では信仰と言動を使い分ける必要が有るように思う。
        >> 続きを読む

        2007/02/03 by ice

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