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日本を代表する経済学者の一人で有る正村氏がダウン症患者の次男の成長を綴る。大学教授をされている著者の講義を個人的に聴講した機会が有ったため選択。道を究める厳しい姿勢を持った方だという姿勢が強く印象に残っている。本著は経済学とは離れ正村氏のプライベートが中心で有るが、著者の効率性や生産性の問題を探求する経済学者としての側面を知った上で本著に触れたため更に深く内容について考えさせられたように思う。性格は愛情豊かで心和まずにはいられないダウン症の子供とその子を授かった家族との間の交流。また地域住民や施設との関係など、日常生活では知る機会の無い様々な事象からダウン症だけに留まらずハンディの有る方々社会との有るべき関係について考える機会を提供されたように思う。一定規模の法人には雇用枠が設定されているなどハンディの有る方々の社会参加は制度として整備されつつある。しかし結局のところ社会を構成する我々社会人が正しい知識を持ってハンディの有る方々と対等に向き合うことが必要なのだということを再認識した。 >> 続きを読む
2010/12/24 by ice
【正村公宏】(マサムラキミヒロ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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