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人の生死について深く考えさせられる作品。いちご同盟の意味は「あ、そんなものか」という感じ。年齢を重ねすぎた今となっては、この物語から感じ取れるものは少なく、読む時機を逸したという感じも否めなかった。そんな理由で話の良し悪しについての感想は述べません。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2017/03/07 by おにけん
マルクスという存在は平成生まれの我々にとって難しい存在だ。バブルの崩壊とともに育ってきた私は資本主義に対して不信感を持っている。しかしそれの解決策として提示された共産主義はハマる前に既に崩壊していた。我々が知った時にはもう既に暴力的で貧困なイメージとしてのマルクス主義なのである。その前提としたイメージを持つものを学ぶのは非常に敷居が高い。しかしこの本はそのブームまっただ中にいた著者が、そのブームの雰囲気を伝えてくれる。 >> 続きを読む
2016/04/05 by ryochan333
大学生の「ぼく」は、中学の頃から親友・杉田の恋人・紗英に想いを寄せていた。しかし、親友を傷つけたくなくて、気持ちを告げることができない。そんな中、プロの歌手だった父譲りの才能を買われ活動休止中の人気バンドのボーカルにスカウトされる。そして、ライブに紗英を招待した夜、恋は思わぬ方向へと動き始めた―。友情と恋。「ぼく」が最後に選んだものは?文庫書き下ろし、胸を打つ青春小説。 前作の『いちご同盟』よりも主人公たちの年齢が上がっている分純粋に青春小説としても楽しめました。主人公・杉田・紗英特に、自分の父・母。音楽プロデューサーの綿貫。そして元人気バンドの二人。3つの三角関係が、それぞれ関係を描いていて。単なる直線にも、丸にもならない。3人の人間が存在するだけでこんなにも、人生は複雑にも、面白くもなっていきます。テーマは『いちご同盟』よりも深化し、人と人との繋がり時間のもたらすものなど、様々なことを読み手に、さらりと提示します。青春の尖り具合であるならば『いちご同盟』。主人公が、前半で、小学五年生の自殺について惹き付けられていくさまが文字通り、タナトスに魅入られているかのようです。彼が、その時期から脱する出来事もある意味、皮肉であり、成長と言ってもいいかもしれません。この作品には、そこまでの“尖り”はないのですが(通奏低音のように、事故による死であったり、精神の病等は表現されますが)ある種、生きることのシンドさ。自身の孤独であったり自分が思っていることと、周囲のギャップ。いわば、あたりまえの日常を生きること。劇的でなくとも、人は生きていく(生きていける)ことを現しているように感じます。前作の中学生を主人公にした『いちご同盟』大学生を主人公に据えた本作。そして、高校生を主人公に据えた『春のソナタ』もあるみたいですのでそちらの方にも目を通したいと思います。 >> 続きを読む
2014/02/04 by きみやす
えない明日に揺れ惑う17歳の岐路―。バイオリンの天才で、大学進学をめぐって悩む高校生の直樹。『いちご同盟』で中学生『永遠の放課後』で大学生を、“楽器を奏でる”主人公に据えた作品の一つ。今回は高校生なんですが前述の二つの作品に比べると少々、落ちるかなというのが正直なところです。良くも悪くも、個々のエピソードがバラバラでどちらかというとまとまりに欠ける印象が終盤まで続いていたのですがただ、後半の父親の独白シーンから物語が引き締まる感じがありました。 >> 続きを読む
2014/02/13 by きみやす
【三田誠広】(ミタマサヒロ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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