こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


本宮ひろ志

著者情報
著者名:本宮ひろ志
もとみやひろし
モトミヤヒロシ
生年~没年:1947~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第1/全30巻

        以前、関東全域を束ねる暴走族の総長だった金太郎がサラリーマンに挑戦する。

        もう読む前から好きになるのは分かっていたような設定。読んでやっぱり好きだと確認した。

        関東全域1万人の暴走族を束ねて来た元総長の金太郎。
        暴走族を引退し、妻の実家で漁師をやっていた彼だが、息子の誕生と引換に妻を失うこととなる。

        海上で遭難していた老人を助けた縁で、その老人が会長を務める大企業に就職することが出来ることになったため、まだ乳児の息子とともに再び状況する。

        生い立ちから想像はつくが、とにかく破天荒。

        サラリーマンと言えば社会のルールという言葉に示されるように、ある程度、型にハマることを求められる世界だと思うが、彼の場合は、筋が通っているかいないかという独自の指標を崩すことなく、サラリーマン社会と向き合う。

        乳児を背負って出社するとかは、もう有り得ないレベルなので、虚構の世界でしか通用しないわけだが、上司だろうが重役だろうが、臆せずに対応する姿には、本来こうあるべきだと反省させられた。

        周囲の人間が、彼の一本気なところ、爽やかなところに好感を示して寄って来るところはリアルに感じる。

        十二分に予想していたが、こういうストーリーは大好き。

        大三元 字一色 四暗刻単騎の四倍役満を上がる引きの強さや、ヤクザにも一歩も引かずに立ち向かう絶対的な自信。
        そんな男に「男ってのはな、男のためになら、男を張るんだよ」なんてセリフを吐かれたら、女性じゃなくても惚れてまうやろ~!

        ドラマと言えば高橋克典のイメージが強いけれど、永井大が主演しているバージョンも有るらしい。
        >> 続きを読む

        2012/11/24 by ice

      • コメント 5件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      天然まんが家
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎等の作者である本宮ひろ志氏半生の自伝。
        売れっ子漫画家で有る著書の下積み時代から現時までの破天荒な歴史を振り返る。

        普段あまり漫画を読む機会が無いことも有り、漫画家という職業のイメージとしては
        「デスクに向かう時間が長く勤務時間も不安定」という程度のものしか持っていなかったが
        天然まんが家を自称する著者には良い意味で完全に裏切られた。

        ・絵が下手だったらそれでもやっていけるシステムを作りあげてしまう
        ・本当に息が詰まったら後先を考えずに充電期間を取ってしまう
        ・少女マンガや成人マンガからも貪欲にエッセンスを吸収してしまう
        ・後輩マンガ家たちへの直接的間接的な影響力の強さ

        そのバイタリティは止まるところを知らずという印象だが
        とくに心に残ったのは、必ずしも自分で全てを描く必要は無いと考えている点だった。

        背景などについてはアシスタント任せだろうと想定していたが
        女性キャラクターは奥さんに描いてもらったりとメイン級のキャラクターも他の人に任せてしまう度量の大きさ。
        そうやって空けた時間で他の作品に着手する要領の良さに著者のポリシーを強く感じた。

        プロ漫画家の仕事とは漫画を描くことなのではなく、読者を満足させる漫画を提供することなのだろう。
        自身のプロ意識の有り方についても考えさせられざるを得ない良著で有る。

        手塚治虫、藤子不二雄とマンガ界のビッグネームは存在するが
        本書の著者、本宮ひろ志氏も確実にその一人としての足跡を残しているように思う。
        >> 続きを読む

        2010/12/23 by ice

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第2/全30巻

        金太郎暴走族時代の伝説の大暴走。

        意味は全くわからないのに込み上げて来る涙。不思議な経験としか言いようがない。

        会長の別荘に招待された金太郎。
        帰りの電車で、今はニューハーフをやっている昔の構成員に出会う。

        そこで明かされる伝説の暴走の真実。

        後に結婚することになる明美が乱暴されたのをきっかけに塞ぎこんでしまう。

        犯人に対する憤りと、明美を元気付けるため、関東全域のチームが集結し、最終的には二万台を超える伝説の暴走が始まる。

        途中、地元グループとの衝突。
        メンツを賭けて止めに来る警察との衝突。

        様々な障害を打ち破りつつ、爆走の末、ついに最終目的地多摩川に到着。
        そこに大集結した関東一円の暴走族の前で、金太郎が吠える。

        確かに、このシーンは盛り上がる。
        それはわかるのだが、なんで爆走すると明美が元気付くだろうと言う発想になるのかがわからない。

        不思議だし、笑っちゃうのだが、ボロボロ泣けた。

        会社では、会長派と社長派、そしてそれに連なる中堅層の謀略が水面下で進み、こちらも面白そうだ。
        >> 続きを読む

        2012/12/22 by ice

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第3/全30巻

        叩き上げの創業者の更迭に動き出す官僚天下りの社長。

        正念場では自分を偽らず、本音で勝負できる人間で有りたいものだ。

        官僚時代のパイプを駆使して高額の公共工事やJVの受注で実績を上げて来た天下りの社長。

        抜群な成果では有るものの、周囲にYesマンを揃え、私腹を肥やすことに余念がない品位の無い男でも有る。

        叩き上げの創業者である現会長は、もう一度、社員が夢を見られる会社にすべく、復権を目指して動き始めるが、動物的な勘で、その気配を察知した社長は、これまでの創業者への遠慮をかなぐり捨て、ついに会長更迭で心を決める。

        これと並走する形で、有志の現場社員達も、現社長のスキャンダルの証拠集めや会長へのアプローチなどに動き出す。

        結局は、取締役会で、会長と社長双方から、互いの更迭議案が出されると言う真っ向勝負を迎えるわけだが、議決権の有る役員達の投票の仕方には考えさせられるものが有る。

        ・真っ先に意見を表明する者
        ・大勢が決してから多数派に投票する者

        役員で有る前に、一家の主だったりもするわけで、必ずしも前者が正解だとは思わないが、重要な局面では、例え不利益を被ってでも、自分に対して正直でいたいと強く思った。

        また、アクシデントから関東の総会屋を束ねるフィクサーから睨まれることになった金太郎。

        会長とともに彼の元を訪ねる金太郎だが、ここでのやりとりも非常に見応えが有った。

        緊張感に支配された応酬は、大型商談をしていた頃の感覚が蘇り、非常にエキサイティングだったし、計算では辿りつけない唯一の正解に、本音を語ることで、結果的には真っすぐ向かっていたという結果にも大いにリアリティを感じた。

        サラリーマンマンガとしては、「課長 島耕作」も読んでいるが、全く雰囲気は違うのに、どちらも甲乙付け難く面白い。

        ただ、気付けばどちらも、いわゆる「現場の作業」については触れていないにも関わらず、「仕事のダイナミズム」みたいなものを強烈に感じさせるところは共通しているような気がする。

        最近は、自分または仕事の付加価値について考えることが多いのだが、これは案外答えに近いのではないかと感じる。
        >> 続きを読む

        2013/03/01 by ice

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第4/全30巻

        配属早々難易度の高い現場に回される金太郎。

        やはり困難に立ち向かった分だけ人は成長するものだと思う。まだまだ守りに入るのはやめよう。

        これまで何冊か読んできたが、題名の通り、サラリーマンとして正社員雇用された金太郎。

        新入社員研修の最後に来賓として登場した役員陣を前に、長く付き合うことになる会社なのだから、好きな女と恋愛するように相手を知りたいので役員会を見学させて欲しいと要望する。

        イメージでしか無いが、談合やリベートだとグレー(いやブラック...)な調整事項も存在するで有ろう業種だし、新入社員に全てを開示できるわけはないとは思う。

        しかし、「会社を好きになった方が、そうでないよりも幸せ」だというのが持論のため、相手を知り、好きになろうとする努力を、恋愛に例えていることに対しての違和感は無かった。

        むしろ言われてみれば、異性も会社も、知りたいと寄って来る相手に好意を感じるで有ろう点では言い得て妙かも知れないと感じた。


        トンネル工事を発注した下請業者がサボタージュを続け、工期を履行できない現場にヤマト建設代表として送り込まれる金太郎。

        ヤマト側の問題で長期に渡り支払いが滞ったという業者側の事情は有るものの、金銭面では新社長の英断で解決に至る。

        しかし、サボタージュを続けた結果、モラルと秩序を無くした現場に放った言葉。

        ---------------------------------------------------
        現場じゃヘルメットは絶対の規則だ。
        あんたが、だらしねえから兵隊もだらしねえんだ。

        全員ヘルメット着用だっ
        規則がズサンだと仕事がズサンになるって事だ!!
        ---------------------------------------------------

        ある組織のカラーを考えると、確かにそれは組織を束ねる人のカラーだったりすることが多い。

        きっと、自分に甘い人間は、人の上に立つ資格がないと言うことなのだろう。
        >> 続きを読む

        2013/03/23 by ice

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第5/全30巻

        荒廃した工事現場を立て直し、更に株を上げる金太郎。

        課長 島耕作もモテモテだが、金太郎も譲らない。全く似ていない二人だと思ったが、譲れない意見を持っている点には共通点が有るのかも知れない。

        金太郎の恋人を気取る銀座ジャルダンのママ。
        そしてその14歳の娘でアイドルの「美々」が、工事現場を指揮している彼の元を訪ねる。

        行きの車中での母娘の会話。

        母:「あなた金ちゃんとったら、ママ自殺するからね」

        娘:「このままついていきたいくらい、金ちゃんを好きみたい」

        母:「恋愛は自由よ、あなたのジャマはしないわ、でもね...」
        「かかってらっしゃい。お母さん絶対おりないからね」

        それぞれ、男性の注目を集める美貌を持ったメスとして激突している様が、何とも美しくまた恐ろしい...

        ウキウキ気分で訪れた2人だが、到着してみると、トンネル崩落事故で真っ先に身体を張る金太郎に遭遇する。
        そんな姿を見せたら、ますます惚れられてしまうだろうに...


        ママとして銀座に立つ彼女と、金太郎の上司たる黒川社長の会話。

        黒川:「みじんのスキもない」
        「それが金太郎といる時、あなたはスキだらけの、ただのカワイイ女になる」

        ママ:「金ちゃんは私を高校生の女ぐらいにしか思ってないんですよね」
        黒川:「だからあなたもあいつの前では少女になれる」
        ママ:「ピンポーン」

        好きな男の前ではカワイイ女でいられるくせに、客の前では男を軽くあしらう百戦錬磨のママ。
        つくづく女性は怖いと思い知らされる...

        この巻は盛りだくさんで、幾つものエピソードが詰まっている。

        ・ヤクザだった父親との再会と明かされる金太郎の過去
        ・ライバル候補、東大法学部卒通産省のキャリアで入省5年目の鷹司の出現

        秀逸だったのは、第36話「金太郎、人を繋ぐ」

        出来過ぎ感は有るものの、金太郎、そしてその父親が周囲に与えて来た強烈な影響が一本の糸に結集して行く様は読みごたえが有った。

        武者修行で東北支社への転勤することになった金太郎。次巻も早く読みたい。
        >> 続きを読む

        2013/08/05 by ice

      • コメント 8件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第6/全30巻

        社長指示の武者修行のため、東北に降り立つ金太郎

        もういい加減のマンネリなのだが、あまりのベタなパターンにまたも泣かされてしまった。

        行きの新幹線の中で地元の有力政治家との一幕が有ったり、川に転落した犬を助けに飛び込むシーンが有ったり。

        ここまでこのシリーズを読んで来ると、見え見えの伏線で有ることがわかってしまうのが残念では有るのだが、来るぞ来るぞとわかっていても、いざテンションの高いシーンが来た際には、やっぱり泣かされてしまう強引さが凄い。

        東北支社に着任した金太郎。
        早速、伊郷副支社長に挨拶に向かうが、最初から諍いを起こし鉄拳制裁を食らう。
        ケンカ最強を思わせる金太郎を1発のパンチでKOする信じがたいオヤジである。

        そうこうしている内に、伊郷副支社から黒川社長へ連絡が入る。
        会話の中で社長より、「矢島金太郎は、私の後に座る人間だ。」という言葉が有り、武者修行に拍車がかかることになった。

        東北支社。そこには官の仕事全てが談合で決まる世界。

        金太郎も朝から晩まで役所に張り付いて、作法、しきたりなど全てを体に叩き込んで行くように生活する。

        東北支社社内でも、談合の仕組みに乗っていれば、食いっぱぐれも無く安定していたのを良しとする社員との間に、軋轢が生じてしまい、彼のスタンドプレーが糾弾されそうな雰囲気にも成りかけたが、損得考えない彼の振る舞いに同調し、東北支社をひとつのチームにしてしまうシーンには、またも泣かされてしまった。

        とくにベタな展開が多い巻だったが、転勤に伴い登場人物が一気に入れ替わったタイミングのため多目に見よう。
        >> 続きを読む

        2013/08/13 by ice

      • コメント 6件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第7/全30巻

        ついに開札。仕組まれた罠を見破った金太郎に襲いかかる毒牙。

        面白いのは面白いのだが、これは禁じ手。こういう手を繰り出されてしまうと急速に冷めて行く。

        金太郎が仕切る初めての入札案件が、ついに開札を迎える。

        巨大な利権が絡む公共事業だけに、各社の面子の張り合いや癒着など、極めてドロドロした世界であるのは知っていたが、談合どころではない完全なる不正を示されるとさすがにリアリティを疑ってしまう。

        これまでは好意を持って金太郎に関わって来た人間は幸せになって行ったのに、入札担当の課長は(金太郎のせいではないとは言え)人生を棒に振るような事態に追い込まれて行ったのもやるせない。

        こうして立ち塞がる既得権益側の抵抗勢力に大きな抵抗を示した金太郎だが、ことも有ろうにプライベートな弱い部分を狙った反撃を受けてしまう。

        金太郎で無くても、どこまで陰湿なんだ!と激昂するとは思うのだが、ここでキレてしまった金太郎はとんでもない行動に出てしまう。

        ストーリー上は、ギリギリのところで引き止められてメデタシメデタシみたに扱われているが、これは完全にアウト。

        これまで憧れを感じさせてくれた金太郎が、いざとなれば暴力を振るうことで解決する危険人物に見えて来た。残念だ。
        >> 続きを読む

        2013/10/19 by ice

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      サラリーマン金太郎
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • サラリーマン金太郎 第8/全30巻

        東北で、官民癒着と談合についての経験を積んだ金太郎。次に向かうはアラブの難工事。

        子供を狙ったやり方にブチ切れたとは言え、暴走族を動員した犯罪行為に手を染めた金太郎。彼が今回アラブに飛ばされたことにリアリティを感じる。

        ファンだっただけに怒り冷めやらぬと言う感じだが、前回のラストには本当にガッカリした。

        幾ら子供をターゲットにされたからとは言え、昔の仲間を集めて暴走行為の末に、敵組織に乗り込むなんて、暴力団のやり口と何ら変わらない。

        そんな金太郎を待っていたのは、本社への移動。
        そして、アラブで停滞している難工事への参画。

        あくまでも、難しいミッションへの参画という形なので、飛ばされたとか、みそぎとかでは無い点には不満なのだが、このまま本社勤務などでは、どうしても納得がいかなかったので、喜ばしい展開に感じている。


        現地に到着した金太郎を待ちうけていたのは、予想を遥かに上回る難易度の工事。

        そもそも物資が無い上に、作業員達さえ逃げ出す状況。

        一緒に分担して受注している日本の業者も、基礎工事を担当しながら、いつまでも成果が出ない金太郎の会社に苛立ちを募らせる。

        新天地で新たな試練にぶつかる金太郎。裸一貫で周囲をグイグイ引き込んで行く彼の魅力をもう一度見せて貰いたい。
        >> 続きを読む

        2013/12/07 by ice

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています

【本宮ひろ志】(モトミヤヒロシ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本

恐怖の都・ロンドン (ちくま文庫)