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中村妙子

著者情報
著者名:中村妙子
なかむらたえこ
ナカムラタエコ
生年~没年:1923~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      春にして君を離れ
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! Minnie MissTerry chao bakabonn Tukiwami
      • 久しぶりの読書。
        良妻賢母、幸せに生きてきたと語る主人公のジョーン。しかし、体調の悪い娘に会うためバクダッドへ旅をし、帰り道列車が遅れたため何日も足止めに。何もすることがない砂漠の街で、人生を振り返ると、次々に彼女にとって悪い考えが浮かぶ。


        全てをコントロールしていたはずの自分が実は何も知らなかった。向き合う勇気を持ち合わせず、夫や子供たちを理解していなかった。新しい自分に気がつき、帰国するジョーン。不思議とそんな彼女を応援する気持ちが芽生えるのだが、、、結末は、、、。

        救いは結局ジョーンのみならず、夫ロドニーや子供たちも彼女と向き合う勇気がなかったことかな。彼女だけのせいではない。そう考えているうちに、影の主役はレスリーではと思ったりも。

        女性向けの本何でしょうか。その辺はわかりませんが、夢中になり一気読みでした!
        >> 続きを読む

        2018/05/21 by fraiseyui

    • 他9人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      火曜クラブ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ミス・マープルが初めて登場した
        ミステリー短編の連作

        小さな村で暮らしていた
        単なる高齢女性と思いきや
        日々の生活や人生経験が豊富で、
        それを生かした謎解きスタイルは
        初めてミス・マープルを知った出版当時の人々には
        おもしろかったに違いない

        事件のあらましを聞いて
        必ずミス・マープルは
        村で起こった出来事を思い出して
        口を挟み、
        なんじゃ、この思い出しエピソードはと
        毎回わらってしまった

        どの話も
        ワンパターンの発想では解けない

        わが身を振り返って
        日々の日常、
        頭を柔らかくして生きていきたいと思う

        トリックも真相も
        「溺死」が一番好きだなあ
        >> 続きを読む

        2018/12/07 by 紫指導官

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      クリスマスのまえのばん
      4.0
      いいね! Tukiwami
      • クリスマスにレビューしたかったのにうっかり年越ししてしまいました!

        娘がまだ2~3カ月の頃、私の母とクリスマス前にクレヨンハウスに行き
        クリスマスプレゼントに何か選んでと言ってもらい、
        いつか娘と読みたいなぁと思って選んだ絵本です。

        その時は、こんなに文字もあって
        きっと読むのは4~5歳くらいかなぁと
        すごく先のことのように思っていましたが、
        この冬にふとパラパラめくってみると
        あ、もう読めるかもしれないと思い、12月は何度か一緒に読みました。

        子供との毎日は1日1日がドタバタだしその時は必死だけど
        過ぎてみるとあっという間で。
        もうこの絵本を読めるようになったのか~と感慨深いです。

        肝心のこの絵本の中身は。

        お話はクリスマスの前の晩にサンタクロースが
        トナカイが引く橇にのって表れてプレゼントを置いて去っていくまでの
        シンプルながら王道のクリスマスを楽しめるお話しです。
        そして、ターシャ・テューダーの絵がとーっても美しい。
        1ページ1ページがクリスマスカードになりそう。

        面白おかしい展開もないので、
        もしかしたら子供よりも大人の方がこの絵本を楽しめるかもしれません。
        >> 続きを読む

        2019/01/12 by chao-mum

    • 4人が本棚登録しています
      ブル-トレイン殺人事件
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • このお話し、イントロは、スパイ映画みたいです。
        列車内での宝石強盗殺人事件発生。密室殺人。
        と思いきや、舞台はあっさりと南仏のリビエラへ。
        とまあ、ストーリー的にも論理的にも、いろいろ疑問は多いのですね。

        なぜ億万長者その人がわざわざ危険な町に出向いて自ら
        「物(ブツ)」を受け取りに行かなくてはならないのだ?
        とか、もう、初めっからです(^ー^)

        このお話しでは、ヘイスティングズはいないし、
        ポアロが大活躍というわけでもないのがまた寂しいです。

        クリスティもこの作品が嫌いだとかなんとか言っていたとかいないとか。
        どうやら出版社にせかされて書いたらしいです。

        しかし、クリスティならではの魅力は人物描写にあります。
        セントメアリ・ミード村に住むお年寄りのレディはやっぱり個性的で魅力的。
        彼女は毅然としたお年寄りの女性に好意的なんですよね。

        ちょっと興味深いのは、キャストの年齢設定です。
        33歳の独身女性が2名(2名とも魅力的な女性)、男性は30代後半
        30代、40代の美女はでてくるけれど、20代の女性は、美しくて魅力的ではない。
        (当のクリスティーは37歳)
        ミレールもあまり若いイメージではないです。

        つまりクリスティーが『大人の恋愛』を描いた作品。といえるでしょう。

        だからこの小説はミステリーというよりも恋愛ものとして楽しんだ方が正解です。
        ポアロが今回の相棒に選んだ女性キャサリンの恋愛も無事に成就しそうです。
        読者が、その恋のお相手に納得できるかどうかは保証しませんが…。
        多分、主人公はあくまでキャサリン。なのでした。

        【蛇足】
        舞台として、ミス・マープルの住む村、セント・メアリ・ミード村が登場することも話題性のひとつ。

        私が持っているのは、この
        『ブルートレイン殺人事件』 中村妙子訳  新潮文庫 です。

        2009年03月14日、日本の青列車、九州行きの「はやぶさ」と「富士」が最後の運行を終えました。
        北陸行の列車もなくなり、今では北海道と北東北、山陰・四国行きの寝台特急がわずかに残っていますが、
        新幹線が開通したらそれも、全廃になるかもしれません。

        日本では「ブルートレイン」もそのうち死語になるのかしら。
        だとすると、かなり寂しいことですね。
        >> 続きを読む

        2012/12/19 by 月うさぎ

      • コメント 10件
    • 1人が本棚登録しています
      ビッグ4 クリスティー文庫)
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • ポアロものでは少し傍流かもしれないが、意外と面白い。

        2019/01/20 by Mura_P

    • 7人が本棚登録しています
      ブラック・コーヒー 小説版
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 初めにお断りしておきますが、これは「クリスティの書いた小説」ではないんです。
        「ブラック・コーヒー(小説版)」と書かれているのは、
        もともとは戯曲作品(舞台の台本)として書かれたものだったからです。
        1997年にチャールズ・オズボーンによって小説化されたものです。
        表紙に著作者の名前を書かないのはいかがなものかと思いますよ。早川さん!
        だから☆2に減点です。

        著者のオズボーン氏は『ブラックコーヒー』の上演でカレリ博士を演じ、
        クリスティーの遺族に小説化を提案した人物です。
        わざわざ他人が小説化した意味はどこにあるのか?
        それは、この戯曲が非常に読みにくいからなのですよ!
        膨大な量のト書きに、舞台のデザイン、椅子やテーブルの配置、役者の声音表情まで
        指示がいっぱい書き込まれていて
        なのに役者のセリフはかなり省略されているのですから。

        小説版では邪魔なト書きが除かれ、情景や情報は追加され、
        舞台である読書室以外の部屋や庭の描写も入ってきます。
        セリフの解釈をした上でわかりやすく説明されています。

        一方、人物のセリフ自体はクリスティの作文を活かしていますし、
        他のポアロ作品から抜き出したエピソードをあれこれはめ込んで
        それらしく作り上げています。

        でも、それでもやはり文章のテイストが違うんです。
        今ひとつ賛成できない点がいくつかありました。

        まず、小説版で最も異なる点はイントロです。

        ポアロの自宅の朝のひとときから始まります。
        ホットチョコレートを飲みながら、届いた手紙の束を検分するポアロ
        ヴァン(従僕)のジョージが2杯めのおかわりと共に電話番号のメモを手渡します。
        ポアロが不在の前夜、サー・クロード・エイモリーなる人物から
        曰くありげな電話がかかってきていたのでした。

        この朝食シーンですが、わざとらしいのみならず、行動が不自然に思われます。
        暇をなげくポアロがすぐに興味を示さずにホットチョコレートを飲み続け、
        新聞を読んで、さらに日光浴までして時間を過ごします。
        折り返しの電話は10時過ぎにかければいいと言って…。
        この朝の描写、はっきり言って不要です。
        もともと他作品の一部を引っ張ってきて脚色しただけのものですし、
        ポアロのこの行動も、その後、事件が起こってからのポアロのセリフとの整合性から考えて
        非常に不合理なつけたしになっていると私には思えました。

        ジャップ警部がポアロにあって、長広舌を振るう。これも、ちょっとありえない感じ。

        中村さんの翻訳はよいのです。
        この点に関してはオズボーン氏が多くを説明しようと頑張りすぎていていけないのです。
        オリジナルの戯曲版の麻田訳には、誤訳あるいは不適切な訳があるように思われました。
        戯曲と小説との方とも中村さんに訳してもらえばいいのに。

        蛇足ですが、貝谷氏の解説もだめ!
        殺害方法などに関して他作品のネタバレをいっぱいやらかしています。
        決して読まないこと!(`・ω・´)!

        【ストーリー】
        サー・クロードの新開発した原子爆薬の化学式を記した書類が、
        家のものに盗まれてしまった。
        その書類を返せば不問にすると言い渡し、照明を落とし部屋は暗闇に。
        あかりがついたとき、科学者は息絶えていた……
        ポアロの到着は間に合わなかった。

        メモの行方は?サー・クロードの死の真相は?

        願わくば、クリスティが自分でノベライズしたものを、読みたかったですね~。


        【おまけ】
        ちょっと年代に注目してみましょう。
        「ブラック・コーヒー事件」は1934年。と小説版にはっきり書かれているのには意味があります。
        前年の1933年には、ドイツでナチスが政権を獲得しています。
        この物語の背景には世界大不況と第2次世界大戦へと流れゆく時代の足音があるんですね。

        サー・クロードが発見した化学式とは核兵器なのです。
        つまりこれからアメリカで完成される「原爆」同様なものです。

        ルシアは、この価値ある化学式を暖炉で灰にします。
        「この世界にはすでに苦しいことがありあまるほどありすぎますもの」と言って。

        クリスティの先の時代を見越したメッセージを、後世のオズボーンは
        しっかり受け止め強調しているのです。
        (実際に戯曲が発表されたのは1930年)
        >> 続きを読む

        2013/02/18 by 月うさぎ

      • コメント 7件
    • 5人が本棚登録しています
      黄色いアイリス
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • アガサ・クリスティの多作期の小品を集めたさらっと読める短篇集。
        マープルとポアロは別の本にまとめて欲しかったという声がありますが
        探偵によるテイストの違いを味わえる本作は、お試し読みにちょうどいいともいえるでしょう。
        そして、気に入った作品があったなら、次はぜひ彼らの長編にトライしてみてください。
        クリスティは長編でこそドラマが生きる作家です。

        【作品紹介】
        『レガッタ・デーの事件』 The Regatta Mystery (パーカー・パイン) in June 1936
          ポインツ氏のお宝のダイヤモンドが紛失した。ほんの戯れに泥棒ごっこをした際に。
         「パーカー・パイン氏登場」のパインが犯人を特定。
         (う~~ん。これはポアロっぽいぞ。でもポアロにしては簡単すぎっていうことかも)

        『バグダッドの大櫃の謎』 The Mystery of the Baghdad Chest (ポアロ&ヘイスティングズ)
          男を狂わせる美女が絡んだ恋愛殺人事件。
         オリエンタルなチェストの中から刺殺された死体が発見されるという、ちょっと猟奇的な殺人。
         ポアロによって完全犯罪が暴かれます。それにしてもまぬけな被害者…。

          『スペイン櫃の秘密』という題名でリライト。
          「クリスマス・プディングの冒険」という短篇集に収められており、ほぼ同じ筋書です。
          相棒がヘイスティングズからミス・レモンに。
          シェイクスピアを引用してみたりして膨らませ、少し長くなっています。

        『あなたの庭はどんな庭?』 How Does Your Garden Grow? (ポアロ&ミス・レモン)
          パーカー・パインの秘書だったミス・レモンがなぜかポアロの秘書になっていました!
          いかつい風貌で愛想が無く、整理魔で情緒の欠片もない48歳のハイミスの女性。
          ヘイスティングズの真逆の個性でポアロの新相棒の役を努めます。

          資産家の老婦人が毒殺され、嫌疑は看護婦兼付き添いのロシア人女中にかかります。
          毒はどのようにして与えられたのか?というハウダニットのミステリー。
          「つむじまがりのメアリーさん」のマザーグースの歌がタイトルにも、事件解決のカギにもなっている点が特徴的。

          Mistress Mary, quite contrary,
          How does your garden grow?  
          With cockle-shells, and silver bells,
          And pretty maids all in a row.

        これはポアロよりもミス・マープルの事件にふさわしい気がします。
        何かこの歌が使われていた作品が確か他にもあったような…。

        『ポリェンサ海岸の事件』 The Problem at Pollensa Bay (パーカー・パイン)  in November 1935
          パーカー・パイン再登場。いつものパターンでマザコン息子の結婚問題を解決。

        『黄色いアイリス』 Yellow Iris (ポアロ) in July 1937
          長編『忘られぬ死』(ただし探偵はレイス大佐)として1945年にリライトされます。

          ポアロは女性の電話でレストラン“白鳥の園”に呼び出された。
          その声には危険を予感させるものが含まれていた。悲劇は防げるのか?
          目印はテーブルに飾られた黄色いアイリスだ。
          ディナーの席上で、ラッセル氏が自殺した妻のことを話し出した。
          妻のアイリスは4年前の同じ日にディナーの席上で服毒自殺を遂げたという。

        『ミス・マープルの思い出話』 Miss Marple Tells a Story (マープル)  on 25 May 1935(活字化)
          妻殺しの嫌疑をかけられた夫の無実を見事晴らしてあげたというマープルさんの自慢話。
          ホテルの密室で刺殺された女性は、どうやって夫に知られずに殺人が行えたのか?

        『仄暗い鏡の中に』 In a Glass Darkly(ノンシリーズ)
          怪奇小説風のショートストーリー。  
          鏡の中に見えた殺人現場の衝撃的映像は、未来を予知したものなのか?
          ポーのような重くじっとりした感じが「クリスティらしくなくて」こういうのも時にはいいです。
          
        『船上の怪事件』 Problem at Sea (ポアロ)
          エジプトへと向かう船の中。自分勝手で感じの悪い金持ち女性が刺殺された。
          物取りの犯行を思わせる痕跡はあるものの部屋は密室。
          彼女は鍵をかけて寝ていたはず。その声はポアロも聞いていたのだ。
          
        『二度目のゴング』 The Second Gong(ポアロ) in July 1932
          長編「死人の鏡(Dead Man's Mirror)」として1935年にリライトされます。

          当主のロシェ氏はディナー時間に以上に執着を持っており、
          滞在客は食事開始に遅れないように相当気を使っていた。
          ポアロが招かれたその晩に、合図のゴングが鳴ってもロシェ氏が現れなかったため、
          不安に思った客たちが書斎を開けると、ロシェ氏はピストルで撃たれて死んでいた。
          扉も窓も施錠された密室で手元には拳銃が落ちており、警察は自殺と断定するのだが…。

          食事時間にこだわる館の主人、書斎の死体、密室なんてところは同じですが、登場人物は違っていて犯人も違いますので、両作品とも安心してお読みください。
        >> 続きを読む

        2014/06/17 by 月うさぎ

      • コメント 8件
    • 6人が本棚登録しています
      厭な物語
      カテゴリー:叢書、全集、選集
      5.0
      いいね!
      • 『崖っぷち』『すっぽん』『フェリシテ』
        『ナイト・オブ・ザ・ホラーショウ』『くじ』『シーズンの始まり』
        『判決』『赤』『言えないわけ』『善人はそういない』
        『うしろをみるな』の11篇収録

        結構、読んだことのある作品が多かったですが

        さすがに巻等の『崖っぷち』は上手い!!と思います。
        アガサ・クリスティはこの枚数ですら
        人の心の機微・行為にいたる着火点等。
        登場人物の心情だけでなく、それを読んだ読者の反応すら推測が出来ていたのでは・・・と勝手ながら思います。

        どれも救いのない話ばかりなんですが、
        個人的に淡々話が進んでいただけに印象に強く残ったのは『フェリシテ』のラスト。

        あとは有名な『くじ』

        「二度と読むか!!」と思っていた
        ソローキン作品を読む羽目になったのは残念でしたが。
        あとは『善人はそういない』と

        フレデリック・ブラウンの末尾に相応しい『うしろをみるな』が収録されているのが心憎い。

        表紙も良いですし、個人的には当たり!!のアンソロジーでした。
        >> 続きを読む

        2013/06/13 by きみやす

      • コメント 8件
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【中村妙子】(ナカムラタエコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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