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南条範夫

著者情報
著者名:南条範夫
なんじょうのりお
ナンジョウノリオ
生年~没年:1908~2004

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      武道の系譜 日本剣士伝
      カテゴリー:武術
      3.0
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      • 日本の武道。とくに剣の達人たちの考察と分類。

        学閥的というか、反発したくなる思想だと言わざるを得ない。

        達人たちが名乗った自らの流派を遡り、分類することによって体系付けようという主旨。
        同時に、最強の剣客は誰だったのかと言う様な考察も随所に挟み込まれている。

        流派の体系付けに関しては、知識が無いために、そういうものかと受け取るしかない。
        ここに関しては学ぶべき点も多く、剣豪のエピソードを楽しむことが出来た。

        問題は分類した流派の扱い方で有る。
        新撰組への言及箇所でわかりやすく示されるのだが、彼らの流派は主流ではないので、実力もそれほどでもなかろうと、語る気さえ見せていない。

        矛盾を感じるのだが、その前後で、実戦で人を斬る機会が有った人間は、道場で防具を付けての立会いしかしたことが無い人間と比較にならないほど強いという主張が有る。

        これには大いに納得するが、それならば実際に何人もの人を斬った経験が有る新撰組の力を下に見るのはおかしくはないだろうか。

        エクスキューズ的に、新撰組の頃は、入り乱れた集団戦で、対面の剣技などと言うものではないというような記述も有るが、それならば剣豪が実戦場で何人斬ったなどという話を持ち出している箇所の意図も怪しくなって来るように思う。

        結局、一流大学(流派)を出ていないと大した人物ではないと主張しているように聞こえ、流派の分類が、大学の勢力図みたいな俗っぽいものに見えて来た。

        武士道というものは崇高な精神に、その本質が有ると思う。
        学術的な分類も良いが、その分類により本質を見誤らないように注意は必要だろう。

        沖田総司も達人として扱って欲しかったというやきもちは正直有る。
        >> 続きを読む

        2011/07/25 by ice

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