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前々からこの西村京太郎さんの初期の作品は面白いと聞いていたので、早速、購入して読んでみました。こういった、読者に挑戦的な小説は大好きなんで・・・・。しかも、最初から犯人は双生児ですと言っているのはまさに倒述作品にふさわしい。最初から犯人を表示しているのだから。内容も、全然繋がらない2つの事件、連続殺人事件と連続強盗事件、これが並列しながら進んでいく。どこでどう繋がるのだろうかという思いで読んでいくのもまた面白い。ようやく繋がったと思ったら、そこからまた次の疑問が立ちふさがる。なかなかすっきりしない捜査に苛立ちさえ覚える。ここで、結果を明かすのはネタバレになるので、控えるが私としては結果にはちょっと納得しない。もう少し何とかなったのではないかとすら思えてくる。ただ、そこがこの小説の面白いところなのかもしれない。次々とでてくる不自然な証拠。それを解決しながら事件の真相に迫っていく警察・・・・。本格的ミステリーの醍醐味としてアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品というのもうなづける。ミステリー好きにはお勧めの一冊です。また、「十津川警部シリーズ」とは違った面白さがありますよ。 >> 続きを読む
2016/08/03 by sumi
ベストセラー作家・西村京太郎の第34回日本推理作家協会賞受賞作「終着駅(ターミナル)殺人事件」を読了。青森出身の弁護士志望の青年・宮本は、高校時代の同級生六人に、上野駅から郷里に向かう旅への招待状を送った。だが、ただひとり待ち合わせ場所の上野駅に姿を見せなかった官僚の安田は、駅のトイレで刺殺死体となって発見された。続いて、運送店社長の川島が、寝台特急から姿を消したのだ。十津川警部と、青森出身の亀井刑事は、男女七人の過去から、相次ぐ事件の背景を探り出そうとするが-------。この作品は、著者・西村京太郎お得意の時刻表トリックは言うまでもなく、密室の謎、動機の謎など、幾つものトリックを組み合わせた力作だと思う。主要な登場人物のほとんどが殺されてしまうこともあって、犯人が誰かは途中でだいたい見当がつくが、その人物の犯行を証明するには幾つもの関門を突破しなければならず、名探偵と"名犯人"の対決の妙味が味わえるのだ。犯人の殺人計画を最後まで止められない十津川たちが、有能に見えなくなってくる(これは、考えてみれば、この作品に限らず、十津川シリーズの幾つかに共通の弱点になっているように思う)など、問題点も目立つ作品ですが、関係者たちのそれまでの人生を丁寧に描くことで、事件が起きるに至った"運命の理不尽さ"を強調した構想が、私の胸にやりきれない余韻を残してくれます。この作品は、著者のもはやライフワークとも言える、"鉄道ミステリ"に賭けた意欲が窺える記念碑的な長篇小説として、一読に値すると思う。 >> 続きを読む
2019/05/17 by dreamer
昔から気になってた作品を最近になってようやく読破しました。何者かによって気絶させられた十津川警部。目覚めた場所は絶海の孤島だった。そこには7人の人間が同じように連れてこられていた。島の中にあったのは、映画のセットのような街並みでその場所は一年前に殺人事件があった所であり、7人は事件の目撃者だった。事件の犯人は7人の証言によって逮捕され、獄死していた。やがて、現れたのは犯人の父親。息子の無実を信じる男は、私財を投げ売って孤島を手に入れ、殺人現場を再現し、事件を再検討しようというのだ。立会人として連れてこられた十津川は7人の証言を聴きながら、事件の真相を暴いていく。そして、その中で殺人が起きる。物凄く大掛かりで突拍子も無い設定ですが、単なるクローズサークルではなく、私設法廷という捻ったアイディアが面白かったです。犯人の父親が7人の証言の矛盾を巧みについていく展開で分かるのは、人間の記憶がいかに曖昧でいい加減かということと、ちょっとした誘導で全然違うものになってしまうということですね。まったく無関係なのに、連れて来られた十津川警部はいい迷惑ですが、真相に辿り着くまでの頭の切れと犯人の父親と7人を平等に扱い、さらなる被害を防ごうとする優しさが光っていました。 >> 続きを読む
2015/04/30 by UNI
最後までなかなか犯人がわからずミステリーとしてはよいと思う。この殺人犯はかなり卑劣である。ただ、ロマンスも発展しないし、最後のつかまり方もあっけない。 >> 続きを読む
2011/04/21 by suzudon
上越新幹線は脇の脇役だった・・汗
2012/08/09 by MJ-Walker
言わずと知れた十津川警部シリーズです。西村京太郎の本は、スイスイ読めるので図書館で借りてたくさん読んでます。必ず図書館に在庫があるというのもポイントですね。たくさん読んだ本から、なぜこのタイトルの本をレビューに書いたかというと、なんとあの亀井刑事が殺人犯に仕立てられて捕まってしまうからです。亀井刑事を慕う、十津川警部の気持ちを強く感じられる一冊です。 >> 続きを読む
2012/06/21 by higamasa
親父さんの無念と疑いを晴らすために活躍する西本刑事の姿がいい。女性とのロマンスが発展しないのが心残り。 >> 続きを読む
面白かったよ。「そうだ!秋田へ行こう」じゃ、どうもね! >> 続きを読む
源氏の鎌倉幕府の話と企業の話をだぶらせている点は多少強引かなと思うものの面白い。ただ、それが殺人の理由にまで発展するのには無理なような気がしている。 >> 続きを読む
とりあえず秋田ローカル線に関係する本を読みました。秋田へ行きたいので・・・既にドラマになっているようです。じゃ、どうもね!またね! >> 続きを読む
2012/07/18 by MJ-Walker
公害問題に悩む地域で発生した殺人事件を題材に読者を啓蒙している。さすがの安定感で軸はブレないが、上手くオチが付かず座りが悪い。公害問題を題材としたバリバリの社会派ミステリ。きれいな海が自慢ののどかな田舎に大企業が進出し、公害を撒き散らす。地元民としては当然困るのだが、地域経済は確かに潤うし、病院寄贈や基金の設立などの実弾攻撃も効果を発揮し、賛成派と反対派に割れてしまう状況。深刻なのは港町を支えて来た漁師達で、公害を訴えると魚の売却価格が暴落してしまうため、年々悪化する漁獲量の不安に苛まれつつ、むしろ公害については糊塗し、キレイな海だとアピールせざるを得ない辛さが有る。一応、殺人事件も発生し、推理小説の形式を取っているが、どちらかというと公害を撒き散らす大企業糾弾というメッセージの方が強い。読み終えた後に、いろいろと考えさせられる作品で有る。 >> 続きを読む
2011/10/15 by ice
記憶喪失で発見された高沢明会津高原で発生したホステスの原田あかり殺害事件を捜査していた十津川警部は高沢明との関連に行きあたっていく今読むとナン時ナン分発のドコ行のナニに乗るとかって要るか、と思えるが西村京太郎の十津川警部シリーズはこれがウリだから仕方ない会津高原や喜多方など風景描写が楽しいのは流石高沢明とは何者かを見つけていくのも面白いが殺人事件の謎は単純で真相も陳腐すぎるのが残念 >> 続きを読む
2020/03/28 by 紫指導官
新幹線「つばめ」は一瞬出てきただけ^^;内容は★★★★!
2012/10/27 by MJ-Walker
これはミステリーではなく、サスペンス。中途半端で終わった感がする。本自体も、これから発展するのかなと思って読み進めたら、後半のかなりの部分が書籍紹介になっていた。 >> 続きを読む
2時間のテレビドラマではよく見ているんですが、本を読んだのは、これが初めて。すいすいと読めてしまうので、一日であっという間に読んでしまったのは、ミステリー小説の特徴・・・かな。さらって読め過ぎてしまって、心に残りはしないんだけど、そこはさすがミステリーです。読み始めたら、先が気になって、読み止められませんでした(笑) >> 続きを読む
2014/08/22 by mika
たくさんある西村京太郎作品の中で、コレというものはこの作品のようだったので、読んでみました。なんとなく万人の憧れ感のあるブルートレインが舞台なので自分も現実から旅の世界に連れてってもらっている気分になりました。トリックのトリックに騙されっぱなしでした。 >> 続きを読む
2018/02/08 by mdoi
必要性なくない?という殺人もあれば、最後がどうもしっくりこない。。。西村氏の作品は、常に期待をして読んでしまう性か、ちょっとがっかり感が残りました。 >> 続きを読む
2018/06/20 by mika
ちょ〜っと長かったですかね(^^;そのせいか、中盤少し中だるみするんですが、後半の展開のスピード感は満載。謎めいた女性が登場するんですが、あまり謎めいていなかったんですよ。この女性が、もっと謎めいた存在だったら、より一層ミステリアス感があったかもしれませんね。 >> 続きを読む
2014/09/05 by mika
何だか謎めいたまま終わってしまうんですよね。。ミステリーにしては納得いかない!?・・・みたいなヽ( ´ー`)ノ日本人と外国人の違い。長崎とナガサキの違い。そこがこの作品の一番面白い部分かも(´▽`).。o○ >> 続きを読む
2014/09/27 by mika
読んでいる最中、ここに出てくる温泉(宮城)に社員が実際に宿泊してました!(笑)内容は★3つです。女子大生一人旅は危険!うちの娘は大丈夫か!? >> 続きを読む
2012/08/23 by MJ-Walker
【西村京太郎】(ニシムラキョウタロウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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