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新渡戸稲造

著者情報
著者名:新渡戸稲造
にとべいなぞう
ニトベイナゾウ
生年~没年:1862~1933

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このランキングは1日1回更新されます。
      武士道 現代語で読む最高の名著
      カテゴリー:武士道
      3.7
      いいね! tomato makoto hide510205 ice katsu
      • 5千円札の顔であった新渡戸稲造。
        夏目漱石や福沢諭吉と比べ知名度が格段に低かった。

        私が英語を好んで学び留学する身でなかったら、新渡戸稲造が海外で大ヒットした本を書いたなんて聞いても興味を持たなかっただろう。

        日本人は一つの宗教に固執されない文化の中で生きている。
        仏教、神道、今ではキリスト教のクリスマスだって祝う。
        だから宗教が人間の中の道徳心を育んでいる役割があるなんて私も知らなかった。

        日本人の道徳心の根本は何か。
        それが武士道だと言い切っている新渡戸の考え(理論?)は大変面白いものだ。

        本自体は英文を訳しているので確かに読み解くのは難しい。
        新渡戸自身も言語を訳したものは、ニュアンスなどが違うのはしょうがないということを話している。

        なので正直、難しくて頭に入らないような場面では流し読みをしてしまった箇所もある。反面、心に刻んでおきたい文章もたくさんある。

        今度は英文原作に挑戦してみたい。




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        2016/07/10 by Misa

      • コメント 1件
    • 他6人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      武士道
      カテゴリー:武士道
      5.0
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      • 新渡戸稲造の『武士道』です。有名な本ですが読んでいなかった本の一つです。元々新渡戸が英文で書いたものを日本人が訳したというなかなかユニークな本です。太平洋の架け橋になろうとした新渡戸ですから、外国人向けの日本の精神紹介本と言ってよいでしょう。とはいえ、現代人にとってはこの本をまさに外国人のように読まなければならないことが、喜ぶべき事なのか、悲しむべきことなのか。

         武士道と騎士道を対比させつつ語っている場面が出てきますが、そのたびに新渡戸がさらっと書いていることが博識すぎてついていけません。後注でようやくついていく感じです。ギリシャ哲学からキリスト教、中世の騎士物語、ヘーゲル、ニーチェなどの近代哲学、頼山陽、本居宣長、孔子、孟子、老子、マホメットと洋の東西を問わず、自由自在に引用しては、武士道に現れた、忠義の徳や切腹などの習慣、子弟の教育から婦女子の身の処し方までを基礎知識のない西洋人にも分かるように書いているところに、博覧強記、いったいどんな勉強をしたらこんな教養が身につくのだろうと、この人も私と同じく24時間しか時間がなかったとは思えなく、驚嘆の限りです。新渡戸が『武士道』を書いたのは38歳の時です。あと一年生きても、私には新渡戸の100分の1の教養も満たないでしょう。

         読んでみて改めて思ったことは、新渡戸の時代(1899年刊行)にこれだけ武士道が明確に論じられているのにも関わらず、日本が軍国主義に邁進し、「生きて虜囚の辱めを受けず」と、有為の若者たちにあたら命を捨てさせた権力者たちの愚かさにはかえって驚きさえ感じます。やはり預言者は故郷では敬意を払われないものでしょうか。
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        2012/07/17 by nekotaka

      • コメント 3件
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      世界一退屈な授業
      カテゴリー:人生訓、教訓
      5.0
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      • 世界一退屈な授業。適菜収先生の著書。日本の歴史上の5人の偉大な先生たちの授業を現代人の私たち向けにわかりやすく編集した良書。偉大な先生方の授業は時が経っても色褪せないものですね。つまらない先生たちの退屈な授業に辟易している日本の学生も、この5人の先生たちの授業であればきっと目を輝かせて聞くことでしょう。 >> 続きを読む

        2018/08/09 by 香菜子

    • 1人が本棚登録しています
      運命を拓きゆく者へ 理想を携え、道は一歩ずつ
      カテゴリー:人生訓、教訓
      5.0
      いいね!
      • 新渡戸稲造のいくつかの著書から要所を抜粋した本で、とても良い本だった。
        平明な文章でありながら、非常にためになる、深い内容の本だと思う。
        たぶん、だいぶ前にどれも読んだことがある文章がほとんどだったとは思うのだけれど、あらためてとても心にしみ、繰り返し読みたくなった。


        「意志は人なり」
        「大綱を決める」
        「節のない竹には力がない」

        などの言葉は、あらためてはっとさせられる。

        「自分は何をしたら一番自分の心を満足させられるのか」、つまり「自分は何のためにこの世に生きるのか」ということをしっかり考えること。
        黙想の時間を大切にすること。
        標準書を定めて、他はその参考書として本を読むこと。
        胸襟を開いて人と語り、気取りを捨て、壁をつくらず、よく思われようとしないこと。
        などなど、あらためて大切なことと思った。


        「自己の成長と、世でいういわゆる成功とは、 稀には合致するが、多くの場合は相いれない。
        なぜなら、立身出世の標準は外部に求められるが、自己の成長は各自の内部の経験に基づくからである。」

        という言葉も心に残った。

        多くの人にお勧めしたい、人生の糧となる本だと思う。
        >> 続きを読む

        2014/02/05 by atsushi

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      武士道 現代語訳
      カテゴリー:武士道
      4.0
      いいね!
      • 今更ながら新渡戸稲造の「武士道」を読みました。山本博文氏の現代語訳がとてもわかり易く、すらすら読めました。

        恥ずかしながら、新渡戸の名を知ったのはつい最近で、この本の存在すら知りませんでした。

        私にこの著書を論じるほどの知識も文章力もないですし、もともと「Bushido ~The Soul of Japan~」の名で英文で書かれた本書を、逆輸入するという形で読むことになりましたが、ちょっとした書評を。いつか原文で読みたいなあ。

        冒頭の「武士道は、日本の標章(しるし)である桜の花に勝るとも劣らない、我が国土に根ざした花である」の、印象深い比喩的表現の一文で幕を開ける本書は、キリスト教のクエーカー教徒であり、グローバルな知識人である新渡戸が、神道・儒教・仏教に由来する武士道を論じ、高く評価しているという点で、非常に興味深いです。

        また、新渡戸はクエーカー教徒でありながら、彼が生きていた時代に日本にやってきた宣教師たちの「キリストこそ救い! ほかはすべて腐敗している!」といったような、独善的な布教・伝道活動のあり方に批判的で、キリスト教宣教が、日本人の道徳教育には一役買っていることを述べながらも、性格形成には一切貢献していないことを指摘しています。

        しかしながら、宣教師たちの失敗を挙げながらも、新渡戸が宣教師たちが日本にもたらした間接的な好影響も共に挙げ、新渡戸が本書を書いた時代、武士道がもはや廃れ、詭弁家、計算家、理屈屋が時代を席巻してしまって、やむを得ず武士道を葬送するとともに、その精神性は、さながら冒頭の桜の木に根付いているようであり、孔子の仁の思想、そして仏教の慈悲をくわえ、それはキリスト教の「愛」に到達すると述べており、武士道の未来をやはりクリスチャンらしく、散ってしまった桜の花びらを悲哀を持った視点で俯瞰しながらも、キリスト教に託している。

        新渡戸が理想としたのはキリスト教と武士道がうまく調和された教えであり、道徳であり、哲学であり、、、と、この時点で私はアメリカ人の白人の友人が浮かんだ。私は彼を「碧眼のサムライ」と心の中で呼んでいる。

        彼は宣教師で、武道をやる。普段は武士らしく寡黙だが、思慮深く、勉強熱心で真面目で敬虔なクリスチャンで、私が新渡戸のこの本「武士道」を知る前から、彼と会うたびに「キリスト教と武士道、、、これこそ、地球人類の鑑、理想ではないか」と考えることがしばしばありました。

        そもそもナザレのイエス自身が身をもって「武士道」を体現したと思います。といっても、社会的地位のあった武士階級と、神の子でありながら汚い飼い葉桶で生まれ、社会的地位のある律法学者・パリサイ人から「お前は気でも狂ってるのか!」と言われていたイエスは、ちょっと状況が違いますが。

        そうすると、やはり、立ち返るところは武士道であり、それを体現したイエスを見上げよ、ということになるのでしょうか。

        武士道は死んだのでしょうか? 我々の周りの武士道、すなわち大和魂、武士道≒大和魂だと思いますが、私が考える限り、武士道の高貴な道徳観があらわれた例として、それには、たとえば東日本大震災において、世界が賞賛した、日本人の道徳心の高さ。
        あの状況下において、誰一人とせず(中にはいたと思いますが)不平不満を言わず、列に割り込まず、耐え忍び、強盗も略奪も起こらなかった日本人の姿勢に私は武士道のそれを覚えます。

        一部では日本は「恥の文化」であるから、恥、すなわち名誉が傷つくことを極度に恐れる武士道の道徳観がここに現れている気がします。

        武士道の象徴する、朽ちるよりもむしろ散ることを選ぶ生に執着しない桜、そして、生に執着しなかった結果、現代では散り散りになってしまって、舞った花びらの香りは、現代においてもあちらこちらで漂っているはずで、以下に引用した最後の文章に集約されています。

        ー何世紀もたち、その習慣が葬られ、その名さえ忘れ去られても、その香りは、「路辺に立ちて眺めれば」はるか彼方の見えない丘から風に漂ってくるだろう。かのクエーカー詩人がその時美しい言葉で歌ったように。
        どこからとも知れぬ親しい香気に
        旅人は感謝の心を抱き
        歩みを止め、帽子をとって
        空からの祝福を受けるー

        また印象深い新渡戸の言葉があります。

        ー黄色人種は、黄金の象形文字で記された貴重な一ページをなしているのである。ー

        私も一人の日本人として、武士道の片鱗を受け継いでいる日本男児として、またクリスチャンとして礼節をわきまえた男気溢れる漢になりたいと思いました。

        ところで、解説でも新渡戸は、武士道を多少美化して書いていると書かれていましたが、私達の考えるフィクション作品でのキャラクターで、武士道を体現している人物は誰でしょう?

        人によっては黒澤明作品における三船敏郎か、あるいは私は北斗の拳のケンシロウやビデオゲーム作品「龍が如く」の、メインキャラクター、元ヤクザの桐生一馬であるのですが、、、
        そう、あくまでフィクション作品における「任侠、ヤクザ」と「武士道」の親和性、共通項は露骨すぎるほど、あまりにも顕著です。
        、、、と、思っていたら、思った通り、ちくま新書の関連著書紹介の中に「サムライとヤクザ ー「男」の来た道」が載っていました。読んでみようかな、、、

        P.S.それと余談ですが、各章のサブタイトルの上には十字架が記されており、やはり本書はキリストの上に立つ武士道における十字架、桜の木を暗喩しているのでしょうね。
        >> 続きを読む

        2018/02/21 by KAZZ

    • 5人が本棚登録しています
      武士道 いま、拠って立つべき"日本の精神"
      カテゴリー:武士道
      3.0
      いいね!
      • 「菊と刀」「茶の本」そして「武士道」
        私の中で日本を説明するのに必須と考える本たち
        それぞれの本に合うところと合わないのもある
        武士道を読んで一番感じたのはこれからの日本に希望を見出している。
        新渡戸は武士道にかわる精神的支柱は不死鳥のように甦ると締めくくった。
        しかし残念ながら私は現在の精神的な支柱のようなものを感じえない。
        私自身にも堅固な支えがあるように思わない。
        学生時代キリスト教を学ぶ機会があった。聖書を紐解いていくのだが
        大変興味深かった。そしてキリスト教を信じる人の精神的な支柱を感じた。
        皆がキリスト教信者が心の支えとしているわけではないかもしれない。
        それでも、この日本でキリスト教を信仰することを選んだ人の支えは
        確実にキリスト教である。そして思考が異なる。
        それは宗教的な思想の違いなのか、心の支えを持つことからなのか、それ以外なのかわからない。
        そのような記憶をこの本を読むことで思い出した。
        精神的な支えをなく彷徨う日本の人は何へ向かおうとしているのか
        自身にも厳しく問いかけられている。
        >> 続きを読む

        2016/06/03 by kotori

    • 4人が本棚登録しています
      武士道
      カテゴリー:武士道
      4.0
      いいね!
      • 新渡戸さんのオリジナルと知らず買ってしまい、
        話が難しくて読むのに苦戦した。

        為になりました! >> 続きを読む

        2015/01/23 by Logikoma41

      • コメント 1件
    • 2人が本棚登録しています

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