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小倉多加志

著者情報
著者名:小倉多加志
おぐらたかし
オグラタカシ
生年~没年:1911~1991

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このランキングは1日1回更新されます。
      死人の鏡
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! Tukiwami
      • ポアロの出てくる短編集

        厩舎街の殺人
         なんだかこじつけ的なオチに思えるが…

        謎の盗難事件
         登場人物の書かれているページに栞したら
         誰が誰か分からなくなるのを防止できた

        死人の鏡
         ダラダラした話だが
         ラストが切なくて良い

        砂にかかれた三角形
         この短い話の中で
         よくこの深みを出せたものだ
        >> 続きを読む

        2019/01/11 by 紫指導官

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      レッド・ドラゴン 決定版
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 「羊たちの沈黙」で一躍有名になったトマス・ハリスが、その前に書いた小説「レッド・ドラゴン」(上・下巻)を読了。

        ここにもハンニバル・レクター博士が登場して、重要な位置を占めている。
        まだ「羊たちの沈黙」を読んでいない人がいたら、まずこの本から入る方がいいと思いますね。

        トマス・ハリスは、この二作の他にアメリカ大統領暗殺を画策するテロリストを描いた「ブラック・サンデー」がありますが、三作ともに共通しているのは、追う方と追われる方、同時に描いているところだと思う。

        この構成によって、他の作家にありがちな単純な勧善懲悪の図式が消え、残忍極まりない犯人にさえも感情移入できるようになっているんですね。

        また、この構成は両者のせめぎ合いを白熱させるのにも大いに役立っていると思う。
        彼の作品三作とも、ドラマとしてもサスペンスとしても傑出しているのは、恐らくこの構成のためだろうと思う。

        そこでこの「レッド・ドラゴン」ですが、六月と七月の満月の夜、二組の家族が何者かに惨殺された。
        その現場には、なにやら儀式のようなことが行なわれた形跡があった。
        しかし、この二つの家族には何の共通点も見当たらないのだ。

        異常犯罪のエキスパート、グレアムは、天才的異常殺人犯ハンニバル・レクター博士に殺されかけたため、FBI捜査官を辞めていたが、かつての上司の願いでこの事件を担当することになる。

        このグレアムの捜査法は一風変わっている。
        彼は自分を犯罪者と同化させて、その心理を探り、犯人究明の糸口にするのだ。

        犯人の残した手掛かりを辿って、彼の行動を再構築していくシーンはゾクゾクするほどだが、それと同時に怖くもあるんですね。
        犯人の心理が理解できるということは、グレアム自身にもそんな部分があるからなんですね。

        そして、それを見逃さないのが、あのハンニバル・レクター博士。
        彼の存在が、異常な犯罪者と常人の垣根をとりはずし、この小説を、ドラマ、それも心理ドラマの位置にまで押し上げているのだと思う。

        >> 続きを読む

        2018/04/25 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      死の猟犬 クリスティー文庫)
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • オカルト色の強い作品を集めた異色の短編集。
        クリスティがオカルト?って思うでしょう
        ミステリー作品中にも「降霊会」のシーンなどが結構出てくるんですよ。
        ホームズのコナン・ドイル氏のオカルトや妖精マニアぶりも有名ですが、
        この時代の英国の方には突飛な傾向ではなかったようです。

        心理学者と精神科医師と神秘学者をいっしょくたにしているところが現代目線では疑問符ですが、
        固いことはいわず、クリスティならではの不思議な世界を、
        そしてちょっと哀しい物語を、お楽しみください。

        *1篇、特筆すべき純粋なミステリー作品が収められています。
        「検察側の証人」です。
        この作品のためだけにこの本を読む人もいると思います。

        後に戯曲として書き直され(1954年)、そして映画化(「情婦」1957年)もされた印象的な小品。
        この作品に関しては物語の詳細、テイスト、結末が全部違うので、
        違った楽しみ方ができます。
        可能なら全部読んで、観て欲しいです。
        短篇・戯曲・映画、どの作品から入ってもOKですが、
        私はこの通りの順番での出会い方がお勧めです。
        前作の結末を知っているからこそ、驚かされるってのが実際にあるのだという好例です。
        いずれの作品もラストの予想外の展開がお見事です。
        何度もだまされてください。(^^)


        『死の猟犬』  The Hound of Death
         超常現象と犯罪と宗教

         戦時下のベルギーでドイツ軍が壊滅状態になった謎の爆発事件があった。
         修道女マリー・アンジェリックの超能力か?
         それは、宗教と密に結びついた「世界」に伝わる秘密の力。
         患者に対する医師として彼女に接近するローズ。   彼の目的は…?
         そして「水晶宮」とはどんな世界に属するものだろう?
         遠い過去なのか、もしかして未来の国なのかも…。

         最も不可思議な作品。SF的要素もあるように思えます。


        『赤信号』  The Red Signal
         予知能力を絡めたホラーっぽいサスペンス・ロマン。
         秘められた狂気に駆られた殺人者とは?


        『第四の男』 The Fourth Man
          多重人格の話。その女の最期は自らの首を絞めての自殺だった。
          
          列車に乗り合わせた医者、弁護士、牧師3人男たちの話題は、4重人格の女性について。
          そこに突如加わった4番目の男の語る話に真相が。
          

        『ジプシー』 The Gypsy
         透視能力、予知能力

         ディッキーは子供の頃から夢に現れるジプシーを畏れていた。
         現実でも不吉な予言をするジプシー女に出会い、強い不安を持つが、
         予告を無視して命を落としてしまう。
         友の死にマックファーレンはディッキーが「ジプシー」と呼んだ謎の美女のもとを訪ねると…
         あなたにも透視能力があると指摘され…。


        『ランプ』 The Lamp
         幽霊が登場するファンタジックなムードのホラー。
         哀しいけれど優しさも感じるお話。

         その古色蒼然とした家には幼い子供のすすり泣く声が聞こえるという。 
         迷信を信じないランカスター夫人は息子と父親とで移り住むことにしたが…。

         「いいかね、ジェフリーにはそれがあるんだよ…以心伝心のランプがね。
         子供はみんな持っている」
         

        『ラジオ』 Wireless
          霊界との交信の証明となるのか?

          資産家の老婦人メアリーは、お気に入りの甥を遺産相続人に指定していたが、
          心臓が弱く、安静が必要だと忠告されていた。
          甥の持ち込んだラジオを聴いていた時、霊界からのメッセージが聞こえてきた。
          25年前に亡くなった夫が自分を迎えにくる!

          見事にオチのあるお話し。教訓的ですなあ。


        『検察側の証人』 The Witness for the Prosecution
         ラストが鮮やかな法廷劇。
         
         金持ちのオールド・ミス、エミリー・フレンチ殺害事件の被疑者、レナード・ヴォールは、
         男前でスポーツも友人関係も良好で頭も悪くなさそうだ。
         弁護士のメイハーン氏は、彼の無罪の主張を信じて手がかりを探すが、
         状況は不利なものばかり。
         彼のアリバイを証明するのは、内縁の妻の言葉だけ。 
         しかも妻は、彼の有罪を証明すべく「検察側の証人」として証言台に立ったのだ! 
         絶体絶命のレナードの判決は?


        『青い壺の謎』  The Mystery of the Blue Jar
          毎朝決まった時刻に、彼だけに聞こえる女性の悲鳴の謎。
          フェリーズは夢で死者からのメッセージを受け取ったという。
          殺人の罪をテレパシーで暗示されたと思われ、この現象の真相を解明しようと
          伯父の所有する中国製の青い壺を持ち出し、ヘザー荘に赴いたジャックだったが…


        『アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件』
        The Starange Case of Sir Arthur Carmichael
          魔術?

          ある朝目覚めたら、記憶もなく言葉もなくしてしまったアーサー。
          婚約したばかりのフィリスの嘆き悲しみは大きい。
          セトル医師に助けを求められてこの屋敷を訪れたアーステアズは
          この屋敷に、自分しか姿を見ることができない灰色の猫がいることを知る。
          そういえば、アーサーの姿は猫そのものではないか?
          
          なかなかアイディアとして、面白いです。映像化したら楽しそう。


        『翼の呼ぶ声』 The Call of Wings
         非常に美しい完全なる幻想小説。純文学的な上質の短篇。クリスティではないみたい。

          満足しきった百万長者、自らを徹底した唯物論者と称するサイラス・ヘイマー。
         ある晩自宅への帰途でホームレスの事故死を目撃する。
         死への恐怖に震えつつ次に出会ったのは精神を高揚させる音楽と両足の無い美しい青年。
         連続する音の波は、彼を高みへと誘い、自由への渇望を生み、
         地上へと戻るときの苦痛を味わわせた。
         肉体と精神の求める世界の違いは彼を引き裂く。
         忘れえぬ音色と色彩。それは牧羊神(パン)の音楽だった。
         

        『最後の降霊会』 The Last Seance
         最も怖いお話しがこれかもしれません。
         オカルトとしてホラーとして怖いだけでなく、
         人間性というものの恐ろしさを思わせる異色作です。
         
         完璧な降霊は、霊媒の魂と肉体を変換・転移させ、死者の実体を再現するという。
         最高の能力を持った霊媒・シモーヌは疲れ怯えていた。
         今度の降霊を最後にもう霊媒としての仕事は二度とやらないと決めていた。
         最後の客、エクス夫人の依頼はひどく気が進まないものだったが、
         幼い愛娘に会いたいと願う母の悲痛な心を思うと断れないと、
         ラウールに説得されたシモーヌはその娘アメリを呼び出した。
         

        『S・O・S』
          起こりつつある犯罪

          数キロ四方に何もない荒野にたった1軒建った家。
          そこには夫婦と二人の美少女、一人の少年の家族が暮らしていた。
          ある風雨の晩に、立ち往生して一夜の宿を求めたモーティマーがこの家で見たものは、
          ある不自然な家族の姿と、S.O.S.の文字。
        >> 続きを読む

        2013/04/19 by 月うさぎ

      • コメント 8件
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