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小野田寛郎

著者情報
著者名:小野田寛郎
おのだひろお
オノダヒロオ
生年~没年:1922~

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      たった一人の30年戦争
      4.0
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      • 昔々の記憶。兵隊姿の小野田寛郎さんが敬礼している姿、帰国のニュースをぼんやり覚えている。

        ずいぶん前に読んだ『たった一人の30年戦争』は、ルバング島から生還した小野田元少尉の自伝。
        子供の頃のことや、日本に戻ってから軍国主義の象徴のように報道されたこと、ブラジルに移住して牧場主になったことなどが書かれているけれど、内容の大部分は戦後29年間のルバング島のジャングルでのこと。
        これがかなり面白かった、と書くと語弊があるかな。
        とにかく事実は小説より・・・だ。

        小野田さんは29年間1人だったわけではない。3人の部下と一緒に行動していた。1人は投降し、1人は昭和29年に、もう1人は小野田さんが日本へ帰って来る1年前に地元警察に射殺されている。“山の王様”だとか“山猫”とか呼ばれて、現地の人たちから恐れられていたようで
        投降の呼びかけを信じず、ひたすらジャングルで戦い続けていた。
        ジャングルでの29年間の話しは壮絶で、驚くような逸話ばかり。(ずっと立ったまま寝てたとか)
        そんな小野田さんを連れ帰ったのが、雪男探しとかする冒険家の鈴木紀夫氏。
        2人の出会いは普通の状態ではないので、緊迫感がある分、コントみたいでおかしい。

        とても読みやすい本なので、ぜひ読んで欲しい。
        なぜ闘い続けたのか、戦争とは何なのか。
        人間ってすごいなと思わされた一冊でした。
        小野田さんは晩年のインタビューで
        「30年間無駄な時間を過ごしてしまいましたね、とよく言われますが、あの30年があったから自分は強くなれたのだと思う。過ぎたことをクヨクヨ考えても仕方ありません。
        正しいとされる考えは時代によって変わる。
        時代に流されず、自分の思ったことを信じて生きるのがいい。」
        >> 続きを読む

        2014/08/16 by achiko

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