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情報が溢れている今、育児をしていると迷うことがあります。自分自身はこうしたいと思っても、それと反する意見を目にしてたしかにそれもそうだな…と思ってみたり。その子の性格や個性もあるから、他のママがこうといっても娘にとってもそうとは限らないとか。それに、なにをしたところでそれがよかったのか、娘が大人になって初めてわかるかもしれないけど、きっとわからないままのことが多いのだろう。だからいつも模索している。この本は児童精神科医の佐々木正美氏が親や保育者とセミナーなどを開いてきた内容をまとめたものになります。「子供へのまなざし」というタイトルにも表れていますが、とにかく子供への愛情があり、語り口もやさしい。1998年に福音館から初版が出て以降、ずっと親や保育士に読まれている本です。特に「小さい時は要求を聞いてあげることが大切」ということが繰り返し書かれています。過保護にしてダメになった子を私は1人も見たことがない、抱っこと言われたら抱っこしてあげればよい、膝の上に座りたいと言われたらいくらでも膝の上にのせてあげればよい、ありのままの自分をうんと受け入れてもらった子はその時が来たらきちんと自立していく・・・。そのまんまを受け入れたい!という気持ちでいながら抱っこばっかりしていてこんなに甘やかしちゃって良いのだろうかとか自分でやらない子になっちゃうかもしれないとかどこかで葛藤を持ち続けていましたが、この本を読んで霧が晴れた思いでした。娘のペースで授乳していたら回数が全く減っていかなかったとか、お風呂で遊びたい娘に付き合って1時間くらい入っていたりとか、暗くなっても玄関の鍵を開けては閉めるをひたすら繰り返しているのを娘が納得するまで待っていたりとか。ネットで生活リズムを崩さずに…みたいな記事を読んでそれができていなくて大丈夫かと心がグラつくこともあったけどでも今までそんな風にやってきて間違っていなかったかもしれないと思えました。(もちろん生活リズムが大切じゃないという意味ではありません)なかなか心の余裕が持てなかったり、そんな風にできないこともいっぱいあるけれどでも、できる限り、ありのままの娘を受け止められるどーんとしたママでありたい。その他の心に留めておきたい内容。・子供は邪魔さえしなければ、まっすぐスクスク成長をしていく・過保護はよいが、過干渉は一番やってはいけない・幼児期からは友達や人とのかかわりがとても大切、友達と育ちあう・しつけとは繰り返し教えて、後はいつできるようになるかな~と楽しみに待っていてあげること・親が口で教えることよりも、行動を子供は真似する・親や保育者がまず幸せでなければ子供も幸せになれないあとは、小さい時に手のかからない子が健やかに成長しているとは限らない、むしろ手のかかる子のほうが健やかで、時がくれば自立していけるケースが多い、という内容にも勇気をもらいました!目先のことや、テクニカルなことは全くなく、愛情にあふれた本でした。こうしなきゃ、ああしなきゃとかではなく、子供だけでなく。親や保育者に向けられたやさしい語り掛けに涙が出そうになりました。 >> 続きを読む
2019/05/27 by chao
子どもへのまなざしとありますが、すべての人へのまなざしでもあると思う。人を人として見るという基本的な視点がある。そういう人が増えれば、暮らしやすい世の中に生ると思う。 >> 続きを読む
2015/08/05 by けんとまん
生まれた子どもを育てるということは個人主義ではできない子どもを育てるということはまず、子どもの望んでいるような愛し方をしてあげる子どもの望む母親になる母性性から父性性へ子どもの人生を幸福にしてあげる喜び読みながら、心に残った言葉。まずは受け入れる。こうあって欲しい、子どもの未来を期待するのもまた親の愛情だけれど。それを過度にしてしまうと、子どもにとっては、「それができないと愛されない」という否定になってしまう。子育ては簡単ではない。100人いれば100通り。でもどんな子どもでも受け入れる。子どもが幸せと思う事をしてあげる。親のエゴになってはいけない。心にちゃんと留めておこう。後半は自閉症、発達障害について詳しく書かれている。決められたこと以外をすることが難しい。目で見たものは受け入れられるが、言葉で聞いたものは不確か。相手の事を考える、いわゆる「空気を読む」ということができない。ひとつの事に対しての答えはひとつ。美しいなど、抽象的な表現は理解できない。今まで漠然としか知らなかった。もし自分の子どもにその疑いがあれば、必死に調べてたと思う。でもそうでなければ、今はまだ自閉症というものがどんなものなのか、浸透しきっていない。改めてそれを思い知らされた。まずは知ること。受け入れること。どんな事にも言えることだと思った。 >> 続きを読む
2014/10/10 by ayu
自分自身や、周りの方がアスペルガーかも?と思った時、ざっくりアスペルガーの特性について知りたい方にオススメします。 >> 続きを読む
2018/06/02 by Moffy
非常に分かりやすく丁寧に書いてあります。 それでいて、TEACCHについてけっこうページ数をさいており、 コミュニケーションカードの説明や 無料でカードの図柄をDLできるHPを紹介していたりと けっこう実用的な本です。 自閉症についての入門書としても コミュニケーションカードの準備をする上で参考にする本としてもおすすめできる一冊です。 >> 続きを読む
2015/02/02 by kengo
理想論ばかりが並べられていて、そりゃ、常にそんな対応ができれば良いんだろうけど・・・とイラっとしてしまいました。この本を手に取る人は毎日必死で子育てをし、一生懸命愛情を注いでいるけどそれでもどうにもうまくいかなくて困り果てている人、だと思うと、もう少し違った言い方をしてもらえると嬉しいです。今までこういう本を読んだことのない人への1冊目、ならいいかもしれませんが。 >> 続きを読む
2015/08/03 by wave
涙ぐみながら読み終えました。 愛され、世話される側から、愛を与え、世話する立場になって、初めて自分自身でさえ十分に育っていないことを感じました。 自分を支えるのに精一杯なのに、自分を支えてくれる人がまだ必要だと思っているのに……結構精神的に辛い。 相手の成長を待てる大人になりたい。 相手の欠点を包められる大人になりたい。 相手の失敗を肯定的に捉えて期待できる大人になりたい。………… ああ、結局、まず成長しなきゃいけないのは、私なんだと、つくづく思う。 >> 続きを読む
2018/02/17 by Moffy
【佐々木正美】(ササキマサミ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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