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塩野七生

著者情報
著者名:塩野七生
しおのななみ
シオノナナミ
生年~没年:1937~

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このランキングは1日1回更新されます。
      ローマは一日にして成らず
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
      いいね! tomato
      • 紀元前753年のローマ建国からイタリア半島統一の約500年間が上下巻で描かれる。

        2017/10/14 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      コンスタンティノ-プルの陥落
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
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      • 面白かったー!!

        ヴェネツィアを描いた『海の都の物語』を読み終えたので、次はトルコの快進撃です。3部作1作目の、『コンスタンティノープルの陥落』から。
        出来事自体は『海の都の物語』にも出てきたので、すんなり読めました。
        まごうことなきランドパワーのトルコと、シーパワー寄りのビザンチン帝国。だいたいビザンチン帝国ってなじみがなくてよくわからなかったのですが、だんだんぼんやりとつかめてきました。本作で滅びちゃいましたけど。

        マホメッド2世ってすごかったんだなあ、と実感しました。ナポレオンのような時代の寵児だったのでしょうね。しかしナポレオンよりも権力の土台がしっかりしている。大砲を戦いに導入した、というのが印象的です。騎馬隊はいずれ滅び去る運命というのは知っていましたが、武器の進化で戦い方って変わるんですよね。世界大戦時の航空機もひとつのターニングポイントでしたし。そういえば本作のトルコの物資や人材のチートぶりは世界大戦時のアメリカを連想しました。モノって、大事ですね。逃げれば死ぬから敵に向かうしかないというのは怖すぎですが、たしかに効果はありそうです。
        私は日本人なので、コンスタンチノープルの話を読みながら日本のことを考えてしまうのですが、船で敵国に向かって異なる言葉を話し異なる信仰を持つ異なる民族と刃を交えるというのを、西欧組はもう何百年も繰り返しているわけで、そりゃあ年季がちがうよな、と思わざるをえません。日本にも戦国時代はありましたが、せいぜい国土も限られていますし、船を使っても川をうまく使うとか、海からわざわざ攻めるようなこともしなさそうですし、戦い方が根本的に違うんですよね。西欧東欧を地図に収めて、法王の在所をチェックしていたマホメッド2世のスケールの大きいことと言ったら…!海を越え山を越えの移動距離の長さがすごい。

        そしてやはり塩野さんの筆はすごいな、と思います。豊富な史料を駆使して物語として仕立てる腕がすごい。次はロードス島戦記ですね。楽しみです。
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        2016/09/14 by ワルツ

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年
      カテゴリー:イタリア
      4.7
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      • 〇塩と魚しかなく、土台固めの木材さえ輸入しなければならなかったヴェネツィア人には、自給自足の概念は、はじめからなかったにちがいない。しかし、この自給自足の概念の欠如こそ、ヴェネツィアが海洋国家として大を為すことになる最大の要因であった。(P66)

        〇私は、マキャヴェリの言葉に示唆されて、ヴェネツィアという国家を、一個の人格として取りあつかうつもりでいる。(P78)

        〇しばしば歴史には、イデオロギーを振りかざす人がいったん苦境に立つや、簡単にその高尚なイデオロギーを捨てて転向してしまう例が多いのを思えば、ヴェネツィア人の執拗さは興味あるケースである。自分にとって得だと思うほうが、こうあるべきとして考えだされた主義よりは、強靭であるかもしれない。西と東の強国のいずれにも決定的に附かず、独立と自由を守り抜いたことによって、ヴェネツィア人は、やはりずいぶんと得をしたのである。(P126)

        〇現実主義者が憎まれるのは、彼らが口に出して言わなくても、彼ら自身そのように行動することによって、理想主義が、実際は実にこっけいな存在であり、この人々の理想を実現するには、最も不適当であるという事実を白日のもとにさらしてしまうからなのです。(P144)



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        2017/03/01 by シュラフ

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      サロメの乳母の話
      4.0
      いいね!
      • 歴史に名を遺した人の「身近な」人(一部、馬)の独白、という形での短編集です。塩野さんならでは、という感じで、面白かったです。歴史のIFは、無意味ではあっても面白いですよね。にやりとさせられるユーモアは、さすが塩野さん。

        小説ですが、史実からうまく想像を膨らませているので話に無理もなく、そもそも読者である私は史実をあまり知らないので特に違和感を覚えることもなく、楽しめました。人間というのは1000年、2000年経ってもそこまで変わるものではなく、いるわぁー、こういう人、というのが楽しい。ユダの母親とか。

        史実を追い求めるのも楽しいのですが、IFを想像するのもまた楽しいものです。歴史上の人物は有名になればなるほどキャラクタが固定されていくので、本当にそうなの?と想像する本書は、読みながら古代のワイドショーを観る気分でした。ワイルドの『サロメ』もちょっと読み返したいですね。あれもワイルド視点の一種のIFですし。

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        2016/12/13 by ワルツ

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年
      カテゴリー:イタリア
      4.5
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      • 資源に恵まれないヴェネツィアのような国家には、失政は許されない。だからこそ彼らは現実的であり、合理的なものの考え方をする。例えば、聖遺物信仰についても生きた聖者に信仰を捧げて牛耳られないようにするものだ、と塩野七生は指摘する。なるほどと思う。塩野七生のこういうものの見方というのは大変に勉強になる。西欧とイスラムの対立の中、統治能力の優れた政府を持つ必要があったヴェネツィアが選んだ政体は共和制。共和国国会のメンバーを世襲制にして政治のプロ階級をつくることで個人の野心と大衆の専横を抑え込んだ、という。

        【このひと言】
        〇芸術家は、史実に忠実でなければいけないと言っているのではない。出来栄えさえ見事であれば、それで十分なのである。

        〇マルコ・ポーロの幸運は、大旅行を終えて後に、この時期しばしば起っていたヴェネツィアとジェノヴァの戦いに巻き込まれ、ジェノヴァの捕虜になり、牢の中で暇をもてあましていた時に、彼の話を聞き、それを書きとめておく気になった男に恵まれたことである。

        〇簿記の記入に不可欠なアラビア数字がヨーロッパにもたらされたのは、1200年代はじめのピサ人の功績による。はじめのうちは、憎っくき異教徒の産物ということで、教会関係者をはじめとする人々から、少なからぬ抵抗を受けたらしい。しかし、ローマ数字と比べれば、便利なことでは比較にならない。書きちがい読みちがいも少なくなるうえに、0という観念もある。それで、現実的な商人の間では、教会の妨害にもかかわらず拡まっていった。

        〇信者には信仰の対象が必要だ。それを信仰することによって、彼らは、心の平安を得るだけでなく、天国の席の予約もしたつもりになれるのである。この場合の信仰の対象が、聖者の骨ということになっている骨の一片や、キリストが架けられたという十字架の切れはしであったりすれば、これらはいかに信仰を捧げられても、その人々を扇動しようとはしないから実害はない。聖遺物購入に費用がかかっても、これならば安い代価である。一方、合理的と自認していたフィレンツェ人には、聖遺物信仰はなかったが、それだけに生きた聖者に信仰を捧げ、彼らによって牛耳られることがたびたび起った。

        〇資源に恵まれないヴェネツィアのような国家には、失政は許されない。それはただちに、彼らの存亡につながってくるからである。都市国家や海洋国家の生命が短いのは、この理由による。
        >> 続きを読む

        2017/03/04 by シュラフ

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年
      カテゴリー:イタリア
      4.5
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      • 地中海の覇権をめぐり、ヴェネツィアとジェノヴァとの戦いが苛烈を極める。航海技術などはジェノヴァのほうが上回っていたようであるが、ジェノヴァの欠点は個人主義的で天才型であるがゆえに、まとまりがなく内紛がたえない。結局、ジェノヴァは政局混乱のうえに消滅していく。ジェノヴァの自滅と、ヴェネツィアの勝利。勝利を決した要因は双方の国家の社会組織能力ということ。ジェノヴァの個人主義放任の害が国家に不利益をもたらしたと、塩野七生は指摘する。個人の利益と国家の利益をどちらを優先すべきか、それは間違いなく国家である。

        【このひと言】
        〇国力が昇り坂にある時は、個人主義放任も害を及ぼさない。それどころか、良い結果を生むことが多い。

        〇エリートは、修道僧の僧が神のために無償の奉仕をするように、与えられた名誉のためだけに奉仕すべきである、と言う人がいるが、このように言う人々は、まったく人間の本性に対して盲目であると言うしかない。修道僧には、神がいるのである。死後に天国での第一等の席も、保証されている。まあ、保証されていると信じることが彼らにはできるのだ。一方、キリスト教徒であっても、神に奉仕を誓ったわけでもない俗界のエリートたちには、無償の奉仕をするほどの理由はない。やはり、能力には、それにふさわしい報酬が与えられてこそ、彼らも、その才能をより以上に発揮する気持になるというものである。

        〇現実主義は、人間の理性に訴えるしかないものであるところから、理性によって判断をくだせる人は少数でしかないために、大衆を動員するためにはあまり適した主義とは言えない。

        〇戦争は悲惨なものである。しかし、その戦争にも、一つだけ積極的な意味がある。各人の欲望を単純化するという効能である。

        <解説>
        〇保守であれ、リベラルであれ、極端なイデオロギーのもとに「理想の追求」を急ぐときに大きな災いがもたらされることは、歴史の証明するところである。バーリンは、キリスト教を絶対視することなく、人間性の現実を冷徹に直視することを唱えたマキアヴェリを高く評価しているが、それはまさにこうした理由によるものであって、決して権謀術数的な政治手法の擁護にあるのではない。塩野さんがマキアヴェリを敬愛する理由も根源的には近いのではないかと私は推測している。

        >> 続きを読む

        2017/03/05 by シュラフ

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年
      カテゴリー:イタリア
      4.5
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      • ただミラノの官吏によるエルサレムへの聖地巡礼のお話なのであるが、第九話「聖地巡礼パック旅行」に考えさせられてしまった。時代的には地中海では海賊が跋扈して、また西欧がトルコと対峙していた、という緊張の時代だったと思うのだが、なぜかのんきである。トルコの軍船の接近に恐怖し、船員の事故死を哀しみ、熱気に苦しむという苦難の旅ではあるのだが、それでも彼らはエルサレムに感動して、そして免罪を得たことを喜ぶ。あー、いったい人間とはなんなのだろうと思ってしまう。危険をおかしてまでわざわざ苦労などする必要はあるのだろうか。

        【このひと言】
        〇外交の重視は、その国が軍事力だけでは対抗できなくなったという証拠でもある。
        〇現実の同盟というものは、不幸にして、互いの立場を理解し、それを尊重し合う精神があるから結ばれるものではない。第三者に対する恐怖から結ばれるものである。そうでなければ、今のところ敵にまわす必要がないから、ひとまず結んでおく、という程度のものでしかない。
        〇権力者は、権力者同士の話し合いを好むものである。
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        2017/03/11 by シュラフ

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年
      カテゴリー:イタリア
      4.5
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      • 16世紀以降、ヴェネツィアは手工業部門にも積極進出。海洋貿易中心であったが、大航海時代による香味料貿易の危機に伴う方針転換。西欧諸国の戦乱を逃れてきた職人たちを受け入れた結果、ヨーロッパ毛織物工業の中心のひとつになるほど発展。さらに絹織物工業、石けん、ガラス工業、眼鏡、出版業など次々と展開。この海洋貿易から国内産業への転換について塩野先生は、ヴェネツィア人は資本の効率性を重視する民であるがゆえ、と説明する。時代環境が変わったことで産業構造が変化したということだろう。どうも塩野先生はホレた男に甘い気がする。

        【このひと言】
        〇歴史は複雑であることに醍醐味があるとは言っても、醍醐味が味わえる程度には整理される必要はあると思う。
        〇外交というものは、思っていても胸の中におさめて、口には出してはならない時もあるということを教えている。
        〇戦争でも平和でも、思いどおりに決められるのは、政治的能力によるものではない。軍事力である。量である。
        >> 続きを読む

        2017/03/12 by シュラフ

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年
      カテゴリー:イタリア
      4.5
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      • 1797年、ヴェネツィア共和国は滅亡する。直接的な原因はナポレオンのヴェネツィアへの進軍ということなのだろうが、経済・政治・軍事的に三流国に転落してしまっていたヴェネツィアにとって滅亡はさけられなかったように思える。ではなぜヴェネツィアはそこまで衰退したのか。塩野先生の見解は、ヴェネツィア人の精神構造の変化をもたらした投資対象の変移が原因だという。かつて海洋貿易国家時代には人材の上下への流動性があったものが、農工業時代になると動脈硬化のように社会が膠着化してバイタリティーが失われた。日本の教訓とすべき話。

        【このひと言】
        〇マキアヴェリの著作が、ルネサンス時代を代表するだけでなく、時代を越えて通用する政治哲学の古典となり得たのは、理想を述べたからではなく、現実を喝破したからである。
        〇投資の対象の変移は、それをする側に、その投資が定着するにつれて、精神構造の変移をもたらさずにはおかないものである。ヴェネツィア人は変わったかもしれない。だが、それは彼らが奢った結果ではない。投資の対象の変移につれて、彼らの精神も変わっただけなのである。一民族の衰退の原因を、その民族の精神的堕落の結果とするよりは、よほどこのほうが恐ろしい。
        〇独占の弊害は、それが経済的な必要以上になされることによって、社会の上下の流動が鈍り、貧富の差が固定化し、結局は、その社会自体の持つヴァイタリティの減少につながるからである。
        >> 続きを読む

        2017/03/12 by シュラフ

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ローマは一日にして成らず
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
      いいね!
      • 紀元前753年のローマ建国からイタリア半島統一の約500年間が上下巻で描かれる。

        2017/10/19 by Raven

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      危機と克服
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • 10代目 ティトゥス
        在位2年3ヶ月。
        ヴェスヴィオ火山の噴火によるポンペイ壊滅とローマの火災と疫病への対策に追われる。短い在位期間で病死。

        11代目 ドミティアヌス
        「ゲルマニア防壁」を建設。
        作者は気に入っているが、当時はなぜか、ひどく不人気だった皇帝。
        浮気が原因で奥さんに暗殺されてしまったらしい(怖)。

        12代目 ネルヴァ
        ドミティアヌス帝が思わぬ死をとげたため、ショートリリーフで登板した人。皇帝就任時は70歳。高齢のため1年半で死亡。
        あまり年取ってから皇帝になっても、体力はないし、無茶できないので有難味がなかっただろうな。ネロみたいに10代後半でなるのが一番楽しいに違いない。(ただし無茶がすぎると殺される)

        いよいよ次からが五賢帝の時代だ。
        >> 続きを読む

        2017/10/22 by Raven

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
      いいね!
      • 「ローマ人の物語」シリーズは、全15巻からなる単行本が、毎年一冊づつ、2~3冊の文庫に分けて出版されていて、第11巻「終わりの始まり」が文庫化されたのが2007年。
        文庫版では№29~31となる。

        2007年に№31まで読んでいて、単行本12巻目「迷走する帝国」が1年後に文庫化されるのを待っているうちに、読むのを忘れていた。

        久しぶりに再開。(2013年2月)
        しかし前巻までの登場人物をまったく忘れてしまっている。

        長編物語を再開するときはいつものことなので、気にせずに読み進める。
        カラカラ、ヘラガバルスなど、聞き覚えのある皇帝が登場。
        危機の中で、ローマ帝国が行ったさまざまな制度改編と、それがもたらす社会の変質を描く。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • 次々に謀殺され、目まぐるしく入れ替わる皇帝。
        ゲルマン民族の来襲。
        ササン朝ペルシアの勃興。
        ローマ皇帝の捕囚。

        西暦3世紀中盤、ローマ帝国の危機の深刻化を描く。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • ゲルマン民族の来襲下、パルミラ王国、ガリア帝国に3分割されるローマ帝国。
        皇帝アウレリアヌスによる再統合。
        社会不安とキリスト教の浸透。

        中東の歴史の中でよく出てきたパルミラ女王ゼノビアがここで登場。
        しかし、作者は彼女を不誠実なお調子者と見ていたようで、評価は高くない。

        蛮族の侵入、疫病と戦争、内政不安の中、ローマ帝国は衰退を続ける。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • ディオクレティアヌスの時代。
        東方正帝ディオクレティアヌスを筆頭皇帝として、東方副帝、西方正帝、西方副帝の四皇帝を立てて、帝国の維持を図る。四頭制(テトラルキア)という。

        この改革は成功し、蛮族の侵入を阻止。ササン朝ペルシアを撃退する。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
      いいね!
      • ディオクレティアヌスの死とともに四頭制は瓦解。
        六皇帝が乱立するが、勝ち残ったのはコンスタンティヌス。
        キリスト教が公認される。

        文化的には劣化が進み、中世的色彩が強くなっていく。
        本の内容も、だんだん面白味がなくなってきた。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • 帝国の絶対専制君主となり、キリスト教振興を図るコンスタンティヌス帝の治世を描く。
        輝かしいローマ文明は、キリスト教と蛮族来襲のために、暗黒の中世に向かって転落していく。
        作者も熱が入らなかったようで、物語は淡々と進む。

        それでもなにげなく、

        「中年の女の恋は、若い女のように夢からではなく、絶望から生まれるものなのである」(p55)

        こんな渋いことを語るので油断ならない。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • ローマ人の物語再開。
        衰退する一方の話なので、気が重くて、しばらく手に取っていなかったが、ここまで来たら完読しておかなければ。

        ユリアヌスの副帝時代のガリア戦線での活躍。
        ひさびさの明るい話題を描いて、著者もなんだか楽しそうだ。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • ユリアヌスによるキリスト教会勢力の伸張阻止の試みと、短い生涯の終わり。

        著者によれば、キリスト教こそがローマの自由闊達な精神を奪い、ヨーロッパを中世の暗黒に突き落とした元凶である。
        ユリアヌスの死で、ローマ文明の最後の抵抗は終わった。

        ただ、キリストとキリスト教会は異なるものなので、本書のタイトルは、「キリストの勝利」より、「キリスト教会の勝利」と言った方が適切ではなかろうか。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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      ローマ人の物語
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • キリスト教がローマの国教となる。
        ミラノ司教アンブロウシスが重要な役割を果たすのだが、熱心な宗教家というよりも、有能な実務家であり冷徹な政治家であったようだ。

        ただ、筆者の関心はこの人物の側にはないので、淡々とキリスト教会の政治・社会的勝利を綴る。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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【塩野七生】(シオノナナミ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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