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高峰秀子

著者情報
著者名:高峰秀子
たかみねひでこ
タカミネヒデコ
生年~没年:1924~2010

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      にんげんのおへそ
      3.0
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      • 高峰秀子さんのエッセイで、単に売れっ子女優さんの半生が描くかれているだけではない

        ステージママの、養母の存在がある。

        その確執が、「人間不信」ともいえる鋭い釘になって、秀子さんの心に突き刺さったのだと。

        それ故に、夫松山善三さんとの夫婦関係は、男女ではなく人間として、
        互いに尊重しあう理想的なつれあいとなる。

        単に、金銭的なリッチさだけではなく、心の豊かさ

        楽しみも、喜びも、苦しみも、悲しみも、分かち合える人生のパートナー。

        羨ましく、思いながら、この一冊を読了いたしました。
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        2013/08/15 by ごまめ

      • コメント 5件
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      精選女性随筆集
      5.0
      いいね! momomeiai
      •  女のひとは僕のことが嫌いかもだけど、僕は女のひとが好きだ。
         とりわけ年上が好みで、先日、室生犀星の『女ひと』を読んでいたとき、本の内容から離れてじぶんの年上好きについて考えをめぐらしていた。たぶんキッカケはあの人だろう。大学に入ると黒板の字がわからなくなった私は、みずからの無知よりもまず視力の低下を疑い、良心的な眼科を探すことにした。といっても近くの眼科を訪ねただけで、受付を済ませて名前を呼ばれて診察室に行くと白衣の女性が座っていた。年のころはアラサー。ボールペンをかちかちしている。当時の僕はまだ女も知らない風で、とにかく吃りがひどく、ちょっと不幸だった。いろいろな質問が矢継ぎ早に飛んでくる。そのなかの
        「メガネにするの? それともコンタクト?」
        という質問にはどう返答したらいいかわからなくて、
        「どっちがいいと思いますか?」 と質問を質問で返したら、
        「生活に便利なのはメガネね。でも顔だちがいい子にはコンタクトをすすめるわ。あなたは……コンタクトがいいかもしれない、あ、でも君はコンタクトをつける勇気がなさそうね」
        とか言いながら独りで大ウケしていて、なんだかきまりがわるかった。言い添えるまでもないが、その眼科はメガネ屋さんと隣接している。

         しかし年上好きを表明するには私は年をとりすぎた。それでも恋をするらしく、おそらくだれも憶えてないと思うけど、既レヴューで言及した近藤さん(仮名)のことが忘れられなくて困っている。こんなことは今までになかった。もちろん年下で、30半ばくらいだと思う。歩くのが競歩の選手くらい速くて、エスカレーターはほとんど使わない。さっきまでスマホをいじっていたのに、ちょっと目を離せば幽霊のように消えている(足はあるよ)。とても不思議な人だ。これはまったくの想像だが、上目づかいをするとやさしい眼差しなのに、下を見下ろすと若干いじわるっぽい顔だちの美人だ。カミさんに打ち明けたら興味津々で、ぜひ見てみたいと言うから一緒に何度も通勤したけどそう都合よく出くわすわけもなく、ひょっとすると僕にしか見えない人なのかと怪しんでいる。

         そうです。ぼくは女性のことをあまり理解していないらしい。そこで勉強することにした。もう生身の女ひとと触れ合うことはそうそうないので、書物の女ひとと沈黙の会話を愉しむことにする。久しぶりにいいシリーズ本を見つけたんです。文藝春秋刊の「精選女性随筆集」。名前も知っていて文章も読んだことがある人半分、名前は知っているけれど文章は未読の人が半分くらい揃っている。選者は小池真理子さんと川上弘美さんだから、まあ信頼できる布陣。今回は石井桃子・高峰秀子の巻をチョイスしてみた。
         まず断っておくが、石井桃子さんは抄録の本で済ますのは惜しいと思う。『幼ものがたり』はぜんたいを読まないと鰻の匂いでメシを食うようなものだ。というものの、こういう本がなければ単著に手を伸ばさない恐れもあるので有難い。このシリーズはそういう本です。
         それでも僕の目当ては高峰さんだった。あやふやな記憶だけれども、たしか扇谷正造の著作で高峰秀子の文章が扱われていて、しかもそれが東京大学の入試の課題文にも採用されて随分と話題を集めたとあった。このたび高峰さんの言葉による精神に触れ、女優としての輝きよりも美しい散文に目を見張る思いだった。とくに梅原龍三郎とその夫人の話は心に染みいるものがあり、ひとりの女と暮しつづける絆を教えられた気がする。岡崎武志さんの解説には、沢木耕太郎の言が述懐されていた。
        「『文章のうまい女優』がいるのではなく、単にひとりの『文章家』がいるだけなのだ」

         最後に、僕のおすすめは須賀敦子と武田百合子。『富士日記』は日本文学のなかでも特別な樹液そして果実。


        付記
         コナン映画観に行きました。ラストシーンが切なかった。
         それと、最近の音楽わりといいね。パスピエの「ヨアケマエ」とPerfumeの新曲、なかなかいいです。
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        2016/05/05 by 素頓狂

      • コメント 12件
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      にんげん住所録
      カテゴリー:映画
      3.0
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      • 高峰秀子さんのご贔屓の松竹梅と、
        安野光雄さんと、沢木耕太郎さんと、松山善三さんの、三人を選ばれている。
        松山善三さんは、ご亭主で別にして、安野さんと、沢木さんは、
        私も、大好きなお二人で、思わぬところで、出くわして、嬉しくなる。

        安野光雄さんは、「旅の絵本」を見、津和野の美術館へも行ってきた。
        繊細な絵ではありますが、そこからは、温かくて、のどかな風景が窺える。

        沢木耕太郎さんは、私が一番好きな、エッセイスト。
        「深夜特急」は、私の青春そのものであり、香港への船のシーンは心に残る。
        鋭く、そして優しく人を見る目・・・。

        この二人が、松と竹なら、私にとって、梅は誰なのか。
        しばらく、時間を頂いて、じっくり、考えたいと思いますな。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        そして、この本で、もうひとつ、気になったのは
        たけしの母と秀子の母で、ご自分の母を、赤裸々に綴っている秀子さん。

        ただ欲のかたまりのように、一生を送り、金銭以外の何物も信用せず、
        周りのものは、秀子の母を「おにのようなおふくろだったなぁ」と言う。

        芸能人の中には、とかく複雑な家庭の事情を背負っている人間が多いとか、
        でも、その反骨精神が、芸能界という厳しい世界でも耐え得る強い意志を支えるのだろう。

        たけしの母は、たけしが売れだしたときから、二ヶ月か三ヶ月に一度の割で
        「小遣いくれ」と、請求し、たけしはその度に寂しい思いをしていた。

        92才になったオフクロを見舞った帰り、姉から渡された紙袋には、
        たけしさん名義の郵便貯金通帳が入っており、そこには、今まで送ったお金が
        一切、手をつけずに預けあり、その額は1000万近くになっていた。

        「芸人は、いつ仕事が無くなるか解らないと、いくつ何才になっても心配していた」
        鶴瓶さんの落語「オールウェイズ、お母ちゃんの笑顔」ではないが、
        最後に、1本とられた、完全にたけしさんの負けですな。

        この、心暖まる、母と子の関係を綴りながら、
        一方、秀子はさびしく、我が養母を述べている。

        私は、ではなく、秀子は、で、書かれているこの文章、
        他人を装って書かなければならなかったぐらい、
        遠い、過去の事・・・いまだ、わだかまりがあるのか・・。

        この「人間住所録」の一番の主人公は、やはり高峰秀子さん、ご本人である。
        >> 続きを読む

        2013/05/24 by ごまめ

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【高峰秀子】(タカミネヒデコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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