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正直この二人の知識レベルが高いので僕レベル(本棚を参考にしていただけるとわかると思います)ではついていけません。けれども、読みたい本は案外出てきました。 >> 続きを読む
2015/02/14 by REOPALD
立花隆という人は、自分にとっては私設の書籍倉庫を建てたりする、大変な知識人であるという印象であった。(荒俣宏と似た位置づけ。)以前読んだ本でも大変な読書人であることは知っていたが、本業のジャーナリストとしての文章は読んだことはない。(一番有名なのが田中角栄研究なのだろう)この本も立花氏自身の仕事における知的生産についての記述なのであるが、さすがに昨今のブロガーや技術系の出版社から発行されるライフハック本とは違い、知的生産の本質についての記述が具体的に記されており、ロングセラーになるのもうなずける。前半は知的生産のインプットについて書かれているが、さすがに今から30年以上前の出版物であるため、古くささは否めない。しかし、インプットのメソッド自体は現代においても充分通用する物であり、当時より遥かにITが進歩した現代においては、より簡便に実現できる環境が整っており、知的好奇心を刺激する内容になっている。これは何度も読み返してみたくなる自分にとっての指針の一冊となった。 >> 続きを読む
2015/01/15 by debaege
「甲乙丙丁」を読んでいて、あまり背景を知らなさすぎるので、本書を読んでみることにしました。立花隆の本だから、おもしろいに決まっています。おもしろい本を読みながら、日本共産党の歴史も学べるので、一石二鳥です。「甲乙丙丁」では、いろんな人物の戦前の活動ぶりが語られますが、その当時の共産党への強烈な弾圧ぶりに、いまさらながら驚かされます。しかし、本書、とくにこの第1巻の焦点は、そういった弾圧ぶりを描くことにあるのではなく、密輸した拳銃で武装し、潰されても潰されてもしぶとく再建を図る非合法共産党と、それに対して次々とスパイを送り込み、悪辣なまでに容赦のない殲滅を図る特高との闘いを描くことにあるようで、これが手に汗を握るおもしろさ。一気に読んでしまいました。複雑怪奇な話でも、まるで波乱万丈の冒険小説を読んでいるみたいにスラスラ読めるのは、立花隆の論術がいつものようにクリアで分かりやすいおかげだと思います。 >> 続きを読む
2017/11/17 by Raven
1930年代初めの共産党。弾圧はますます強まり、スパイがますますはびこり、ついには組織の責任者がスパイだったり、最高指導部5人のうちの2人がスパイだったりという、まともな非合法組織だったらありえない状態になってしまう。ここまでくると、悲惨というよりほとんど喜劇だ。スパイである幹部がスパイである別の幹部を立場上査問しなければならないなんて不条理な出来事も出てくる。「これではまるで官製共産党ではないでしょうか」(p188)と特高側の職員が語ったほど、戦前の日本共産は完全に警察の監視下に置かれていたわけである。命がけで活動していた労働者たちは、とんだ馬鹿を見たものだ。最後の一撃、戦前の共産党運動の息の根をとめた事件の詳細は、次の第三巻。いよいよクライマックス。 >> 続きを読む
最終巻。いよいよ宮本顕治によるリンチ共産党事件の詳細が語られる。この事件のあと戦前の共産党は完全消滅する。宮本顕治。わたしの共産党のイメージは、やはりこの人が議長で、書記長が不破哲三という人。99歳で2007年に亡くなったそうだ。現委員長の志位和夫は宮本家の家庭教師だったそうです。ふ~ん。立花隆のこの研究は戦前で終わっていますが、戦後編も読みたかったな。 >> 続きを読む
あの知の巨人、立花隆が読んだ、300冊!面白本だけを紹介している。本書は週刊文春に連載している「私の読書日記」の6年分からの記録だが、読んでいない本が沢山あったし、紹介の仕方が面白い。前半は東大図書館の副館長との最近の読書事情について対談している。本が好きな人が気になる箇所を紹介しよう。立花隆が「私の読書日記」で書評を書くときに気をつけているところをこう書いている。「読んだ人に、『買いたい』という気持ちを起こさせる本を紹介しているので、そういう気持ちを起こさせる部分をピックアップして引用するようにしていますね。そこを意識的にやっています。どんな本でも、『ヘエー』と思わせる部分があるものですが、そこを 引き出している。」へ~、なるほどねえ。大変参考になる。以下、300冊の中から、付箋を貼って、今後読もうと思った本をここに紹介しておきます。①ウーマンウォッチング デズモンド・モリス著 動物行動学者が女性の身体のパーツ紹介を少しエッチに、かつ面白く書いている本。②マングローブ 西岡研介著 第30回講談社ノンフィクション賞受賞 テロリストに乗っ取られた、JR東日本の真実。③人類の足跡10万年全史 スティーブン・オッペンハイマー著 アフリカ起源説の本。④カメのきた道 平山 けん著 カメの面白本。⑤プルーストとイカ メアリアン・ウルフ著 副題、読書は脳をどのように変えるか?⑥幕末維新消された歴史 安藤優一郎著 逆説維新話。⑦口から食べられなくなったらどうしましか「平隠死」のすすめ 石飛幸三著⑧移行化石の発見 ブライアン・スウィーテク著 化石の発見史沖縄本⑨本土の人間はしらないが、沖縄の人はみんな知っていること 矢部宏治 ⑩沖縄戦新聞 琉球新報社⑪沖縄イニシアティブ 大城常夫、高良倉吉著 >> 続きを読む
2014/02/23 by 本の雑酒
【立花隆】(タチバナタカシ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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