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死に場所を求める、元新選組副長土方歳三。新政府軍の旗艦「甲鉄」を宮古湾で奪取する計画が決行された。『アボルダージュ』(接舷戦)作戦は失敗に終わるが、美少女に惚れられたりと、相変わらずモテまくってます、土方さん。 >> 続きを読む
2013/04/04 by ran
辻真先の「アリスの国の殺人」は、第35回日本推理作家協会賞を受賞した、パロディ本格ミステリの傑作だ。不思議の国で綿畑克二は、憧れのアリスと結婚するところだった。ところが、立ち合いの神父は、ニャロメの変装で、あまつさえ克二を、密室でのチェシャ猫殺しの容疑者として拘引してしまう。克二の危機を救おうと立ち上がったのは、ヒゲオヤジこと私立探偵・伴俊作だった。現実の世界で綿畑克二は、児童文学の出版社・幻想館に勤める編集者だった。畑違いのマンガ雑誌の編集にまわされた克二は、バー"蟻巣"に出入りしては、管を巻いていたが、そんなある日、上司である編集長の明野重治郎が、何者かに殺されてしまう。この作品は、このように二つの章を交互に描いていく。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」と日本のマンガのキャラクターが入り乱れる、不思議の国の事件は、キャロル風のナンセンスな言葉遊びに満ちているが、密室の解決はそれなりに合理的だ。最終的には、悲劇へと向かう現実世界の事件は、大胆なアリバイ・トリックが印象に残る出来栄えになっていると思う。長年アニメに関わった、著者・辻真先ならではの、業界裏話的な要素も楽しい作品だ。 >> 続きを読む
2020/08/31 by dreamer
【あらすじ】 新しい映像文化のために設立されたプロダクトBYが最初に世に問う作品第1作は、ミステリ映画「四国・坊っちゃん列車殺人号」。 監督は薄田刹那が選ばれ、なぜかこのプロジェクトに瓜生慎も参加することに。 (プロダクトBYの設立過程やスポンサーとの関わりで縁があったのです。縁は大事ですね。) 実は瓜生慎は中学時代、1年間だけ愛媛県に住んだことがあり、その時、演劇部で「坊っちゃん」を上演し、薄田監督はその時の仲間であった。 薄田一行が徳島の祖谷渓でロケハン中、付近で、不動産業者の海江田が殺害されるという事件が発生。 実は海江田も「坊っちゃん」上映時の仲間であり、赤シャツを演じていた。 海江田の葬儀で他の仲間とも再会し、ロケハンは坊っちゃん演劇会の同窓会の様相を呈する。 しかし、海江田との金銭問題から薄田監督が容疑者に浮上。 さらに瓜生慎は山屋旅館の女将のマドンナ・夕菜にも疑惑の目を向ける。 そんな中、タヌキ校長役だった福原彩香が行方不明となり、夕刊サンに死体写真が送られて来た。 瓜生慎は可能克郎を電話で呼び出し、関係者についての聞き込みを始める。 【感想】 中学時代に一緒に演劇をした仲間たちのその後。 皆さん色々ありますねえ。(ライター率が高い!) 平凡な結婚をして平凡な家庭を築いている(しかし非凡な探偵として活躍してますが)瓜生慎は勝ち組でしょう。 そしてそんな中学時代の仲間でも、色々あって加害者となったり被害者となったり。 悲しいね切ないね。 しかも被害者はそれ相当の悪人だし、加害者はそれ相当の同情の余地があるし、それでも加害者は探偵役の瓜生慎によって明らかになって犯罪者と暴かれるし、辻真先ワールドが好きだから読んでるんであって、貴重な余暇の時間にこんな切ない小説なんか、普通は読みたいと思いませんよ。 http://sfkid.seesaa.net/article/416187941.html >> 続きを読む
2015/03/27 by 荒馬紹介
一言で言えばSFなのだが、蝦夷上陸後の行動的で男っぽい土方さんがカッコいい!未来の女性もいつの間にか彼に夢中になってしまうほどなのだ。 >> 続きを読む
2013/03/07 by ran
【辻真先】(ツジマサキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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