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矢内原忠雄

著者情報
著者名:矢内原忠雄
やないはらただお
ヤナイハラタダオ
生年~没年:1893~1961

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      武士道
      カテゴリー:武士道
      5.0
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      • 新渡戸稲造の『武士道』です。有名な本ですが読んでいなかった本の一つです。元々新渡戸が英文で書いたものを日本人が訳したというなかなかユニークな本です。太平洋の架け橋になろうとした新渡戸ですから、外国人向けの日本の精神紹介本と言ってよいでしょう。とはいえ、現代人にとってはこの本をまさに外国人のように読まなければならないことが、喜ぶべき事なのか、悲しむべきことなのか。

         武士道と騎士道を対比させつつ語っている場面が出てきますが、そのたびに新渡戸がさらっと書いていることが博識すぎてついていけません。後注でようやくついていく感じです。ギリシャ哲学からキリスト教、中世の騎士物語、ヘーゲル、ニーチェなどの近代哲学、頼山陽、本居宣長、孔子、孟子、老子、マホメットと洋の東西を問わず、自由自在に引用しては、武士道に現れた、忠義の徳や切腹などの習慣、子弟の教育から婦女子の身の処し方までを基礎知識のない西洋人にも分かるように書いているところに、博覧強記、いったいどんな勉強をしたらこんな教養が身につくのだろうと、この人も私と同じく24時間しか時間がなかったとは思えなく、驚嘆の限りです。新渡戸が『武士道』を書いたのは38歳の時です。あと一年生きても、私には新渡戸の100分の1の教養も満たないでしょう。

         読んでみて改めて思ったことは、新渡戸の時代(1899年刊行)にこれだけ武士道が明確に論じられているのにも関わらず、日本が軍国主義に邁進し、「生きて虜囚の辱めを受けず」と、有為の若者たちにあたら命を捨てさせた権力者たちの愚かさにはかえって驚きさえ感じます。やはり預言者は故郷では敬意を払われないものでしょうか。
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        2012/07/17 by nekotaka

      • コメント 3件
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      キリスト教入門
      カテゴリー:キリスト教
      4.0
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      • 良い本だった。
        わかりやすくキリスト教について解説してあり、まとめてあった。

        また、この本は、もっと言えば、「無教会主義キリスト教入門」としてとてもよくまとめてあると思った。

        無教会主義とは、内村鑑三によって始められたもので、カトリックやプロテスタントの教会に属さなくても、洗礼や聖餐などの儀式を受けなくても、その人がイエスを救い主として信じるならば、それでOKという考え方。

        この本の著者の矢内原忠雄は、内村鑑三の弟子にあたるそうで、戦後は東大総長も務めた人物。
        それだけに、理路整然と、わかりやすく無教会主義のポイントを明晰に説き明かしてあった。

        キリスト教一般、特に無教会主義に興味のある人には、良い一冊なのではないかと思う。
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        2013/05/01 by atsushi

      • コメント 3件
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