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渡米し一流派を興した空手家が裏社会と対峙する。空手でヤクザをブチのめす爽快感に溢れている。全体として時系列に沿ってストーリーが展開しているにも関わらず、章ごとに独立した内容になっており、短編集のように飽きさせない。カバーの紹介文ではハードボイルドと書いているが、それにしては孤独さが足りない印象が有る。アクション小説としてはベタな設定では有るが、期待以上の満足度だった。魅力的な登場人物が多数登場するため続編を期待してしまう。 >> 続きを読む
2007/01/13 by ice
傭兵時代に殺人格闘術を身に付けた男の地下ファイトへの参戦。どこと無くチープな印象は有るが、文句無く面白い。傭兵出身で、現在は各国の軍に対して殺人格闘術を教える教官として活躍する男。いかにも某作家が好みそうな設定だが、本作品では軍に関しての描写はほとんど無い。日本に帰国中の男が、偶然巻き込まれた喧嘩から、多額のファイトマネーが動く、地下ファイト参加への道を進む。これもまた、どこかで聞いたような設定な気がしてならない。ただし、戦闘シーンの迫力は文句無く、期待以上に楽しませてもらった。惜しむらくは、尻切れトンボ的なラスト。どこかの到達点に達したという程の盛り上がりも無く、死地からの生還という程ドラマチックでも無い。機会が有れば著者の別作品も読んでみたい。 >> 続きを読む
2012/10/01 by ice
【阿木慎太郎】(アギシンタロウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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