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浅羽莢子

著者情報
著者名:浅羽莢子
あさばさやこ
アサバサヤコ
生年~没年:1953~2006

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      火吹山の魔法使い アドベンチャ-ゲ-ムブック
      カテゴリー:室内娯楽
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      • ゲームブックの1発目。
        ちょうど「つくば万博」の時期で
        宿泊先に持ち込んでやっていました。

        HPの回復に「食料」というアイテムを使うのですが
        アイテム入手はストーリー次第なので
        『食事はまだかぁ』と叫びながらゲームしていたところに
        『もうちょっとだから、我慢して』と宿泊先のおばさんに
        勘違いして返事される、という珍事件もありました。
        ・・・おばさん、ごめんなさい。
        食事の催促をしたわけではないのです。。。
        >> 続きを読む

        2011/06/03 by RZ350

    • 1人が本棚登録しています
      死者の書
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 浅羽莢子訳 ジョナサン・キャロル『死者の書』 感想とレビュー 語りのパースペクティブの謎

        -はじめに-
         「ジョナサン・キャロル(Jonathan Samuel Carroll、1949年1月26日 - )はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれ、ウィーン在住の小説家、ファンタジー作家、ホラー作家である。メタ・フィクション的なダーク・ファンタジーを得意とする」とWikipediaにあります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%AB
         私も初めて読んだ作家だったので、まったくプロフィールも知りませんでした。最初にこの本にであったのは、ウェブ上でのこと。先ずなによりもそのタイトルに惹かれました。『死者の書』、一体なにが描かれているのか、とても気になりませんか。私はエジプトの『死者の書』なんかにも興味があるのですが、まだそこに何が書かれているのか知りません。兎に角なにか、神秘的な知恵が描かれているのではないかという淡い希望を抱いて、図書館に依頼したところ、すぐに買ってくれました。

        -導入-
         ごくごく一般的な文学論を述べますと、作品というものは読者を何かしらの方法で作品に引き込ませるように描かなければなりません。なぜなら作品というものは読者に読まれて初めて存在していることが確約されるわけなので、読者がつまらないと言ってほうってしまえば、それで作品は成り立たなくなってしまうからです。
         この作品に登場する主人公トーマス・アビイも、「本を読み始めたら最後まで読まなければ」気が済まない性質だと自分で述べています。どんなにひどい作品でも、一度読み始めたら最後まで読まなければ気が済まない。私も多分にこうした感覚の持ち主なので、本当につまらない作品を最後まで読んでしまった時の時間の浪費感、空虚感といったものは計り知れないのですが、最近の若い人は簡単に挫折してしまう傾向にあるますから、その点に関してはもう少し辛抱が必要かなと、私自身に対してはもう少し適当にできるよう神経の緩ませなければならないかなと思っています。
         ところで、この作品というのは最初から読者を突き放すような、そんな冷たさを感じさせる作品です。アニメーション映画で言えば、先日話題となった『ヱヴァンゲリヲンQ』といった感じ。あの作品では観客にわざと情報提示を少なくして、またシンジ自身の内面へと向かっていく方向性、内向性から観客をはじきだすといった構図が浮かびあがると思います。この作品も同じく、一人称の語り手である「ぼく」は始終つまらないことでイライラするような、常識的な人間と比較すれば心の狭い人間だなという印象を与えます。ではなぜ、あまり自分のことを読んでもらいたくないような態度をとりながら語り続けるのか、この問題が浮かんでくると思います。
         他の作品を読んだことがないので、ジョナサン・キャロルについてはこれ以上の言及はできませんが、ウェブ上の情報を信頼すれば、他の作品でもメタフィクション的な構造を得意としているようです。この作品でも、作品の内部に作品が存在します。こんかいの作品は、作品内作品、メタフィクションが、非常に重要な意味を持ってきます。これ以降は、多分にネタバレを含みますのでお気を付けください。

        -謎の語り手、語りの謎-
         一人称作品というのは、基本的にはそこに描かれている事物がすべて終了した時点以後にその物語が書かれているということになります。『金閣寺』であれば金閣寺を燃やした後ですし、『こころ』であれば、「先生」が死んだ後に書いていることになります。一人称でも、時間軸が同時的、オンタイム的になる作品は、一応一人称でありながら、それを書いているのは誰か別の語り手ということになります。今回のこの作品も、主人公が手記を書くという仕事をしていることから、非常に判断し辛い状況となっています。一度も「私はこれを書いている今、」というような言葉は出てこないものの、別の誰かがかいているのか、あるいはここに登場する「ぼく」が自分のことを書いているのか、最後まで判然としません。

         出版社が創元推理文庫ということもあり、ミステリー要素を多分に有しているので、重大なネタバレになってしまうのですが、それでも良いかたは読み続けてください。
         このタイトルの「死者の書」というものも、象徴的な言葉で、作中には登場しません。作中では、トーマス・アビイという架空の人物が物語を語っているわけですが、さらにその作品のなかに、架空のマーシャル・フランスという人物が描かれます。アビイはかねてより大好きだった、今は亡き絵本作家フランスの伝記を書こうと、ひょんとしたことからフランスが住んでいた町、ゲイレンに向かいます。しかし、終盤になり、そのゲイレンという町自体が実はフランスが描いた文章の神秘的な力によって具現化された限りなく実体にちかい幻想であるということ、創造物であることが判明します。今までゲイレンは、フランスのきわめて変質的な孤独主義ということもあり、他の町の人間、すなわち本当に生きている人間を受け付けませんでした。では何故アビイという主人公だけは町に入れ、今まで断り続けて来た伝記を書くことを許したのか、この謎が最後まで解けないのですが、最後の最後に謎解きがある前にある事件がおきて、謎が解けます。そのことによって、アビイは恋人で一緒に伝記を書くために仕事をしていたサクソニーを失います。その復讐劇がはじまるというところで作品が終わると言う、なんとも鬱な展開が期待できる作品です。
         どうやらネット上ではその鬱加減がすばらしいと、一部のコアなファンから熱狂的な支持を受けているようです。この作家の作品はどれも、大衆受けするというよりかは、一部の熱狂的な支持者にうけるといったコアなファンを持つタイプのようです。事実作中で描かれる亡き作家フランスは、そうした人物として描かれています。ある意味では自分を投影して描いたのかもしれません。
         タイトルの「死者の書」ですが、この作品自体が、今は亡きフランスという作家のことを書いているという意味でも、「死者のことを書いている書」というようにも解釈できます。また別の考えでは、フランス自身が書き残した「今は死んでしまったものが書き残して行った」という意味での死者の書とも考えられます。おそらくどちらにもかかってくるようにわざとタイトルをつけたのだと思いますが、更にラストと今後の展開を考えると、「死者をよみがえらせる書」としての意味も含まれているのではないかと私は思います。

         一応一人称で描かれているこの作品ですが、一体この作品の語り手が誰なのかという謎が最後まで残ります。通常の作品も語り手の存在は謎のまま終わるのですが、この作品においてはその性質上、物語ることの重要さが他の作品とはまったくことなります。この作品では、本当にあますことなく物語を描くことができると、そこで描かれた人物が実世界にも生まれるという設定があります。フランスはそうして自分の町をひとつつくりあげたのです。アビイはフランスの娘にだまされてフランスをよみがえらせる手伝いをさせられていたわけです。その結果恋人のサクソニーを失うこととなってしまいます。この物語が書かれているのがすべてが終わった後だとすると、この「死者の書」は、さらなる別の意味を持ってくるのではないでしょうか。小説最後の部分で、アビイがどうやら物語るという行為によって人を復活される力を有したことが示唆されています。自分の父親を生き返らせたであることがわかります。とすると、自分の父を復活させた後に、その力を何につかったのかというと、この「死者の書」をアビイが書くことによって、サクソニーを復活させようとしていたのではないかと私は思います。


        -終わりに-
         これだけ内容が奇抜であり、完成度の極めて高い作品が処女作だと知ると、この作家の能力の高さが思い知らされます。物語ると言う行為の重要さ、あるいはその行為がもつ力というのが、この作品では誇張され、描かれることが現実となるというような設定があります。ジャンル分けをしようとすればSFということになるでしょうか。
        しかし、本当に作家が命を込めてものを書けば、そこに描かれていることが具現化するという発想は、昔からいくつかの作品で見られた構図ですが、この作品は徹底したつめたさ、人間の悪さといったものに裏打ちされているので、決して気持ちが良いものではありません。しかし、この不気味な読後感の印象を持ちうる作品というのは、それだけ力ある作品であり、やはり何かしら人のこころを揺さぶるものがあると思います
        >> 続きを読む

        2013/07/05 by yugen

      • コメント 2件
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      わたしが幽霊だった時
      4.0
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      • 気付いたら幽霊になっていた「わたし」。
        少しずつ家族のことを思い出していくけれど、自分が誰だか、なんで幽霊なのかはわからない。
        4人姉妹のうちカート、イモジェン、フェネラの3人は家にいる・・とゆうことは、わたしは残る1人のサリー。
        しかし、サリーも生きていて友達の家に泊まりに行っていただけだった。
        では、一体「わたし」は誰なのか・・


        小学校の頃に読んでたはずなのに、全然覚えてない事にびっくりしました。
        それに、前に読んだ時はおもしろかった覚えがあったのに、今読むとずいぶんオカルトぽい内容で、黒魔術にも興味がないので、あまり好みじゃないなと思いながら読みました。

        ただ、話しの展開はおもしろかったので「わたし」が誰かにたどり着くまでは楽しめました。
        >> 続きを読む

        2012/08/25 by uspn

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【浅羽莢子】(アサバサヤコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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