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小池真理子

著者情報
著者名:小池真理子
こいけまりこ
コイケマリコ
生年~没年:1952~

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このランキングは1日1回更新されます。
      墓地を見おろす家
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
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      • 新築・格安・都心に位置する条件抜群なマンション。
        ―広大な墓地に囲まれていることを除けば。

        引っ越してきて、次々と不吉な出来事が起こります。
        怖・・・・・・・くないです。笑
        ツッコミどころ満載で、怖くなるどころじゃなかったです。

        管理人さんと主人公一家のみになってしまった辺りからおもしろくなってきたのですが、結局彼らが何をしたいのかが全く見えず、数々の伏線をそのままにして終わらせてたりと、中途半端なもやもや感だけが残りました。

        彼らは最後の住人を外に出さないために、たくさんの人を殺しましたが・・・事件として警察は動かなかったのかなぁ。
        あと、あれだけのことが起こっているんだから、最後の1世帯になる前にウィークリーマンションへ避難すればいいのにーとか。

        ラストに関しては、マンションの外の出来事にも呪いをかけまくってた彼らが、律儀にエレベーターに乗って恐怖を演出している姿に笑いが込み上げてきました。
        ・・・こんな感想ですみません(;´Д`)
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        2014/12/11 by あすか

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      無伴奏
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
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      • 仙台が舞台。80年代に仙台で学生生活を送りました。住んでいたところも物語どおり。小説は学生運動で街や大学が荒っぽく書かれていますが、私がいたころはバブルのころで、楽しく浮かれていました。懐かしくて何度も読みたくなる本です。 >> 続きを読む

        2015/01/19 by berry

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      恋
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      •  深紅の薔薇の花びらのような物語。
        主人公が出合った夫妻、2人に恋をする、そして底なし沼に落ちていく怯えと歓びが濃密な耽美的な文章で綴られます。

         時代は1970年。
        時は学生運動が盛んで騒がしかった頃、学生運動家の男とつきあっていた大学生、布美子が、翻訳の下訳のアルバイトで出合った「ブルジョワ夫妻」

         最初は戸惑うものの、男として夫、片瀬信太郎に惹かれていくのと同時に、奔放な妻、雛子にも惹かれていく。夫妻も布美子の事を「ふうちゃん」と言って、まるで自分たちの親戚のようにあえて言うならペットのように可愛がる。

         夏になると軽井沢の別荘に行く片瀬夫妻。
        世の中がどんなに荒れていても、関係ないように軽やかに笑い合い、慈しみ合い、と同時に嫉妬や独占欲と言ったものからほど遠い夫婦にどんどん染まっていく布美子。

         「私は信太郎だけに恋をしたのではない。私が恋したのは、信太郎と雛子に対してであった。いずれかが欠けていたら、あの凄まじく強烈な恋に心身共に溺れることは不可能だった。」

         この本はハヤカワ・ミステリ・ワールドの一冊で、直木賞を受賞しているのですが久しぶりに再読。
        若い時は、大胆さに驚きのほうが大きかったと思いますが、今読むと、ミステリというより、なぜこんな悲劇が起きてしまったのか、悲劇の前には、蜂蜜のような至福の時があったのだ、というやるせなさに打たれました。

         あらすじだけ書き抜くと下手するととても通俗的なのですが、それを馥郁たる物語に昇華させているのは、なんといっても説得力ある、写実的な文章です。

         上品さを失わない、気品あふれる夫妻の様子、それに翻弄されるまだまだ少女といえる布美子の戸惑いと憧れ。残酷きわまりない後半の楽園の追放。そして余韻を残すエピローグ。

         恋愛小説であると同時に人間の深い所にある、欲望が恋という名にかわる瞬間をぱっと切り取ってみせています。
        やはりこの文章力は只者ではないと思います。
        軽井沢に住む小池真理子さんならではの軽井沢の清冽な空気感がとても心地良く、ただの恋物語にはしていません。
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        2018/05/31 by 夕暮れ

      • コメント 2件
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      夜ごとの闇の奥底で
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • この短編小説の優れた書き手である小池真理子が書いた長編サイコサスペンス小説「夜ごとの闇の奥底で」は、いわゆるひとつの"閉ざされた雪の山荘で"ジャンルの、じわーっと恐ろしい作品だ。

        そして、ここでの密室は、人間心理だ。事件は、すべて人間心理の中で起こるのだ。

        男が殺人容疑で、追われようとする妹をかばい、彼女が持っていた凶器の拳銃を捨てに山へとやってくる。彼を迎え入れるのは、雪に閉じ込められた、ひなびたペンション。そこで、ひっそりと暮らす父と娘。

        父は、深海魚の目をしたアルコール中毒者。モーツァルトのピアノ・コンチェルトやブルックナーを大音響で聴き、密室の中でひたすら被害妄想を自家培養している。異様な迫力のサイコ的な狂人だ。そして、娘はストロベリーの甘い吐息を吐くニンフォマニア。この三人だけで展開するサイコドラマは、妙に艶っぽい。

        そして、男はここに閉じ込められることになる。父は監禁し、娘は助けようとする。それが、実は共犯の分業みたいで、いつまでも脱出できないのだ。

        この作品は、その設定から展開に至るまで、スティーヴン・キングの「シャイニング」への小池真理子からのオマージュであるのは間違いない。

        結論については、議論のわかれるところだろう。そして、惜しむらくは、もう少し余韻が欲しかったなと思います。


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        2018/01/28 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      ストロベリー・フィールズ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 大好きな作家・小池真理子の「ストロベリー・フィールズ」を読了。

        神奈川の葉山でクリニックを開く45歳の医師・月川夏子、出版社社長の夫の智之は、世知に長けた55歳。

        鎌倉の家には通いの家政婦がいて、夫は運転手つきの車で会社に通っている。
        まさに、絵に描いたようなセレブな家庭が舞台の小説だ。

        しかし、この家族は外からは見えない傷を抱えている。
        夏子は10年前に亡くなった智之の先妻を折りに触れて意識し、継子である娘のりえには、いつまでもなじめない距離感と遠慮を感じている。

        おまけに夫には愛人がいる。そんな夏子の前に20代の孤独な若者・旬が現われ、少しずつ近づいてくる---となると、この家庭にどんな嵐が巻き起こるかと、読みながら興味がじわじわと湧いてきます。

        あからさまで剥き出しの暴力シーンや葛藤場面があるわけではない。
        むしろ、この作品は、夏子や智之、旬の微妙な感情の動き、関係性に重きがおかれ、表向きは不気味なほど静かなんですね。

        この作品の題名は、ジョン・レノンが実在の孤児院「ストロベリー・フィールド」を素材にして作った曲から来ているのですが、夏子は精神的な孤児である旬の思いを受け止め、彼との逢瀬の中で結婚生活の渇きを埋めようとする。

        一方の旬は、幼い自分を捨てた生母への"愛の欠落"を夏子に求め、身勝手で暗い情熱に身を呈するのだった。

        この歳の離れた男女間に起きるすれ違いは、滑稽で悲劇的だが、実はそれぞれの思いの中に、パスカルが「パンセ」の中で言ったような、天使のまねをしようと思うと、獣になっていくという人間の姿がありありと描き出されていると思う。

        夏子を家庭から自由にするために旬が巡らす策略の数々、それを危惧しつつも甘受する夏子の歓びと自己嫌悪。

        物語は老いの悲哀と若さの持つ傲慢さを対比させつつ進むのですが、感情は一定のパルスを持ちこたえられず、遂に奇妙な破綻と大団円がやってくる。

        甘やか、時にシニカルな筆で描かれる関係の歪みに息をのみつつ、愛に翻弄される人間の奇怪さに、つい引き込まれてしまう一作だ。

        >> 続きを読む

        2018/08/14 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      彼方の悪魔
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • ミステリの中で、サイコスリラーや医学サスペンスというジャンルがあります。

        今回読了した小池真理子の「彼方の悪魔」は、このサイコスリラーと医学サスペンスの両方を兼ね備えた作品でした。

        著者の小池真理子は、もともとカトリーヌ・アルレーの作品に影響を受けて出発した作家であり、孤独な主人公が徐々に"日常の恐怖"の虜となっていくような心理サスペンスものを得意にしているんですね。

        日常生活の中に、いったいどのような恐怖が生まれていくのか?
        いわば、それが小池真理子の小説の最大の読みどころだと思うんですね。

        その点、この作品に登場する偏執狂的な犯罪者や殺人病原体は、極めて魅力的な"日常の恐怖"の仕掛け人と言っていいと思う。
        小池真理子のファンとして、よくぞこのテーマに着目してくれましたと言いたいですね。

        物語は、日本に上陸した病原体が、次第に猛威を振るい出す過程と、TVの女性キャスターに目をつけたサイコ男が、自分の欲求を満たすために彼女を誘拐しようとする過程が、並行して描かれていきます。

        相異なる恐怖サスペンスを重ね合わせて、ラストミニッツ・レスキューに収斂させていく語り口は、さすがにうまく、ラストまでグイグイと引っ張っていってくれる。

        ただ、小池真理子ファンの立場から言うと、病原体の正体の明かし方や、サイコ男の異常ぶりに、思わず私をのけぞらせるような、あざとい仕掛けがあってもよかったかなと思いますね。

        話の展開やキャラクターの設定に、もっとオフビートなひねりを加えたら、この作品は、私が思う理想形に近くなったと思いますね。

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        2018/08/04 by dreamer

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      見えない情事
      3.0
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      • 情事とゆう言葉で不倫ものかなぁと想像していたけど、「見えない情事」は事件もの?でした。
        ただ、情事ではないからこそ、「見えない情事」だったのかな?と・・

        全部で7つお話が入っているのですが、読んでいてそれぞれちょっと怖いところが「世にも奇妙な物語」の原作になりそうでした。
        特に、「ディオリッシモ」と「車影」と「寂しがる男」が・・・

        「寂しがる男」が心霊的で怖かったです。
        一人暮らしに憧れてるのに、もし新築の部屋を見に行ったりしたらこの話を思い出してしまいそうで・・・
        お店に入った時に、もし人数を間違えられたら・・と思うと怖いです。

        あとがきに小池真理子さんも書かれてますが、確かにミステリー集ではなく、サスペンス集だなぁと感じました。
        >> 続きを読む

        2012/05/09 by uspn

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      精選女性随筆集
      3.0
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      • レビューで、この随筆集を知った。
        名前は知ってて興味があるけど読んだことがない作家の、厳選した随筆を読ませてくれそうだったので手に取った。
        第2巻であるこの本は、森茉莉と吉屋信子。
        それぞれに良さがあるけど、森茉莉の文章に衝撃を受けた。

        選者も外せなかったといっている「幼い日々」。
        随筆でこんなにも印象に残ったのは初めてかもしれない。
        くどいくらいこれでもかこれでもかと書き込まれた情景描写に、初めは消化不良を起こしていたが、我慢して読んでいると、明治時代の上流階級の美しい家族・美しい生活にどんどん引き込まれていって、読むのをやめられない。
        お化粧をしてもらって、美しい母と軍服を着た精悍な父に手を引かれ、園遊会や料亭へと楽し気に足を運ぶ幼い作者。
        親からの愛情を一切疑うことなく、また確実に愛されて育った作者の瑞々しさが、文章から溢れていた。
        とても良いものを読んだ。
        >> 続きを読む

        2016/07/02 by shizuka8

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      天の刻
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • わたしの読書は実利主義的。小池真理子の小説は、けっして哲学的ではなく、歴史小説でもなく、実利的とは言えない。そういう意味からわたしの読書の路線からはずれるのだが、小池真理子をけっこう好き。

        この短編集の主人公はみな40代後半の女性。
        今わたしも40代後半の女に恋しているから、とても興味をもって読んだ。

        主人公それぞれの人生はあったが、そろそろみなオンナとしての終わりを迎えようとしている頃である。どこか死を意識しているのは、オンナの終わりは人生の終わりなのか。

        付き合う男たちがまた一様にどうしようもなく、歳相応の肉と脂肪がついているつまらない中年男だったりするのが、わたしには心地よい。男の恋は、ナイスミドルだけのものではないのだ。

        恋に理由はなく、くっつきあってしまうのが女と男の不思議である。

        【このひと言】
        〇私は改めてつくづく、何故今頃になってこの人と---という不思議な、永遠に答えの出そうにない問いを繰り返したものでした。(天の刻)
        〇抱き合わなくてもいい、肌を合わせなくてもいい、そんなことは何もしないで、時々こうして会えるだけでいいし、その代わり、こういう時間が永遠に続いてくれればいい---そう思いました。年を重ね、容貌が衰え、誰も振り返ってもくれない、気にも止めてもらえないような、ただのおばさんになってしまっても、この人とだけはこうやって時々会って、未知のものを手さぐりで探し合うような、そんな不思議なひとときを共有していたい---こみあげてくる熱いものをこらえながら、私はその時、心底、そう思ったのでした。(天の刻)
        〇石堂に誘われたバロック音楽の室内楽が聴きたくないわけではなかった。着飾ってコンサートホールに行くのが面倒なのでもない。ただ、石堂と会って、石堂の自分を見る目に、抑えに抑えた官能のしるし、決して表に出ることのない淡い恋のしるしをみとめるかもしれない、と思うと億劫だった。(無心な果実)
        >> 続きを読む

        2017/04/26 by シュラフ

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      存在の美しい哀しみ
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 異母兄がいることを母から知らされた榛名(はるな)。その後母は病気で亡くなるが、榛名はプラハでチェロ奏者を目指す兄に会いに行く。
        これを発端として、家族それぞれの抱える事情・思いがオムニバス的に一章一章で語られる。
        全ての事情を知るのは読者だけ。

        同じ男でも、妻から見るのと部下から見るのとではその関係性によって見え方は一面的になる。
        100%のいい人もいないし、100%悪い人もいない。
        一方の語りが他方に光を当てて、照射の繰り返しによって人間の多面性が見えるのが面白かった。

        でもこんなこと本当にあったらすごい。。

        >> 続きを読む

        2014/06/11 by はるきち

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      With you
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 匿名

        女性作家の官能小説。

        2016/12/20 by 匿名

    • 1人が本棚登録しています
      美しい時間
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 2冊組のうち、村上龍の冬の花火を読んだ。
        自分自身、定年後はゆっくり妻と旅行にいきたいとぼんやり思っていたが、それがなぜなのかわかった気がする。多忙な日々を終え、時間ができれば永遠の他人である隣人を理解することに時間を使いたい、と思っていた(に違いない)。

        読み終えたあと、すっきりした1冊。
        >> 続きを読む

        2014/09/21 by aldebaran

      • コメント 2件
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