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村上春樹

著者情報
著者名:村上春樹
むらかみはるき
ムラカミハルキ
生年~没年:1949~

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このランキングは1日1回更新されます。
      色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 = Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! double kawahara momomeiai Luna
      • 学生時代に仲のいいグループからわけもわからず疎外され
        絶望に打ちひしがれたまま、一度は死をも覚悟し
        心の奥底にトラウマをしまいながら過ごしてきた主人公つくる

        ある日、ふとしたことで過去の真相を顧みることになり
        彼の巡礼が始まる...


        止まることなくパラパラと読み進めれました。
        読了してみてスッキリ感はなく、もやもやとしたものが残るのですが
        それについて色々、想像を巡らせるのも楽しい作品だと思います。

        つくるは意外と、
        ほしいものは手に入れてきた人の部類なんじゃないでしょうか?
        (地道な努力家でもあるのですが)

        周りからしたら羨ましいほどのものを持っていても
        本人からしたら学生時代に起こったあの事を
        心の欠損として描いているのは、
        まさに「色彩をもたない(と思っている)」状態なんだな
        と感じます。
        >> 続きを読む

        2016/07/27 by マママ

    • 他18人がレビュー登録、 70人が本棚登録しています
      ノルウェイの森
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! tadahiko
      • 十八年という歳月が過ぎ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思い出すことができる。

        ビートルズ「ノルウェーの森」のメロディーから始まり、主人公ワタナベトオルの回想につながる第一章の風景は、まるで映画のよう。
        脳裏に浮かぶ風景、そして一人の少女。
        流れるように、秀逸なカメラワークでこの物語は再生されます。

        ノルウェイの森、2年振りの再読です。
        あまりにも死の匂いが立ち込めている世界と感じました。
        登場人物たちが危ういところに存在しているため、恋愛小説と括っていいものなのか悩みました。


        彼らは身内やキズキの自殺をきっかけに、いつの間にか死の世界に向かうレールの上を歩いていたのだと思います。
        本人たちに自覚はなくとも。
        普通の大学生活を送っているようで、どこか不自然で歪んでいるように感じました。
        少しでも気が緩んでしまうと、そのまま奈落の底に落ちてしまいそうです。
        まずは直子。
        大学を休学し、外界と遮断された療養所で生活することとなりました。
        ワタナベがこちらの世界に止まることができることは確定しています。
        それでも危ういところにいるのはたしかです。
        引き摺られなかったワタナベがどのように再生していくのかが今後気になるところです。

        あと、突撃隊ってどこに行ったの?
        彼の再登場もひっそり期待。
        >> 続きを読む

        2016/11/04 by あすか

      • コメント 12件
    • 他10人がレビュー登録、 84人が本棚登録しています
      風の歌を聴け
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
        ・・・なんだかとってもかっこいい。
        記憶に残る書き出しから始まった、村上春樹さんのデビュー作。
        1978年29歳の主人公が、1970年21歳の8月8日から8月26日までの青春の一片を描いた物語です。

        作品の舞台が海外のような、独特な雰囲気の文章が心地よい。
        さらさら流れるように最後まで読んでいきました。
        正直に言うと、ストーリーは今一つ掴めませんでした。
        なので感想らしい感想はありません。
        デレク・ハートフィールドは作品に溶け込んでいて、まさか架空の人物だとは思いもしませんでした。
        ハートフィールドのエピソードはかなり楽しませてもらったので、もし実在していればすぐにでも作品を読みたかったくらい。
        名だたる作家たちと一緒に紹介されているので、実在の人物と思ってしまいますよね。

        この作品を書こうと思ったのが、明治神宮球場での野球観戦中とは驚きです。
        スワローズのファンであることは知っていましたが、こんなきっかけがあったとは!

        なんだかんだ言いましたが、すぐに「1973年のピンボール」を読もうと思います。
        >> 続きを読む

        2017/02/07 by あすか

      • コメント 13件
    • 他10人がレビュー登録、 59人が本棚登録しています
      ティファニーで朝食を
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! Minnie
      • 自由奔放にしているようで、彼女のまっすぐなプライドが痛いほどに伝わる。
        環境は違えど、地方から出てきたころの自分とリンク。
        結婚指輪をティファニーに決めたのは間違いなくこの作品の影響。
        >> 続きを読む

        2016/06/13 by one

    • 他10人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      海辺のカフカ(上) 新潮文庫
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! tadahiko 2kzzz
      • 村上春樹を少しずつ、ほぼ年代順に読み進めているが「国境の南、太陽の西」「ノルウェイの森」と恋愛ものを続けて読んで、あまり好きになれずに村上熱が少し冷めつつあってのこれ。なんとなく「海辺のカフカ」は私の好みなんじゃないかと思ってはいたけども、想像以上に面白い。本当はすぐに下巻を読み始めたいところだけど、読み始めたら今の気持ちを忘れてしまいそうなので急いで上巻のレビューを書く。

        「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」

        15歳の誕生日に家出をする少年の話と、戦時中に起きた山梨県の不可思議な事件のアメリカ国防省の記録が交互に描かれるところから始まり、それが全く関係ないようで少しずつ繋がっていく。

        小さなエピソードも面白いし、その小さなエピソードが積み重なって織りなすストーリーも面白い。キャラクターも魅力的。特にナカタさん。読んでいて辛い部分もあるが、ナカタさん、そして猫たちの会話はずっと読んでいたくなる。謎の鯖。カワムラさんをいきなり怒鳴りつけるミミ。「猫さんのことをオオツカさんと呼んでかまいませんでしょうか?」などのセリフ…。こんなに魅力的なキャラクターを生み出せるなんてスゴイ。

        本の中に登場する本を読みたくなるのは相変わらず。カフカの「流刑地にて」、バートン版「千夜一夜物語」、夏目漱石「坑夫」…1冊読んで何倍もの積読本が増える。やれやれ。。

        図書館が舞台になっているだけあって本についての話や本を読むシーンがたくさん出てくる。そんなシーンを読んでいると、今1歳の娘が大きくなるまでに家の本棚を面白い本、素晴らしい本でいっぱいにしたいなーと思った。
        >> 続きを読む

        2016/10/15 by chao

      • コメント 8件
    • 他8人がレビュー登録、 70人が本棚登録しています
      世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね! tadahiko chao caramel
      • わたしはそのとき、インドの田舎の某動物レスキュー所でボランティアとして住み込んでいた。犬猫に囲まれ、人にはほとんど会わなくていい生活。心身ともに辛い労働。どこか他の場所に行きたくなったとき、この本がとっても助けになった。何回も何回も読んだため、ついに一ヶ所、校正ミスまで見つけた(と思う)。過労でついに病気になり、日本に帰ることを決心。持っていた本は、ほぼみな猫しっこまみれだったこともあり、思い切って燃やした。……が日本に帰れずまだインドにいる。下巻は持ってません。まみれていても、とっておけばよかった。 >> 続きを読む

        2016/05/08 by まるち

      • コメント 2件
    • 他7人がレビュー登録、 44人が本棚登録しています
      グレート・ギャツビー
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • レオさんがオスカーを受賞した記念に「グレート・ギャツビー」を再読。
        この作品は以前読み、レオさんのギャツビーも観たのだけれど、そのときには正直言ってそれ程良い作品だろうかと思った。
        過ぎた恋にしがみついて、調べたらわかってしまう嘘をついて愚かしい男、そう思った。
        しかし今回読み返してみると、とても引き込まれた。

        はじめて読んだときは、多くある比喩表現が読みにくく、かえって状況をイメージしにくかった。村上春樹さんの独特な表現が苦手ということもあったのかもしれない。
        今回読み返すと以前は気になって読むことに集中出来なかったところも抵抗なく読み進められた。依然として村上春樹さんの文体は余り好みではないのだけれど。

        登場人物それぞれにも魅力を感じられなかったが、今回は愚かしい男であったはずのギャツビーがとても素晴らしく感じた。
        どうしてなのか自分でもよくわからない。
        ここに出てくるひとの中で誰よりも汚れなく生きていたのがギャツビーだと感じたからだろうか。
        これは何故ギャツビーはグレートなのかにも繋がるのかもしれない。

        過ぎた過去は取り返せないという当たり前なことに躍起になったギャツビー。
        どうしてギャツビーはそこまでこだわるのか。
        フィッツジェラルドがギャツビーを通して何を伝えたかったのか、残念だけれどそこまではわからない。でも読んでいると時々フィッツジェラルドに重なるようにも感じられる。

        もしかしたらこの作品は一度より二度、二度より三度と読み深めていったほうが見えてくる世界が深く拡がるように感じる。
        読み終わってすぐにもう一度読みたい、しみひとつない不朽の愛に生きたギャツビーにまた会いたいと思う。

        映画はレオさんで観ただけなので脳内再生するときにはレオさんになりがちだったが、ロバート・レッドフォードのギャツビーも観てみたくなった。

        村上春樹さんの作品への熱い思いをあとがきで読める楽しみもある一冊。


        >> 続きを読む

        2016/03/22 by jhm

      • コメント 6件
    • 他7人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      羊をめぐる冒険
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      •  本作は、『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』に続く、いわゆる鼠三部作の三作目です。前二作は、現実社会でも見られそうな若者たちの日常が描かれた青春群像劇でしたが、今作は毛色が変わり、緊張感のある展開が待っています。


         物語の核になる羊の存在をどう捉えるかですが、「何か人外の力が自分の体内に入ってくる」などという体験は、実感的に想像するのは難しいと言うしかありません。

         しかし本作は、その「羊が自分の中に入った」という異常な人物が何人も出てきます。これを頭のおかしな奴と考えて遠ざけてしまうと、面白さは半減してしまうでしょう。そういう存在が確かにある、という前提に自分を置いて読むことが肝要です。



         自分の居場所を見出だせなくて悩んでいる鼠がジェイズ・バーでジェイと語る姿は、前ニ作で数多く描かれていましたので、この悩める若者に感情移入していた読者も少なくなかっただろうと思います。僕だってそうです。

         しかし、その人物が羊に取り憑かれて、自分が自分でなくなる前に自殺するなどという展開を一体誰が予想したでしょう。はじめて読んだ時、かなりショックでした。

         それにしても、前二作は何気ない日常を描いた青春群像だった世界観が、本作で一気に現実離れしたオカルト物語になってしまい、なんだか整合性が取れないように思わないではありません。



         個人的には未だに鼠と羊男の関係がはっきりしません。

         僕は最初、鼠の車の中に羊毛が付着していた点によって、鼠と羊男は同一人物なのだと思い込みました。そして、羊男の姿が鏡に映らないという事実で、鼠の幽霊姿が羊男なのだと勝手に確信したほどです。

         しかし鼠の説明から、鏡に映らなかったのは羊男に自分が憑依していた状態だったということと、羊男は自殺した自分を埋葬した人物、つまり別人だったことが判明しました。

         これで僕も、おそらくは穴を掘る際に羊革を脱いで座席に置いたので羊毛が付着したのだろうと合点がいきました。別荘の中で姿見の鏡だけ磨いてなかったのは「僕」へのヒントだったのだと思うようになりました。


         ただ、それ以前の羊男が憑依状態でなかったなら、鼠の幽霊はどこにいたのでしょう。

         ガール・フレンドを帰らせたのは羊男の独断なのか、生前の鼠から「僕」以外は追い返せと言われていたのか、それともこの時も鼠が憑依していたのか。憑依していたのであれば結局鼠は常に羊男の中にいたのかなど、未だに答えがわかりません。

        (続く)
        >> 続きを読む

        2016/04/27 by えくり

    • 他6人がレビュー登録、 36人が本棚登録しています
      蛍・納屋を焼く・その他の短編
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 『螢・納屋を焼く・その他の短編』(村上春樹) <新潮文庫> 読了です。

        初期の短編集です。

        長編はほぼ発表順に読んでいるので気づきませんでしたが、初期のころは結構暗い話が多かったんだなあ、と思いました。
        もちろん、当時から村上ワールドは炸裂です。

        あとがきで、最後に「小説を書くことはとても好きです」と書かれています。
        今ならまず書かない一文ですよね。
        そもそも、最近はあとがきも書かれていないように思いますが、どうでしょう。
        >> 続きを読む

        2015/10/29 by IKUNO

      • コメント 2件
    • 他6人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      1Q84 BOOK 1 <4月-6月>前編-新潮文庫
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • とても描写が現実的で尚且つテーマが良い。
        宗教について、そしてその犠牲になった子供たち。

        今までになかったような作風でとても面白く
        そこには不思議なリズムがありテンポも良いので読み進めていくのも苦痛はない。
        >> 続きを読む

        2017/01/28 by snoopo

      • コメント 1件
    • 他6人がレビュー登録、 41人が本棚登録しています
      ダンス・ダンス・ダンス
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 本当に不思議な世界。変哲もない日常生活のようだけれど、非現実的。でもその非現実的なものが当たり前のように入り込んで、とてもひきつけられる。 >> 続きを読む

        2015/02/22 by MYZ

      • コメント 1件
    • 他5人がレビュー登録、 30人が本棚登録しています
      1973年のピンボール
      カテゴリー:小説、物語
      3.1
      いいね!
      • 面白かった…?

        何を伝えたいのかはあまりよく分かりませんでした。
        僕と双子のやり取りが不思議で面白かったです。

        ピンボールが何か知らないまま読んだのであまりピンと来なかったのもあるかもしれません。

        村上春樹だと海辺のカフカが一番好きなので、これは少し刺激が少ないように感じました。

        時間がたてば再読に挑戦してみます。
        >> 続きを読む

        2014/10/07 by snoopo

      • コメント 6件
    • 他5人がレビュー登録、 33人が本棚登録しています
      ねじまき鳥クロニクル
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • なんだこのおかしな話は!と思いつつも

        読み始めると気になって止まらない。

        主人公はやけにコーヒーを飲むし、

        レモンドロップが好きだなぁ。
        >> 続きを読む

        2016/08/07 by 閃光花火

    • 他5人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      1Q84(イチ・キュウ・ハチ・ヨン) <4月-6月>
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! tadahiko
      • 村上春樹どうしたかな、という本だった。

        2016/01/17 by SYoYo

    • 他5人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      カンガルー日和
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • タイトルになっている短編「カンガルー日和」が記憶に残っている。

        登場人物の普通の日常が私にとって普通じゃないオシャレな生活に感じた。
        流れている曲はスティービーワンダー。ちょっと変わったお出かけをし
        、ビールをのみソーセージを食べる。終わりに彼女と一本のタバコを二人で吸う。

        手が届きそうなオシャレさが印象的だった。
        >> 続きを読む

        2016/04/06 by ryochan333

    • 他4人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      国境の南、太陽の西
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • これまで読んできた村上春樹作品の中で、1番好きじゃないかもしれない。。

        一人っ子である主人公と女性たちを巡るストーリー。
        小学生時代から40歳近くになるまで。
        登場人物たちは皆どこか不安定で繊細で何か足りないものを探しながら生きている。

        今までの読んできた長編作品の中には必ず好きな登場人物がいた気がするけど、この本に出てくる人たちはみんな好きになれず、しかも全員が不幸なオーラが出ている。。恋愛小説だからかな?ファンタジー要素がないから?どうしても好きになれない。自分に足りないものを誰かに求める主人公が嫌いなのかもしれない。

        多少前後しながらも年代順に読んできて次が「ノルウェイの森」なのだけど、「ノルウェイの森」も恋愛小説だからちょっと不安。
        >> 続きを読む

        2015/02/23 by chao

      • コメント 6件
    • 他4人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      ノルウェイの森
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! tadahiko
      • あれほど大事そうに見えたものは、彼女やそのときの僕や僕の世界は、みんなどこに行ってしまったんだろう。


        下巻は登場人物の過去や直子の死が描かれ、スピード感のある展開と共に物語を終えました。

        あまりにも自殺者が多いのは、より生と死の境界線を明確にしているためでしょうか。
        直子のように生きようと努力しても叶わなかった人もいれば、
        緑のように脳腫瘍の両親を看取り、それでも前に向かって生きていこうとする人もいる。
        性描写が多い作品でしたが、この作品においては世界を行き来する手段の一つとして捉えていたため、あまり気になりませんでした。
        レイコさんがあの場所から出ることへの恐怖、ワタナベが直子の死を乗り越えるには必要な行為だったと思います。

        ここまでややこしい関係でなくとも、身に覚えのある感情もいくつか出てきて、その度に共感することができました。
        「静かで平和で孤独な日曜日」とか。
        大失恋を引き摺っていた20代前半の私は、こんな言葉がぴったりな休日を過ごしていたなと記憶の底から蘇ってきました。
        時間のあるだけ沈んでいました。
        今思えば若かったなぁと思います。

        しかし、こんなにも登場人物に思い入れができない作品はあまりないです。
        誰一人好きでも嫌いでもなく眺めるように読んでいました。
        ヒロイン候補が3人もいれば誰か好きになれそうなのにね。

        一通り読んだ後は上巻に戻り、飛行機の中で18年前を回想します。
        なんとも独特の雰囲気を持った作品でした。
        >> 続きを読む

        2016/11/08 by あすか

      • コメント 16件
    • 他4人がレビュー登録、 77人が本棚登録しています
      ねじまき鳥クロニクル
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! cocodemer
      • やっと読み終えました。読み応えがあったなぁ。

        なんだかんだ言ってクミコさんを救おうとしてる、

        主人公が居たわけですが、なんとかして兄の呪縛から

        クミコさんを救おうとしてる意思に感服してしまった。

        あと、シナモンの万能さと、飲み込みの早さに惚れた。

        こういう続きがありそうな感じの物語、嫌いじゃないです。

        また、何年か経ったら読むかもしれない。
        >> 続きを読む

        2016/08/07 by 閃光花火

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      走ることについて語るときに僕の語ること
      3.8
      いいね!
      • 村上さんのエッセイなどを読むと、走ったとか泳いだとかいうお話が度々出てきます。トライアスロン経験がある、という話も何かで読んだことがあり、なんともすごい方だな、と思っていました。
        こちらのエッセイ(メモワール)は、タイトルの通り走るということを軸にして、仕事や音楽についてなどにも触れながらたっぷりと語られています。ランナーの方が読んで共感するためのものなのだろうと思っていたのですが、慢性的な運動不足の私さえも、読者としてあたたかく迎えいれてくれました。

        それにしても、ウルトラマラソンの話はすごかった。100キロ走る?人の脚で??と思ってしまいました。そんなまさに超人的なレース直後の数日間に書かれた文章は熱かったです。そしてその後のランナーズブルー。燃えつき症候群みたいなものに近いのでしょうか。走ることとの間に倦怠期が訪れる、というのも村上さんらしい面白い表現でした。

        走る、ということがどれほど奥深いものなのか、その感触を少しだけ体験できて面白かったです。ただ、運動不足に対する罪悪感は強くなりましたが。小説家にこれを書かれてしまうと、デスクワークだから…という言い訳は通用しないですよね。
        走るのも悪くなさそうだ、とは思ったのですが、やはり自分の怠惰な気持ちを甘やかしてしまい、走り出せません。今年も自分に言い訳しながら運動不足歴を更新することになりそうです。
        >> 続きを読む

        2016/01/05 by pechaca

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      キャッチャー・イン・ザ・ライ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 有名な本書をはじめて読む。
        タイトルはよく聞いて知っていたが、どういう物語なのかは全く知らなかった。
        読み終わって感じたことだが、もしわたしがどういう物語なのかと訊かれても答えに困るかもしれない。物語らしいものは特にないようにも感じたので。

        学校を退学になった主人公の少年が、学生生活や友人、妹のことなどを語る物語。

        内容を纏めてみると、こんなにも短くなってしまった。

        文章は読みやすく、大人になる手前の背伸びしたがる傲慢な少年の様子が上手く描かれていて面白い。
        少女の気持ちを描いた代表作品が「悲しみよこんにちは」だとしたら、少年の気持ちを描いた代表作品はこの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」かもしれない。

        もう少しこういう気持ちが実感として感じられる年齢のときに読んで、自分がどう感じたか知りたい気持ちがする。残念ながら、十代のわたしは海外作品を敬遠しがちで読まなかったので、若いわたしがどう感じたかはわからないままだけれど。
        若いわたしは多分、受け入れられないんじゃないだろうか。
        こういう、自分を棚に上げて他者に対して批判的な物言いをしたがるひとを嫌いそうだ。それでいて今のわたしは結構ひとを批判したりする。この矛盾。

        十分年を取ったわたしには、主人公がかわいらしく思える。
        どうして少年の頃はこんなにも背伸びをし、自分を大きく見せ、周りの人間がくだらなく見えるのだろう。自分がいかに特別であって、それに気付けない人々こそが愚かなのだとを見下す。
        自分が特別だと思う根拠など何もないのに。

        若いっていい。

        本書は確か、ジョン・レノンを殺害した犯人の愛読書だったと思う。
        それがあって、何か変わった思想を植え付けるようなものなのかとも思ったけれど、そういうことではないようだ。結局、本の好みとその人物の行為は単純に結びつくものではないのかもしれない。

        今回は村上春樹さんの翻訳で読んでみたが、他の翻訳でも読んでみたいと思う。読み直すとまた感じるものもあるようにも感じる。
        若いひとなら主人公に共感し、若かったひとなら懐かしく読めるであろう一冊。
        >> 続きを読む

        2016/04/23 by jhm

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています

【村上春樹】(ムラカミハルキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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