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夢枕獏

著者情報
著者名:夢枕獏
ゆめまくらばく
ユメマクラバク
生年~没年:1951~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! niwashi
      • こんなに面白い本を今まで読まずにいたとは。
        物語の面白さもさることながら、文章の美しさに魅了された。移ろう季節が美しい言葉で描かれているのだが、中でも蛍の描写は圧巻だった。
        味わい深い文章を二度、三度と読み返しながら妖しい世界を堪能した。続巻も楽しめることを期待したい。


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        2017/08/29 by Kira

    • 他2人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      翁 = OKINA 秘帖・源氏物語
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 光源氏に対して持っていたイメージを覆してくれた。
        平安貴族、特に光源氏のような優男は闇を恐れ、それ以上に魔物や妖しには恐怖の念を持っていると思っていたが、本書の光の君は違った。百鬼夜行を見ても笑みを浮かべて楽しんでいる。何があっても動じることがない。その心はひどく冷めているように見える。

        その光の君が終盤で涙を流すのが印象的だった。道満も活躍する本書は哲学的で、まさに秘帖といえる。

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        2017/08/30 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 冒頭から引き込まれてしまったのだが、一気に読むのがもったいなくて半分くらいまでは少しずつ読んだ。しかし後半は、一気読みせずにはいられないほどの面白さだった。まだまだ謎ばかりで次巻へと続く。それにしても、夢枕氏の文章は読んでいて心地いい。物語の世界にどっぷり浸れる。

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        2017/08/31 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      神々の山嶺(上) 集英社文庫
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 家にあったのに手を出していなかったのですが、最近になって読みました。
        面白いです。授業中にちらちらと見てしまうくらい、衝撃的な作品でした。カトマンドゥの空気感と、危険で、美しい、ヒマラヤ山脈。
        登山をやってみたくなりました。
        夢枕獏さんの作品はあまり得意じゃなかったけど、これは、すごくおもしろかったです。
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        2016/03/26 by 文子。

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 晴明と博雅が酒を酌み交わすほどに、私は妖しく雅びな世界に酔わされていく。流麗な文章があまりにも心地よくて、いつまでもこの世界にひたっていたいと思ってしまう。
        晴明にちょっと懸想しているかも。
        本作では人の業について考えさせられた。

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        2017/08/30 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • シリーズ第3巻。クライマックスに向けて、どんどん物語は進んでいきます。おまけに楊貴妃の秘密が暴かれるとともに、空海も中心人物として関わってきます。
        この物語を読んでいると、史実をもっと読み解いていきたくなります。唐の国にて、他国との交流や歴史上の人物たちの関係性がとても興味深いです。
        少し調べたのですが、橘逸勢は良家の出。わざわざ唐へ留学する必要はなかったはず。ではなぜ唐へ向かったのか?

        橘逸勢は橘奈良麻呂の孫で、この橘奈良麻呂、楊貴妃亡命の秘密を握っていた人物とされているようです。楊貴妃が安倍仲麻呂によって日本に渡来していたら、の話ですが。それを確認するために橘逸勢は唐へ渡ったのではないかとのことです。それには空海も関わっていたとか。

        本当かどうかは定かではないですが、伝説はやはり面白いですね。

        あともう一つ興味深かったのが、般若心経。空海がばっちり分かりやすく意味を説明してくれています。

        存在というものは、その存在するものと、それを眺める心の動きがあって初めて存在する。しかし、それらの全ては実は空である。

        やはり思想というよりも、学問ですね。

        それにしても、空海と橘逸勢の関係が、ポアロとヘイスティングスに見えて仕方ありません。掛け合いなんてそっくりです。
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        2017/02/03 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • シリーズ最終巻。

        読み終えた後、しばらく余韻に浸っていました。しかしこの余韻が消える前に感想を書こうと思いましたが、スケールが大きくて何から書けばいいのかわかりません。

        歴史小説かと思えば、怪奇小説でもあり、だけど文学的な要素もあります。

        淡々とした言葉で綴られていて、登場人物たちの言葉も率直なもの。だから余計に胸をつき、心に残ります。

        人の生も心も儚いものだと感じました。どれだけ自分が求めても、働きかけても、思い通りにはならない。国や宇宙の、その大きな流れの中では一人の人間なんて小さなもの。流れに逆らうことはできない。一見思い通りにいっているようでも、その裏には必ず後悔もある。何が正しくて、何が間違いだったのか、本人すら分からない。人の心は本当に儚くて、永い年月をかけたところで答えが出るわけでもない。その無情さにどうしようもなく切なくなりました。

        また、順宗皇帝が空海に言った言葉が印象的でした。

        「時は待たぬぞ。」

        四十代にして脳梗塞で倒れて半身麻痺にってしまった順宗。部下の王叔文と共に改革の途中でした。時間はたくさんあると思ったら大間違い。いつ自分がどうなるかも分からない以上、時を大切にしないと後悔する。この一言に順宗の無念が詰まっていると感じました。

        時は金なり。
        順宗だけでなく、この物語では人もの登場人物たちが同じことを言っています。もちろん、空海も。留学僧として唐に来たものの、在唐期間は20年。しかしその20年ちょうどで帰れるわけでもなく、次の日本の船が唐に着くまで待たなければいけません。それではせっかく密教を習得しても日本に帰る頃には自分は老人。密教を広めるどころか生きて帰れるかも分からない。帰れたとしても、広めるには時間がなさすぎる。だから、より早く帰る必要がある。

        最初からそう思って空海は唐で行動をします。目的のために、自分はどう行動をとるべきか。与えられた時間を享受してただ流されるのではなく、逆算をして考えて行動する。人生には限りがあるのだからと、教えてくれました。

        長いシリーズでしたが、本当に読み応えのある小説です。ただの歴史小説ではないので初めての方でも十分楽しめるかと思います。それ以上に学ぶことも多いです。

        読み終えて初めて、『鬼と宴す』の意味がわかった気がします。宴とはつまり、お酒を交わして相手を理解し、分かち合うこと。人の気持ちは、口にしないと伝わらないこともあり、それが原因ですれ違うことだってあります。気持ちは理解できなくとも、相手を受け入れることが大切なのだと思いました。
        >> 続きを読む

        2017/02/06 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      悪夢喰らい
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 夢枕さんの小説は、長編しか読んだことがなかったので、今回の短編集は何だか新しい感じがしました。しかし、読み終わってから発行年月日を見てビックリです。昭和60年…。もう30年も前の作品だったのですね。
        そんな昔の作品とは全く感じさせない、夢枕さん節の効いた小説でした。初めて夢枕さんの作品を読む、という方にもおすすめの一冊です。
        >> 続きを読む

        2015/12/06 by oyu

    • 1人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 4巻シリーズの中2巻目。ますます面白くなってきました。
        安禄山に玄宗、楊貴妃。李白に杜甫に白居易。
        誰もが学校で習ったような人物も出てきて、物語がだんだんと深くなってきます。
        この物語の鍵を握るのが楊貴妃。
        中国史では楊貴妃は玄宗皇帝と蜀へ逃げる途中、馬嵬駅で殺害されたとされています。
        しかし、殺害されたのではなく日本に逃れてきたのではないか、という伝説もあるようです。実際に山口県にそう言ったものが残っているそうで。
        遣唐使であり玄宗皇帝の側近であった安倍仲麻呂も玄宗皇帝に同行していたので、余計に関連性が増してきます。
        空海のことだけではなく、こうして千年以上前の異国の地に想いを馳せることができる小説でもあります。
        中国史に関する本を読んでみたくなりました。
        >> 続きを読む

        2017/01/23 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      空手道ビジネスマンクラス練馬支部
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 3回目の読了
        ヤクザに絡まれ土下座させられたサラリーマンが一念発起して空手道場に通い詰め、強くなりたいという想いで空手にのめり込む内に、新たな友情や人生観を手に入れ、自分を取り戻していく男の物語です。
        何回読んでも血が沸る名著です。題名のダサさに騙されてはいけません。
        男ならだれでも分かる強さへの渇望に胸が熱くなること必至です。
        >> 続きを読む

        2015/03/11 by ありんこ

      • コメント 3件
    • 3人が本棚登録しています
      神々の山嶺(下) 集英社文庫
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 久々に読み返してみたのですが、やはり山岳小説としては最高傑作だと思う。
        山の厳しさ、追い込まれた人間の心理が綺麗に描写されている。
        主人公がなぜ山に登るのかという点でも、主人公の過去や劣等感なども理解しやすく描けている。

        私も趣味程度に登山をするのですが、この本を読むと今すぐ山に登りたくなります!
        でも、この本を読むと冬山に登るのを控えようとも思ってしまいます。

        この本だけは本当にお勧めです!
        >> 続きを読む

        2012/10/02 by higamasa

      • コメント 4件
    • 8人が本棚登録しています
      黒塚
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 吸血鬼がからむ伝奇ロマンに近未来SF、一千年の時をかける愛憎劇と盛りだくさんの物語だった。
        判官贔屓の身としては、我が首を討てと義経が弁慶に命じるシーンが悲しかった。永遠の時を生きるヴァンパイアとなっても追われ続けるクロウ義経の傍らに黒蜜が寄り添うのが、せめてもの救いか。
        それにしても、ユダが吸血鬼だったという設定が気に入った。あの男は永遠に贖罪をしてもまだ足りないくらいだから。

        >> 続きを読む

        2017/09/01 by Kira

    • 1人が本棚登録しています
      黒塚
      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • 表紙からホラー小説かと思い読み始めたのですが、結構SF要素の強いお話でした。読み終えてからこの小説のことを調べてみると、民話の安達が原と義経伝説を現代風にアレンジした作品だったのですね。そんな知識を全く持っていなくても十分楽しめました。
        夢枕さんのスピード感のあるバトルシーンや先の読めない展開に、いっきに読み終えてしまいました。読み終えたあとも続きが気になる作品ですね。
        >> 続きを読む

        2016/01/04 by oyu

    • 1人が本棚登録しています
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • わずか10ページほどの「霹靂神」がとてもよかった。神にも愛される博雅と蝉丸の楽才を象徴しているようで、心に残った。博雅が一言主の神に憑かれそうになる「ものまね博雅」も面白かった。神をも魅了する博雅は、晴明が「生きてゆくに必要なもの」だという。博雅を見つめながら晴明の口元に灯る微笑は、そういうことだったのか。 >> 続きを読む

        2017/09/14 by Kira

    • 2人が本棚登録しています
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 晴明が帝のことを「あの男」呼ばわりするのが気に入っている。帝であろうと民であろうと、「呪」の前では等しく差はなかろう。

        伝えるところはどうか知らないが、少なくともこの巻でも晴明は権力にへつらうようなことはしない。野原を囲っただけのような庭のある屋敷に住む晴明には、竹林の賢人に通じるものを感じる。

        この巻では「鉄輪」に感動したので、長編『生成り姫』として再話されていると知ってうれしいかぎりである。

        >> 続きを読む

        2017/08/30 by Kira

    • 9人が本棚登録しています
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 濡れ縁に座しているとき、晴明は柱に背をあずけて片膝を立てていることが多い。その姿が涼やかで艶っぽくて好きだ。晴明だからこそ、その姿は絵になるのであって、博雅はあぐらをかいているのがちょうどよい。

        この巻では晴明と道満が方術比べをする。ライバル意識むきだしで競うのかと思いきや、二人して右大臣を出し抜くのが小気味よかった。

        「泰山府君祭」という言葉を知っていたのはアニメ『東京レイヴンズ』のおかげ。陰陽師というのは人気があるんだな。

        >> 続きを読む

        2017/08/30 by Kira

    • 5人が本棚登録しています
      陰陽師 生成り姫
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 呪までかけてなびかせた女に子ができぬからといって若い女に心を移しただけでなく、元の女が大切にしていた琵琶を借りたまま返さないばかりか嘘までついて新しい女にくれてやるような不実な男のせいで、生成りになってしまった徳子姫があまりにも哀れだ。
        博雅の徳子姫に対する想いは不変だったのに、それが伝わるのは遅すぎた。
        死してなお、博雅の笛の音に徳子姫が救われ続けるのがせめてもの救いか。二人の悲恋に涙がにじんだ。博雅はほんとうにいい漢だ。

        >> 続きを読む

        2017/08/30 by Kira

    • 10人が本棚登録しています
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 濡れ縁で杯を干す博雅の頬が微かに朱に染まっているのは、酒のせいばかりなのであろうか。

        この巻では道満のほかに、なかなか面白い人物が新たに登場してくる。
        「むしめづる姫」の露子姫が現代的な感覚の持ち主で、今後も登場するようなので楽しみ。
        さなぎとなった黒丸から式が孵る場面が幻想的で美しく、心に残った。こういう印象的なシーンがちりばめられているから、このシリーズの虜になったといえる。


        >> 続きを読む

        2017/08/30 by Kira

    • 7人が本棚登録しています
      鮎師
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • もう、まんま獏ワールドです。
        派手なシーンこそないけれどそれが故に
        シンプルなストーリと相変わらずの人物描写に
        クイクイと引き込まれます。
        今作でも出て来るオッさんや爺さん達がカッコよすぎます。

        たかだか鮎釣りのストーリーをここまで読ませるには、
        こういった人物達に想い入れがないと読ませる事が
        できないでしょう。
        餓狼伝やキマイラの様に無限に原稿を与えるとこの人は
        話の着地ができないのですが(笑)原稿制限あると
        こんなにシンプルにまとめる事できるんですねー。

        文学者としての評価はあんまりないのかもしれないですが、
        表現者としてはピカいちですね。
        >> 続きを読む

        2013/04/01 by za_zo_ya

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • このシリーズは作者が生涯ずっと書いていかれるものだとあとがきにあって、うれしいかぎり。濡れ縁に座した晴明と博雅の言葉のやりとりから始まる物語をひとつ読み終わるたびに、もっと読みたいと思ってしまう。
        この巻では露子姫が再登場して、優れた能力を発揮して楽しませてくれた。説話の面白さを心ゆくまで味わったのはいうまでもない。

        >> 続きを読む

        2017/08/30 by Kira

    • 7人が本棚登録しています

【夢枕獏】(ユメマクラバク) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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