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夢枕獏

著者情報
著者名:夢枕獏
ゆめまくらばく
ユメマクラバク
生年~没年:1951~

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このランキングは1日1回更新されます。
      神々の山嶺(上) 集英社文庫
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
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      • 家にあったのに手を出していなかったのですが、最近になって読みました。
        面白いです。授業中にちらちらと見てしまうくらい、衝撃的な作品でした。カトマンドゥの空気感と、危険で、美しい、ヒマラヤ山脈。
        登山をやってみたくなりました。
        夢枕獏さんの作品はあまり得意じゃなかったけど、これは、すごくおもしろかったです。
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        2016/03/26 by 文子。

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      陰陽師
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! niwashi
      • 舞台は平安時代。陰陽師、安倍晴明のお話です。読み終えて思わず溜息が漏れるような余韻が残りました。
        浮き沈みもなく、淡々とした静かな話で、平安時代の雰囲気がそのままででいるような気がしました。
        化生のものや鬼がもちろん登場しますが、妖怪のようにキャラクター性があるものでなく、理に沿った、人の念が生み出したものが殆どです。晴明も派手な術を使うのでもなく、それらが生まれた理由から解決していきます。物事の理が絡んでいて、すんなりと心の中に入ってきます。
        登場人物は安倍晴明と友人の源博雅の二人が主となり、話が進みます。この二人の掛け合いが読んでていて面白いです。
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        2017/01/12 by えま子

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • シリーズ第3巻。クライマックスに向けて、どんどん物語は進んでいきます。おまけに楊貴妃の秘密が暴かれるとともに、空海も中心人物として関わってきます。
        この物語を読んでいると、史実をもっと読み解いていきたくなります。唐の国にて、他国との交流や歴史上の人物たちの関係性がとても興味深いです。
        少し調べたのですが、橘逸勢は良家の出。わざわざ唐へ留学する必要はなかったはず。ではなぜ唐へ向かったのか?

        橘逸勢は橘奈良麻呂の孫で、この橘奈良麻呂、楊貴妃亡命の秘密を握っていた人物とされているようです。楊貴妃が安倍仲麻呂によって日本に渡来していたら、の話ですが。それを確認するために橘逸勢は唐へ渡ったのではないかとのことです。それには空海も関わっていたとか。

        本当かどうかは定かではないですが、伝説はやはり面白いですね。

        あともう一つ興味深かったのが、般若心経。空海がばっちり分かりやすく意味を説明してくれています。

        存在というものは、その存在するものと、それを眺める心の動きがあって初めて存在する。しかし、それらの全ては実は空である。

        やはり思想というよりも、学問ですね。

        それにしても、空海と橘逸勢の関係が、ポアロとヘイスティングスに見えて仕方ありません。掛け合いなんてそっくりです。
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        2017/02/03 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • シリーズ最終巻。

        読み終えた後、しばらく余韻に浸っていました。しかしこの余韻が消える前に感想を書こうと思いましたが、スケールが大きくて何から書けばいいのかわかりません。

        歴史小説かと思えば、怪奇小説でもあり、だけど文学的な要素もあります。

        淡々とした言葉で綴られていて、登場人物たちの言葉も率直なもの。だから余計に胸をつき、心に残ります。

        人の生も心も儚いものだと感じました。どれだけ自分が求めても、働きかけても、思い通りにはならない。国や宇宙の、その大きな流れの中では一人の人間なんて小さなもの。流れに逆らうことはできない。一見思い通りにいっているようでも、その裏には必ず後悔もある。何が正しくて、何が間違いだったのか、本人すら分からない。人の心は本当に儚くて、永い年月をかけたところで答えが出るわけでもない。その無情さにどうしようもなく切なくなりました。

        また、順宗皇帝が空海に言った言葉が印象的でした。

        「時は待たぬぞ。」

        四十代にして脳梗塞で倒れて半身麻痺にってしまった順宗。部下の王叔文と共に改革の途中でした。時間はたくさんあると思ったら大間違い。いつ自分がどうなるかも分からない以上、時を大切にしないと後悔する。この一言に順宗の無念が詰まっていると感じました。

        時は金なり。
        順宗だけでなく、この物語では人もの登場人物たちが同じことを言っています。もちろん、空海も。留学僧として唐に来たものの、在唐期間は20年。しかしその20年ちょうどで帰れるわけでもなく、次の日本の船が唐に着くまで待たなければいけません。それではせっかく密教を習得しても日本に帰る頃には自分は老人。密教を広めるどころか生きて帰れるかも分からない。帰れたとしても、広めるには時間がなさすぎる。だから、より早く帰る必要がある。

        最初からそう思って空海は唐で行動をします。目的のために、自分はどう行動をとるべきか。与えられた時間を享受してただ流されるのではなく、逆算をして考えて行動する。人生には限りがあるのだからと、教えてくれました。

        長いシリーズでしたが、本当に読み応えのある小説です。ただの歴史小説ではないので初めての方でも十分楽しめるかと思います。それ以上に学ぶことも多いです。

        読み終えて初めて、『鬼と宴す』の意味がわかった気がします。宴とはつまり、お酒を交わして相手を理解し、分かち合うこと。人の気持ちは、口にしないと伝わらないこともあり、それが原因ですれ違うことだってあります。気持ちは理解できなくとも、相手を受け入れることが大切なのだと思いました。
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        2017/02/06 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      翁 = OKINA 秘帖・源氏物語
      カテゴリー:小説、物語
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      • 夢枕獏さんの描く、全く新しい源氏物語。光の君の妻である葵に妖しいものが取り憑く。どれだけ祓っても歯が立たず、外法の陰陽師である蘆屋道満に依頼をするが、さらに謎は深まっていく…。
        夢枕さんの小説は、怖い中にも魅力的なキャラクターが多くて、どんどん話に引き込まれていきます。読んでいるだけで不思議な世界に引き込まれていきますね。
        夢枕さんの別の作品である陰陽師と似たような雰囲気で、光の君と道満の掛け合いが素敵でした。
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        2015/12/05 by oyu

    • 1人が本棚登録しています
      悪夢喰らい
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 夢枕さんの小説は、長編しか読んだことがなかったので、今回の短編集は何だか新しい感じがしました。しかし、読み終わってから発行年月日を見てビックリです。昭和60年…。もう30年も前の作品だったのですね。
        そんな昔の作品とは全く感じさせない、夢枕さん節の効いた小説でした。初めて夢枕さんの作品を読む、という方にもおすすめの一冊です。
        >> 続きを読む

        2015/12/06 by oyu

    • 1人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 平安時代初期の僧、空海が留学僧として唐に渡った時の話。
        歴史小説かなと思ったけど、そんなことは全くなく。
        妖やら憑き物やらが登場し、空海が関わっていきます。やはりこの時代は人以外のものが密接に関わっていたんでしょう。

        この話を読んでいたら宗教は思想ではなく、学問という印象が強くなりました。
        『教え』と言いますが、この時代の人も、きっとそういう風に宗教を捉えていたのではないでしょうか。
        唐の都、長安が舞台ですが、この時代長安には様々な国の人が出入りしていたそうです。商人や役人や僧や留学生。日本からはもちろん、唐周辺の諸国、インド、胡国と言われたペルシャの方からも。たくさんの国の人が出入りし、たくさんの品や思想までも入ってきていたようです。なんと、色街には胡国の人のお店まで出てきました。
        唐の国はすごく、経済的にも文化的にも寛大で豊かな国だったのではないかと思いました。その証拠に、様々な宗教の寺院が長安に建てられていたそうですから。
        仏教はもちろん、空海が学びに行った密教、拝火教、チベット教、他にもいろいろ出てきました。
        そんな唐の国で、空海が一体どういう行動を起こしていくのか。
        空海の周りに起こることだけではなく、その歴史的背景も魅力的な小説です。
        4巻まであるので続きが楽しみです。
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        2017/01/15 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      沙門空海唐の国にて鬼と宴す
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 4巻シリーズの中2巻目。ますます面白くなってきました。
        安禄山に玄宗、楊貴妃。李白に杜甫に白居易。
        誰もが学校で習ったような人物も出てきて、物語がだんだんと深くなってきます。
        この物語の鍵を握るのが楊貴妃。
        中国史では楊貴妃は玄宗皇帝と蜀へ逃げる途中、馬嵬駅で殺害されたとされています。
        しかし、殺害されたのではなく日本に逃れてきたのではないか、という伝説もあるようです。実際に山口県にそう言ったものが残っているそうで。
        遣唐使であり玄宗皇帝の側近であった安倍仲麻呂も玄宗皇帝に同行していたので、余計に関連性が増してきます。
        空海のことだけではなく、こうして千年以上前の異国の地に想いを馳せることができる小説でもあります。
        中国史に関する本を読んでみたくなりました。
        >> 続きを読む

        2017/01/23 by えま子

    • 2人が本棚登録しています
      空手道ビジネスマンクラス練馬支部
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 3回目の読了
        ヤクザに絡まれ土下座させられたサラリーマンが一念発起して空手道場に通い詰め、強くなりたいという想いで空手にのめり込む内に、新たな友情や人生観を手に入れ、自分を取り戻していく男の物語です。
        何回読んでも血が沸る名著です。題名のダサさに騙されてはいけません。
        男ならだれでも分かる強さへの渇望に胸が熱くなること必至です。
        >> 続きを読む

        2015/03/11 by ありんこ

      • コメント 3件
    • 3人が本棚登録しています
      神々の山嶺(下) 集英社文庫
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
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      • 久々に読み返してみたのですが、やはり山岳小説としては最高傑作だと思う。
        山の厳しさ、追い込まれた人間の心理が綺麗に描写されている。
        主人公がなぜ山に登るのかという点でも、主人公の過去や劣等感なども理解しやすく描けている。

        私も趣味程度に登山をするのですが、この本を読むと今すぐ山に登りたくなります!
        でも、この本を読むと冬山に登るのを控えようとも思ってしまいます。

        この本だけは本当にお勧めです!
        >> 続きを読む

        2012/10/02 by higamasa

      • コメント 4件
    • 8人が本棚登録しています
      黒塚
      カテゴリー:小説、物語
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      • 表紙からホラー小説かと思い読み始めたのですが、結構SF要素の強いお話でした。読み終えてからこの小説のことを調べてみると、民話の安達が原と義経伝説を現代風にアレンジした作品だったのですね。そんな知識を全く持っていなくても十分楽しめました。
        夢枕さんのスピード感のあるバトルシーンや先の読めない展開に、いっきに読み終えてしまいました。読み終えたあとも続きが気になる作品ですね。
        >> 続きを読む

        2016/01/04 by oyu

    • 1人が本棚登録しています
      陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 前から読もう読もうと思っていたけど、なかなか読めなかった。途中からなのは、図書館に1巻がなかったため。

        以前映画を見ているので、清明と博雅は映画版のイメージで再生される。一話が短いので、通勤電車で読むにはちょうどいい。
        >> 続きを読む

        2014/08/06 by Pural

      • コメント 1件
    • 11人が本棚登録しています
      鮎師
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • もう、まんま獏ワールドです。
        派手なシーンこそないけれどそれが故に
        シンプルなストーリと相変わらずの人物描写に
        クイクイと引き込まれます。
        今作でも出て来るオッさんや爺さん達がカッコよすぎます。

        たかだか鮎釣りのストーリーをここまで読ませるには、
        こういった人物達に想い入れがないと読ませる事が
        できないでしょう。
        餓狼伝やキマイラの様に無限に原稿を与えるとこの人は
        話の着地ができないのですが(笑)原稿制限あると
        こんなにシンプルにまとめる事できるんですねー。

        文学者としての評価はあんまりないのかもしれないですが、
        表現者としてはピカいちですね。
        >> 続きを読む

        2013/04/01 by za_zo_ya

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています

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