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人は0〜3歳の内までに親にきちんと愛されなければ愛着に失敗して、一生愛に飢える人格を形成するという自論を私は持っています。(ここに生まれて来て良かったんだという、手放しの自己肯定が得られない)愛着の問題は改善が難しくいろいろな形で後の人生に影響を及ぼします。こちらの本は、子供を褒めて全肯定することで「君はここに居るだけで価値のある存在なんだよ」という事を親が全力で伝える本のように思いました。確かに甘やかすだけではダメだったり躾も大事だと思うのですが、まず根本にあるのは存在の肯定を伝える事だと思います。それがあって初めて、子どもは世の厳しさに向かう力を得るのだと思います。不登校の親御さんは子どもが幼少の頃に何かしらの理由で愛着に失敗してしまったのだと思いますが(育児ノイローゼなど)、後からこうしてカバーする事も出来るのだなと、この本で知る事が出来ました。やはり一番効くのは親の愛です。あと、愛着に失敗しているからと言ってけして愛が無いとは言いません。ただ、それを伝えるのが下手な方が多いのだと思います。言葉や行動で具体的に示すのを難しく感じる親御さんは、元を辿ればその人自身が親に褒められた事が無かった場合が多いようです。しかしそれを頑張って子どもに伝える事で、子どもは元気になれるのだと思います。思いは、思っているだけでは伝わらないのです。この本で、少しでも愛着の失敗をカバー出来る子が増えますように。 >> 続きを読む
2014/12/19 by ねね!
【森田直樹】(モリタナオキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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