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ChristianBrian

著者情報
著者名:ChristianBrian
生年~没年:1984~

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      機械より人間らしくなれるか? AIとの対話が、人間でいることの意味を教えてくれる
      カテゴリー:情報科学
      3.0
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      •  いわゆるコンピューターの人工知能(AI)が、どうすれば人間らしくなるか、逆に言えばどうすれば人間らしいと思われるのか、ということを考えたのが本書である。

         きっかけは、最も人間らしい人工知能を決める「チューリングテスト」という大会である。

         そこに参加した著者は、どうすれば人間が人間らしくいられるのか、そして何が人間らしさなのかを色々な方面から考える。

         ざっと読んでみて思ったのは、デカルトみたいだな、ということである。「われ思う、ゆえにわれあり」のデカルトである。デカルトが現代に現れたら、恐らく同じようなことを考えるだろう。

         そして、本書に我々が望んでいるような明確な結論は出さない。だいたい哲学なんてそんなものだ。何より、思考する過程こそが重要なのだから。実際のところ、何が人間らしいかなんて答えは、人間自身にもわかっていない。

         筆者は思うに、人間らしいAIを作りたいと本気で望むのであれば、もっとコンピューターエンジニアは文化人類学者とか生物学者と交流を持つべきだ。

         なぜなら、元々猿だった我々の祖先がいかにして今のような自我を形成するにいたったか、という謎に迫ることもできるかもしれないからである。

         人類の進化にはまだまだ謎が多い。というより、生物全体もまだ謎だらけである。その謎をほんの少し解き明かすことができれば、大きな進歩である。

         上っ面の技術だけで人工知能を作ることは、むしろ危険ではないかとも感じる。

         というのも、むしろ我々の方が人工知能を人間的だと思うようになり、自分の人間性そのものを忘れてしまうかもしれないからだ。一種の暗示のようなものだ。もしくは催眠術だろうか?

         もしも、完璧な、つまり最も人間らしい人工知能ができたら、その人工知能はまずどんなことを考えるだろうか。もしかしたら「俺は本当に人工知能なのだろうか」と疑問に思うことから始まるかもしれない。その時我々人間は、どう答えたらよいだろうか。
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        2014/09/14 by ぽんぽん

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