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新庄耕

著者情報
著者名:新庄耕
しんじょうこう
シンジョウコウ
生年~没年:1983~

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      狭小邸宅
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
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      • 去年2012年の第36回すばる文学賞受賞作。新聞の書評だったかでこの作品の存在を知り、読んでみようと思っていたのを思い出して手にしてみました。で、読後に少々検索▼著者はまだ30歳。本名非公開。でも顏写真はあちこちに。タイトスーツを着てなかなか精悍そうな顔立ちはブンガク青年から遠い印象です。京都出身で慶大を出て定職に就かずに小説を書いて、20代でデビューということなのか。でも職業には会社員とあるので、よくわかりません▼読みながら、著者はきっと不動産屋に務めた経験があって、それをベースに書いているのだろうと思っていました。公開されているプロフィールを信じれば、どうやらそうではないようです。ということは、読者の私にそう信じさせる程のリアリティをもった作品だったということでしょう▼何者でもない新人社員が、住宅を売ることが至上命題の会社に、さしたる目的意識もなくふらりと就職してしまい、ヘトヘトになってボロボロに疲れ、もう辞めるすぐ辞めるとズルズル引きずってしまう日々。乱暴な上司に心ない先輩社員。理解ある管理職の姿も描かれているが、ベースは不動産屋なんてロクな商売じゃない、男子一生の仕事に非ず、と現状を否定しそこに馴染むことができない自己を肯定しようとする若気の至り的な雰囲気が漂っている。「こんな仕事、いつか辞めてやる!」っていうアレ。それでもズルズル続けてゆくなかで、難物件を一つ売り、仕事のヤリガイってヤツを掴みかけたかに読めるような辺りで、確か物語りは終わっていたと記憶。もうだいぶ前に読み終えているので詳細をそんなに覚えていないのだが。物件を売ったことで、主人公の男が付き合っている女性との関係にも好転があったような▼ちゃんと書けていると思うし、文章におかしなところもないので、「すばる文学賞」を受賞するのも頷けます。ただ、この作家が次にどんな作品を描くのかをワクワクしながら待とう! とこちらに思わせるような強烈な臭いは感じられませんでした。それが「すばる文学賞っぽい」ということなのかも。★2つで、勘弁してください。 >> 続きを読む

        2013/11/03 by inamako

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