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FisherAdrian

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著者名:FisherAdrian

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      迷路の秘密図鑑
      カテゴリー:室内娯楽
      3.5
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      • 迷路の歴史を解説するものであると同時に、様々な有名迷路を実際に解いていく本。
        紹介されている迷路は、オリジナルのままの場合もあれば、オプションで追加ルールも加わっているものもある。

        紹介されている迷路を全て解かなくても、本文だけ読んでも楽しめるし、その逆に迷路の問題が並ぶパズル本としても楽しむことができる。


        ところで、1980年代にブームが起きて、日本全国各地に巨大迷路が乱立することになった。
        大半は潰れたが、今でも巨大迷路は残っている。
        ちなみに、このブームの時、実家の近くにも巨大迷路ができたが、「いつでも行ける」と思って、行かないでいたら、いつしか潰れていた。

        閑話休題。

        「迷宮」と「迷路」は似てはいるが異なるものである。
        その違いは「迷宮」は入り口からゴールまで一本道のもので、「迷路」は途中、分岐や袋小路があるもの。
        「迷宮」は一見、通路がグネグネと曲がりくねっているように見えるが、形を変形させると、規則正しいパターンが出てくるらしい。

        「迷宮」を図案化したものは古代ギリシアや古代ローマだけでなく、北米、南米など他の地域でも見られるそうだ。
        面白い事に「外敵(霊的なものも含む)を惑わせる」という「効能」まで共通しているという。
        しかも誰かが持ち込んだりして、伝播していったものではなく、それぞれの文化が独立して「迷宮」を作り出している。

        著者は「迷宮」のように「円環状に交互に折り返すパターン」というものは、人間の本能に近いところに訴えるものがあるのでは、と言っている。

        ただ、本書で紹介されている「迷宮」「迷路」は古代ヨーロッパが中心。
        アラビア、アジアやオセアニアの「迷宮」「迷路」について触れられていない、という点が少し不満ではある。
        (実際には、この地域には「迷宮」「迷路」は存在しないのかもしれないが・・・。)
        が、本書は「迷宮」「迷路」の歴史がメインとなる本ではないので、そこまで求めるのは酷かもしれない。

        以下は素人発想の考え。
        「迷宮」とは少し違うが「五芒星」は(一筆書きで書けるため)「入口」も「出口」もないので、悪霊への「めくらまし」になる、という意味があるらしい。
        また「籠目紋」(六芒星)の連続文様は魔除けの意味を持つし、密教では「九字護身法」という縦4本、横5本の線を描く呪術がある。

        こういうものまで含めたら、「迷宮」「迷路」は世界中にありそうだ。
        人間の考える事は、だいたい似かよっている、と言えるだろうか。
        >> 続きを読む

        2013/06/01 by Tucker

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