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あいま祐樹

著者情報
著者名:あいま祐樹
あいまゆうき
アイマユウキ

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      残留思念(サイコメトリー)捜査 オレ様先生と女子高生・莉音の事件ファイル
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 面白かった。

        残留思念ーサイコメトリーー。この言葉を聞くと昔子供の頃観ていた「サイコメトラーエイジ」を思い出す。あのドラマも今となっては凄い斬新な作品だったと思う。

        この作品は其処まで顕著に残留思念が事件解決の鍵に成るわけではないが良い感じに加味されている。

        主人公は2人。
        名門女子校に非常勤講師として雇われている渋谷一樹
        その名門女子校に通う二ノ宮莉音

        一樹の方が催眠導入なる能力を持っていて、莉音の方が残留思念、そこにある(あった)思念を聴くことが(憑依して話せる事もできる)出来る。
        ひょんなきっかけで(ここは敢えて伏せる)ふたりは出会い警察の捜査に協力することになる(ただ、ふたりとも出会う前から別々に捜査に協力はしていたが)



        その事件が実は莉音の過去と繋がっていくのだが、その事件の内容も過去も、そして犯人も知れば知るほど切なく哀しい。その事件の犯人はふたり居てその内のひとりはとてもここでは書けないような悍ましい異常性を持っていて読んでいる時にほんと全身が総毛立つような薄ら寒いものを感じたのだがそれも実は伏線でもう一人の犯人がそれを上手く利用してと、結構ミステリ、ロジック共に深く練り上げられていて感心したというか。

        因みにふたりの事件の捜査の役割というか何故に捜査に協力しているかというと莉音は催眠状態になると空間に残された思念を読み取る事ができ思念に残されたものを自分に憑依させて声にすることが出来る。その催眠状態にする時に一樹が必要になってくる。一樹は有る一定の声量、声音で催眠を掛けることが出来る。そうしたふたりの特殊能力を使って捜査を進めるというのがふたりの役割。

        副題に”オレ様先生”と書いてあったのでちょっと猜疑心というか敵愾心を持って読んでいたのだが意外とその成分は薄めで読んでいて鼻につくこともなく良いスパイスとしてよかったと思う。只、残念なところといえば莉音の悔恨や慟哭の場面が些か唐突過ぎたというか。直前までコミカルな場面から突然泣かれると読んでる身としては面食らうし切り替えがしづらい。ここだけがちょっと引っかかたところかな。

        それ以外は読ませる、惹きこむ感じは良かったし、次巻への繋ぎも上手かった。特にこのふたりの関係性が良かった。まだ男女の関係にはなってないし、それ以前だけど作品冒頭から後半までの心の距離の縮まり方は嫌いじゃない。寧ろこうであってくれてよかったと思う。

        莉音の描写も中々良かったし、一樹もみんながみんなにオレ様態度をとる訳ではなく、しっかり常識を持っているところも好感が持てた。

        こういうライトな感じはやっぱり好きだな~。

        次巻も有るようなので機会があれば読んでみたいと思う。

        ふぁ~。ようやく楽しい読書が出来た~。
        >> 続きを読む

        2015/04/21 by 澄美空

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