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文句なしに面白い!! 妖精界か、人間界で生きるか、できなく、両者は平行して存在する、というのが、遊ぶのか、仕事するのか。好きな事をして、生きるか、生活の為に、生きるか、の問いのようだった。 自然の中の力を私達に私達日本人は、感じとる。共生する。 けれど、大陸の人たちは薬草や、まじないの言葉で力を利用し、行き過ぎた自然の干渉に対抗する。 面白い。両者の反応は実に面白く感じた。 そして、フィンヴィラが人として生きる為に、実質的な手助け(住民連、パスポート・身元引受人)が必要で、問題が山積しているのに随分と楽しげなラスト。 きっと、すべてが「このラスト」の為だったんだね。とすら思える憎らしいまでに良くできた作品。王がゆかれる。王にさかえあれ。 >> 続きを読む
2015/08/31 by B612
実際に読んだのはこの版では無くてもっと古いものですがそちらは挿絵が天野嘉孝という点もお奨めです。エターナル・チャンピオン・シリーズでエターナル・チャンピオンそのものともいえるエレコーゼを主人公とした物語。他のチャンピオンと異なり彼の話は暗い。。。最後は存在した世界を破滅に導いて終わる、という暗さ。それが3巻(=3世界)も続くと気力が萎えます。 >> 続きを読む
2011/06/23 by RZ350
普段から割と強気な価格設定の東京創元社の本ですが、この本の価格はけた違いです。約520ページの本で1冊5500円。上下巻だから2冊買うと1万円くらいします。そんな高い本だからといういささか俗っぽい理由で興味をひかれ、図書館で予約してみることに。現物を見るまでは、きっとこんなに高いからフルカラーに違いないとか、すごい本に違いないかとか思っていたのですが、現物を見てちょっと拍子抜け。フルカラーなわけでもなくて、挿絵があることにはあるけどそこまでふんだんというわけではない。なぜこの本が5500円するの? と真剣に考えてしまいました。お話としては現代のアラビアン・ナイト。物語の迷路に迷い込んだような、めくるめく入れ子構造の物語です。草原の書と海の書という二部構成に分かれていて、夜の庭園で、一人の女童(めのわらわ)が、王子である童子に物語を語ります。その物語は、王子と鵞鳥の物語、あるいは白い娘の話がメインになっています。メモとかしながら読んでいくと楽しいんだろうなあと思いながら読んでました。本当にすごい複雑な入れ子構造で、ところどころの発想も面白く、訳文も美しいです。おもしろかったし、好きなのですが、なんだか今一歩っていう感じでした。なんか、私がアラビアン・ナイトと聞いてイメージする艶っぽさみたいなのが、あまり感じられなかったからでしょうか。ただ、女童と童子の会話や関係は愛らしく、ところどころときめきながら読んでいました。この女童がかわいいのですよ!お話としては、第一部が男性性を語った王子の話で、第二部は女性性を語った聖女の話という印象。対になってる感じを受けました。続編も読みたいですが、いつか読めたらいいなあという感じです。すごく期待して読んだので、ちょっと肩すかしでしたが、ファンタジー小説としてはもちろん、幻想小説という趣のある一冊で、なかなか味わい深いです。興味のある方は図書館で借りて読んでいることをお勧めしたい一冊です。 >> 続きを読む
2013/10/14 by mayuri
【井辻朱美】(イツジアケミ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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