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弘兼憲史

著者情報
著者名:弘兼憲史
ひろがねけんじ
ヒロガネケンジ
生年~没年:1947~

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このランキングは1日1回更新されます。
      課長 島耕作 - 1
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第1/全17巻

        34歳で大手企業の課長への内示を得るに至ったサラリーマンのサクセスストーリー。

        もっとビジネスシーンに寄った内容だと記憶していたが、ロマンスと半々くらいの構成なことに驚いた。

        課長、部長、取締役、常務、専務、社長、ヤング、係長と続く超人気シリーズ。

        シリーズのタイトルを追うだけで、これから順調に社長まで上り詰めることが分かってしまうという思い切ったネタバレでは有るが、このシリーズの面白さは、事前にそれが分かっていても削がれることはない。

        1983年から連載開始ということで、バブル当時の浮足立ったシーンが登場するのも頷ける。

        仕事はバリバリだし、こんなにもモテるサラリーマンの活躍はもちろん痛快では有るものの、これに自分を重ねてヒーロー気分で読んでいる人が多いのではないかと想像すると切なくなってくる。

        扱っているのは、ビジネスシーンにおける、サラリーマン処世術や悲哀。
        同じくらいの頻度で、相手をコロコロ変えたロマンスが扱われている。

        この巻では、社内の派閥闘争に勝利し、出世コースに乗って海外赴任するところまでが描かれる。

        しかし、国境をも股にかけて、よくまぁ代わる代わるこんなに女性と関係できるものだと呆れてしまう。

        男性が読んで面白いのは理解できるのだが、女性視点からしても楽しめる作品になっているのだろうかに興味を持った。

        彼ほどのバイタリティと能力が有っても家庭は冷えきっていることに、違和感と同時にリアルを感じる不思議な感覚に陥った。
        >> 続きを読む

        2012/11/13 by ice

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      課長 島耕作 - 2
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第2/全17巻

        アメリカ支社で過ごす島。大企業「初芝」の権力争いに再び巻き込まれていく。

        アメリカでも臆することな恋をする島が、正直物凄くカッコよく見えた。

        営業時代の賜物だと思うが、スーツを着て名刺を持てば、社外の人ならどんな大物でも臆することなく対応できるつもりでいる。
        ただ、日本語が通じない人を相手にすると、どんな小物相手でも臆する自信が有る...

        器用な方ではないけれど、仕事に生き甲斐を求める方なので、言語の問題がなければ、きっと刺激を求めて海外勤務を求めたはずだと思う。
        そして、もしそうしていたら、明らかに今よりも自分に自信が持てていただろうと考えると学生時代を反省せざるを得ない。

        アメリカで暮らす島だが、自分はアジアが好きな反動で、欧米と呼ばれる地域ではハワイにしか行ったことがないので、毎朝のジョギングや都会から一歩入った町並みそのものなど、ニューヨークの風俗がとても新鮮に見える。

        そこで知り合った美貌の彼女アイリーン。
        更にその以前からの恋人であるボブとの三角関係というか、不思議なコミュニティ。

        アイリーンの機嫌を損ねた2人が正装して馬車で迎えに行くシーンが好きだ。
        そういう発想を実行できる2人も好きだし、引かずに笑ってくれるアイリーンもキュートだと思う。

        単身赴任でアイリーンと関係を持つ島だが、その間に妻が浮気。そして、離婚を迫られるという現実。
        順風満帆そうに見えて、やはり彼にも悩みは有るところが、この作品の魅力なのだろう。

        ロバート・アレンの略称がボブになるという英語圏の人の感覚が全く理解できない。
        >> 続きを読む

        2012/12/01 by ice

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      課長 島耕作 - 3
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第3/全17巻

        どうしても折り合いの付かない上司を迎えることになり、困り果てる島。

        あまりにも鮮明に覚えていたシーンが有った。類似体験が有るためにすり込まれたんだと思うがやはり苦い気持ちになる。

        何巻まで読んだかは覚えていないし、これまでの再読では恥ずかしながら既視感が全くないのだが、この巻に登場する、上司との折り合いが付かない話は非常に良く記憶していた。

        満員電車の中で、島から老人に席を譲って欲しいと伝えられた際、「君!私はね」で始まり、始発駅で20分も待っているんだから座る権利が有ると主張し、譲らない男。

        激怒した島からは、「君なんてなれなれしく呼ばんで下さい 僕はあなたの部下じゃないんだ」と応酬する。

        ここまでなら残念ながら満員電車では、まま有るような風景だが、実はこの男が人事異動で新たに直属上司となったというオチ。

        サラリーマンとしては、正直アチャー...と言う感じなのは良くわかるが、上司部下の関係に成れば、共通の目標を追うことになる上、当然上司の方が追う目標は大きいわけで、上司側から「今朝の一件は水に長そう」と歩み寄るのが妥当ではないかと思う。

        ところが、提出する企画書はことごとく拒否。島が進めていた仕事は取引先に直接電話してキャンセルと、陰湿な手段で攻めて来る上、挙句の果てにはダミーのヘッドハンターを仕立て、愛社精神なしの証拠を押さえて島を追放にまでかかる。

        島の心の叫び「あのクソったれが!」
        まさにクソったれと呼ぶしかなかろう。

        結果、それを察知した島に、まるまる逆にヘッドハンター作戦を仕込まれ、左遷されていく姿が哀れでは有るが、自業自得としか言いようがない。

        なぜこのエピソードだけを強く記憶しているかと言えば、前職でこれに近い上司がいたから。

        とにかく横柄でとにかく陰湿。
        具体的なエピソードを書いて、不愉快の輪?を広げたくないので自粛するが、島の「クソったれ!」の気持ちが非常に良くわかった。

        運転中に眠くなった時など、そいつの顔を思い浮かべると、今でも怒りで眠気が飛ぶのは役に立っている(笑)
        >> 続きを読む

        2012/12/15 by ice

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      課長 島耕作 - 4
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
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      • 課長 島耕作 第4/全17巻

        会長の死を発端に始まったポスト再割当て。それに起因する悲喜こもごも。

        様々な男、そして女の生き様がとても面白い。4巻にして人気マンガの世界に完全にハマった気がする。

        初芝電器創業のカリスマ、吉原会長の突然死。
        このために空いたポストを誰が掴むのかで展開される、サラリーマンの悲喜こもごもが妙に心に響いた。

        派閥などとは無縁の会社にいるからか、これまでそこに属すことの意味については良く分かっていなかった。

        自分の属する派閥の長が更迭される際には、連坐して島流しになるという理不尽さがまさにそうだが、とにかく多数派工作に尽きる悪習というイメージしか持っていなかった。

        しかし、信頼できて能力も有る、これはと思う若手に目をかけて、自分が政権を取った際に閣僚として活躍してもらうための教育システムという側面が有ることを知った。

        数万人の社員がいる中では、そういう教育制度も必要なのかもしれないし、例え現政権が倒れても、シャドウキャビネット(影の内閣)が存在することは、組織運営上健康だと考えられているのは、イギリス、そして我が日本が採用している議員内閣制を見れば明らかで有ろう。

        サラリーマンの悲哀をイヤでも感じるのが、権力の座から転落した専務が、自室で嗚咽するシーン。
        その後、地方へ飛ばされ、間もなく病に倒れる。やはり権力は蜜の味がするのかも知れない。

        逆に、副社長に指名された勝ち組の専務もいるわけだが、彼のエピソードもまた面白い。
        島とも関係を持っていることを知った自らの情婦に対し、有ろうことか頭を下げて、関係の継続を迫る。

        理由は、きっと自分の最後の恋だから。

        頭を下げてまで続けたいなんて、とても理解できないのだが、いざと言う時には、恥も外聞もなく思いを伝られる男でいたいなとは思った。

        島も、人事異動の余波で京都への異動が決まり、早速、にわか雨で傘を貸した料亭の女将とのアバンチュールが始まる。

        不器用だからと、朴訥に主張を押し通すのは自由だと思っていたが、それが他人を傷つけることも有ることを学んだ。
        >> 続きを読む

        2012/12/24 by ice

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      課長 島耕作 - 5
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第5/全17巻

        京都でのアバンチュール。

        もう完全にハマった。もはや読む度に泣かされるため、もはや電車で読むのをはばかるようになっている。

        社内ゴルフコンペへの下請け会社からの協賛に、不当な下請け虐めだと苛立つ島。

        しかし、下請け会社からすれば、取引から得る利益に比べれば僅かな金額の協賛金なら、むしろ支払って取引の安定を望むものだと諭され、自らの正義と現実との乖離を埋めるのに苦しむ。

        大手メーカーの課長としては、少し青臭いエピソードなような気もしたが、似たような葛藤に苛まれることは、サラリーマンとして過ごす中で多くの人が感じるのでは無かろうか。


        料亭の女将、かつ子とのアバンチュール。

        部下である、かつ子の妹から迫られ、辟易しているところ、偶然、かつ子がかつてのパトロンと逢引きしている現場に鉢合わせてしまう。

        気まずさから、しばらく連絡が途絶えた二人だが、島からの連絡に涙ながらに、好きなのは島だけだと訴えるかつ子。

        若い頃なら、決定的な別れに行き着く事態だが、それも含めて相手の存在を受け入れ、それでも求めてしまう辺りに、もしかしたらこれも本当の愛なのかも知れないと思わせるものを感じた。


        本社からの意向で、人間国宝寸前の画家から広告用の絵を描く許諾を得よという無茶振り。

        何度もアタックするも、けんもほろろな状態で窮地に立つ島だが、その画家とは旧知の間柄だったかつ子が文字通り一肌脱ぐことでミッションを完遂する。

        皮肉なもので、その功績により、本社から再招集がかかり、2人には別れが訪れる。

        別れ際のかつ子の涙が胸に迫り、また泣かされてしまった。

        大人の恋とは、こんなにも甘く切ないものなのかと、胸が痛んで仕方が無い。
        >> 続きを読む

        2013/01/30 by ice

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      課長 島耕作 - 6
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第6/全17巻

        1年半の京都勤務から戻りショールーム課の課長となる島

        60歳を目前にしたマジメ男の恋。呆れるような羨ましいような、不思議な感覚に包まれた。

        京都から戻った島に最初に与えられたのは、自分を含めて5名の規模のショールーム課。
        本社側では5名だが、全国24箇所のショールームを束ねる課長と言うことになる。

        戻って来た早々、大企業初芝の中でも知性派で通っている野中常務との一席で以前関係の有った典子と出逢う。

        典子は大泉副社長の愛人で、この店も副社長が彼女にやらせている店なのだが、野中常務は完全に典子に入れあげており、これまでずっとマジメに生きてきた男が60歳を前にして落ちた恋だけに歯止めが効かなくなっている。

        かく言う島も部下での20歳の新入社員、久美子が気になり始める。
        彼女に対する会社の対応に違和感を覚えた島だが、調査の結果、会長の妾腹の実子で有ることが判明する。

        危険な匂いを嗅ぎつけつつ、結局は久美子と関係を持ってしまう辺り、もはや慣れてしまった、いつもの島耕作ではあるが、やはりこれが当たり前だと思ってはいけないので頑張って違和感を感じようと思う!

        マジメだけに心底籠絡され、全てを失いかけた野中常務。
        色恋に慣れ、次々と良い関係を結んでいく島。

        どちらも同じサラリーマンの恋だが、そこには大きな違いが有る。

        恋で有る以上、自身で制御することはできないのかも知れないが、大多数のサラリーマンは島のように華麗には振舞え無いことを肝に命じておきたいものだ。
        >> 続きを読む

        2013/03/03 by ice

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      課長 島耕作 - 7
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第7/全17巻

        ついに離婚という選択をする島。

        残り10巻も有る上、部長や常務...とシリーズとしての続きも有るのに、読み終えるのが怖いほどハマって来た。

        ショールーム課の新入社員、久美子と関係を持ってしまう島。

        彼女からアプローチされて押し切られたような形では有るが、島の言葉を引用すると「今は彼女しか見えない」と言うほどハマっていく。

        そんな久美子だが、総勢4人しかいない同じくショールーム課の別の男性とも関係を持っていることが発覚する。

        会社帰りにデートしていた島と久美子だが、先回りされていたために3角関係の当事者全員が顔を揃える修羅場を迎える。

        そこで久美子の口から語られた生い立ちは、初芝社員なら全員がブッ飛ぶで有ろう、新旧会長のスキャンダルと重なっていた。


        モテモテの島のバレンタインデーだったが、妻からは離婚届が送られて来たのはシュールだった。

        押印して独身となり、心機一転といった体の島だが、彼が独身になってしまったら歯止めが効かないような気がしたが、早速引越中の新居に銀座のママの典子が押しかけて愛し合っているところに、新入社員の久美子と娘の奈美がニアミスするという事件が発生。

        モテモテの男性は離婚した瞬間に女性が群がるので、かえって自由が効かなくなることを知った。


        女性から怒りを買いそうでは有るが、家に帰ると食事を作って待っていてくれた娘の奈美に対しての島のボヤキが面白かったので引用しておく。

        > 正直言って奈美のこの親切の押し売りには、いささかうんざりすることは確かだ。
        > おそらく奈美は成長しても、この調子で男友達のマンションを突然訪れ・・・
        > 勝手に台所を散らかして、さっさと帰ってしまう迷惑タイプの女になるのだろうか・・・

        女性から怒りを買うのが怖いので、ここはあえてコメントを避けよう(笑)
        >> 続きを読む

        2013/03/17 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 8
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第8/全17巻

        叩き上げの社長。毛並みの良い副社長。権力闘争の渦中に追い込まれた島は、社長からクビを言い渡される。

        やりたいことをやるために権力が欲しいならわかるが、権力を手に入れることが目的になっては本末転倒だと腹立たしく感じた。

        派閥が存在する会社なら、保守派と革新派の勢力争いは良く有る話なのだと思うが、現在の初芝は、実力派が社長の座に有り、創業者一族が副社長にいるという構図になっている。

        資本と経営の分離という観点では、至って健康な状態と言えるかも知れないが、とくに社長派は、権力安定のための多数派工作にばかり注力しているように見える上、派閥加入の誘いを断った島への馘首宣告など、濫用振りも目に余る。

        これに対し、副社長は、その毛並みの良さだけが目立っていたが、自分が社長になった後も、初芝の伝統で有る報復人事は行わないなど、「愛」で組織をまとめて行くんだという思いを吐露する。

        派閥に所属することに抵抗を示すため、自らの派閥に入らないのは敵方の人間だと思われるなど、一匹狼でいるのも大変である。

        そんな島に救いの手を差し伸べる、同じく派閥に属さない中沢部長。
        彼に自分と同じスタンスを感じ、この人にならついていけるかも知れないと思う島であった。

        派閥なんて存在しない組織に身を置いているので、甘い考えかも知れないが、考え方ややり方が違っても、同じ目標に向かって頑張っている人を認めた方がお互い幸福なのではないだろうか。

        ウマが合うというのは有ると思うので、特定の上司とパイプが太くなることは当然有り得るが、仮に反対派みたいな上司がいたところで、反目する必要はなく、違うルートでゴールを目指せば良いだけだと思う。

        副社長の「伝統の報復人事を止める」という宣言。
        是非、社長に就任し、実現して欲しいものである。

        人の上に立つ人は、悪しき伝統を断ち切る勇気を持って欲しいから。

        「権力は蜜の味」という言葉が有るが、権力そのものに魅力を感じるのは不健康に感じて仕方が無い。
        >> 続きを読む

        2013/04/26 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 9
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第9/全17巻

        ついに決着を見る社長人事。島と似た価値観を持つ中沢部長の生き様。

        仕事に何を求めるのか。ということを改めて問われ、考えさせられる回だった。

        一枚岩の結束を見せる社長派だったが、結局は社長の驕りがキーマンの反感を招いたことで全員離反という結末を招く。

        権力は人を増長させ、濫用を生み、従わない人間を排除した結果、イエスマンに囲まれているというのは良く聞く話だが、やはり大恩の有る先人への礼儀も忘れるほど思いあがってしまっては、部下への接し方も推して知るべしだろう。

        この社長交代劇を見て思うのは、緻密に計算を重ね、絶対的有利を確保したとしても、組織を成すのは人であり、人の支持を集められないような人は、やはり上に立つべきではないと言うこと。

        いかに優秀な個人でも、その他大勢の社員達の総力と比較すれば微力なのは確実だし、その観点で言えば、個人としての能力の優劣はどうでも良く、社員達がパフォーマンスを発揮できる環境を作れる能力こそが必要とされるのだと思う。

        気付けば自分よりも若い世代が増えて来てしまったが、、、決して驕らず、真摯な気持ちを持ち続けたいと思った。


        島と同じように、派閥への加入を避け、良い意味で一匹狼を続ける中沢部長。

        取引先への謝罪で訪れた宴席で、裸踊りを強要され、怒りに震え、断固拒否の姿勢を見せる島に対し、サラっと潔く全裸になる中沢。

        仕事には情熱を注いでいるつもりだし、営業マン時代に叩き込まれた教え

        ・汗をかけ
        ・恥をかけ
        ・頭をかけ

        も身に付いているつもりだったが、中沢部長のように、サラっと恥をかけない自分に、島と同じ失望を感じてしまった。

        でも、やっぱり裸踊りなんてしないけどね(笑)
        >> 続きを読む

        2013/05/16 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 10
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第10/全17巻

        またもトラブルに巻き込まれ、フィリピンへと旅立つ島

        社会人なら、時に納得のいかないことが起こることは理解しているが、これはあんまりだと言わざるを得ない。

        会長の娘、そして会長の愛人。2人の女帝の意地の張り合いに巻き込まれた島は、事実上の更迭人事でフィリピンの関連会社への出向が決まる。

        ここのところ恋人関係だった大町久美子も、ニューヨークでの社交界デビューが着々と進んでいる状況のため、互いに海外へ旅立つ前の最後のディナー、そして最後の夜を過ごす。

        年齢が離れた男女である2人だが、愛し合いながらもこの先の道は交わらない。
        オトナの恋だなぁと思わされた。

        とても印象が良かったのが、もちろん寂しさは有れど、悲壮感ではなく爽やかさみたいなものが漂っているところ。
        きっと、それぞれが相手を尊敬し、そして自分を尊重しているからこそ、前向きに受け入れられたのではないかと思う。


        フィリピンに舞い降りた島。

        そこには、もはやお約束のように美人秘書が待ち構えている(笑)

        金にモノを言わせて、現地で女性を買う他の日本人とは違い、そういう付き合いを拒絶する島だったが、周囲が気を効かせて用意していた女性を、美人秘書に見られてしまい、誤解を受けつつ現地業務が始まる。

        しかし、島には全く責任はないのに、ここまでの更迭人事。腐らずに挑もうとしている彼を応援したくなった。
        >> 続きを読む

        2013/06/05 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 11
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第11/全17巻

        引き続きフィリピン編。島の友人と結婚の約束をした日本に出稼ぎに来ていた女性の秘められていた顔。

        全てを知りたいと思うけれど、知らない方が幸せなことも有ると思い知らされた。

        フィリピンに渡る前に、島に結婚相手としてフィリピン女性を紹介した知人。

        現地で様子を見て来て欲しいと言う彼の依頼に応え、その女性ステラの住所を訪ねる。

        そこで島が目にしたのは、ゴミの山から資源を拾い、日銭を稼ぐ子供達。
        そして、夫と子供と一緒に暮らすステラの姿で有った。

        ステラと2人になったところで、説明を求める島だったが、「持っている人が持っていない人に与えるのは当然の義務よ!」と言い放つステラに反論ができないでいる。
        いつもなら、言うべきことはハッキリ言う島だけに、非常に納得いかない。

        どんな理由が有ろうと結婚の約束をして送金させるなど、やっていることは単なる結婚詐欺で、そこに裕福か貧乏かなんて全く関係なかろう。
        日本のおじさんの純情を弄んでおいて、自らの家族が貧民街から抜け出す日を待ちわびているなど言語道断と言えるのではなかろうか。

        さらに呆れたのは、島の隣人の男性の現地妻として、またステラに出会ってしまうこと。

        結果、旦那に踏みこまれ、夫婦で狙撃し合って生命を落とすと言う最悪の悲劇を迎える。
        フィリピンはカトリックの国と言うことで、男女関係に非常に厳しく、珍しいことでは無いということだが、自業自得と言われても止むを得まい。

        そんな中、娼婦を買ったと思われ、冷たくあしらわれていた秘書ローラからの誤解も解け、お約束通りイイ雰囲気になる。

        お金で現地妻なんて、やはり島には似合わない。やはり爽やかな恋の似合う男だ。
        >> 続きを読む

        2013/08/01 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 12
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第12/全17巻

        フィリピンでODA絡みの大型商談を攻める島と樫村。

        もちろん誇張も有るのだろうが、こういう展開を見せつけられると、自身平和ボケしているのかも知れないと反省させられる。

        日本から発展途上国向けの政府開発援助(ODA)はいわゆる紐付きで、現地で受注するのは事実上日本の息がかかった会社で有るという話を聞いたことが有る。

        とは言え、地場資本を無視するわけにはいかず、双方が出資する別会社で受注するパターンがオーソドックスなようだ。

        フィリピン向けのODAのコーディネートを担当する日本のコンサル会社の黒い噂を耳にした島と樫村は、そのスキャンダルを掴むと同時に、現地地場資本との直接交渉に臨む。

        交渉に至るプロセスが強引過ぎたり、島はやっぱり女性から落として行ったりとフィクションを強く感じる部分は有るものの、日本が強かった時代の商社マンは、きっと遠からずで精力的に世界に打って出ていたんだろうなぁと感じ入ってしまった。

        交換条件に出された問題も解決に漕ぎ着け、意気揚々といった彼らだったが、そこにはテロ組織からの恐ろしい報復措置が待ち構えていた。

        その余りにも悲劇的な出来事を受け、予定を大幅に短縮して帰国することになった島は、新設部署、総合宣伝課の課長として復帰することになった。

        しばらくしてフィリピン時代に秘書としてサポートしてくれたローラが研修のため訪日。

        当然の如く、島とのロマンスに移行するものと思いきや、まさかの発言。

        「俺はこの時...
        完璧なプラトニック・ラブを全うしようと思った。」

        イメージとは怖いもので、島からこんなセリフが飛び出すと、返って心配になるから不思議だ(笑)
        >> 続きを読む

        2013/08/09 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 13
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
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      • 課長 島耕作 第13/全17巻

        漕ぎ出して間もなくにも関わらず志半ばで倒れる大泉社長。

        誰かについていくばかりでは話にならないと思うものの、ついていきたくなる背中と言うのは有るものだ。

        新設の総合宣伝課の課長となった島。
        最初の仕事はカーレースをスポンサードすること。

        そんな中、新社長の大泉が脳出血で倒れる。

        まだ社長の椅子についたばかりだが、麻痺の残る身体で社長の激務は務まらないと一線を退く決意を固め、派閥の縦社会が若い世代の台頭を阻んでいることを憂い、派閥に属さない若手から次期社長を選ぶことを望む。

        そこで白羽の矢が立ったのは、ずっと一匹狼でやってきた中沢部長。

        まだ取締役にさえなっていない彼を社長に推すのは、と会長に渋られるものの、それなら、まずは取締役にさせ、その間は誰かに中継ぎをして貰えば良いと譲らない。

        一見無茶なようにも思えるが、託したい何かが有るからそのために昇格させるなんて、実は最も理に適った昇格人事なのだと気付いた。

        ずっと一匹狼でやって来た中沢から、自らの腹心にと誘われる島。

        「今まで誰にも属さないとツッパってきたが、そろそろ主義を変えなければならない時期なのかもしれない。そういう年齢になったのか・・・」

        喫煙所でタバコの煙を吐き出しながら、そんなことを考える島が何だか逆にカッコよく感じた。

        派閥なんて無い方が良いとは思うが、イエスマンを良しとせず、厳しく意見を述べ、自分を認めてくれる上司になら、黙っていても付いていくと言うものだ。
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        2013/11/13 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 14
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第14/全17巻

        元いた部署ショールーム課に顔を出した島に寄せられた、後任課長のセクハラ疑惑。

        ろくに調査するまでもなく、続々と集まって来る証拠を受け、本人に問いただす島だったが、相手は逆に、懇意で有る常務の権力を笠に着て、島を地方へ飛ばそうとする無反省ぶり。

        結局は、どちらも本社に残ることが出来たわけだが、自分のセクハラを棚に上げて、通信部に異動になったからには、島宛の郵便物は一切届けないなどと逆ギレした上、島の顔に水をかける始末。

        大人の対応で、その場を去る島だったが、島の部下たちの仕返しが大いに痛快だった。

        組織の中で強い者に寄り添って、権力闘争をする姿勢がまずはいけ好かないが、とにかく本来やるべきことをやれと言いたい。

        彼のようにヤル気の有る他者の足を引っ張るなんて言語道断だが、残念ながら現実世界にも存在していて、前職の上司の1人がこういう人間だったことは忘れられない。


        映画会社の買収交渉のため、中沢取締役とともにロスへ向かう島。

        以前の恋人、大町久美子との再会などロマンス要素も有りながら、迫りくる大舞台が楽しみだ。
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        2015/01/24 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 15
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第15/全17巻

        イケてる上司、中沢取締役とともにアメリカの大手映画会社の買収に臨んでいた島。

        以前の恋人、大町久美子の協力も有って、スパイの潜入に気付いた彼らだが、依然苦境に立たされている点は変わりない。

        策略と幸運で遂行を目指すわけだが、その過程で育まれたある男性と島が交わすウインクのシーンに痺れた。

        生活のために働く側面は確かに有るが、挑戦することで自分の度量を広げ、苦境の先に有る達成感を目的とするような仕事をしていきたいと気持ち良く思わせてくれた。

        多くのビジネスマンに支持される作品であることを再認識するとともに、毎回異常なまでにモテ続けるのも頷けるというものだ。
        >> 続きを読む

        2015/02/01 by ice

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      新装版 課長 島耕作 - 16
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 課長 島耕作 第16/全17巻

        妻をヤクザに籠絡され、彼女の人目をはばかるデカデカとした写真を会社の正面玄関に貼られる同僚。
        このスキャンダルで、これまで派閥に属していた副社長に見捨てられ、いよいよ干されるかと思いきや、中沢取締役が身体を張って彼の身柄を貰い受ける。
        こんな風に遇されれば、全力で恩義に報いたいと思うのが当たり前と言うものだ。

        そんな彼と島とのゴルフシーン。

        「島さん、ニギりますか?」
        「いいよ、ハンディは?」
        「これからはゴルフも仕事も永久スクラッチです。」

        文脈から想像はついたが、ゴルフをしないので、「スクラッチ」の意味がわからず、いつものようにダイレクトにカッコイイ♪と思えなかったのが残念…

        週末は毎週子供達と出掛けたいので、ゴルフにだけは手を出さないようにしているのだが、やはりビジネスには必要なのかも知れないとチョッピリだけ思った。
        >> 続きを読む

        2015/04/09 by ice

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【弘兼憲史】(ヒロガネケンジ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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