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●1回目 2007.8.18初巻では豹子頭林冲の苦闘を描いたが、第2巻では武松の煩悶と罪を描く。武松の暴力的な犯罪を描くには、作者にも相当気力がないと無理だろう。●2回目 2014.12.14第1巻は2007年と2008年と2014年で3回目だが、2度目の2008年は1巻だけで中断した。なので、これから以降の巻を読むのは2回目。とはいえ、ストーリーはすっかり忘れているので、実際は、初めて読むのと同じ。こういうのも、なかなか楽しい。豹子頭林冲の活躍で、梁山泊を奪取。晁蓋らが乗り込み、「替天行道」の旗が翻る。九紋竜史進登場。 >> 続きを読む
2017/10/07 by Raven
●1回目 2007.8.25魯智深と青面獣楊志の活躍を描く。そして宋江がついに出立。●2回目 2014.12.15青面獣というのは、あらためて見てみると、すごいネーミングだ。陳達・楊春・朱武らとともに小華山に拠る史進、魯智深に連れられ、子午山の王進のもとへ。役人に追われた宋江、武松とともに、鄆城(うんじょう)を出立。 >> 続きを読む
2016年に半年くらいかけて全巻読了吉川三国志と比べて、男臭さが濃かった。ウイスキー片手にバーカウンターで氷をからからさせるような男臭さ。心理描写も多く、難しい言葉も少ないので、読みやすさは良かった。 >> 続きを読む
2017/09/23 by ymk
●1回目 2007.8.15水滸伝といえば、まず思い浮かぶのが吉川英治。ずいぶん昔(たぶん中学か高校時代)読んだことがあり、それからずいぶんたって、中国語からの飜訳を筑摩書房だったかな、3分の2ぐらいまで読んだ。中国小説を読む順番としては、一般的には三国志が先だろうと思う。まず三国志を読んでこの世界の虜になり、あるいは小説の面白さに目覚め、それから水滸伝に進む。私の場合もそうだった。吉川英治の新しい全集が図書館にきたのをきっかけに、三国志、それから水滸伝、太閤記、宮本武蔵という順番で読んでいった。吉川英治で一番面白いのはやっぱり三国志。それから太閤記。水滸伝もおもしろかったが、宮本武蔵はそうでもなかった。宮本武蔵はマンガのバガボンドの方がかなり面白い。三国志や水滸伝は、いまでは横山光輝のマンガから入るのが普通かもしれない。同じマンガでも蒼天航路は三国志を扱った大傑作だが、小説を読む前はオススメできない。第一もったいない。すくなくとも三国志を3種類ぐらい読んでからでないと(さしあたり吉川英治、羅漢中、陳舜臣、北方謙三のうちの3つぐらいか。コーエーのシリーズは含まず)、その面白味や有難味が分からないと思う。三国志の通むけにつくられた作品だからだ。もし先に読んでしまった場合は、他の作品を読んだ後、もう一度読み直すべきだ。吉川英治の三国志から水滸伝に移ってびっくりしたのは、その血生臭さである。三国志は戦闘一辺倒で、男ばかりで殺伐とはしているものの、ある意味単純明快で清潔である。中高校にも読みやすい。だからゲームにもなったのだろう。ところが水滸伝になると、男女の痴情や裏切りがからんだ殺人が出てきて、その俗悪ぶりは三流週刊誌顔負け。田舎の子供には刺激が強すぎる。図書館にこんな本を置いておいていいのかなと思ったぐらいである。三国志も水滸伝も非常に長い物語だが、どうも最後がぱっとしないという印象で共通している。三国志の方は諸葛孔明が死んでしまうと、登場人物がみな小粒になって、話もだんだん尻すぼみになる。蜀が滅んでしまうという史実があるから、やむおえないことではあるが。水滸伝はもっと印象が薄くて、108人が梁山泊に集まって、それからたしか官軍として外敵と戦い、英雄達が次々に散っていく、そういう話らしいが、後半のその部分はぜんぜん覚えていない。吉川英二の作品では108人が集まるところまでだったのかな。筑摩書房版は途中で止めてしまったし。北方謙三の水滸伝。三国志は二度読み直した。この作者の水滸伝が面白くないわけがない。第一巻は豹子頭林冲が主人公。魯智深が副主人公扱い。なつかしい登場人物名である。革命家たちが蜂起するずっと前。地下のネットワークづくりから物語ははじまる。はやくも宋江が出てくる。晁蓋は覚えていないな。とりあえず、大長編小説のはじまりはじまり。●2回目 2008.8.31先日、ジュンク堂に立ち寄って、ヒマだったので手にとってみたら、思わず立ち読みのまま通巻してしまった。それだけのおもしろさはある本です。全19巻。まだ読んでいない方はぜひ読んでみましょう。絶対損はしません。●3回目 2014.12.92007年、2008年に続き、3度目の水滸伝。このシリーズは、19巻で完結の後、楊令伝、岳飛伝と続く。最初に水滸伝を読んだ時には、楊令伝がまだ3巻しか出てなかった。それを読み終わった後、連載中の「小説すばる」を毎月追っかけていたのだが、いつのまにか中断してしまった。このあいだ久々に雑誌の「岳飛伝」を見たら、九紋竜史進が、子午山の危機の救援に向かうところだった。子午山といえば、王進のもとで、史進や楊令が修業をした地。老いた勇将史進がそこに向かうとなれば、彼の最後も近いのかもしれない。雑誌には、その他にもたくさんの人物が出てくる。ほとんど知らない名前ばかりになっていた。この機会にもう一度読み直し、岳飛伝まで追いついてみるつもり。第一巻目は、王進の逃避行と豹子頭林冲の苦難を描く。 >> 続きを読む
●1回目 2007.8.25李俊登場。そして黒旋風李逵(笑)登場。国家権力側と革命地下組織との暗闘がはじまる。晁蓋率いる梁山泊軍、ついに出撃。近郊の城市のコンミューン化を試みる(というのは大げさすぎるか)。革命側の姿が、国家権力側におぼろげながら浮かび上がろうとしている。この水滸伝は全19巻。あと15巻もある♪これは楽しみだ。●2回目 2014.12.20武松とともに各地を旅する宋江、穆弘と李俊と出会う。殺戮マシーン 黒旋風李逵(笑)、登場。 >> 続きを読む
●1回目 2007.8.31重要な巻。宋江包囲戦。鄧飛による魯智深救出作戦。そして青面獣楊志の戦い。最初のクライマックスとなる巻である。●2回目 2014.12.21衝撃の第5巻。誰もがあっと驚く展開。最初のクライマックスである。火眼狻猊(かがんしゅんげい)鄧飛の魯智深救出劇も壮絶。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.1原作の水滸伝は、いろんな登場人物のエピソードが集まって、物語がゆっくり進んでいくというものだった。いってみれば説話集的。この水滸伝はもっと構造的、重層的だ。敵役の青蓮寺は強敵だが、さらに強力な秘密兵器、聞煥章が加わる。●2回目 2014.12.23聞煥章登場。それにしても、青蓮寺の情報収集能力は、あまりにも凄すぎないだろうか。いくら政府の諜報機関といえ、いまから1000年前の中国で、あそこまで迅速正確に情報を集められるとは、とても思えない。舞台となったのは北宋末期、日本でいえば、まだ平安時代である。日本のような狭い国でも、京都を離れたら、あとは田舎と思われていた時代。広大な中国で、いくら人手をかけようと、個人の動静をそんなに簡単につかめるはずがない。宋江が梁山泊の首魁の一人と突き止めるのが、あまりに早すぎるような気がする。霹靂火泰明将軍が梁山泊に参加。 >> 続きを読む
2017/10/08 by Raven
●1回目 2007.9.2宋江包囲戦 第2弾そして一丈青扈三娘 登場!そうだこの人物を忘れていた。水滸伝でもっとも印象的な人物といえば、豹子頭林冲と、この扈三娘だった。●2回目 2014.12.23絶体絶命の包囲戦をくぐり抜け、宋江はついに梁山泊に入る。史進らも、地理的に不利な少華山を放棄し、梁山泊に合流。そして一丈青扈三娘登場! >> 続きを読む
●1回目 2007.9.5祝家荘攻防戦豹子頭林冲と一丈青扈三娘の2度の激突は印象的。林冲カッコいいなあ。●2回目 2014.12.27祝家荘戦。解珍、解宝親子登場。元気溌剌な登場人物が多い中、苦労を嘗め尽くし、落ち着いた知恵者である解珍のキャラクターが味わい深い。(とはいっても点鋼叉の強力な使い手であるが)そして一丈青扈三娘と豹子頭林冲の立ち合い。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.6豹子頭林冲の危機柴進救出作戦。ここで活躍する鄧飛はもっとも印象深い人物のひとりだ。●2回目 2014.12.27索超登場。豹子頭林冲の単騎突撃。ふたたび、火眼狻猊鄧飛の活躍。柴進と燕青を救出に成功するが…。楊令が子午山入り。秦明が公淑とめでたく結婚。それをめぐっての宋江と晁蓋の会話が楽しい。水滸伝全19巻。もう半分まで来てしまった。あと10巻しかないとは残念すぎる。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.7官軍:呼延灼将軍vs梁山泊軍:晁蓋の激突これで10巻目。やばいな、あと9冊しかない。ここまでで、水滸伝百八星のほとんどの人物が登場したようだ。●2回目 2015.1.10晁蓋率いる梁山泊軍と、呼延灼軍の激突を描く。反乱軍である梁山泊が強力になっていくに従い、体制側である宋の方でも、青蓮寺を中心に、腐敗体制を改め、官軍の力がグレードアップしてくる。最後は童貫出陣による決戦だろう。そういった全体のシナリオが、だいたい見えて来る巻。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.9九紋竜史進の副官、杜興のエピソード。映画でいえば、渋い脇役が演じて主役を食ってしまう一番オイシイ役どころ。全19巻の11冊目。文庫版が出ているのはここまで。もはやとまりません。●2回目 2015.1.10前回は文庫本でここまで読んだ。それ以降の巻はまだ文庫化されていなかったので、あとはハードカバーで。今回は、1~4を文庫版、5~7をハードカバーで、8~からふたたび文庫版で読んでいる。ハードカバーに変えたのに特に理由はなくて、気分転換のつもりだったのだが、文庫化の際に手が入って、それが最終版だということを知ったので、8巻から文庫に戻った。文庫版には「あとがき」があって、参考になるものもあるので、これから読もうという方は、文庫版がおすすめ。さまざまな登場人物のエピソードが語られる巻。最後に衝撃的な展開。 >> 続きを読む
2017/10/09 by Raven
●1回目 2007.9.14玉麒麟盧俊義の危機。浪子燕青、渾身の活躍。●2回目 2015.1.11原作では、盧俊義は宋江に継ぐ席次第2位。その盧俊義の危機に、席次36位の浪子燕青が向かう巻。深夜の酒場での、呼延灼、朱富、彭玘による戦死者の回顧談。それに豹子頭林冲と九紋竜史進が加わった、仲間たちの会話が楽しい。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.16双頭山攻防戦、勃発。美髯公(!)朱仝の活躍。●2回目 2015.1.11壮絶な双頭山攻防戦。席次第12位美髯公朱仝の活躍同じく第62位毛頭星孔明の決死隊の活躍。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.16九紋竜史進の愉快な話。宋軍の全面攻撃、ついにはじまる。●2回目 2015.1.12この巻の読みどころは、梁山泊の文官、鉄面孔目裴宣が、母夜叉孫二娘の件を宋江に報告する場面。一丈青扈三娘と矮脚虎王英の会話の場面。宋江がその王英に、扈三娘との結婚を勧める場面。そして史進の女郎買いの場面。いずれの場合も思わずニヤニヤしてします。そして官軍20万による一斉攻撃が始まる。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.16宣賛の奇計。宋軍の攻撃終息。扈三娘の結婚話(笑)この作者はいつのまにか、笑わせたり和ませたりすることも上手になっているな。そういう息抜きがないと、こんなに長い話は読者の方がもたないだろうな。●2回目 2015.1.17流花寨、二竜山、双頭山に拠る梁山泊軍3万と、官軍20万の総力戦。じわじわと押される梁山泊軍の起死回生はなるか。前回読んだのは2007年9月だから、7年半前のこと。これから先のストーリーは、結末以外、まったく覚えていない。きれいさっぱり忘れている。ということは、ほかの本についても同じなんだろうな。これまでずいぶん本を読んできたつもりだが、これを、どう考えればいいのだろう。同じ本で二度楽しめるといって喜べばいいのか、費やした膨大な時間は無駄だったと惜しめばいいのか。なんともいえない感じ。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.16王英の恐ろしい経験(笑)顧大嫂と孫二娘。危機を察知して難を逃れる李俊。かわいそうな阮小七と李立。浪子燕青vs洪青。あっというまに残り3巻になってしまった。大事に読まなくては。●2回目 2015.1.17大戦の合間の小休止。その間に進む裏側での熾烈な闘い。浪子燕青の活躍が目覚ましい。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.23梁山泊軍対宋軍の総力戦。いよいよ大詰め。北方謙三の水滸伝を読んでいて、白土三平の「カムイ伝」を思い出す。どちらも時の政権に反抗する壮大な物語だ。「カムイ伝」は第三部がまもなく開始されるという噂だが、第一部のパワーを取り戻せるのだろうか。●2回目 2015.1.18戦場やそれ以外の地で、梁山泊の英雄が次々に死去。それに替わるように楊令はじめ、次代の登場人物たちが活動を始める。禁軍元帥童貫の存在感がますます強烈に。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.23梁山泊軍対宋軍の総力戦。 犠牲者が増大。水滸伝の宋江と、三国志の劉備は、よくわからない人物だ。なぜあれだけの英雄豪傑たちが、この凡庸そうに見える人物のもとに集まってくるのか。人間としての魅力ということになるのだろうが、その魅力をうまく描いた本に出会ったことがない。北方謙三は「三国志」の中で、劉備を激情家として描いて、かなり説得的な人物像を作り出すことができたが、「水滸伝」の宋江には、なんだかちょっと困っている感じ。旅に出て同志を訪ね歩いている間はよかったが、梁山泊に入って動きが少なくなり、そしてここ数巻のように全面戦争に入ってしまうと、武術家でも戦略家でもないこの人物をどう取り扱っていくのか、少々困惑気味のようでもある。わたしには、宋江はなんだか劉禅を連想させるのだが、そういったらいいすぎか。おそらく精神的な支柱としての存在は、関係のない第三者の目から見ると、そういうふうにみえるものなのかもしれない。●2回目 2015.1.22楊令帰還。それにしても、作者は、いつからこの水滸伝の続編を書くことを考えていたのだろう。父親が倒された第5巻の段階で、ここまで構想していたのだろうか。まさかね。 >> 続きを読む
●1回目 2007.9.23最終巻。いやあ、こういう終わり方になるのか。これはこれですごい終わり方だが、終わりという感じが全然しないのは、作者が作り出した虚構の世界が勝手に動き出していて、作者がここで巻を閉じようがどうしようが、作品中の人物達はそのまま生きたり死んだり戦ったりするだろうと思わせるからだろう。だから19巻を最終ページを読んでしまっても、これでジ・エンド、ああ長い長い物語がおわってしまったんだ、思えば遙かな道のりを作者と登場人物と読者である我々は旅してきたものだという、あの大長編小説を読んだ後の感慨は出てこずに、さあ次だ次だと思ってまわりをキョロキョロしてしまう。作者も当然、書き尽くしたという感じはないはずで(たくさんの主要登場人物達がまだあの世界で作者が活躍の場を与えてくれるのを待っている)、その証拠に続編である楊令伝がはじまっている。現在2巻目が刊行中。全部で10巻はあるらしい。まあなんというか、すごい馬力だ。●2回目 2015.1.24ついに最終巻。童貫対梁山泊軍の最終決戦。そして楊令伝へ。 >> 続きを読む
【北方謙三】(キタカタケンゾウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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