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今野敏

著者情報
著者名:今野敏
こんのびん
コンノビン
生年~没年:1955~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      隠蔽捜査
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
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      • 2作目の果断が面白そうだったので1作目から読了。

        警察小説の中では異色といっていい、エリートなのに他者への迎合やヨイショが一切ないキャリア組の竜崎。
        その中で家庭の不祥事によって、いち警察署の署長に格下げとなる。

        普通は依頼退職だとかの道がキャリア組なので当然だが、この竜崎はそれを受け入れる。
        署内でも変人ぶりが話題となるが、これを地で行く竜崎は逆に今の時代新鮮に映る。

        この竜崎がブレないので、他のキャラとの対立が明確に際立つという構図がお見事。

        後のシリーズも楽しみです。
        >> 続きを読む

        2018/01/21 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      初陣
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • シリーズ4作目にして初めて竜崎以外のキャラに焦点が当たるスピンオフ作品。
        竜崎の同期の伊丹に問題が起こり、それを間接的に竜崎が助言していくという話。

        伊丹はひたすら悩んで結論を出すが、竜崎はあっさりと決断をすればいいと諭す。
        同期の絆を感じさせるとともに、伊丹がいかに竜崎を信頼しているかを伺わせるエピソードが多い。

        どの話もすらすらと読みやすく、キャラの魅力を増す作品。
        次作以降も更に各個のキャラの活躍が楽しみになる。
        >> 続きを読む

        2018/01/23 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      宰領
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
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      • 長編5作目は仕事場で議員の誘拐と、家庭では息子の受験という二つの課題が課せられる

        元来仕事人間の竜崎は家庭で対応に四苦八苦。
        そして現場では管轄区の違いによって生まれる軋轢が大きな見所。

        具体的には神奈川県警との縄張り争いが繰り広げられる。
        県警がでしゃばるなだとか、警視庁に任せられるかといった押し問答が竜崎を介して話を盛り上げる。

        伊丹との関係性も深くなった印象がありで、後のシリーズも更に楽しみになった。
        >> 続きを読む

        2018/01/29 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      欠落
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 同期から始まったシリーズ2作目。

        宇田川と蘇我の同期に加えて、同じ3人目の大石が同僚勤務となる。
        だが彼女は立て籠もり事件の人質となり、犯人に連れ去られる。
        警察は必死に捜査の行方を追うが、そこには裏が。

        新たに加わる同期の大石が女性というのがポイントで、彼女の求心力が宇田川の閃きに繋がり、蘇我の援護という形となる。

        このシリーズ1作目もそうだが、海外のスパイというおおよそ現実らしくない敵を作り出している。
        それが同作者の隠蔽捜査と分ける点。

        次作は最終作なので、同期という絆がより試されるだろう。
        >> 続きを読む

        2018/02/19 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      リオ 警視庁強行犯係・樋口顕
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • リオ・オリンピックなので、リオを読んでみた(笑)  この本は五年前位に読んだのですが、内容は忘れてしまいました。内容は新聞配達の集金の人がお客さんの所に来たとき、同じマンションの階で殺人事件が起きて、物語が始まります。主人公の樋口はよく言えば、冷静で悪く言えば意見を言わない人で、相棒の氏家はよく言えば、裏表がない、悪く言えばしゃべりすぎの人。後半はこれが逆転します。犯人は以外な人で驚いたね。殺人現場に美人高校生が目撃され、事件に絡んできます。男は美人に弱い事が最後に分かりました。 >> 続きを読む

        2016/08/07 by rock-man

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      朱夏
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 凄く暑すぎて何を読もうか迷っていたら、この「朱夏」が目に止まりかなり前に読んだがまた読む事にしました。たぶん、(夏)の文字に反応したと思います。 まず面白い、そして読みやすい、警察小説だがあまり小難しい内容では無い。ある日(樋口顕)の妻(恵子)が家に帰らない事がおきて、その内帰るだろうと思っていたが帰らず誘拐の線が強くなった。でも妻なので事件にできず、同僚の(氏家)と二人だけで捜査を始める。タイムリミットはあとわずか。何故なら別の事件の捜査本部が開始する。二人で犯人を追いつめる。このビンジョウ感は読み手をひきつけます。犯人は以外な人物だった。 そして、文中に今は兄弟が二人、一人っ子が多く特に一人っ子は親が特に母親が息子を溺愛して、父親をバカにして父親の帰る場所も無くなり会話も無くなり、そして何も出来ない(男)が出来るそうです。私の職場にも何を考えているか何も喋らない人がいます。この様な人って人とコミニケーションが出来ないんですよね。挨拶も出来ないし、声も小さいし。 最後に「朱夏」とは「青春」の次です。「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」の順です。勉強になります。 >> 続きを読む

        2017/07/16 by rock-man

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      疑心 隠蔽捜査 3
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 今作はアメリカ大統領来日のためシークレット・サービスとの共同戦線を張る。
        いきなりスケールアップした任務にいち署長が何をするのかという葛藤があるが、そこはやはり竜崎。

        いつものように立場の違いをあっさりと越えるため、日本とアメリカの立場のやり取りが始まる。

        それに加えて竜崎が女性の警護官に恋に似たものを感じ取りあたふた。
        伊丹との真面目なやり取りが逆に可笑しさを誘う。

        痛快という感じではないが、ある意味番外編のような印象を受けた。
        >> 続きを読む

        2018/01/22 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      青の調査ファイル ST警視庁科学特捜班
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 心霊番組を収録していたテレビ局。
        その収録中に、チーフディレクターの細田が死亡した
        収録していた部屋で亡くなった人物と同じように、首を骨折して。

        川那部検視官をはじめ、警察は<事故死>と断定した。
        しかしこれに疑問を持った、STメンバーは、単独で捜査をする事に。

        タイトルから分かるように、今回のメインは「青山翔」です。
        彼の素晴らしいプロファイリングが活躍する話でした。
        >> 続きを読む

        2015/08/27 by ゆずの

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      緑の調査ファイル ST警視庁科学特捜班
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 「ST 色シリーズ」の第4弾です。
        今回の色は、緑。
        なのでこの話の中心人物は、結城翠です。

        最初はただの盗難事件でしたが、捜査をしているうちに、密室殺人事件が起こります。

        一見、違う事件のように見えますが、この二つの事件が一つになっていく展開は面白かったです。
        >> 続きを読む

        2015/10/26 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      黒の調査ファイル ST警視庁科学特捜班
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 「ST 色シリーズ」、第5弾です。
        そしてこれで「ST 色シリーズ」は完結です。
        の最後を飾ってくれる色が「黒」
        つまり、黒崎勇治です!

        歌舞伎町で起きる、謎の発火事件。
        そして同じ時に、ワンクリック詐欺に遭い、その犯人に仕返しをしようとする青年。

        この2つの事件が、ラストに近付くにつれて、急展開を見せて行きます。
        そこが一番の見どころで、面白かったです。
        >> 続きを読む

        2015/10/31 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ビート 警視庁強行犯係・樋口顕
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • まずこの「ビート」は、ダンスミュージックのビートを指す意味の様です。主人公の樋口顕は「杉下右京」の様な天才では無く、正反対に地味な存在です。でも誰も気にしない所に目が行き、そこから事件が動く感じです。あらすじは、銀行にガサ入れが入りでも空振りにおわる。それが、銀行員と警察官が柔道の先輩後輩の関係で警察の息子も柔道家で子供の頃銀行員に教わりそこからガサ入れの情報が洩れ、そこから殺人事件が起こり・・・。文中に「汗は嘘をつかない」と出てくる所にグッと来た。これだから、読書はやめられない。 >> 続きを読む

        2017/07/30 by rock-man

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      果断
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 竜崎は、息子の不祥事で大森署に移動になる。
        署長になっても、前例を引くまでも無くわが道を行く。部下たちはまごまごするが、困らせることが本意ではない。竜崎も少し譲り新しい任地は動き出す。

        高輪の強盗事件で大森署でも緊急配備をしいた。ところが犯人たちはそれをすり抜け、先で待機していた機捜が身柄確保をした。
        どこであっても捕まえればいいことだ。ではすまなかった。
        友人の伊丹捜査部長から、管理官に手を回し穏やかに収めようとするが、勇みたって管理官が来るというので、緊張している署員に竜崎は言う。

        ---「驚くことはない、向こうが無茶をいってきたんだ」
        「所轄が方面本部や本庁に楯突くことはまずありません」
        「警察組織と言うのは、上位下達が基本だ。軍隊と同じで、上の作戦を現場が滞りなく遂行することが第一だ。そういう意味では、所轄は、うえの指示に逆らったりしてはいけない。だがね、上が明らかに不当なことを言ってきている場合は別だ。方面本部の管理官の面子など、職務上意味がない」---

        近隣のパトロールに出ていた地域課の報告で、小料理屋で喧嘩が有ったらしい。開店も遅れている。
        それが緊配に引っかからなかった犯人の一人か。
        訪問しようとした係員に向けて二階から発砲された。逃げた強盗のうちのひとり、実行犯だろう。人質をとって立てこもったのだ。
        強行犯係が来る、
        先に捕まえた仲間が言うには、引き籠り犯は10発以上の銃弾を持っているという。

        竜崎は署員のとめるのも聞かず現場に出る。

        SITも出動、SATも出てくる。
        大森署はSITの指揮下に入った。SITは人命を尊重し、時期が来るまで説得し調査し、解決しようとする。竜崎はSITの小平係長の指揮下に入る。
        しかし犯人はまた発砲し、時間切れと判断して、SATが突入となり、竜崎は狙撃命令を出す。

        犯人は射殺され人質は救出される。事件は無事解決。のはずだったが。

        犯人が持っていた拳銃には弾が入っていなかった。

        それについての情報は事前に確認した。その上での突入、狙撃命令だったが、空砲を撃った犯人を射殺したことは問題になる。

        事件は混乱してくる。

        そのとき、竜崎に酷く反感を持っているはずの戸高が、経験上なにか腑に落ちない点があると言ってくる。竜崎は再調査を許可する。


        面白かった。竜崎の家では奥さんが救急車で運ばれ、家庭に疎い竜崎は困ってしまい娘や息子の助けを借りる。次第に家族のことを考え直す。人並みに妻のストレスに気が付いて家族を思い遣る気持ちが沸いてくる。


        官僚の社会から話は主に地方警察の内部に移るが、竜崎のぶれない気持ちは健在であり、そこに家族の話も加わって、少しやわらかい風味が増してきた。

        「SIT」は「捜査一課特殊班」の頭文字だそうだ。覚えやすい(^^)
        >> 続きを読む

        2014/10/02 by 空耳よ

    • 他1人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      任侠病院
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 図書館本。
        任侠シリーズ第三弾。このシリーズ、面白すぎる。

        阿岐本組の組長が今回引き受けたのは、経営難で潰れかけた病院の再建。
        医師の資格が必要な理事長にはなれないので、組長は監事となって経営を圧迫している問題をあぶり出す。すると、病院内の雑事を外注している会社が高額のマージンを取り、そのバックに暴力団が絡んでいることがわかる。
        折しも、阿岐本組の地元で暴力団追放の運動が起こり、組員は不自由を強いられる。売られたけんかに阿岐本組は勝てるのか。

        前二作では交換条件で組長が経営陣から手を引いたが、今回は納得のいく結末だった。
        組事務所の前で追放キャンペーンをされて、外出もままならなくなった組員たちが自炊を始めるのだが、その食事がおいしそうだった。阿岐本組の絆は強い。

        >> 続きを読む

        2019/04/07 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      花水木 東京湾臨海署安積班
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 図書館本。
        安積警部補を主人公とする警察小説シリーズ中の一冊。順番がわからないので短編集から読んでみたが、安積の人柄が気に入ったのでシリーズをもっと読みたくなった。

        本書に五篇収録されている短編は所轄の日常的な描写が多く、安積班長を慕う部下の心情も会話の中で丁寧に描かれている。安積と警察学校が同期で交通機動隊小隊長の速水警部補が豪放で格好よく、何かと安積の助けになっている名脇役。

        「薔薇の色」は捜査の話ではなく、安積班行きつけの小さなバーで安積と速水、部長刑事の須田と村雨の四人が推理ゲームを楽しむ話。某アンソロジーに収録されているのを見かけたことがある。
        「月齢」は、満月の夜に何かが狂い始めていく過程を描いた話で興味深く読んだ。

        メモ
        旧ベイエリア三作
        『二重標的 東京ベイエリア分署』『虚構の殺人者』『硝子の殺人者』
        神南署シリーズ四作
        『蓬莱』『イコン』『警視庁神南署』『神南署安積班』
        新ベイエリアシリーズ五作
        『残照』『陽炎』『最前線』『半夏生』『花水木』
        (2009年当時)

        >> 続きを読む

        2019/02/07 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      神南署安積班
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 安積班シリーズで九篇収録の短編集。
        神南署シリーズとしては最終巻。

        五話目の「刑事部屋の容疑者たち」をはさんだ前半四話が、いつもの捜査ストーリー。後半の四話では、臨海署が復活するという噂が呼ぶ波紋が描かれる。

        「異動」では、安積班の若手刑事桜井が噂を耳にして動揺し、安積の評価を気にして手柄を焦る。
        「ツキ」は、不思議なツキに恵まれている須田刑事の信じがたい英雄譚。
        「部下」では、神南署の視察に来た野村管理官が、安積に臨海署に戻りたいかと尋ねる。安積は、できれば今の部下と離れたくはないと答える。野村管理官はやがて、臨海署の署長になる。
        「シンボル」では、安積はベイエリア分署のシンボルだという須田の言葉が印象に残った。

        神南署では交通課にいる速水警部補が、交通機動隊の小隊長としてパトカーで疾走する日々に戻れる時も近い。

        >> 続きを読む

        2019/05/16 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      38口径の告発
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 図書館本。
        歌舞伎町特別診療所シリーズ第一弾。
        今野氏の作品をいくつか読んできたが、こんなに違和感を覚えて納得がいかないのは初めて。

        悪徳警官に一泡吹かせようとする元暴力団組員に、犬養医師が関わってトラブルになるというストーリーは悪くなかった。線条痕を照合する場面が出てくるまでは。わかりきったことをなぜ照合するのか、何度読んでもわからない。その場面以降は混乱して、クライマックスもなんとなく嘘臭く思えた。

        期待して読んだ作品だっただけに、納得のいかない読後感が惜しい。

        >> 続きを読む

        2019/04/12 by Kira

    • 2人が本棚登録しています
      ST赤の調査ファイル 書下ろし警察ミステリー
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 図書館本。ノベルス版二段組み。
        STのメンバーの名字にちなんだ色シリーズ第2弾。
        白すぎて、どんどんページをめくった。主に活躍するのは法医学担当の赤城左門。

        インフルエンザで大学病院の診察を受け、処方された薬を飲んだ男性が急死する。遺族が起こした民事訴訟は遺族側の敗訴となるが、遺族は刑事告訴する。業務上過失致死の疑いで捜査を始めるSTの前に、病院側が壁となって立ちはだかる。難航する捜査に、赤城は自身の過去をかけて挑む。

        STのリーダー的存在の赤城は、かつて対人恐怖症だったが、その辛い過去を初めてメンバーに明かす。それによって、メンバーの結束が強まったように思う。

        赤城がどうやって病院側の過失を暴くのか気になって、クライマックスではどきどきした。シリーズ屈指の面白さで、大満足の読後感だった。

        >> 続きを読む

        2019/04/02 by Kira

    • 2人が本棚登録しています
      ST黄の調査ファイル 書下ろし警察ミステリー
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 図書館本。ノベルス版二段組み。
        STのメンバーの名字にちなんだ色シリーズ第3弾だと思う。

        主に活躍するのは、ふだんはなんとなく影の薄い山吹才蔵。
        僧侶でもある山吹は、いつも現場でお経をあげる。化学担当であるが、現代的な問題に禅の教えからのアプローチをすることもある。

        ある宗教団体の若い信者四人が、マンションの一室で一酸化炭素中毒死する。検死官はカルト的な集団自殺だと決めつけるが、STが現場の不審な点を調査し始めると、自殺に加わらなかったもう一人の若者が浮上する。

        最後の謎解きも面白かったが、百合根警部が山吹の寺で座禅をして体験する癒しの描写がとてもよかった。
        過去の辛い体験を乗り越えて今の穏やかな山吹があるとわかって、山吹に対する親近感がわいてきた。

        >> 続きを読む

        2019/03/29 by Kira

    • 2人が本棚登録しています
      ST為朝伝説殺人ファイル 書下ろし警察ミステリー
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 図書館本。

        STシリーズは初期の3作のあと、個々のメンバーを象徴する色シリーズが続き、伝説殺人ファイル3作という流れになるようである。

        本書はその第一弾で、相次いで起きた伊豆大島と奄美大島のダイビング事故と、ワイドショーの女性キャスター溺死に為朝伝説がからむ謎をSTのメンバーたちが解いていく。

        謎を追ってSTの面々が旅をするという趣向で、読みながら為朝伝説の地を訪れた気分になれる。伝奇小説も書いている作者ならではの3部作の続きを読むのが楽しみになってきた。


        >> 続きを読む

        2019/03/24 by Kira

    • 1人が本棚登録しています
      ST桃太郎伝説殺人ファイル 書下ろし警察ミステリー
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 図書館本。
        伝説シリーズ第二弾。ノベルス版二段組み。

        岡山県警から要請されて、STの面々は岡山に出張し、東京・神奈川・大坂で起きた連続殺人事件の解明にあたる。被害者はいずれも岡山に関係する曰く付きの人物で、遺体の背中には「モモタロウ」の文字と五芒星のマークが刻まれていた。STが注目した桃太郎伝説にまつわる因縁は、意外な問題をあぶり出すことになる。

        前作の「為朝伝説」に比べると、本作は因縁がわかりやすかった。今回は青山がかなりがんばったようで、謎解きも面白かった。
        作中で語られる、桃太郎が実は侵略者だったという解釈は、どこかで読んだことがある。今野氏の取材旅行の成果を楽しませてもらった。

        >> 続きを読む

        2019/04/14 by Kira

    • 1人が本棚登録しています

【今野敏】(コンノビン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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