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相原真理子

著者情報
著者名:相原真理子
あいはらまりこ
アイハラマリコ
生年~没年:1947~

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このランキングは1日1回更新されます。
      幸せへの扉 世界一小さなアドバイス
      4.3
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      • 「何か」のヒントを得ようと、この本を手に取りました。
        一行一行に目を凝らしていたのですが、やがて撫でるように視線を動かし、しまいにふっと笑顔になりそうな気分になりました。
        頭より、心を使って生きること。
        生きている自分を「生かしてあげる」こと。
        つまりつまりつまりは、そういうこと。
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        2017/10/31 by Moffy

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      真犯人
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • 私を殺しても、けだものは死なない。蘇生と新たな犯行を予告して、黒人の死刑囚は電気椅子で絶命した。
        そして、不可解な事件が起きるのだった-------。

        私が愛してやまない、検屍官ケイ・スカーペッタシリーズの4作目の作品「真犯人」をハラハラ、ドキドキしながら読み終えました。

        この作品「真犯人」は、死者の犯罪がテーマだ。
        処刑された囚人が、新たな犯罪を犯すかのように指紋が発見されていく。

        この指紋は、被害者の十三歳の少年、女性霊能者、検屍局主任の死体に付着させられていた-------。

        これは、まるでオカルトか、サイコメトリーかと思わせますが、法医学ものであることはれっきとした事実。法医学ものとオカルトは共存しないんですね。
        ケイによって、オカルトのように見えるこの怪奇な事件の真相が、探られていく。

        黒人の死刑囚ロニー・ジョー・ワデルの検屍に当たったケイが、指紋の盗み出しの容疑をかけられる。
        それだけではなく、殺された検屍局主任は、ケイの部下だった女性なのだ。

        それで彼女とのトラブルを目撃されたケイは、殺人の嫌疑さえ受けることになるのだった。
        まさに絶対絶命の窮地に立たされることになるケイ-------。

        この作品は、法医学的な謎解きというよりも、緻密な現場検証の妙がメインになっていると思う。
        処刑されたワデルは、本人ではないかもしれない、またゾンビは存在するなど一時期、誰もがワデルの死に対して疑心暗鬼になるんですね。

        こうして、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。死者が犯罪を犯すなど、とても信じられることではない、だが----というわけだ。

        そこで、ケイとFBI心理分析官のベントンは、原点に戻って考えることにする。
        ワデルの犯行を今一度なぞってみるのだ。

        二人はワデルが殺人を犯した家を訪ねる。
        ルーマ・ライトという特殊な器械によって、指紋をはじめ血痕、繊維など、ありとあらゆる犯行の形跡が浮かび上がってくる。
        ここで発見された指紋は、やはりワデルのものだと言われている指紋と一致したのだ。

        一方、ここでベントンはケイにアドバイスを求めながら、指紋や血痕などからワデルの犯行を具体的に追う。
        彼はどのような精神状態で犯行を犯したのか?

        グロテスクな形に切り刻まれていた被害者の少年。他の被害者も情け容赦なく惨殺されていた。
        こうした冷酷無比な手口とワデルの犯行は、一致するものなのか?

        ベントンは、ワデルの犯行は軽い精神障害を認めながら、麻薬などの依存による衝動的なものだと判断する。
        そして、現在連続して起きている事件の犯人とは別の人格だと分類する。

        これは、法医学の知識に裏打ちされた現場検証から、プロファイリングが導き出されるという図式だ。
        この趣向もいかにも現代風で、アッと息をのむ。

        真犯人はどこに? そして、真犯人の目的とは?-------。

        後半では、前半にも増して背筋が寒くなる事件がまた起きる。
        ワデルの顔見知りだった巨体の女看守が、自分の家で首のない死体になりはてていた。

        犯人は、とんでもない怪物だったのだ。

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        2018/08/11 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      嫌われものほど美しい ゴキブリから寄生虫まで
      3.7
      いいね!
      •  生物の本を読むのはとても楽しい。テレビで動物の番組をやっていたら思わず見入ってしまう。

         とにかく虫も動物も不思議で満ちておりそれらを知ることは、我々の知的好奇心を満たしてくれる。それと同時に、人間というものの小ささを考えさせられる。

         人は毎日あくせく働いているけれども、自然界の生物の多くは厳密に観察してみると、ほとんど何もせずにごろごろしている種類が多い。しかし、それは決して無駄なことではない。最小限のカロリー消費で済むように、日々を過ごしているのだ。無駄な動きは命を縮めることを彼らはよくわかっている。

         働きアリや働き蜂ですら、一日のうち働いている時間は3~4時間だという。

         企業や社会は効率効率というが、本当に効率的なのは文明を捨てて森に帰ることなのだ。オフィスのパソコンを破壊し、車を火山の火口に落とせ。

         それはまあ冗談である。ほかの話をしよう。たとえば「おしどり夫婦」という言葉があるように、一生雌雄が連れ添う種類の動物は何種類か存在する。しかしそれは動物界では稀である。某芸能人が「不倫は文化」と言ったけれど、動物はしばしば雄も雌も「浮気」をする。それは当然である。雄は少しでも多くの子孫を残そうと本能的に考えるし、雌は雌で少しでも強い遺伝子を残そうとするからである。チャンスがあれば喰らいつく。当然ながら自然界で普通だからといって人間界で普通とは限らない。

         ただ、人間はほかの野生動物よりも優れている、という考え方に疑問を持っている筆者にとっては、集団で雌を犯すイルカの行動も、どこか人間的に思えてしまう。

         それはともかく、本書では動物たちのほかに有名な生物学者や著者の祖母の話も出てくる。人間も虫も動物も同じラインで話しているのだ。とにかく動物好きにはたまらない一冊と言っていいだろう。

         それと同時に、人間が自然に対して謙虚にさせてくれる一冊でもある。
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        2014/12/29 by ぽんぽん

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      検屍官
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • このパトリシア・コーンウェルの「検屍官」は、女性検屍官ケイ・スカーペッタが活躍する人気シリーズの1作目の作品で、ようやく読了しました。

        この作品は、顔全体が腫れあがって見分けのつかない死体に対面しなければならない、検屍官という職業の女性が活躍するサイコ・ミステリ。

        検屍官といえば女性でなくとも、あまり楽しい仕事とは思えない。
        なにしろ、死体との対面が仕事で、扱う人体の組織の断片はすべて犯罪に関わるもので、気味が悪い。

        ケイの管轄であるバージニア州都リッチモンドで連続殺人事件が起こる。
        残虐きわまりない殺し方だった。
        そして、数カ月の間に5人の女性が次々と殺される。

        被害者の共通点は、一人暮らしで土曜の早朝に自宅で襲われ、絞殺されていること。
        しかし、絞殺といっても、たんに首を絞めただけではなく、ナイフで脅し、電気のコードで縛り上げ、ありとあらゆる開口部を犯すという残忍なものだった。

        その後、口に布を詰め込んでリンチ、手の指を一本一本折られた女性もいる。

        被害者たちは、長い苦痛を死に到るまで味わわされているのだ。
        彼女らがリンチの苦痛に身体をよじるたびに、巻かれたコードが首を絞めあげていく。

        検屍官であるケイは、殺人現場の様子から犯行をほぼ確実に想定することが出来る。
        ケイのショックと怒り、そして捜査への情念が燃え上がる。

        ケイは犠牲者の夫の一人、マット・ピーターセンの嗅いだ甘い残り香、犯人の体臭を手掛かりに、同僚や上司たちと敵対しながらも犯人を追いつめていく。

        しかし、なんと犯人が、6人目に狙っていた犠牲者はケイだったのだ-------。

        この小説を読むと、今までの婦女暴行や殺人などのイメージを大きく超える生々しい犯罪の実態に唖然とさせられる。
        こんなことはミステリの中だけのことだろうと、タカをくくりたいが、ケイの検屍によって明らかにされる"犯行"は、きわめてリアルだ。

        著者のパトリシア・コーンウェルは、前歴が検屍局でコンピュータグラマーとして働いていたということと考え合わせても、かなり現代アメリカの犯罪の本質に肉迫したものではないかと思われて慄然とさせられる。

        もはやこの手の犯罪者は、刑事やFBIでは割り出せない。
        検屍官でなければ-------。

        舞台といい、設定といい、陰鬱この上ないが、主人公ケイ・スカーペッタのひたむきなヒューマニズム、理想主義、一徹さによって救われていると思う。

        また、セクハラ、子供に無関心な親たち、サディズムに走り身を滅ぼしかけている弁護士など、ケイの周辺にはさまざまな社会問題が山積みされている。

        この作品は、そんな社会的な問題意識を多く含む、サイコ・ミステリの傑作だと思いますね。

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        2018/05/19 by dreamer

      • コメント 3件
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      証拠死体
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • このパトリシア・コーンウェルの「証拠死体」は、私の大好きな"女性検視官ケイ"シリーズの「検視官」に次ぐ2作目の作品です。

        前作に続いて、重厚にして、ディテールの豊富さ、人物描写の的確さで、グイグイ読ませます。この作品は、最近大流行の"警察小説"のジャンルの一変種だと思いますが、犯罪を追いつめる組織のメカニズムを提示するヒロイン、ケイの視点は、今までにないユニークさだと思います。

        美人の売れっ子作家の惨殺に始まり、彼女が遺した本の草稿をめぐって、事件は複雑に錯綜していきます。

        プロットはこの二つの謎解きを絡ませながら、結末まで引っ張っていきます。そして、作家の過去を探っていくうちに、死体はさらに三つ。一つは連続した殺人、二人は明らかな自殺。いずれも関係者ですが、パズルの空白が増大するのみです。

        一方、原稿の行方をめぐって、ヒロインの昔の恋人が15年ぶりに現われます。これが謎の男------。この線から出版エージェントを食い物にする悪徳弁護士が登場してきます。

        グラン・マルニェを飲み過ぎて、ろれつが回らなくなるフリをするこの弁護士が、いやあゾクゾクするほどの圧巻の悪漢なのです。この男がヒロインを破滅に引きずり込もうとするのです。

        こうした些細なことから、ヒロインあるいはヒーローが破滅の危機に立たされるという展開は、定番ながらワクワクしてしまいますね。連続殺人犯に狙われるよりも、こうした状況のほうがずっとスリリングで怖いなとつくづく思います。
        >> 続きを読む

        2017/08/28 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      遺留品
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 検死官シリーズ。再読。最近の作品はサイバーテロとか事件が大きくなり過ぎ、主要登場人物の誰かがひどい事になり過ぎ、読むのにエネルギーがいるのだが、これは初期の作品で、個人的に一番面白い。
        カップル殺人事件の遺族が超大物。FBIとかCIAとか入り乱れて、誰もが疑心暗鬼。主人公ケイと刑事のマリーノの関係もまだ良好で、思わぬ人が亡くなったり残念な所もあるけれど、一冊完結で、すっきりした読後感。このシリーズは本当に初期の物が面白いと思う。最近の物は図書館で借りれば十分だと思ってしまうが、これは所有していて、何度も何度も読んでいる。あらすじも次のセリフも全部わかっているけれど、たまにどうしても読みたくなる作品。捜査物が好きな人にはお薦め。
        >> 続きを読む

        2017/04/05 by チルカル

    • 3人が本棚登録しています

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