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東野圭吾

著者情報
著者名:東野圭吾
ひがしのけいご
ヒガシノケイゴ
生年~没年:1958~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      ナミヤ雑貨店の奇蹟
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! kaoru
      • 何か釈然としない部分もあるにはあるが、絶妙に絡み合う物語は十分楽しめました。

        2018/11/18 by hiro2

    • 他18人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      秘密
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! masa920 kaina ryoji
      • 東野圭吾さんの作品で一番好きです。
        自分はまだ結婚したことがありませんが、結婚して娘を嫁に出すお父さんの気持ちってこんな感じかなー、と勝手に想像してました。読み終わった後は、寂しい気持ちになりました。この本と出会えてよかったです。 >> 続きを読む

        2017/10/07 by Gorou

    • 他17人がレビュー登録、 110人が本棚登録しています
      手紙
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! nosuke
      • 私たちは普段ニュースで事件をみても被害者のことばかりを考えてしまう。これは普通のことで当然であると言える。本作品では加害者側の家族にスポットライトがあてられており、殺人犯の兄を持つ弟の苛酷な人生が描かれている。職場や恋人などをはじめ全てを兄のせいで諦めなければならないということは宿命であるため、仕方がないことかもしれないが読んでいて心が痛んだ。悪いのは犯罪に手を染めた兄であるはずなのに弟が苦しむ、そんな状況が現世界にも広がっていると考えるだけでも難儀な題材であると考えた。中でも作中で「差別」はなくすことができないという発言は残酷ではあるが、然るべき態度を皆とっているのではないかと思った。こう考えるのも自分がそういった世界から無縁であるがゆえの思いなのかもしれない。人間である以上の行動というものは個人間のみならず、他にも派生していくことを更に印象付ける話であった。


        映画化もされていて、東野圭吾さんの中でも不朽の名作と名高い本作品を未読の方は是非、読んで頂きこの世界から「差別」「偏見」といったものが緩和される世の中になることを願ってやまない。
        >> 続きを読む

        2018/09/12 by ryo

    • 他16人がレビュー登録、 117人が本棚登録しています
      白銀ジャック
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! ooitee
      • 2018/10 4冊目(2018年通算137冊目)。スキー場を舞台にしたサスペンス。スキー場の経営の裏側部分を知ることが出来てその点は良かった。ただし、事件解決までに至る部分が強引というか終盤バタバタした感じがして、一応「大団円」なんだけど読んでいて納得がいかない部分があった。その点は残念。一応シリーズは全部そろえているので、続けて読んでいきたいと思う。

        >> 続きを読む

        2018/10/15 by おにけん

    • 他16人がレビュー登録、 65人が本棚登録しています
      容疑者Xの献身
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! masa920 fireman tefutefu ooitee
      • ガリレオシリーズ第3弾であり初の長編。

        とにかく本自体が売れに売れまくった作品であり、東野さんに直木賞までもたらした。

        数学者の石神が住むアパートの隣で起きた殺人。
        それには靖子と娘が関わっており、石神は刑事の手から逃すため策略を講じる。
        一方石神は湯川と同じ帝都大学のOBであり、二人は久々の再会を果たす。

        トリックにしても動機にしても常人では予想しえない領域に。
        それはもちろん石神という男の天才ぶりと献身に他ならない。

        数式のように組み立てられた完全犯罪を破るのは、愛情であるというラストが非情な程切ない。
        湯川というより石神が主役のように感じてしまう。
        >> 続きを読む

        2018/11/13 by オーウェン

    • 他13人がレビュー登録、 158人が本棚登録しています
      どちらかが彼女を殺した
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!

      • 多くの変化球的な作品でミステリを我々読者に提供し、問い続ける作家・東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」は、エラリー・クイーンばりの犯人当てで挑戦してきた作品だと思う。

        警察官の和泉康正が、妹の部屋を訪れた時、妹はもう死んでいた。
        自殺に見える状況だったが、康正は、数々の証拠から、これが他殺であると確信する。

        復讐を誓った康正は、密かに他殺の証拠隠滅を図りながら、容疑者を二人に絞っていく。
        だが、彼の前に立ちはだかる管轄署の刑事・加賀は、康正の偽装を見抜き、康正と真犯人に迫っていくというストーリーなんですね。

        この作品が、究極のフーダニットと言われる所以は、本来あるはずの謎解きと犯人指摘の場面が描かれていないという、著者の創作的な冒険に尽きると思うんですね。

        解決に必要な手掛かりは、全て作品中に示したので、後は読者に推理を委ねるという著者からの挑戦状は、確かに我々読者に、ある種の緊張を強いるだろう。

        数々の問題作で著者が追求してきたのは、ミステリのお約束=コードを自覚的に浮き彫りにすることだったが、コードのない、シンプルな作品に仕上げつつ、不可欠なシーンを省くことによって、著者の意図は、ある程度は成功していると思う。

        >> 続きを読む

        2018/08/30 by dreamer

    • 他11人がレビュー登録、 65人が本棚登録しています
      白夜行
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! tadahiko harujack masa920 fireman ryoh3 s_KN_k chappaqu
      • 衝撃的な悲しい結末でした。

        19年前の因縁から、二人はハゼとテッポウエビのように共生し、お互いを大切に思っていたのに、生きていくために雪穂は、亮司もはめたのではないだろうか。

        「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きてくることができたの。あたしには最初から太陽なんてなかった。だから失う恐怖もないの」

        雪穂にとって亮司は、太陽に代わる暗闇を照らしてくれる存在だったので、 亮司が死んだ後は、暗闇しかないのに…。「雪穂は一度も振り返らなかった。」から、雪穂の覚悟を感じました。
        >> 続きを読む

        2018/06/28 by うらら

    • 他11人がレビュー登録、 127人が本棚登録しています
      プラチナデータ
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 人間は平等だと定義されて久しいけれどたしかに特権階級は存在する。そこの部分のミステリ題材。
        これは近未来SFなんだけど現代とまったくかわらない価値観なわけだ。
        そう変わらないのは至極当然でもあり、未来ならば目新しい価値観があればおもしろいのにと思う。
        「DNAデータを登録すれば減税」とか確かにイイかもしんないけどね!
        セコイ価値観もきっと今も近未来も変わらんナw
        >> 続きを読む

        2018/07/21 by motti

    • 他11人がレビュー登録、 77人が本棚登録しています
      疾風ロンド
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 2018/11 2冊目(2018年通算142冊目)スキー場シリーズ第二弾。「里沢温泉村」スキー場のモデルは多分「野沢温泉村」かな。今回は「炭疽菌」をめぐるトラブル。バイオハザード級のシロモノを話として扱っている割にはノリが軽いかなとも思う。ただ、結末が二転三転する話の展開は読んでいて痛快だった。前作の結末が「玉虫色」の決着で納得いかなかったのに対して、今回の結末はひねりが効いていて「うん、良かった」という感じ。面白かった。感想はこんなところです。

        >> 続きを読む

        2018/11/07 by おにけん

    • 他11人がレビュー登録、 42人が本棚登録しています
      卒業 雪月花殺人ゲ-ム
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 加賀恭一郎の初登場作品。

        大学生の加賀は学友の7人のうちの1人、祥子が部屋で自殺か他殺か不明な状況で死んでいた。
        加賀は自身で推理していくが、第2の殺人まで起きる。

        刑事になる前なのだが、後の冷静で犯罪に対し躊躇しない姿勢はすでに表れている。
        また子供のころ母が蒸発したという過去もすでに明かされていて、後のシリーズでも加賀の重要な布石となっている。

        一方事件としては卒業を間近に控えており、青春ミステリーの様相を育んでいる。
        密室のトリックだったり、花札を用いる雪月花ゲームの仕掛け。
        これらを加賀が明かしていく謎解き場面のやるせなさは、結末にもある種の苦みを漂わせている。
        >> 続きを読む

        2018/08/24 by オーウェン

    • 他10人がレビュー登録、 69人が本棚登録しています
      夜明けの街で
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 恋愛ものは好きではなかったのですが、恋愛とミステリーとで、
        普段読書をしない人に貸した時もすらすら読んでたから、読みやすいく、面白い! >> 続きを読む

        2016/09/24 by asa_chann

    • 他9人がレビュー登録、 53人が本棚登録しています
      名探偵の掟
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 社会の常識からいえば理解不能な謎を、非常識な言動と風貌で冷遇されている探偵が、その謎を見事に解決し、常識を非常識の側から反転させてみせるのが探偵小説ではないかと思っています。

        しかし、そのような物語を、常識の側に反転し直した時、そこに見えるのは、滑稽なまでにパターン化されたミステリでのお約束=コードの濫発であると思う。

        こうしたコードを著者の東野圭吾が、意図的にかつ確信的に徹底化した連作集が、今回読了した「名探偵の掟」なんですね。

        名探偵・天下一大五郎の引き立て役で、「お約束」どおり、間抜けな刑事を演じなければならない大河原警部の案内により、次から次へと巻き起こる難事件とその謎の解明に至る、意外な裏舞台が明かされていくんですね。

        密室トリック、意外な犯人、閉ざされた空間、ダイイングメッセージ、アリバイ崩し、首なし死体、人間消失、童謡殺人など、本格ミステリですっかりお馴染みとなった意匠化された趣向を取り上げ、いわゆる名探偵シリーズ特有の世界をパロディにした短篇が収録されているんですね。

        それまで、シリアスな本格ものからユーモア風味の作品まで、多彩なスタイルの作品を手掛けてきた著者ならではの可笑しみに満ちているのだ。

        エドガー・アラン・ポオによるデュパン、コナン・ドイルによるホームズが書かれてから、百数十年以上の年月が経っている現在では、すでに数えきれないほどの名探偵が登場し、難事件を解決している。
        それとともに、いくつもの「お約束」とも言えるパターンが出来上がったんですね。

        例えば、名探偵ものでは「ワトソン役」と言われる脇役が語り手となっている場合が多いと思う。
        我々読者と同じ視点に立ち、主人公の活躍ぶりや物語の状況を伝える役目の存在ですね。

        それゆえ、彼らは絶対に出しゃばった真似をしてはならない。
        どれほど、主人公の名探偵が、自分よりドジでマヌケだろうが、ぐっとこらえて、脇役に徹しなければならないのだ。

        この作品は、こうした「お約束」ごとの理不尽さをぼやき、笑いに転じるとともに、本格ミステリにまつわる不自然さを取り上げたり、デフォルメされ、安直なものになってしまった映画やテレビなどの名探偵ドラマを茶化したりと、著者の強烈なメッセージが込められていて、見事なミステリのパロディの傑作になったのだと思いますね。

        嫌味を感じさせない読後感に、私は安心し、救われるし、そして気づいたんですね。
        そのジャンルを知り尽くし、本当に愛する者だけが、真の批判者になれるということに。

        >> 続きを読む

        2018/09/07 by dreamer

    • 他9人がレビュー登録、 49人が本棚登録しています
      悪意
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 加賀恭一郎シリーズ第4弾。

        有名小説家の日高が殺され、発見者はその友人であり児童小説家の野々口。
        手記という形で事件の経緯を残そうとするが、加賀はその中身から犯人を名指しする。

        シリーズではこれまで動機が重要な要素として描かれてきたが、この作品は動機をいかにして加賀が見抜くかが見もの。
        その意味で犯人はすぐに分かるし、トリック自体も容易い。

        ただし犯人がその裏に隠していた動機のための準備はかなりのもの。
        そこまでさせた強い心情は加賀の過去と共通し、なぜ教師から刑事に鞍替えしたのかも明かされることになる。
        >> 続きを読む

        2018/08/28 by オーウェン

    • 他9人がレビュー登録、 64人が本棚登録しています
      探偵ガリレオ
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ooitee

      • このご存知、福山雅治が偏屈な物理学者・湯川学を演じて人気を博した"ガリレオシリーズ"の第一作品集「探偵ガリレオ」をワクワクしながら読了。

        著者の東野圭吾は、大手自動車部品メーカーDENSOでエンジニアとして勤務していた著者が、「自分の持っている理系の知識を駆使して小説を書いてみたい」との思いで執筆したと言われています。

        だから、このシリーズは、"理系・東野圭吾"を代表する科学トリック満載の作品群になっていると思う。

        裏話として、著者の執筆時の湯川学のイメージは、佐野史郎だったという事ですが、これはやはり福山雅治にして大正解だったと思いますね。
        佐野史郎は、どうも怪獣オタクのイメージやマザコンのイメージが強すぎるし、それにあまり知性が感じられませんからね。

        このガリレオ先生ですが、非常に謎が多い人物で、バトミントンが得意でお酒は嗜むくち、コーヒーはインスタントコーヒーが好きで煙草が嫌い。話すとじんましんが出るほどの子供嫌い。

        「論理的でないこと」が大嫌いで、非常に理屈っぽいが、知的好奇心には素直に従う真の科学者という設定なんですね。
        口癖として、「いいじゃないか。実に論理的だ」とか「僕は自分の探求心を満足させたかっただけだ」という台詞をよく口にする。

        ただ、こんな際立った個性で人物像は見えてくるものの、家族や住まいなどのプライベート情報は皆無。年齢不詳で、配偶者はいない。

        この「探偵ガリレオ」には5篇収録されています。
        「燃える」---街で騒音を撒き散らしていた若者たちの一人が焼死し、四人が重軽傷を負った。
        死亡した若者の頭から突如、炎が上がって焼死したと言うのだ。

        特に熱源のない場所で自然発火が起こるという超常現象の謎を、湯川はいかにして謎を解くのか?

        「転写る」---中学生が公園の池から、アルミニウム製のマスクを引き上げた。石膏を流し込むと、精巧な像ができるデスマスクだ。
        そして、池の底で、失踪していた歯科医の他殺死体が発見された。

        捜査に当たった湯川の盟友・草薙刑事は、容疑者のアリバイを崩せないばかりか、なぜ池にデスマスクができたのか、訳がわからず苦慮していた。

        思い余った草薙は、帝都大学理工学部の湯川の研究室を訪ねる。
        湯川の物理実験で、デスマスクの謎が明かされるとともに、犯人のアリバイ工作の真相も明かされる。
        この短篇では、湯川がインスタントコーヒーを愛飲する理由が語られるのも、湯川ファンとしては、面白かったですね。

        「壊死る」---高崎邦夫という男が、自宅の浴室で謎の死を遂げた。
        死因は心臓麻痺だが、死体の右胸の一部の細胞が壊死していたのだ。

        この短篇は、最初から犯人が明かされていて、ハウダニット、つまりどうやって殺したのか? という謎で物語を引っ張っていくんですね。

        「爆ぜる」---湘南海岸で謎の爆発が起こり、ビーチマットで回遊していた女性が死亡した。
        この事件が管轄外であった草薙刑事は、三鷹市内で起こった撲殺事件を追っていた。

        この事件の被害者が帝都大学工学部出身のエンジニアだったこともあり、湯川は捜査に協力するが、やがて学内の人間関係が事件に関係している事が判明する。

        そして同時に、湘南海岸の爆発との意外な関係が明らかになっていき、爆発事件の原因の解明とともに、撲殺事件の犯人探しが並行して行われる。

        草薙に先行して、独自に捜査を行なう湯川が、犯人の企みを未然に防げるかというサスペンスが堪能できる。

        「離脱る」---杉並区のマンションで、28歳の女性の他殺死体が発見された。
        捜査を進めた草薙刑事は、栗田という保険外交員の身柄を拘束する。
        解決は目前に思われたが、思わぬ事から暗礁に乗り上げる。

        犯行当日、栗田が現場から遠く離れた所にいたという目撃証言が持ち込まれたのだ。
        しかもそれは、なんと幽体離脱をした少年の証言だった-------。

        幽体離脱というオカルト現象の解明というテーマは、次作の「予知夢」に収録された5作の短編に通じているんですね。
        この短篇は、犯人探しよりも、種明かしに重点が置かれていて、そこがとても興味深かったですね。

        >> 続きを読む

        2018/11/13 by dreamer

    • 他9人がレビュー登録、 94人が本棚登録しています
      さまよう刃
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! satomi
      • がんばれ長峰!って応援する気持ち

        2018/07/06 by motti

    • 他8人がレビュー登録、 66人が本棚登録しています
      変身
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 矢張りこの時代に脳移植というものを題材にしてこういう作品を書く、東野圭吾氏は凄い作家だと認めざるおえない。

        この作品を読むきっかけは実はアマゾンプライムでこの作品のドラマ版が無料で観れるんですよね(といってもアマゾンプライム会員にならなければの話ですが)で、試しに2話まで観たのですが結構面白くて、で、「あ、これ、原作だとどうなのかな~。原作読んでみたいな~。」と思いすかさず図書館で検索したら在荷であったので速攻で借りてきて今に至るという感じです。

        正直な感想を言うと「す、すごい・・・!」としか出てこないんですよね。ぶっちゃけ、後半からラストにかけての怒涛の展開は序盤だけ知っているないし読んでいた時点では想像がつかないくらいの展開に次ぐ展開で頁を捲る手が止まらなかったですね。色々と書きたいのですがどれもネタバレになってしまう恐れがあるので詳しくは書けないのですが冒頭でも触れたこの作品が書かれた時代に「脳移植」という繊細で不確定で不確実なものをテーマに一人の人間が変わっていく、いや変わるなんて生易しい言葉では言い表せないくらいに変貌し支配されていくという話を考え一つの作品に昇華してしまうのは矢張り凄いなと。賛否も分かれるであろうテーマに果敢に挑みここまでの物語を構築した東野圭吾さんに改めて敬意を評したいと思います。

        とまあ、いつにもまして殊勝な(というか真面目な)ことを書いてきましたが、矢張り東野圭吾さんの作品は面白いなーと改めて思いました。序盤の伏線も後半で見事に回収されていくし登場人物たちがみんな魅力的でもう物語にも人物たちにもぞっこんLOVE(笑)になっちゃいますよね。

        実際この作品だと主人公の成瀬の変貌ぶりがもう心をグッと鷲掴みにして離さない、変わるまでの過程も秀逸でかつ変わった後の葛藤や言動などが鬼気として迫ってきて助かってほしいのかそれともこのままでいてほしいのか読んでるこちらとしても息つく暇もない圧倒的な臨場感で押し迫って来る感じがして、読み終わったあとに「あ~~~良い作品読んだ~~~」と温かいため息が出ましたね。

        この後ドラマ版もまた観てみたいと思いますが正直壮絶なラストだったのでそれを映像として観て果たして耐えられるかとちょっと心配です(笑)


        また良い作品と巡り会えてとても充実した気持ちでいっぱいです。

        暑い日が続きますがこういう名著や自分の好きな作品、楽しいと思える作品を読んで暑さをぶっ飛ばしていきたいな!と思います!!


        今回も良い読書が出来ました!


        因みに余談ですがドラマ版だと主人公を神木隆之介さん、ヒロインを二階堂ふみさん、サブヒロインを臼田あさ美さんが演じられています。正直原作よりかは子供っぽいですが演技は良いと思います。これから主人公が変貌していくわけですがそこを神木隆之介さんがどう演じていくのかも楽しみですね。

        あ、あと、ドラマ版だと色々と改変されているので先に原作を読んである程度物語をわかった上で観たほうが良いかもなあとも思います。
        >> 続きを読む

        2018/07/20 by 澄美空

    • 他8人がレビュー登録、 67人が本棚登録しています
      私が彼を殺した
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! ooitee
      • 加賀恭一郎シリーズ第5弾。

        3作目の「どちらかが彼女を殺した」をさらに発展させた形
        今作は犯人の可能性が3人になり、より推理も難しい領域に。

        婚約する予定の日高と美和子の自宅に現れた日高の元彼女。
        その後彼女は服毒自殺を。
        日高の扱いに業を煮やした3人の男女は、それぞれ殺意を抱く。

        殺害の方法は薬の扱いになるわけだが、それをしまうピルケースが重要な鍵になる。
        また描写が3人ともに殺害するチャンスがあったことが混乱に拍車をかける。

        本編を読んでも特定が出来なかったが、巻末の推理の手引きを見てようやく分かった。
        >> 続きを読む

        2018/08/29 by オーウェン

    • 他8人がレビュー登録、 52人が本棚登録しています
      流星の絆
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! kotata

      • この東野圭吾の「流星の絆」を読み終えて、まず思ったのは「アリアケ」のハヤシライスが食べたいということですね。

        「アリアケ」とは、この作品に登場するハヤシライスが売り物の洋食屋のことで、物語は店の名コックである父と母を惨殺された三兄妹の、その後をめぐって展開する。

        犯行の夜、家を抜け出しペルセウス座流星群を見に行っていた三人の心に、この惨劇は深い傷を残すことになる。

        犯人と思われる男を次男が目撃していたことで、三人は復讐を誓うのだった-------。

        読み始めたら、ラストの一行まで目を離すことができない。
        老舗の料理人による熟練の一皿は、最初の一口から最後の一滴までおいしい。

        この作品は、特に"老舗"と銘打ちたいうれしい理由がある。
        この作品が発表された頃の東野圭吾は、深い人間描写に手腕を発揮するというイメージが強かったのですが、この作品では犯人は誰かという、ミステリ作家としての本来の東野圭吾を堪能できるんですね。

        最後の最後で「あっ」と言わせてくれるんですね。
        そして、作品全体を貫く骨太なテーマも健在で、はからずも被害者家族となった三兄妹が、全力で運命にあらがおうと、もがく姿がとても切ないんですね。

        物語の冒頭、長男の功一が生前の父親からハヤシライスの作り方を教わる場面が、特に好きですね。
        小学校で「誰でも作れる」と言われた功一に、父は店を休業してハヤシライスのレシピをたたき込む。

        できあがったその味に感動した功一が「作り方がわかってたって誰にも作れない。父さんにしか作れないよ」と言うと、父親が「それがわかったんなら、もう大丈夫だ。おまえにだって作れるさ」と答える-------。

        運命とは、殺人事件の被害者家族となったことではなく、三人が"兄妹"であったことだ。
        この物語は彼らが、三人にしかあり得ない絆の「レシピの作り方」を模索する記録だと思うんですね。

        他の誰にも作れない「アリアケ」のハヤシライスを、味わってみたいという方にお薦めの一冊ですね。

        >> 続きを読む

        2018/08/29 by dreamer

    • 他8人がレビュー登録、 67人が本棚登録しています
      新参者
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ybook

      • 東野圭吾の「新参者」は、小伝馬町のマンションで起きた独身中年女性の殺人事件捜査の顛末を追った連作長篇スタイルの作品だが、ストーリーを追うことには、あまり意味がないように思えます。
        というより、それをすることによって、ミステリとしての興趣を削ぐことになりそうな気がするのです。

        我々読み手は、主人公の刑事・加賀恭一郎に従って、日本橋・人形町の町並みをトレースする内に、だんだんと事件の様相を知ることになるんですね。

        加賀の捜査は、初見では何を調べるために行なっているのか、よく分からない。
        各章の最後に至って、事件現場の遺留品や被害者の行動と関わっていることが明らかにされるんですね。

        すなわち、この作品においては、何のために加賀は調べているのかという謎が前景化する過程で、下町人情ドラマが描かれるため、本筋ともいうべき伝馬町殺人事件の犯人探しは、搦め手から描かれることになる。

        冒頭で事件が提示され、その捜査を描くという展開からは得られない面白みがあり、それこそが、この作品のミステリとしての醍醐味だろうと思うんですね。

        事件に関わるパズルのピースを詰めていきながら、その詰めていく行為が謎を孕む面白さは、本格ミステリを楽しむ愉悦に他ならないと思いますね。

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        2018/09/09 by dreamer

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      使命と魂のリミット
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
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      • 疑いきれぬ靄
        何年も霞んだ景色があけたらこうなのだろうか
        怨む
        簡単に言ってしまえば父の命と母の心を奪いとった
        多感な時期に出会った男を
        懸命な姿を見て正義感が強ければすっぱり決断がつけてしまえるのだろうか
        これがリアルと言われればそうかもしれない
        >> 続きを読む

        2018/06/15 by kotori

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【東野圭吾】(ヒガシノケイゴ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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