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中島らも

著者情報
著者名:中島らも
なかじまらも
ナカジマラモ
生年~没年:1952~2004

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このランキングは1日1回更新されます。
      今夜、すべてのバ-で
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
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      • 【壮絶、アル中闘病記】
         18歳の頃から毎日1本(バーボンですかね?)を飲み続けて35歳の時に倒れて病院に運ばれた男の物語。
         著者中島らも氏の自伝的小説だということです。
         事務所で倒れた時、反吐を吐きながら事務所の女の子に宛てて「遺書」を書いたりします。

         病院に担ぎ込まれ、入院することになりますが、その入院準備が整うまでの間、町に出て、手持ちのあるだけの小銭でワンカップを飲みます。
         そんな男。
         毎日、尿を提出しなければならないのですが、その尿はコーラの様な色をしており、ひどく臭いものだったそうです。
         あまりの色と臭いにおそれをなして、水で薄めて提出する男。
         当然、食欲などなく、ひたすらに酒が抜けるのを待つ毎日。
         
         他の入院患者さんのことも秀逸。
         隣に寝ていた老人がベッドから落ちて頭をパックリ割ってしまった時、歩けなかったはずの老人の入院患者が部屋中をうろうろ歩き回ったこと。
         やはりアル中で入院している筋金入りの患者は、隙を見ては霊安室に行き、そこで消毒用アルコールをあおります。
         この患者さん、保険で1日1万円が出るそうで、「こんな楽な生活は無い」と言い切り、強制退院にだけはならないように好き勝手をしています。

         主人公も、やはり入院途中でふらりと外に出かけ、酒を飲んでしまったことがありました。
         最初は、体調が戻ってきて空腹感を感じ、好きだった蕎麦が食べたくなって病院を抜け出したのですが、店で蕎麦を注文した時、「飲み物は何にしましょう?」と聞かれて、ほとんど無意識に「ビール」と頼んでしまったのが運の尽き。
         そばができあがるのを待つ間に一口。
         そしてまた一口。
         ビールは冷や酒に変わり、さらにお代わりを注文する始末。
         蕎麦はほとんど食べませんでした。
         そして、その後、場末のトリス・バーに行き、ウィスキーをあおってしまいます。

         結局、小康を得て退院することになるのですが、退院の日、迎えに来た事務所の女の子を連れて件のトリス・バーへ。
         そこで注文したのは「ミルク」でした。

         時におかしく、時にほろっとさせる良書ではないでしょうか。
        >> 続きを読む

        2021/05/13 by ef177

    • 他4人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      寝ずの番
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
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      • 上方落語界の大御所、笑満亭橋鶴の臨終から始まり、
        一番弟子の橋次、橋鶴の嫁の志津子…と3人のお通夜を
        3部作で構成している。

        とにかく、下ネタで始まって下ネタでシメル(笑)
        空気が重いはずのお通夜だと言うのに、
        弟子達が語る、それぞれの珍伝説がユニークで温かい。

        さすが、大阪生まれの中島らも、
        大阪の下町情緒が良く表されていて、
        自分の住んでる大阪下町が誇らしく思えた。

        私が一番気に入ってるのは、
        橋鶴が志津子にした落語家ならではのプロポーズ。
        三味線の音楽に合わせて歌う。

        『♪おれの心は トタンの屋根よ
          かわらないのを 見てほしい♪』


        橋鶴のモデルとなった笑福亭松鶴の落語を聞きたくなって、
        CDを買いたくなった本だった。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ガダラの豚
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
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      • 全体的には面白いと感じたし、ページの進みも早かった。
        呪術とは何ぞや…という討論などは興味深い。

        ただ、赤川次郎さん的な“軽さ”を感じてしまった…。
        重いストーリーが好きな私としては、物足りなさは否めない。

        何も考えたくない時には痛快な作品だと思う。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他2人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      ビジネス・ナンセンス事典
      3.5
      いいね!
      • 読書ログのレビューで知り、面白そうだったので読んでみました。
        期待以上に面白かったです!

        中島らもさんのことは、正直お名前くらいしか知りませんでした。
        関西の方なんですね。私自身は関東平野育ちですが、親が関西なので、
        ちょくちょく出てくる関西弁のビジネス会話(?)ににやにやしていました。わが両親もこんな会話をしていたのだろうか。

        どの項目も面白いのですが、特に印象に残っているのは「レシピ」です。秀逸でした。
        >> 続きを読む

        2016/03/10 by ワルツ

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ガダラの豚
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 全体的には面白いと感じたし、ページの進みも早かった。
        呪術とは何ぞや…という討論などは興味深い。

        ただ、赤川次郎さん的な“軽さ”を感じてしまった…。
        重いストーリーが好きな私としては、物足りなさは否めない。

        何も考えたくない時には痛快な作品だと思う。
        >> 続きを読む

        2019/08/23 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ガダラの豚
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 全体的には面白いと感じたし、ページの進みも早かった。
        呪術とは何ぞや…という討論などは興味深い。

        ただ、赤川次郎さん的な“軽さ”を感じてしまった…。
        重いストーリーが好きな私としては、物足りなさは否めない。

        何も考えたくない時には痛快な作品だと思う。
        >> 続きを読む

        2019/08/23 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      今夜、すべてのバ-で
      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • 帯に惹かれて読むことも珍しくありません。例えばこの本。
         
             この魂が飲めるかい。
             水も氷もなしでさ。
         
        中島らもさんは、朝日新聞紙上の人生相談が面白かったのが出会いでだったから、ものを見るスタンスが面白い人と言う印象でした。
        「人体模型の夜」を読んだら、「面白い」というだけじゃない味があって、もう少し読んでみたい気になりました。
        これも当たりだったら次は「カダラの豚」です。
         
         
        ■  2003/07/18:読了
        >> 続きを読む

        2019/10/19 by pandora

    • 1人が本棚登録しています
      僕にはわからない
      4.0
      いいね!
      • 中島らものエッセイ作品になります。
        中身の多くを占めているのが、映画についてになりますね。
        一生みる事がない映画ばかりだったので、そんな映画があったんだ。と勉強になりました。
        >> 続きを読む

        2021/11/11 by dodokusho

    • 1人が本棚登録しています
      酒気帯び車椅子
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 中島らもの遺作。

        前半と後半のギャップが凄い。
        話が進むほどにぶっ飛んでいって勢いで書いている感じもするが、作者自身が楽しんでいるのが伝わってくる。

        暴力描写が苦手な人にはキツいかもしれない。
        でも、それ以上に復讐劇が好きだから読んですっきりした。

        一番の読みどころは、やっぱりお酒を飲む場面。
        「なんておいしそうにこの人達はお酒を飲むんだ!」
        と思うでしょう。
        >> 続きを読む

        2011/08/25 by Iris

    • 3人が本棚登録しています
      西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退
      2.0
      いいね!
      • 大阪を中心とした関西圏の庶民文化を綴るエッセイ集。

        変わった看板の写真や標準語と大阪弁の対応表など、B級テイストで描く関西分析。

        「関西」をキーワードとする言葉に、関西圏、大阪、関西人などが有るが、それぞれに対するイメージは人それぞれで有るものの、全国的に「関西」に対して、有る程度の共通イメージを持っていると言える。

        この共通的なイメージと関西に在住する人自身が持つイメージとのギャップの上に成り立っている作品で有る。

        正直、得るものの少ない作品では有るが、気楽に読める娯楽として消費する気持ちで臨めば案外楽しめるかもしれない。

        アジアの喧騒に近い異国情緒を味わうことが出来ると噂の大阪に更に興味を持った。
        >> 続きを読む

        2011/04/12 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
      4.0
      いいね!
      • 中島らもの高校時代。浪人時代。大学時代の話。
        前半はひたすらバカをやっているのが面白い。
        後半は周りが自立していく中で、自分はモラトリアムから抜け出せないという焦りが感じられる。
        何もないようなこの時期に彼はきっといろんな事を吸収していたのだろう。

        普通に読んで面白い。
        中島らものエッセイだと思って読むとなお面白い。
        >> 続きを読む

        2011/08/25 by Iris

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      心が雨漏りする日には
      4.0
      いいね!
      • 誰でも、大なり小なり心に悩みを抱えていたり、落ち込んだり、揺れたりするものである

        人間はそういう意味で、まったくの健康な人なんていないんじゃないかな・・(らもさんも「こころだって、体です」って言ってる。たしかに)

        躁うつ病とか アルコール(薬物)中毒とかとのすごすぎる体験談だけど、すべてをありのままに受け入れて生きていく生き方、その姿勢みたいなものが参考になる。

        何があっても大丈夫って

        らもさんに励まされたような気がした。
        >> 続きを読む

        2013/01/11 by バカボン

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      世界で一番美しい病気
      5.0
      いいね!
      • またもや何度目かの再読。

        中島らもはイケない薬やお酒など、どうも破天荒なイメージが強いという人もいるだろう。
        ところがこの本ではちょっと異なる。

        恋愛に関するエッセイや短編小説ばかりを集めた一冊。

        初めて中島らものエッセイを読んだ時には「ちょっと気の利いたことを言うおもろいおっちゃん」くらいのイメージを持ったのだが、自分が年を経たからなのかもしれないが、お坊ちゃん育ちゆえの甘えや弱さも見えてきて、「照れ屋で弱気なロマンチスト」な一面が読み取れる。タイトルからもお分かり頂けると思う。「世界で一番美しい病気」は「恋」だというのだから。

        私はとりわけ「恋するΩ病」という短篇小説が好きで、この中の男女の会話のやり取りが読んでいて心地よい。(「恋するΩ病」自体は元々『恋は底ぢから』という本に収められているので、そちらでも読める)
        >> 続きを読む

        2014/06/10 by Y_sheep

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています

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