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読了日は適当。これは、私が中2の時、父の晩酌を横から頂戴した翌日、母から渡されたものだ。ガンガンする頭で読み始めた。骨身に染みるような(未成年者のくせに)飲酒の快楽と地獄。酒飲みのバイブルにしてもいいと思う。ところで、中島らもさんの最後って、中島らもさんらしかった。びっくりした。 >> 続きを読む
2016/05/20 by kido
上方落語界の大御所、笑満亭橋鶴の臨終から始まり、 一番弟子の橋次、橋鶴の嫁の志津子…と3人のお通夜を 3部作で構成している。 とにかく、下ネタで始まって下ネタでシメル(笑) 空気が重いはずのお通夜だと言うのに、 弟子達が語る、それぞれの珍伝説がユニークで温かい。 さすが、大阪生まれの中島らも、 大阪の下町情緒が良く表されていて、 自分の住んでる大阪下町が誇らしく思えた。 私が一番気に入ってるのは、 橋鶴が志津子にした落語家ならではのプロポーズ。 三味線の音楽に合わせて歌う。 『♪おれの心は トタンの屋根よ かわらないのを 見てほしい♪』 橋鶴のモデルとなった笑福亭松鶴の落語を聞きたくなって、 CDを買いたくなった本だった。 >> 続きを読む
2019/01/28 by NOSE
全体的には面白いと感じたし、ページの進みも早かった。 呪術とは何ぞや…という討論などは興味深い。 ただ、赤川次郎さん的な“軽さ”を感じてしまった…。 重いストーリーが好きな私としては、物足りなさは否めない。 何も考えたくない時には痛快な作品だと思う。 >> 続きを読む
読書ログのレビューで知り、面白そうだったので読んでみました。期待以上に面白かったです!中島らもさんのことは、正直お名前くらいしか知りませんでした。関西の方なんですね。私自身は関東平野育ちですが、親が関西なので、ちょくちょく出てくる関西弁のビジネス会話(?)ににやにやしていました。わが両親もこんな会話をしていたのだろうか。どの項目も面白いのですが、特に印象に残っているのは「レシピ」です。秀逸でした。 >> 続きを読む
2016/03/10 by ワルツ
2019/08/23 by NOSE
帯に惹かれて読むことも珍しくありません。例えばこの本。 この魂が飲めるかい。 水も氷もなしでさ。 中島らもさんは、朝日新聞紙上の人生相談が面白かったのが出会いでだったから、ものを見るスタンスが面白い人と言う印象でした。 「人体模型の夜」を読んだら、「面白い」というだけじゃない味があって、もう少し読んでみたい気になりました。これも当たりだったら次は「カダラの豚」です。 ■ 2003/07/18:読了 >> 続きを読む
2019/10/19 by pandora
中島らもの遺作。前半と後半のギャップが凄い。話が進むほどにぶっ飛んでいって勢いで書いている感じもするが、作者自身が楽しんでいるのが伝わってくる。暴力描写が苦手な人にはキツいかもしれない。でも、それ以上に復讐劇が好きだから読んですっきりした。一番の読みどころは、やっぱりお酒を飲む場面。「なんておいしそうにこの人達はお酒を飲むんだ!」と思うでしょう。 >> 続きを読む
2011/08/25 by Iris
大阪を中心とした関西圏の庶民文化を綴るエッセイ集。変わった看板の写真や標準語と大阪弁の対応表など、B級テイストで描く関西分析。「関西」をキーワードとする言葉に、関西圏、大阪、関西人などが有るが、それぞれに対するイメージは人それぞれで有るものの、全国的に「関西」に対して、有る程度の共通イメージを持っていると言える。この共通的なイメージと関西に在住する人自身が持つイメージとのギャップの上に成り立っている作品で有る。正直、得るものの少ない作品では有るが、気楽に読める娯楽として消費する気持ちで臨めば案外楽しめるかもしれない。アジアの喧騒に近い異国情緒を味わうことが出来ると噂の大阪に更に興味を持った。 >> 続きを読む
2011/04/12 by ice
中島らもの高校時代。浪人時代。大学時代の話。 前半はひたすらバカをやっているのが面白い。 後半は周りが自立していく中で、自分はモラトリアムから抜け出せないという焦りが感じられる。 何もないようなこの時期に彼はきっといろんな事を吸収していたのだろう。 普通に読んで面白い。 中島らものエッセイだと思って読むとなお面白い。 >> 続きを読む
誰でも、大なり小なり心に悩みを抱えていたり、落ち込んだり、揺れたりするものである。 人間はそういう意味で、まったくの健康な人なんていないんじゃないかな・・(らもさんも「こころだって、体です」って言ってる。たしかに) 躁うつ病とか アルコール(薬物)中毒とかとのすごすぎる体験談だけど、すべてをありのままに受け入れて生きていく生き方、その姿勢みたいなものが参考になる。 何があっても大丈夫って らもさんに励まされたような気がした。 >> 続きを読む
2013/01/11 by バカボン
またもや何度目かの再読。中島らもはイケない薬やお酒など、どうも破天荒なイメージが強いという人もいるだろう。ところがこの本ではちょっと異なる。恋愛に関するエッセイや短編小説ばかりを集めた一冊。初めて中島らものエッセイを読んだ時には「ちょっと気の利いたことを言うおもろいおっちゃん」くらいのイメージを持ったのだが、自分が年を経たからなのかもしれないが、お坊ちゃん育ちゆえの甘えや弱さも見えてきて、「照れ屋で弱気なロマンチスト」な一面が読み取れる。タイトルからもお分かり頂けると思う。「世界で一番美しい病気」は「恋」だというのだから。私はとりわけ「恋するΩ病」という短篇小説が好きで、この中の男女の会話のやり取りが読んでいて心地よい。(「恋するΩ病」自体は元々『恋は底ぢから』という本に収められているので、そちらでも読める) >> 続きを読む
2014/06/10 by Y_sheep
【中島らも】(ナカジマラモ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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