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嶋田洋一

著者情報
著者名:嶋田洋一
しまだよういち
シマダヨウイチ
生年~没年:1956~

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このランキングは1日1回更新されます。
      艦長の子
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 遠距離父子の物語です。
        もちろんSFですので、父は深宇宙の戦艦の艦長、子はわがまま息子(ドラッグをやったり)と言う設定です。

        父が海賊を狩ったり、異星人と和平交渉を進める有名な艦長ということもあり反感をかうことも・・・その反感が息子ライアンに向かい起った暗殺未遂事件をきっかけとして、母のもとから、父のもとへ。彼が様々な人、父の仕事、異星人、海賊とかかわった人々等と交流する事で自分の存在意味を見出していく作品です!

        息子とうまくいかない?と考えている父親の方々にもオススメかな?
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        2013/05/27 by 読書猫

      • コメント 6件
    • 2人が本棚登録しています
      暗黒のメルトダウン
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 【ヴァンパイアとの壮絶な戦い、再び】
         以前レビューした、『ザ・ストレイン』の続編です。
         これまでのストーリーを若干おさらいしておくと、ヴァンパイアのマスターは、エルドリッチ・パーマーという老大富豪の助力を得て、巨大な棺に収まったまま、旅客機に積載されてニューヨークにあるJFK空港に着陸しました。
         エルドリッチ・パーマーは、不老不死を心から望んでおり、それが叶うのなら全人類を差し出しても構わないという全くもって身勝手な考えから、ヴァンパイアのマスターと盟約を結び、自らもヴァンパイアに変成することを望んでいるのです。

         マスターは、旅客機が着陸するや否や速やかに機内の乗客、乗員の命を奪い、再び棺に収まったまま機外に運び出されたのです。
         マスターはただ乗客らの命を奪っただけではありませんでした。
         彼らを自らの先兵とすべく、ヴァンパイアに変成させていたのです。
         そのため、夜になると変成したヴァンパイア達がニューヨークの街に溢れだし、今やニューヨークは大混乱状態に陥っていました。

         この様な事態は、エルドリッチ・パーマーの財力と権力により報道規制がされ、真実は隠蔽され続けていたのです。
         また、政府機関もエルドリッチ・パーマーの言いなりになっており、効果的な対策が採られないままヴァンパイアだけが増殖し続けていたのでした。

         しかし、真実に気付いた一部の人々はこの事態に立ち向かい始めました。
         それは、長年にわたりヴァンパイアを追い続けてきた、元ウィーン大学教授のエイブラハム・セトラキアン。
         JFK空港に着陸した旅客機の異変に最初期に対応した特殊検疫チームの医師である、イーフとノーラ。
         そして、ニューヨーク中からネズミが消えてしまったという異変にいち早く気付いた有害生物駆除業者のフェットでした。

         しかし、セトラキアンら少数の人数では街にあふれかえっているヴァンパイアを根こそぎ除去することは到底不可能です。
         ただ、ヴァンパイア達はマスターを中心とした共生体でもあったのですね。
         ですからマスターを倒すことが出来れば何とかなるかもしれない。
         セトラキアン達はマスターを追い詰め、深手を負わせたのですが、あと一歩のところで逃げられてしまいました。
         ここまでが、前作『ザ・ストレイン』の物語です。

         続編の本作では、マスターがその傷を癒し、さらに勢力を拡大していく様子が描かれます。
         もうほとんど人類に勝ち目は無いように思われます。
         ヴァンパイア達は、JFK空港で採ったのと同じ手段を世界各地の空港で採り、世界中でヴァンパイアの増殖を開始したのです。
         また、ニューヨークのヴァンパイア達ですが、彼らは流れる水の上は渡れないはずなのに、何故か川を越えて拡散していきます。
         それは何故?

         もはやヴァンパイア達の進行を止める手だては無いように思われたその時、新たな動きがありました。
         実は、ニューヨークに乗り込んできたマスターは、全部で7人いるヴァンパイアの長老の一人なのです。
         従来、長老はお互いの勢力圏を尊重し合い、均衡を保って生き続けてきたのですが、それに反旗を翻したのがニューヨークに乗り込んできたマスターだったのです。

         彼は、エルドリッチ・パーマーという後ろ盾を得たことで莫大な資力と権力を自由に使うことが可能になり、それを利用して他の長老達を排除することを目論んでいたのです。

         しかし、それを他の長老達が黙って見過ごすわけはありません。
         他の長老達もマスターを倒すために動き出していたのです。
         その方法は、昼間でも活動が可能な人間を味方につけ、マスターを倒すことでした。
         目をつけられたのはメキシコ系ギャングのガスです。
         彼は、母親や兄、親友をヴァンパイアに変成させられてしまい、やむを得ず自らの手で葬り去った男でした。
         ヴァンパイアに対する恨み骨髄です。
         この厄災の原因を作ったマスターを倒すためなら力を貸すぜというわけで、ギャング団達によるヴァンパイア・ハンターが結成されたのです。

         と、これが上巻までの粗筋になります。
         一応、ガスに率いられたギャング団という人類側の新戦力は加わったものの、未だに圧倒的に人類側の旗色は悪いです。
         どうやってこの状況をひっくり返せるのか?(あるいは人類は滅びてしまうのか?)

         前作同様、非常にテンポ良く物語は進行していきます。
         現代的なヴァンパイアは非常にキモいのですが、大変面白い作品に仕上がっています。
         待て、下巻レビュー!


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
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        2020/04/10 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      暗黒のメルトダウン
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 【強大なヴァンパイア・マスターの前に人類は敗れ去るのか?】
         ヴァンパイア・マスターと一握りの人類の戦いは壮絶を極めます。
         そもそもヴァンパイアの起源は何なのか?
         彼らはどこから来たのか?
         その謎を解く古文書がオークションにかけられました。
         これは偶然などではあり得ません。

         その古文書があれば、あるいはマスターを倒すことが可能になるかもしれない。
         そう考えた元ウィーン大学教授でヴァンパイア・ハンターのセトラキアンは、何とかしてその古文書を入手しようとするのですが、とてつもない高値がつくことが予想されました。
         しかも、この古文書はヴァンパイアにとってもやっかいなシロモノで、これまでに何度となくその破棄が企てられてきたのですが、何故かその都度この古文書は生き残ってきたのでした。
         もちろん、ヴァンパイア・マスターもこの古文書を狙っており、エルドリッチ・パーマーという老大富豪の莫大な資力を使って競り落とそうとすることが予想されます。
         ここはマスターに敵対するヴァンパイアの長老と一時手を組むしかないか……。

         他方で、医師であるイーフは、そもそもニューヨークにマスターを呼び寄せた元凶である大富豪エルドリッチ・パーマー本人を倒そうと決意します。
         彼が永遠の生命と引き替えにマスターを支援し、力を与えていることは間違いないのですから、自分の力では直接マスターを倒すことができない以上、その力の幾ばくかでも奪うためにエルドリッチ・パーマーを倒そうというのです。
         もちろん、エルドリッチ・パーマーの周囲にはボディ・ガードがうようよしており、尋常な方法では近づくことすらできないでしょう。
         しかし……。

         そして、イーフの部下の医師であるノーラは、イーフの息子であるザックと自分の認知症になっている母親を避難させるべく、二人を連れて列車に乗り込みます。
        イーフの妻(つまりザックの母親)は既にヴァンパイアに変成させられており、血の絆に惹かれて何度もザックを狙ってきていたのです。
         息子まで変成させられてたまるか!
         共に戦いたいというノーラはイーフの説得に負け、二人の避難誘導役についたのです。

         また、ヴァンパイアの長老達の先兵として、マスターへの攻撃を始めたギャングのガスは、ギャング団を糾合してヴァンパイア狩りを継続しています。
         そんなガス達に加わったのは、かつてのメキシコの英雄的覆面レスラーであったアンヘルでした。
         アンヘルは既に60才を過ぎ、膝も悪くしていたのですが、ガス達の一団に加わり、かつてのレスラー時代の生彩を取り戻したかのような活躍を見せ始めるのです。
         しかし、アンヘルの現役レスラー時代のリングネームが『銀の天使』だったというのも何かの巡り合わせなのでしょうか(ヴァンパイアを倒すには銀こそが有効なのです)。

         このように、人類の戦士たちはそれぞれの道に分かれ、それぞれの方法でマスターを倒そうとするのですが、マスターの力はあまりにも強大です。
         その力は既に全世界に広がっており、古の長老達をも圧倒していきます。

         そして……、一人、また一人と、ヴァンパイアの長老達までがマスターによって倒されていくのです。
         その方法とは……。
         それは、本書のタイトルで既にある程度ネタばれしてしまっています。
         本書の原題は“THE FALL”なのですが、ハヤカワさん、こんな邦題をつけてくれちゃって、もう。

         本書は、『ザ・ストレイン』の続編としてご紹介していますが、このシリーズ三部作になっており、本作では完結しないのです。
         ですので、本作で書かれているここまでの結末までお話してしまおうかとも思いましたが、とは言え本作をこれから読もうという方の気持ちを削いでしまってもいけませんので、内容のご紹介はこの程度に留めたいと思います。
         これはもう、第三部まで読まなければどうにもなりません。
         第三部は、『永遠の夜』というタイトルで既刊です。
         レビューの方も第三部に続きますので、引き続きよろしくお願いします。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
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        2020/04/11 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      ブラインドサイト
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 【地球は突然65,536個のプローブに取り囲まれた。探索に出発したのは吸血鬼、四重人格の言語学者、感覚器官の大半を機械化した生物学者、脳の半分を失った統合者らだった。】
         大変エキサイティングなSFです。
         なかなか理解が難しいところもあるのですが、何だかよく分からないなりにぐいぐい引き込まれてしまいます。
         また、こんなタイプのSFってこれまでに読んだことが無いとも思うのです。

         物語は平穏な時を過ごしていた地球の周辺空間に突然65,536個ものプローブ(情報探針)が出現したことから始まります。
         どこから来たんだ?
         異星人が地球を観察している?
         何のために?
         攻撃の前触れなのか?

         観測の結果、人類がまだ到達したことがないカイパー・ベルト(太陽系の海王星軌道より外側の黄道面付近にある、天体が密集した、穴の空いた円盤状の領域)から、いずこかへ向けて通信が発せられていることが分かりました。
         プローブの出現は、地球にとって壊滅的な事態の先触れかもしれないという強烈な危機感をあおったのです。
         どうあっても直ちに発信源とみられるバーンズ=コールフィールド彗星に行かなければならない!

         人類は、通常であれば国が4つと多国籍企業が15も倒れたであろうというほどの予算と労力を集中して早急に調査隊を編成し、まず、無人機による第一波を派遣しました。
         第一波はとにかくもバーンズ=コールフィールド彗星に接近し、通過する際に可能な限りの情報を収集することだけを目的としていました。
         それに続いて発進させた第二波は三機の宇宙船から成り、多数の観測機器を搭載し、バーンズ=コールフィールド彗星がある宙域にとどまり、より詳細な観測を行うことを目的としていました。

         そして、本作の語り手であるシリ・キートンは第三波であるテーセウス号に乗り込んだのです。
         ところが、乗組員たちが超長距離飛行を可能にするための仮死状態から目覚めたところ、テーセウス号は進路を変更していることが分かりました。
         どうやら、バーンズ=コールフィールド彗星は消滅してしまったらしいのです。

         第三波を率いるのは人間よりも何倍も優れた知覚、判断力を備えているという再生吸血鬼のユッカ・サラスティでした。
         その他の乗組員も、四重人格の言語学者、感覚器官の大半を機械化している生物学者、平和主義者の軍人という大変奇妙な一行なのです。
         人類は、これらの乗組員の能力こそが事態を解明するために必要なのだと判断したということなのですが。

         そして、シリは、幼少時に脳の半分を切除している男性で、脳の再構成に当たり特殊な観察能力を手に入れていた者でした。
         彼はあくまでも局外者として乗組員たちの行動や判断を観察し、それを地球に伝えることを役割としており、そのため乗組員たちからは『政治委員(コミッサール)』などと揶揄されて呼ばれることもあったのです。

         シリの能力がまた説明しにくいのですが、人々の仕草、行動や起きている事態から情報を総合的に感得、判断することができるということになるのですが、その情報がどういう意味を持つのかは必ずしも本人には理解できていないのです。
         ある特殊な方法に基づき、その情報を機械的に『翻訳』して伝達できることがその能力らしいのですが……。
         
         上巻ではそんなシリが語り手となり、奇妙な一行が新たな目的地としたビッグ・ベンと呼ぶ不可視の天体に接近し、そこで都市ほどの大きさもある巨大な宇宙船(?)ロールシャッハと遭遇する辺りまでが描かれます。

         とにかく何だか分からないままに物語はどんどん進んで行き、時に非常に哲学的な思索が語られ、またある時にはサスペンスたっぷりの探索劇が展開されるなど、とにかくガツンと来る作品になっています。
         比較的薄めの文庫なのですが、読み応えはヘビー級と言っても良いのではないでしょうか。
         引き続き、下巻を読んでレビューしたいと思います。


        読了時間メーター
        □□□     普通(1~2日あれば読める)
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        2021/01/30 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      ブラインドサイト
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 【意識は知性にとって有害なものなのか?】
         いやぁ、なかなかの難物でした。
         かなり難解で哲学的な部分も多いハードSFです。
         SF初心者だという方にはちょっとお勧めはできない作品だと思います(それでも果敢にチャレンジして頂けたらそれはそれで嬉しい!)。

         さて、下巻に入っての物語ですが、再生吸血鬼であるサラスティに率いられた宇宙船テーセウス号の一行は、ロールシャッハと呼ぶ異星人の超巨大宇宙船とコンタクトすることになります。
         相手方からは危険だから接近するなという警告が届くのですが、言語学者の解析によれば、それは言葉の意味を理解しないまま警告として用いられている言語を機械的に使っているだけに過ぎないと思われるというのです。
         つまり、相手方に知性があるとは思われないと。
         ということは、単に機械が警告を発しているだけなのかもしれません。

         人類よりも格段に優れた知性、洞察力、判断力を持つというサラスティは、テーセウス号をロールシャッハに接近させることを決断します。
         そして、ロールシャッハの外殻にプローブを取り付かせ、船内の様子を探りにかかるのです。
         そうしたところ、船内には空間が確保されてはいるものの、超強力な放射線が満ちていることが分かりました。

         そんなところに人間が行くわけにもいかないので、ロールシャッハの外殻に穴をこじ開け、そこからロボットを突入させたのですが、どういうわけかロボットはたちまち機能不全に陥ってしまい、ろくなデータも収集できないのです。

         この上は厳重に防護した上で人間が侵入するしかない。
         もちろん、どんなに防御しても間違いなく被曝するのですが、すぐに死ぬというわけでもないので、帰還した後でテーセウスの中で除染、治療が可能であり、何とかなるだろうという判断です。

         こうしてロールシャッハの船内に侵入した一行は、遂にある生命体と遭遇することになるのですが、この生命体は人類とは全く異なる存在であり、そもそも知性があるのかも疑問と言わざるを得ないのです。
         しかし……。

         という具合で、物語はテーセウス号とロールシャッハの間で起きるファースト・コンタクトに焦点を当てて展開されていくことになります。
         その過程で、知性にとっての意識というのは何か有益な意味があるのか?ということが繰り返し問いかけられることになります。
         無意識の状態であっても意味のある行動や判断をすることはまったく可能であり、むしろ意識があることは正しい選択を阻害するだけではないのか、と。

         このようなテーマを持った作品であるため、語り手が『統合者』のシリとしたことにも意味が出てきたように思います。
         この統合者は、内容を理解しないまま機械的に情報を翻訳できる能力を持つとされており、その営為には意識は介在していないとも言えるからです。

         読了してみて、完全にこの作品を理解できたとはとても思えないのですが、何だかとんでもない作品を読んでしまったという印象だけは間違いなく持ちました。
         これは手元に置いて、二読、三読すべき作品なのではないかと思い始めています。
         いや、それもそうなんだけれど、著者の他の作品も読んでみなければとも思っています。
         いずれにせよ、私が利用している図書館には、本作以外には著者の本は置いていないようなので、本作にせよ他の作品にせよ買ってこないとな~。


        読了時間メーター
        □□□     普通(1~2日あれば読める)
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        2021/01/31 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      ネアンデルタ-ル
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • ネアンデルタール人がもし現代に生きていたら・・・
        そんなSF小説です。
        いまだに多くの謎の残るネアンデルタール人たちの謎に対する作者の解釈が
        ストーリーに反映されていて面白いです。
        太古の生物や、UMAといったものが好きな人にはお勧めの作品です。
        >> 続きを読む

        2013/05/30 by keron

      • コメント 6件
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【嶋田洋一】(シマダヨウイチ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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