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おもしろい!伏線もいい感じ
2015/03/27 by kurobasu
原田 宗典は 原田マハさんのお兄さん。それだけの理由で読んだ本。というと、お兄さんにとっても失礼ですね。彼の作家としてのキャリアの方が断然長いのですから。山田詠美の「ぼくは勉強ができない」の解説を書いていたことが判明!それが私の「初の原田宗典」だったみたい。当時は気づかなかったけれど。あれ、それってもっと失礼かも(^^;)「私を変えた一言」…かようなタイトルではありますが、この本を読んでもあなたの人生は変わらないのではないかと思います。つまり、このエッセイは著者の交遊録みたいなものだと思われます。いわゆるエライ人の「名言集」ではなくて、自分にはこんな友がいて、あの有名な人に会ったこともあってその人の印象を伝えてくれるエピソード、自分にとって忘れがたい一言。そんな切り口でかかれたコラムの連載をまとめたものです。国連の緒方貞子さん、武者小路実篤から、自分のじいちゃん、父さん、高校時代からの友人やレンタルビデオ屋のおにいちゃんまで。その人選の幅広さは、多分、他書にないくらいのふり幅でしょう。原田さんはおそらくは、他者を大切にしてくれる人なのでしょう。言葉のチョイスや話題の中から現れるのは実は語る本人なのです。「愛」や「正義の味方」が胡散臭いと思ってしまう人、「想像力の欠如」を憂える人、普通じゃない人にたまらなく魅力を感じてしまう人、そんな人が原田さんだということがなんとなくわかりました。気に入った箇所を抜き書きしてみます。「あの子ねぇ、前世がないのよ。人間やるのはこれが初めてなのよ。だからあんなふうなの。許しちゃって――。」そうか、あいつ人間やるの初めてか――じゃあ、しょうがないか。いいでしょう?これ。私は前世なんて見えないですし、あるって信じてもいないのですが、これ言われたら許せちゃいます。きっと。この間、瀬戸内寂聴さんが書いてたんですけど、作家の原稿料は30年以上前から全然変わってないのだそうです。編集者の人たちは出版社が30年前と同じ給料しかくれなかったらどうしますか? (東京都/匿名作家 44歳)この質問にまともに答えられる編集者の人は、おそらく一人もいまい。よく言いました(^-^)//""ぱちぱち人は誰もがある人の大切な人になりうるし、自分の一言で他人を幸せにできることだってある。その後のその人の「行動」を変えてしまうこともある。この中で一番原田氏の「行動」を劇的に変えたのは、実はビデオやのアルバイトのおにいちゃんの一言 「あ、いつも読んでますよォ」だと思うのだけれどォ(o ̄ー ̄o) 好奇心が足りませんね――元国連難民高等弁務官 緒方貞子の一言好きなことをやってごらん 必ず成功するから――祖父 原田 馥栄の一言テメエは大馬鹿ヤロウだ――評論家 小林秀雄の一言あ、いつも読んでますよォ――レンタルビデオ店店員 某青年の一言進め、進め。――作家 武者小路実篤の一言馬鹿ばかしくなくちゃ、遊びにならない。――友人 長岡毅の一言御大切――島原 隠れ切支丹の一言じゃあ、皆で芝居しようよ。――俳優 大谷亮介の一言〆切――出版社社員 編集者の一言ロオンブロオゾー――『黄金バット』の悪役 ナゾーの一言何でもいい、日本一になれ――父 原田剛直 の一言で、死にたいという気持はもうなくなりましたか?――精神科医 中村先生の一言お前は中川一政だからしっかりしろ、お前は誰でもない中川一政だ。――画家 中川一政の一言どうだ、元気か?――三女 辰子への武者小路実篤の一言おれはビールの鑵詰がなにより好きだ――『老人と海』の主人公 サンチャゴの一言乗っていっていいよ――ガソリンスタンド「坂本商事」のご主人の一言人間に生まれたのは、これで何度目なのかな――作家 鷺沢萠の一言想像力は、必ず意志の力を上回る。――医学者 エミール・クーエの一言仕事は、味わいながらやるものです。――岐阜長良川 鵜匠の一言解説 長岡 毅2002年11月号~2004年9月号「生本」 アクセス・パブリッシングにて連載 >> 続きを読む
2013/07/17 by 月うさぎ
この本の名言をご紹介します。***本当に欲しいものはな、欲しいと思ったその瞬間に捉えないと、すぐにどこかへ行っちまうんだよ。 >> 続きを読む
2012/10/01 by 本の名言
表紙のインパクトが凄く、手にとってしまい…。ですがそれに負けない、全編クスッと笑える面白いエッセイでした! >> 続きを読む
2018/12/15 by せぴあ
『昔々ある国に百人の王様がおりました。 全部で百人しかいない国なのに百人全部が王様なので何だかみんな暮らしにくくてかないません…。 かつて子供だった大人のための寓話「百人の王様」「わがまま王」 著者の挿画入り』 純粋なハラダ君らしい・・・ 絵もいいです。 >> 続きを読む
2013/01/17 by バカボン
夏の外国、海。12篇、それぞれ10頁ほどのショート・ショートです。元々はラジオ放送用の原稿として書かれたもので、それを本にするため大幅に加筆されています。短い文章の中で、情景がはっきりと浮かんできます。私、夏はキライなんですよ。汗かくし。なので南の島へも行きません。暑いなか外に出なくても、その場にいるような読書体験が出来たので満足です。この短篇集ですが、海にまつわる幻想的で不可思議なお話となっています。一つ目の「取り憑く島」から、引きこまれました。―その島の森の奥には、"エニ"と呼ばれる悪戯好きな魔物が棲んでいるという伝説がある。エニに取り憑かれた者は、とにかく尋常ではない様々な奇行に及ぶらしい。言い伝えや島で出会った人たちの話が続いていきます。ラストは美しすぎる風景に心奪われます。一番おもしろかったのは「贋のビーチ」。男から買ったサングラスは、贋物だと赤く見えるものでした。自分の贋ロレックスの腕時計が真っ赤に見えます。この話のオチにくすっと笑ってしまいました。 >> 続きを読む
2016/06/26 by あすか
ハラダ君のバイトの思い出。 【原田青年はとにかく貧乏でした。とほほでムフフな汗だく勤労エッセイ。初めてのバイトはガススタンド、スタジアムでのホットドッグ売り、おフランスなレストランでの実りのないウェイター修行、指切断の恐怖に戦慄した製本補助員、時給に騙され、つらさに泣いた、嗚呼青春のバイト生活。】 笑えるんだけど しみじみしたり ウルウル泣けるところもあって これもいい作品でした。 ハラダ君は深いねえ・・・ いろいろあるんだね・・・ 私の送ってきた人生なんか甘いね・・・ >> 続きを読む
2013/01/16 by バカボン
ハラダ君が、大学5年生、コピーライターのアシスタントとして働いていた頃のエピソードの数々。 Amazonのレビューなんかを見ると、「笑える」というのがほとんどだが 私は「転でなってない」でしみじみし、「丸坊主にした理由はいえない」で泣けた。 苦労してるんだ。 青春してたんだ。 でも、やっぱりほとんど笑って読めます。 >> 続きを読む
【・・・憧憬、懐石、恐怖、愛憎…。人間の持つ様々な心情を物語に凝縮させた掌編小説集。】ものすごく凝縮させてます。ハラダ君のエッセイは大好きだし、小説も「むむ、深い・・・」って感じのがけっこうあるけど、今回の短篇集は、「・・・って終わり!? 短っ」って思いました。少々こころが夏バテ(ボケ)でしょうか。私の中では「エッセイと小説とのギャップが大きい作家ナンバー1」です。明るいハラダ君と苦悩する作家原田宗典、明と暗、軽と重・・・やっぱりハラダ君はエッセイが好きだな。21ある話の中では「人を喰う本」「スタンドボーイの夢」が(何?)だった。 >> 続きを読む
2013/08/26 by バカボン
ハラダ君が驚いた(たまげた)数々のエピソードを集めたエッセイ集。(何故か、ハラダ君、こんなの多いよねえ^^) 私の場合は、引っ越しの準備でかなり 「どっひゃあ!」 だったなあ・・・ 帰ってきてからも、どっひゃあ→そうじ となることが多い。 でも、びっくりするのって楽しいんだなあ・・ 毎日「どっひゃあ!」「シェー!!」って、言い続けていたいもんだ。 >> 続きを読む
2013/01/18 by バカボン
疲れたときに頭を休ませるのにはぴったり。 軽く笑って読めて、なんだかちょっとリフレッシュした気分になる。 私は多分「おじさん化」はしているが、「少年」ではなかったので“うーーん おいおい” てのもあるが、 子どもを相手に仕事をしてきたので “うんうん”“分かる分かる” ってのもあって 面白かった(分かる?) とにかく、子どもは子どもで一生懸命で、そこが大人にはかわいかったり手に負えなかったりするのだが、 でも、やっぱり子ども時代はそれなりに幸せで楽しかったんだなあ ・・・と 思いました。 >> 続きを読む
ハラダ節炸裂!! の 爆笑エッセイ集。 もう、読んでる間中顔ニタニタである。 特に、「ケンベン困惑騒動」は秀逸。 とにかく笑える話満載。 ああ おかしかった・・・ 「スバラ式世界」「元祖スバラ式世界」「本家スバラ式世界」もあるそうだ。 疲れた時はこれだな! >> 続きを読む
原田さんの高校時代のエッセイ。 東京生まれ東京育ちの原田さんは父親の転勤で岡山の操山高校に入学し、そこで青春時代を送るのだが、かなり「自意識過剰 + 妄想癖」 高校生の男子って? こんなん? アホ?・・・ みたいなエピソードばかりだが 共感できるところもあったりなんかして・・・(ちょうど兄の世代だし) 懐かしかったり、バッカじゃなあ・・と微笑んだり(大人の余裕で・・) とっても楽しいエッセイでした!青春ていいね! >> 続きを読む
2013/01/21 by バカボン
私の「スバラ式世界」シリーズも3冊目「そうそう 私はハラダ教信者だった」と借りてきました。 なぜにハラダ君のところには、こんなにタイヘンな、ヒサンなことが次々とやってくるのでしょう。 まあ、きっと私も色々あったんだろうけど、常に平常心、気にしない動じない大らかな性格(多分・・・)からか?すぐ忘れるからか?・・ こんな風に、日常のちょっとした事をドラマチックに表現できるなんて、ちょっとうらやましい気もします。(ハラダ君は疲れるでしょうが・・・) 疲れたな~ 力抜きたいな~って時に!! >> 続きを読む
2013/01/11 by バカボン
これはかなり初期の作品なので若い。 まだまだ煩悩いっぱいのハラダ君が、あれこれ苦悩している様子が笑える(ゴメンね・・) バイクの話はよく分からなかったが、人間ドック、歯医者の話などはかなりウケた(今は直腸はやってないようですが・・) >> 続きを読む
ハラダ君のいうとおり。 幸せは、待っているものでも求め追いかけるものでもなく、よお~く見てみれば、自分の周りのそこここにあるものなんだよね。 (私と誕生日が同じ)水前寺清子さんが歌う「365歩のマーチ」(ちなみに ジョンレノンも一緒) 「幸せは歩いてこない」 でも 「だから歩いて行く」・・・ のでもなく、ハラダ君のように、既にある小さな幸せを感じる心をもちたいものである。 >> 続きを読む
明るい(過ぎる?)ハラダ君の おもしろエッセイ集 元気出た!! ハラダ君 いいわあ・・ >> 続きを読む
ゴールデンウィークはどこにも出かける予定がない。(毎日がG.W.だし・・) なので、私も「大日本温泉三昧友の会御一行様」の一人になったつもりで、ハラダ君と一緒に温泉巡りなのだ。 何度か行ったことのある九州。 別府でADVENTURE、BIGな霧島、南阿蘇の湯治場でCOOKING、福岡をDISCOVER(発見)・・・とABC…のテーマを決めて エレガントな温泉を妄想したり、阿蘇でゴルフに初挑戦したり、乙女チックになってみたり、バイク・ツーリングしてかっちょいい自分に浸ったり、ノ~天気でタラリラリンとなってみたり、むむむ・・・とうなってみたり、 いつものハラダ節で楽しませてくれました。 (その土地の方言で会話するのっていいね。これやってみよう。) 前置きや余談が多いのも、これもまたお楽しみのひとつ。 15年も前なので、くまモンも九州新幹線も出でこないけど、ハラダ君のスナップ写真もついてて、いい感じ。 読んでるだけで気分が明るくなるね。 また、九州に行ってみたくなりました。 >> 続きを読む
2013/04/29 by バカボン
今回は、読んでいる内に「ハラダ君って・・・ 仏陀?」って 何度も思ってしまった。 お釈迦様は、悩める青年って感じのちょっとクライ人だったらしいけど悟ってからは (ハラダ君ほどじゃないにしても)前向き楽天お気楽?な考え方になったみたいなんだな。 つまり、仏教の教えと重なるところがいっぱいあって「うんうん そうだそうだ そのとおり」と思わず声に出しながら読んでいった。 生きるのが楽になる、般若心経の隣に?置いておきたい本。 >> 続きを読む
『ダサダサのオタク風学生を瞬時にして颯爽とした青年に変身させてしまう“クール床屋”。ついニヤけてしまう締まりのない顔を“助六”ばりに引きしめてくれる“ニヤけ止め”。ほんとうにあるのか、ないのか?効果は?意味は?考え出すとよくわからなくなる珍製品に珍店舗。他に、男専用ブラジャー、酢酸バーなど、原田宗典が案内する不思議な世界。』 ホントにあった話?それとも作り話? ホントなら、これだけ面白いネタに次々と出会うハラダ君て・・・ で、気楽に読めるんだけど、本の中でなぜかお釈迦様に会ったような感じがする(のは私だけ?) >> 続きを読む
【原田宗典】(ハラダムネノリ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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