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藤原伊織

著者情報
著者名:藤原伊織
ふじわらいおり
フジワライオリ
生年~没年:1948~2007

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このランキングは1日1回更新されます。
      テロリストのパラソル
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • エンターテインメントとしてとにかく展開が早いことが挙げられる。
        いきなり公園の爆破から始まり、その現場に遭遇した島村は事件の経緯を知り、犯人を追うようになる。

        引き込まれるのは勿論だが、脇のキャラまですべてに抜かりがない。
        つまりはちょっとしか登場しなくても実は事件に関係しているだとか、無駄な人物が配置されてない。

        意外なラストの犯人像もインパクトが強く、主役がアル中というあり得ないキャラ像も面白い。

        惜しむらくはヒロイン役でもある塔子を、もう少し事件に絡められた可能性があるかなと。
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        2018/03/16 by オーウェン

    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      テロリストのパラソル
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
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      • 藤原伊織さんは若くして突然に亡くなったが、この作品は江戸川乱歩賞と直木賞を同時受賞をして話題になった。

        私はこの作品も好きだが、「シリウスの道」「ひまわりの祝祭」「手のひらの闇」などに夢中になった。もう次が読めないのが残念。

        特に「シリウスの道」は広告業界の内部が興味深く、ドラマにもなったので頼んで録画してもらったのだが、期待していた緊迫した山場がカットされていて薄味だった。
        「テロリストのパラソル」は1996年に放送されたそうだが16年もたったのに、時代の流れもあまり影響がなくとてもよくできていた。

        原作はほとんど忘れていたが、最初の新宿中央広場の爆弾事件から始まる部分は非常に面白く、読んだころの記憶と重なるドラマティックな出だしだった。

        学生運動の同士で友人だった三人のその後。二人は警察に追われ、逃げ続けて20年後に再会する。

        生活の陰に隠れて、薄暗いスナックで生きている男が、爆発事件で存在があらわになる。しばらく同棲したことのあるかっての同士だった女性がこの日に爆発で死に、友人だった男の名前も挙がる。

        あまりの偶然に、20年の間知ることもなかった二人の過去を調べ始める。

        スナックにかくれて生きているアル中の男が萩原健一、かって同士だった男に根津甚八、恋人だった女性が高橋恵子、そのほか西岡徳馬、大杉漣 など。若い木村佳乃も。

        あまりべたべたしない演出や脚本もよかった。監督の気持ちが入りすぎて、見ているほうが押されそうな意欲作もたまにはいいが疲れる。
        内容は重いが、それぞれの生き方が物悲しい、いい作品だった。

        藤原さんの作品ジャンルは「ハードボイルド」らしい。

        なんだか過ぎた時代を感じさせる作品で、懐かしかった。
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        2015/05/30 by 空耳よ

      • コメント 8件
    • 6人が本棚登録しています
      テロリストのパラソル
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      •  フジワライオリは天才。
        ギャンブラー&酒飲みもいいし。
        早世が悔やまれてならん。たぶん5、6作しか残していないのでは。
        テロリストのパラソル。タイトルも含めて、最高傑作だと思います。
        中学生のころに青春の門読んで以来くらいですね。これほど心を揺さぶられた本は。
        >> 続きを読む

        2015/02/23 by masa1011

    • 3人が本棚登録しています
      ひまわりの祝祭
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 前作の「テロリストのパラソル」で、史上初の江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞の快挙を果たした藤原伊織の「ひまわりの祝祭」を読了しました。ゴッホの幻の絵画をめぐる謎を描いていて、ミステリを読む至福の時を過ごせました。

        今は亡き藤原伊織の作品は、いつも男心をくすぐりまくる。端正で格調の高い文体、主人公のたたずまい、切れ味のいい会話の妙、掘り下げのきいた人物像、用意されたミステリの規模、そして物語を転がしていく"友情"や"仁義"の使い方------。

        そこには男が憧れてやまない"夢"の形が、十全に配備されており、心地よく酔わせてくれるのだ。

        この作品の主人公もまた、そんな理想形のまさしくド真ん中。昔は、超優秀なデザイナーだったのに、今は世捨て人同然、おまけに銀座在住、そんなことはないよねえと思いながらも、作者・藤原伊織の語り口の素晴らしさから逃れられないのだ。

        とにかく、ストイックな文章、周到に張り巡らされた伏線の巧さ。読んでいる間中、読書の悦びを感じさせてくれる作品でした。


        >> 続きを読む

        2018/03/18 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      てのひらの闇
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 主人公は強くて、頭がよくて、女にもてるが、どこか人生を投げているようで情けない。
        この情けなくてカッコいい処がハードボイルドなんです。スーパーマン的に強くてカッコいい主人公が出てくる物語もハードボイルドと言われますが、私の中では人生を投げて、酒に溺れるような情けなさが重要なんです。
        藤原伊織さんの描く主人公は秀逸です。もう亡くなられて何年でしょうか。新作が読めないのはさびしい限りです。
        >> 続きを読む

        2015/02/23 by 甘口カレー

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      てのひらの闇
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 自主退職を願い出たオジサンが主人公です。
        最初はちょっと辛気くさいというか投げやりでどうしようもないオッサンだな…という印象だったのですが、中盤くらいから、くたびれたオッサンからダンディへ昇格です!(笑)
        佐伯貴恵とコンタクトをとったシーンくらいから、ハイペースで読み進められました。
        極道もので緊迫感もあるのですが、なんだかドキドキワクワクしながら読めました。

        ハードボイルド系の作品ははじめて読んだのですが、とてもおもしろいご本でした。
        >> 続きを読む

        2015/03/09 by K8cay

      • コメント 7件
    • 6人が本棚登録しています

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