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悩むという行為を、ネガティブにとらえず、肯定してくれる本です。夏目漱石の引用がとても多くて、ほとんど、夏目漱石の本の紹介というか、解説本に近いような気がしました。何冊か読んでいるのですが、こういう風に読み解けばいいのかと、思い当るところは多数ありました。夏目漱石の小説をこの考え方のもとに、読み返してみるのもいいかもしれません。結構、悩む性分なので、肯定していただける本は、ちょっとありがたいという気もします。 >> 続きを読む
2016/05/19 by きりちょん
姜さんの本は初めて読みました。公害や原発、地震など災害に対する国家の在り方が、自分が思っていたより適切ではない事に関しての警鐘。指摘は誰にでもできますが、じゃあ、どうする?という点では、こうするべき、という個人の考え方はそれ程書かれておらず、一人一人が真剣に考えよう、という読者に考えてもらう為の問題提起というスタンスなのかなと。様々な問題が、決して解決はされておらず、言い方は悪いかもしれませんが、時間をかける事で、必死に叫ぶ人達が死んでいくのを待っているかのような所もあるのかもしれない、と思ってしまう。問題が起きた時はワーワー騒ぐけれど、(勿論必死に行動する善の人はいる)いつか風化してしまう事に、一人一人が危機感を持って、他人事と傍観せず、常に考え、行動し続ける事が大切なのではないかと思いました。国が何かをしてくれるのを期待するのではなく、自分に何ができるのか、もっと考えなくてはいけないなと。ただ、タイトル程重い話ばかりではなく、エッセイなの?という軽い話もあり、ちょっとだけ拍子抜け。けれど、水俣病の様な公害が、未だに解決されていない、という事も自分は全然知らなかった。この無知、無関心こそが質の悪い現実であり、問題提起し続ける人がいてくれる事に感謝し、視野を広げ、過去を調べ、常に学び続ける事、行動する事が今の私に必要だと痛感する意味で、読んで良かったと思う。 >> 続きを読む
2017/04/20 by チルカル
「個人的な共鳴」(パーソナル・レゾナンス)や、良い過去を積み重ねていく気持ちで生きていくこと、など、なるほどーっと思った。幸福の合格基準などに振り回されず、それらを大切にしていくこと。とても共感した。すばらしい本だった。「心の力や「悩む力」と合せて、多くの人にお勧めしたい良い本。 >> 続きを読む
2015/01/16 by atsushi
良い本だった。この生きづらい時代において、生きぬくためのよすがや力みたいなものを、物語ってくれている一冊と思う。多くの現代日本を生きる人にお勧めしたい。 >> 続きを読む
2015/01/15 by atsushi
うまく表現できないというのが本音。ピュアな物語のようでもあり、でも少し違うようでもあり・・・。往復書簡(メール)をベースにした物語で、それぞれの思いを綴る形式で進行していく。いろいろな状況にありながらも、それを乗り越えていく姿でもある。生きること。迷うこと。すべてに意味があるのだと思う。 >> 続きを読む
2014/08/08 by けんとまん
たいへん含蓄のある本で、読み方次第でどんどん深く拡がりがでる。読者が試されるような部分もあると思う。リスクに対する考え方がとても参考になった。今の時代にリーダーがいない理由の一つも明確になった。さすが姜先生! >> 続きを読む
2015/08/26 by けんとまん
去年(読んだ当時)、富山で姜さんの講演をうかがった時の話の中心がこれだった。その時のことを、ありありと思い出すことができた。姜さんの静かでありながら、意思の強い口調と言葉。まさに、言霊とでも言えばいいのかもしれない。だからこそ、ここで取り上げられている画や作家も、活き活きとして映る。確かに、自分は、ここまで画のことはわからないが、時々は画の前で立ち止まることがある。なんとなく、立ち止まってしまうことが。何かを問いかけられているように思うことがある。それは、喜ぶべきことなのだと、改めて思う。 >> 続きを読む
2014/09/22 by けんとまん
姜さんの声がする。聴こえてくるようだ。日曜美術館のようでもある。絵を場所に変えてみたら、こうなったという感じがする。東京ではなくて、トーキョーとしてあるところにも、意味があると思う。いい意味でも、悪い意味でも、日本の中における位置づけはおおきなものがある。ただ、それでいいのか?ということも、たくさん触れられている。こうやって、地元のあちこちを訪れるのも、刺激があっていいなと思う。 >> 続きを読む
2014/08/27 by けんとまん
在日韓国人2世の著者がつづる母親の物語です。 日本人や韓国人がどうのこうのといった思想の話ではなく、 お母さんの世代の韓国の方たちが どのように激動の時代を生き抜いていらしたのかをおさめたものです。 戦中戦後の日本、韓国、北朝鮮の関係や雰囲気がよくわかります。 物語は純粋に親子の物語です。 きっと お母さんのことを一冊の本というか、 形にして残したかったのでしょうね。 愛情を感じる作品でした。 >> 続きを読む
2015/02/02 by kengo
【姜尚中】(カンサンジュン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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