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吉村達也

著者情報
著者名:吉村達也
よしむらたつや
ヨシムラタツヤ
生年~没年:1952~

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このランキングは1日1回更新されます。
      回転寿司殺人事件
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      •  ここしばらくあまり本を読んでいない。なぜだろう? いつだったか忘れたが、むかしある人に言われたことがある。人間性を育むために、毎日、気の進まないことをふたつ実行しなさい。実直なわたしはその教えを後生大事に守りつづけ、朝にはきっと起床し、夜には必ず就寝してきた。すくすく育つためにはこれで十分だけれど、心配性のわたしはこれに読書という習慣を加えてしまう。どうやらこれが面倒くさくなってきたらしい。いやもしかしたら、同じような料理を食べつづけたときの、あの口がべつの味を求めるような状態になっているのかしらと思い、回転すしでふだん取らないネタを眺める心境で図書館の本棚を漁っていたらまさか回転すしの本を手にしていて驚いた。それにしてもにぎやかな表紙だ。びっしりとお寿司が敷き詰められている。肝心の本の中身も、このくらい内容の詰まったものをと念じてカウンターへ向かった。
         ところで、みなさんは回転すしへは行かれるのだろうか? ぼくはひとりではときどき、家内とは年に一回くらい? わさびがきちんと袋詰めされていないと嫌がるので、行く店舗はかぎられている。まあ行っても、ネクストおじいちゃんおばあちゃんだから皿の数がまことに寂しい。決して店員さんの数え間違いが起こりえない、地方のテレビ塔くらいの高さで落ちつく。そもそもぼくのお目当てはフライドポテトや揚げ物なので、洋食屋で間にあうのだけれど、たまに行くと面白いのも否定できない。高収入で知られる尾田栄一郎だって満喫できるのだ。
         今回は雑談が多いね、まあ察してください。本の題名から、殺人現場の舞台が回転すしだと期待したのだが、まったくそうではなかった。ちなみに、名探偵コナンではそういう話がたぶんあった。もちろん回転すしが出てくるには出てきますよ。そして、事件を解く鍵といえなくもない(ここがかなり曖昧だ)。内容を要約すると、若手の刑事が、容疑者の初恋の女性に対して、私情をはさまず捜査できるかどうか。冒頭でその女性が披露するマジックの不可解さで読み手を釣っていく構成になっており、その種が明かされるところで事件の顛末もはっきりする。事件の解決の切れ味がわるく、これではスッキリと本を閉じることはむずかしい。やはり日頃取らないネタには手を出さないほうが賢明なのだろうか。


        追記
         次はサマセット・モームの『女ごころ』(ちくま文庫)をレヴューします。
        >> 続きを読む

        2016/02/11 by 素頓狂

      • コメント 21件
    • 1人が本棚登録しています
      Kの悲劇
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • ケネディ大統領暗殺事件からヒントを得、自由な発想で育てたストーリー。

        ケネディファンとして楽しみ、かつ物足りなさを感じる。

        ケネディ大統領は学生時代から興味を持っていたため比較的知識が有る。

        当然の彼の歴史を語る上で、ダラスでの暗殺事件は避けて通れないわけだが、ケネディファンとしては、彼の主義主張ではなく、そこにばかり注目が集まることに対し複雑な思いが有る。

        本作品はケネディ大統領暗殺事件そのものが深く絡む上、それをコピーしたような事件が日本国内で起こるという設定。

        驚くほど自由な発想でスケールの大きいストーリーに発展させており、CIAの件など、多少荒削りな面は否めないが、著者の力量を見せ付けられる思いである。

        推理小説としては必要ないのかもしれないが、ケネディの主義主張。
        すなわち暗殺されるに至った原因について、少し踏み込んでおけば作品の奥行きが広がったのではないかと思われてならない。

        ケネディのために冷静に作品に向き合えていない気がしないでもない。
        >> 続きを読む

        2011/05/30 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      ケータイ紛失!
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 携帯の紛失でここまで物語を展開できるというところが、ある意味凄い気がする。突っ込みどころは多々あるけれど、なかなかおもしろかった。ちなみに、「今時、携帯に暗証番号をかけない人がいるのか」と突っ込みかけたのだけれど、そういえば、数年前に道で拾った携帯はロックされていなかったな...。この作品が書かれた2008年なら、まぁ、いるかな、実際。続編があるらしいけれど、続編ではどのように物語が展開するのだろうか。読んでみよう。 >> 続きを読む

        2016/07/29 by zunbe

    • 3人が本棚登録しています

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