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綾辻行人

著者情報
著者名:綾辻行人
あやつじゆきと
アヤツジユキト
生年~没年:1960~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      十角館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! sss21
      • 私はけっして<本格派>読者ではないけれど、これは言わずと知れた日本の新本格旗揚げ期のエポックメイキング作品として有名なので読んでみようと思った作品。

        私が読んだのは新装改訂版だったが、それは大正解だったようだ。
        1ページ目からとにかく行間とか活字の大きさとかが目に優しく体裁がとっつきやすい。それって老眼が入ってきた私の読書にはかなり重要なことだ。
        そして文章そのものもとても読みやすく、乾いた喉に飲み物をごくごく飲む勢いでどんどん読めた。

        あとがきで作家さん本人もおっしゃっているが、新装改定を機に文章もいくぶん手を加えて読みやすくしたそうで、それは大正解だったろう。この体裁と文章ならミステリ初心者の若い方々にもじゅうぶん受け入れられると思う。

        読みはじめてかなり早い段階で、これはクリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュなのはわかるし、問題の一言が、そうか、これには『アクロイド』要素もあったのか~、となり、読書タイムがなかなか楽しみな日々を送らせてもらった。

        一方、高評価の方々が多いなか、この本に低評価をつけている方々もいて、その理由は、まあ、わからなくもない。

        それぞれの人物描写はたしかに浅いといえば浅いだろう。だから殺人の理由がそもそも納得できないとか、うん。

        私も最初に殺されてしまった女子学生は〝故人”と大事な品を形見分けするほど仲が良かったならむしろ故人の理解者なので、なんで殺す必要があったんだろう…と疑問に思ったし、ネタばらしパートにある脱水症状うんぬんでこの犯罪を遂行するのは本当に可能なのかとか、ところどころ?を感じながら読んだのは事実だ。

        今の時代なら、前者はそれを凌駕する描写の説明が必要になるだろうし、後者は医学的な後押しが必要になってくる。そうでないと〝都合よく”で片づけられてしまい、納得できない読者を量産してしまう。
        この数十年で読者のほうもいろんな情報にふれ、医学的、法律的知識が育ってきているから。

        またこの数十年の変化という点では、やたらめったら煙草を吸うシーンがでてきたり、料理は当たり前に女子学生だけが行い男子学生は手伝いもしないとか、<昭和>をいたるところで思い出させてもらった。(アガサを見張るならお前も一緒に料理を手伝えや! アガサ、なんだか辛そうだぞ!)

        そういうわけで、私もこの本のすべてに納得できたわけではない。
        が、しかーし、この本が出版された時代は今と比べると〝科学捜査”がまだまだで、ある意味なにもかもがじゅうぶん牧歌的だったんだよな~と思いを寄せながら、そんな時代に出た<本格エポックメイキング>としてそれなりに楽しみに読ませていただいた一冊となりました。

        ====データベース====
        十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
        1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)


        すべてはここから。
        清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!


        >> 続きを読む

        2022/02/02 by まみー

      • コメント 2件
    • 他18人がレビュー登録、 101人が本棚登録しています
      殺人鬼
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! ooitee
      • 殺人鬼 ‐‐覚醒篇。綾辻行人先生の著書。殺人鬼 ‐‐覚醒篇というタイトルにあるとおり、残忍で残酷な殺人事件が連続して展開されていきます。映像も音声もない文章だけの世界でこれほどの恐怖心を覚えるような内容に仕上げてしまう綾辻行人先生の文章力には感動。同じく綾辻行人先生による殺人鬼 ‐‐逆襲篇も読んでみたいと思わされる内容。 >> 続きを読む

        2019/10/23 by 香菜子

    • 他6人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      Another
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 前から凄く気になっていましたが、なかなか手に取る事が何故か躊躇して読まずにいたら、先日本屋さんで目に止まりざっと読んでみたら面白そうなので買って読んだら読む手が止まらず面白い。なんだよその人生きてたのかよ。って騙されます。続きは下巻。 >> 続きを読む

        2020/07/12 by rock-man

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      Another
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! ooitee
      • 夜見山の中学にやってきた転校生の榊原恒一。
        だがクラスの中には違和感があり、クラスメイトがその存在を無視している見崎鳴に惹かれていくが。

        綾辻さんの作品としてはホラーとミステリ両輪とも最高峰の出来だと思う。
        じわじわ染み込んでくる恐怖や、学校に伝わる怪奇が入り組んでくる。

        そしてクラスの制約が分かった時、いかにして死者が出るのを止めるのか。
        そして死者は誰なのかという謎が最後に提示される。

        ラストの死者の衝撃は予想もしなかった範疇だが、実は冒頭から伏線は丁寧に敷かれており、それに気付くことが出来なかっただけという悔しさが残る。

        続編も2作あるけど、この1作だけでも傑作じゃないでしょうか。
        >> 続きを読む

        2020/12/16 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      十角館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! MissTerry
      • 去年から、ずっと館シリーズを読み進めてきて、ようやく時計館まで読み終わりました。

        なぜ時計館までなのかというと、このシリーズで、私が読んだことがあるのは時計館までだからです。ここから先は未知の世界なので、一旦、小休止という感じです。

        私に読む楽しさを教えてくれた大切な本はいくつかありますが、この「十角館の殺人」はその一冊です。初めて読んだときの、あの頭を殴られたような驚き・・・。口を開けてしばらく呆然としたことが昨日のことのように思い出されます。

        今まで数年に一度の割合で読み返していて、さすがにもう驚くことはないのですが、それでも、これからも読み続けるのではないかと思います。

        実は時計館の次の黒猫館もすでに買ってあるのですが、せっかくなので推理ノートをつけつつ、自分なりに考察しながら読み進めてみようかと思っています。こういう謎解き的な遊び(大袈裟に言えば、作者との対決)ができるのは、「ミステリ」の醍醐味なのかもしれません。(過去にドグラ・マグラでそれをやろうとして、途中で挫折したことがあるのですが・・・。)

        館シリーズを読み終わったら、海外作家の作品も読んでみようかなと思います。
        >> 続きを読む

        2019/02/08 by esu

    • 他4人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      Another
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • さすがに、大ヒット ホラー小説ですね。あまりネタバレするので詳しくは書きませんが、最後の最後にこの人が犯人ではないけど、もう一人の人でまさかこの人が、と 驚き久しぶりにやられたと心地良い本好きにはたまらない感じがよみがえって来ました。この感じを得るために読んでる様なものです。夏にはピッタリなホラー小説です。 >> 続きを読む

        2020/07/26 by rock-man

    • 他3人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      黒猫館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 作家「鹿谷門実」の担当をする、編集者「江南孝明」の元に、一通の手紙が届いたことから、この小説は始まります。


        手紙の差出人は、「鮎田冬馬」
        彼は火災事故に遭い、記憶喪失になってしまった。
        手元に残っていた手記を読むと、入院中に偶然読んだ、鹿谷門実の小説、「迷路館の殺人」に登場する「中村青司」の名前を見つける。

        自分の失った記憶を取り戻す為に、鮎田は江南を通じて、鹿谷に依頼をする。

        小説は常に、<鮎田冬馬の手記>と、<鹿谷が調査する現在>の二部構成となっています。

        そんなシンプルな小説の中に隠された、読者の予想を大きく裏切る展開が、この小説には待ち受けているのです。

        この発想には、私も想像していなくて、驚きました。
        >> 続きを読む

        2017/11/22 by ゆずの

    • 他3人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      AnotherエピソードS
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • やっと読めた!!
        本編とはまた違う雰囲気のミステリーで
        「あれ、鳴の目って見えたっけ?」
        とおかしく思いながら読んでいくと、
        あぁなるほどそういうことですか!!!!

        また続編が出るなら読みたいなー。
        >> 続きを読む

        2014/04/04 by シ ホ

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      緋色の囁き
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!

      • 本格ミステリの旗手的存在の綾辻行人は、一方でホラー愛好家の顔を持っている作家だと思う。

        だが、彼の中では、この二つの嗜好は、決して矛盾するものではない。
        むしろ、二つのジャンルをいかに融合させるのかが、彼の創作活動の基本になっているような気さえします。

        「サスペリア」で有名なイタリアの映画監督、ダリオ・アルジェントにオマージュを捧げた、今回読了した小説「緋色の囁き」こそ、そんな彼の特徴がよく表れた作品だと思う。

        厳格な教育で知られる名門女子高の寮で、次々に起きる惨劇を描いたこの作品は、全篇がまさにホラー映画を観ているような、ヴィジュアルな恐怖感覚で溢れている。

        綾辻行人は、かねがね、ホラー小説やミステリに登場する死体は、作者の美意識によって祝福された存在であると主張しているんですが、殺人者が幾度も振りおろす刃によって、美少女たちが切り裂かれ、暗闇に血飛沫を鮮やかに噴き上げながら死んでいくさまは、読んでいて溜息が洩れるほどに美しい。

        もっとも、あくまでも「ミステリ」であることにこだわる綾辻行人のこと、真犯人の意外性も十分で、本格ミステリファンの私をワクワク堪能させてくれるんですね。

        作家が、自分の趣味の世界で遊びつつ、我々ミステリ好きをも悦ばせる傑作を仕上げることができた、稀有な一例だと言えるだろう。

        >> 続きを読む

        2018/07/03 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      どんどん橋、落ちた
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 著者が語り手となる犯人当てミステリー中編小説、全五話(文の最後に作品集の共通点に少し触れるので、ご注意ください)。いずれも問題編、出題者からの挑戦の但し書きの後、解決編へと続く。本書の冒頭、「この作品集は並べられた順番どおりにお読みください」と注意があるが、一話の続編に当たる二話と、同じ人物が登場する五話を一話より後に読んだ方が良い程度で、全五話に深いつながりがあるわけではない。以降、読書に支障ない範囲で、各話を浅く紹介する。

        『第一話 どんどん橋、落ちた』
        著者が大晦日の奇妙な来客から、犯人当て小説の挑戦を受ける。計13名の旅行者と住民が登場する、とある山奥で起きた殺人事件が出題される。
        『第二話 ぼうぼう森、燃えた』
        同じく山奥を舞台にした事件の謎に著者が挑戦する形式。第一話の続編で、内容的にも順番に連続して読むのがお薦め。
        『第三話 フェラーリは見ていた』
        知人である編集者の別荘の隣家で起きた、ペットの猿の殺害事件を著者が推理する。とぼけた味わいがある。オチも好み。
        『第四話 伊園家の崩壊』
        著者があとがきで記す通り、本書でもっともミステリーらしい作品。頽廃の雰囲気が漂う。
        『第五話 意外な犯人』
        テレビドラマとして放映されたミステリー作品のビデオ映像をなぞる形で、出題編は戯曲の形式で進行する。純粋に誰がやったか(フーダニット)に焦点が絞られ、殺害方法はシンプルで、動機はない。一話・二話に続く三作の連作としての結末も描かれる。

        作品集全体のトリックの特徴として、「嘘はついてないが意図して語られない重要な事実がある」点が共通している。気分良く騙される作品もあれば、犯人当てとしては反則スレスレだと感じる作品もある。一部の作品は、自作に対する批判への回答を作品の内容に反映しているようにも見えた。
        >> 続きを読む

        2021/03/09 by ikawaArise

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      殺人方程式 切断された死体の問題
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee
      • 作者の綾辻さんが、自ら言う様に。

        この小説は、ガチガチの推理小説でした。

        手かがりは全て、小説内にある。
        ・・・なのに、私は真相に辿り着く事が出来ませんでした(笑)

        意外な犯人に驚き。
        そして、その後に待っていた、もう一つの真相に、更に驚き。

        この展開作りは、綾辻さんらしいなと、感心しました。
        >> 続きを読む

        2018/08/31 by ゆずの

    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      人形館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 画家「飛龍想一」は育ての母である「池尾沙和子」と共に、京都に建つ亡き実父「飛龍高洋」の家<人形館>に引っ越してきた。

        しかし、想一の身の回りでは不可解な事件が起こっていた。
        何者かによる、子供を狙った、連続通り魔事件。
        そして想一に対する、悪意ある悪戯。
        それは段々とエスカレートしていき、想一の命を狙うものにまでなっていく。

        想一は大学時代の友人である、「島田潔」に助けを求めるが-。

        館シリーズ、第四弾です。
        今回は京都にある、<人形館>が舞台です。

        この人形館は、今までの館シリーズに比べたら、どこか落ち着いている雰囲気があります。
        読者をあっと驚かせるような展開も、比較的少なめの様な気がしました。

        そのかわり。
        事件が解決した時、どこか切ない感じがしました。
        >> 続きを読む

        2017/10/25 by ゆずの

    • 他2人がレビュー登録、 30人が本棚登録しています
      びっくり館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 「十角館の殺人」を読んで館シリーズ読むぞと手を伸ばしたものの、図書館にあったのはこの「びっくり館の殺人」。館シリーズ8作目。
        この作品の語り手が本屋で「迷路館の殺人」を購入するところから中村青司の名前に強く反応し、十年半前に起こったクリスマスの夜の殺人事件を思い起こします。やっぱりなと思ったけれど、「迷路館の殺人」も館シリーズの一つですね。それに加えて少年少女向けの作品だったとは。刊行順に読むのが一番ですね。

        悪魔的要素のある作品って怖いと思いませんか。
        6月6日生まれの死んだ姉、梨里香。悪魔の子と言われた子ども。
        途中まで全く気が付かなかったのですが、オーメンですね。オーメンの怖さって、愛情を受けて育っても、彼自身が悪魔の子だから関係なく不可解な出来事が起こるところにあると思うのです。古屋敷一家は複雑な事情がありましたが。どうあがこうとも、不幸な結末に導かれてしまうことに、心がざわざわしてしまうんですよね。どんなに頑張って状況を好転させようとしても、「悪魔だから」どうしようもできないんです。なんだか納得いかない。笑
        この作品で一番ゾッとしたのは、あおいの誕生日に「別のものをあげる」をあげるといったシーンです。ぜひ読んでみてください。

        厚みの割に、2時間あれば読み終えることができます。
        大人が読むには少し物足りなさを感じました。
        >> 続きを読む

        2021/04/29 by あすか

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      奇面館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!

      • 1980年代以降に勃興した"新本格ミステリ"を牽引し続ける綾辻行人の「奇面館の殺人」を読了。

        推理作家の鹿谷門実は、顔立ちが似ている急病の幻想作家から、自分の代わりに、「奇面館」と呼ばれる東京の山奥にある屋敷に出向いてくれと頼まれた。

        屋敷の設計者が中村青司であることに興味を持った鹿谷は、この依頼を受諾する。
        そして、館の主人や他の五名の客と共に、館に伝わる仮面を着けて宿泊することになるのだが-------。

        この作品は、登場人物の多くが仮面で顔を隠したままという、特殊な状況下での殺人事件を描いている。

        作品のモチーフは、館の主人の奇妙な蒐集品、幕間に挟まる幻想シーン、ドッペルゲンガーなどの怪奇現象への言及、外部との連絡の途絶、そしてお待ちかね、中村青司が設計した奇妙な家屋建築は、この作品が紛れもなく"館シリーズ"の一作であることを保証していると思う。

        加えて、シリーズの過去の作品との繋がりも示されており、綾辻行人ファンならこれだけで歓喜できるはずだ。
        ただ、屋敷に殺人者や死体と一緒に閉じ込められたことから来る緊迫感は希薄で、殺人が起きた後も、話は比較的淡々と進む。

        屋敷内の人物同士の会話は、推理のためのディベートの色合いが濃く、しかも、会話の主導権は常時、探偵役の鹿谷門実が握っており、期待した推理合戦は展開されず、特に中盤以降は、最終的な推理のための情報整理という性格が極めて強くなっている。

        各種ガジェットを多用するデコラティブな本格ミステリを狙わず、本格ミステリの本質たる「謎解き」そのものに焦点を絞ったからだろう。
        そして、その潔さは、この作品を成功に導いている。なるほど、そう来るかと、何度も膝を打ちましたね。

        >> 続きを読む

        2018/12/16 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      迷路館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 面白いミステリーないかなぁ?と探しているとたびたび目にする綾辻行人氏の館シリーズ。以前からずっと気になっていて、やっと読んだ。

        迷路館という密室で起こる不可解な出来事と連続殺人。
        作中作も出てきて非常に凝った構成になっている。

        期待した通り、迷路館に閉じ込められた中での殺人事件と犯人探しを楽しむことはできたものの、個人的にはトリックが「それってアリ!?」と感じてしまいスッキリできず、ちょっと消化不良気味になった。もっと爽快に騙されたかった。

        ただ、なぜか私は何も考えずに「迷路館の殺人」を読んだのだが、「十角館の殺人」、「水車館の殺人」を先に読むべきだった。1作目から順を追って読んだ方が楽しめたのではないかなぁとちょっと後悔。
        >> 続きを読む

        2012/07/22 by chao

      • コメント 5件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      時計館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!

      • 綾辻行人の「館シリーズ」5作目の「時計館の殺人」を読了。
        この作品は、オーソドックスな本格謎解きミステリで、安心して読む事ができました。

        今回は、シリーズ1作目の「十角館の殺人」の続篇とも言える、"陸の孤島"の惨劇が描かれている。
        この"陸の孤島"というのは、舞台となる鎌倉郊外の「時計屋敷」の旧館のこと。

        この屋敷の周辺に、少女の幽霊が徘徊するという噂を聞きつけた、オカルト雑誌の編集部が、そこで交霊会を催すべく、霊能者やオカルトマニアの学生たちを集め、この旧館に閉じ籠るが、その密室ならぬ蜜館で、次々とメンバーが惨殺されていくというのが、この作品の趣向だ。

        問題の時計館の内部構造が、凝りに凝っているのはいつも通りで、旧館の内で惨劇が、外で推理作家の鹿谷門実こと名探偵・島田潔の活動が描かれていくのも「十角館の殺人」を髣髴とさせるが、さすがに5作目ともなると、からくり趣味を交えた謎解き趣向も、堂に入ったものだ。

        今回は、それに加えて著者好みのスプラッタ趣向というか、「サイコ」的なホラー趣向も随所で発揮されており、最終章の衝撃の真相解明まで一気に読ませてくれる。

        >> 続きを読む

        2019/06/25 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      暗黒館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 綾辻行人さんの、館シリーズで、過去最大の長編小説が、この暗黒館です。
        その原稿用紙、なんと2600枚!
        執筆年数、8年!

        そんな長編が、文庫4冊になりました。
        しかも、どれもなかなかの分厚さ。

        それでも、読み応え抜群の面白い小説です。

        九州の山奥に建つ、「暗黒館」
        その名の通り、外壁も内装も、全て真っ黒。

        そんな奇妙な館を訪れた青年「中也」は、この館で毎年行われるある<宴>に特別参加する事に。

        しかし、その<宴>は楽しいものではなく、奇妙で、不気味なものだった。

        暗黒館は、まだまだ始まったばかりです。
        このままあと、3冊も読破したいです。
        >> 続きを読む

        2017/12/10 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      暗黒館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • まだまだ続く、暗黒館!

        奇妙な<ダリアの宴>に参加した、青年「中也」
        その翌日、彼を待ち受けていたのは、館内で起こる殺人事件だった。

        使用人と、浦登家の一人が、何者かに首を絞められて、殺されていた。

        また、中也は18年前の同じ<ダリアの日>に起きた、事件の内容を知る。
        初代当主が何者かに撲殺され、その犯人と思われる人物は、自殺を図っている。
        しかも、その事件には、<人間消失>事件まで起こっているという。
        それを目撃したのは、当時の記憶が全くない、玄児だった。

        まだまだ、浦登家の謎は、深まるばかりです。
        あと2冊、頑張って読みます!!
        >> 続きを読む

        2017/12/22 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      暗黒館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 第三巻は、玄児さんの語りの巻ともいっていい程の、語り尽くしです。

        中也君や読者も、ずっと疑問に思っていた浦登家の数々の謎が、この巻でほぼ大体の事が分かります。

        浦登家の秘密を知った時、驚きとともに、信じられないという気持ちが湧き出ました。

        「そんな事、あるわけない」と思いたいけど、浦登家の人々は、当然という感じでいるので、「ほんとなのかな・・・?」なんて、少し思ってしまう自分も、いました。

        それでもまだ明らかにならない事実。
        蛭山さんと、望和は、一体誰に殺されたのか?

        事件の真相が気になるので、四巻も続けて読みます!!
        >> 続きを読む

        2018/01/09 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      暗黒館の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 遂に、読み終わりました、暗黒館!

        いやぁ・・・長かった(笑)
        けれど、無駄に長いわけではありません。

        4巻で次々と発覚する、衝撃の真実。
        その中でも一番、驚く事は・・・。
        この先は、ネタバレになるので、黙っておきます(笑)

        館シリーズファンを、ものすごく楽しませてくれるのが、この暗黒館の殺人だと、私は思います。
        >> 続きを読む

        2018/01/21 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています

【綾辻行人】(アヤツジユキト) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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