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死に臨むアナグマ。彼を偲ぶ動物たちと、彼が残したおくりもの。どうしても母親と重ねてしまい、多くのものを貰ったなぁと懐古した。多くの知識を持ち、それゆえに自らの死期が迫ったことを知るアナグマ。自らの死を受け入れていた彼に対し、彼の死に直面し、大いに嘆く動物達。堪らない喪失感の中で彼らは、旅立って行った彼が、意外にも多くのものを遺してくれて行ったことに気付く。モグラには切り絵を。カエルにはスケートを。キツネにはネクタイの結び方を。ウサギにはしょうがパンの焼き方を。数年前に母を失ったが、「死」に対して語り合った際に言っていたことを思い出す。お葬式やお墓なんかどうでも良い。たまに思い出してさえくれれば。今、そこで生きている母の口から聞いた言葉なので、なんて悲しくなることを言うのだと、その場では受け入れられなかったが、今にして思えば、何となくその気持ちも理解できるようになって来た。死が人と人を分かつのは事実だが、多くの思い出とともに故人を振り返るのが最高の弔いなのかも知れない。 >> 続きを読む
2013/10/15 by ice
本屋さんで立ち読みをして文章、特に最後の1ページに胸を打ち抜かれました!個人的には好きな絵柄というわけではないんですが、ページごとのうさぎたちの動き、そして短いけれど文章がとっても可愛いです。読むと思わず笑顔になってしまう、そんな素敵な本です。 >> 続きを読む
2015/03/15 by kenyuu
森にすむ仔ネズミのモリーは、人間の家の窓の中に、きらきら光るクリスマスツリーを見つけました。あまりにきれいだったので、自分たちのツリーがほしくなってしまいました。そこでモリーは、兄弟たちと、ツリーとかざりつけを捜しに行きます。お人形やリボンなどを見つけた!と思うと、それは、他の誰かの持ち物だったりします。犬にカササギ、キツネ、そして猫!!普段はねずみにとっては怖い動物たちですが、クリスマスって誰にとっても、やはり特別なのです。みんな、クリスマスという言葉を聞くと、やさしい気持ちになってツリーの飾りに使っていいよと、大切なものを貸してくれます。モリーたちは喜びいさんでツリーを飾り付けますが…ツリーの絵のページを開いた途端。まばゆく輝く美しさに圧倒されます。銀で箔押しされたお星さまが、キラキラ光って、本当に星が宿ったかのようです。このツリーはすごいわ。ぜひ、ご自身で確かめて見てくださいね。 >> 続きを読む
2012/12/14 by 月うさぎ
【小川仁央】(オガワヒトミ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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